2016/10/19 のログ
レン・レイト > 様々な思いを巡らせながらの自己鍛錬
しかしいよいよもう腕も上がらなかくなってきた。
少年は最後に、絞り出すように気を練り、右手に集中し、最後の拳を打ち出した。

途端に巨岩に亀裂が入る。
…ただ、少年は流石に自分のコンディションを見誤ったか。
今の一撃で意識ごと持っていかれて、その場にドシャリと崩れ落ちる。
気絶しているのを後で誰かに見つかれば、そのまま彼の家へと送り届けられるだろう。
姉に心配かけてこってり怒られるのかもしれないが、それはまた別の話。

ご案内:「九頭竜山脈 ドラゴンフィート離れ」からレン・レイトさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にリミアさんが現れました。
ご案内:「九頭龍山脈 山中」にカルムさんが現れました。
リミア > 寒くはなりだしたが天気のいいある日
酒場で知り合った男と約束をした薬草採取のためにと共に山にと入る事に。
ギルドで場所は聞いてはいたが途中に数度間違えそうになりながらも漸く教わった場所へと。

「ここが薬草がよくある場所って聞いたんだけど…わかる?」

雑草と薬草の区分けが付かない自分には見えるのは木と草のみという酷い事。
一緒に来た男を振り返ればどうかなと早速に聞いていく事に

カルム > 今回は、冒険というべきか私用というべきか。
 薬草が欲しいので、二人で取りに来た。依頼を受けた訳ではないので、ある意味ピクニックといってもいいだろうか。
 先に歩くリミアの後ろから周囲を眺めつつ、地形などを記憶していく。

「んー。
 まあ、情報が正しいなら、ここなんだろうけれど。
 薬草があるかどうかは、調べないとな?」

 流石に、パッと見でわかるほど精通しているわけでもない。
 なので、さくり、と彼女の脇を移動してから、周囲の草を見るために屈む。

「…………。
 ふむ、確かに薬草……あるな。」

 自分の記憶の中にある薬草と、一致するのがチラホラと見える。
 此処でいいみたいだ、と、彼女にサムズアップして知らせてみせよう。

リミア > 「この辺りはギルドの依頼でよく採取やってる場所らしいからね。
あるとは思うんだよ?あ、ちゃんと理由は説明して教えてもらったから」

少なくとも自分よりは精通している男に任せれば大丈夫とやや楽観的で。
そしてふとちゃんとギルドで説明して教わったと慌てて説明をすれば脇を通り屈んだ男を見る。
心中にあるのはもしなかったらという不安であり。

「ほんと?よかった、ちゃんとした薬草だよね。
毒草や変な効果のじゃないとね?」

一度受けた採取依頼では薬草以外に似ているからと取った草が危険物が多かったことを思い出し。
彼の言葉に大丈夫そうと判れば笑顔でサムズアップを返す。

カルム > 「ギルドでも採取依頼出てる場所なのか。
 となると……あまり摂り過ぎはいかんなぁ。
 ほかの人も使う場所ってことだよな。

 あと、ギルドで話聞いたのなら、何が出てくるんだ?この辺は。」

 情報はとてもありがたいものである。
 ギルドが認識しているというのなら、このへんの危険もそこまで高くはないだろう。
 序でに言えば、何が出てくるかもある程度は把握していて、教えてもらっているだろうなぁ、と問いかけてみる。

「?
 薬草って、いろいろあるから、そのまま使うと、毒というのもあるし。
 一概には言えないもんだぞ?
 例えば、痛み止めに使う薬草は、麻薬でもあるし。
 だからこそ、薬師の人が調合して薬を作るんだ。」

 一般的に、薬草といっても色々ある。
 彼女言うような草だって、『薬草』というカテゴライズである。
 だから、小さく笑って言う。

「とりあえず、解りやすくて、扱いやすいの。
 そういうのを覚えてもらうつもり。
 俺もよく使うし。

 例えば、これな。」

 そう言って、指差すのは肉厚の草。
 茎に刺が伸びているそれを一つ折り取って、中を見せる。
 それは、ゼリーみたいな内部だった。

「これは、この、中身の部分が傷に効くんだ。
 ただ、長期保存には向かないから、見つけてこのゼリーみたいな部分を塗るといい。
 外見の部分を向けば実は食べれる。一石二鳥なんだ。」

 と、一番わかりやすい薬草の解説。

リミア > 「ここだけじゃなくてこの辺り一面になるよ。
だから少しぐらい採りすぎても大丈夫だよ。
確認もしてきたしね。

この辺りに?この辺だと野生動物と運が悪いと山賊ぐらいだよ」

どんな仕事でも情報は大事と判っているのでちゃんと聞いていると威張るように胸を張り。
むしろ新人向けの依頼場であるだけに動物か運が悪くてと主に出るものを説明する。
その程度の相手ならば二人なら十分対処できると信じて

「え、そうなの?
私が知ってるのだと噛んで傷に塗るってぐらいなんだよ。
それで薬師の所に持ちこんで作ってもらってるんだ」

未加工で使うのが薬草、それ以外は薬だと思っていたので男の言葉に驚きを見せ。
それなら危ない草も薬になるのだと足元を見る。
そして今更に当たり前な事を知った事が恥ずかしくて顔を赤くする。

「うん、そういうのを教えてもらいたいかな。
変に扱いが難しいのだと判らなくなるしね。
カルムがよく使うのもあるんだ。
え、それ…?」

見た目的に薬に見えないような肉厚の草
男がそれを折り見せられれば中は柔らかそうなセリー状で

「保存ができないなら採取は出来ないね。
でもこれを塗るだけでいいなら見つけた時は便利だね。
それって食料にもなるって事?」

実は雑草と思っていたものが簡単に使える薬草、しかも食べれると知ればその草の前に屈んでしげしげと見てしまう。

カルム > 「このあたり一面……ってことは、あれか。
 ギルドの管理してるってところなのか……?

 許可をもらってるようだし、気にせず取るけどさ。
 野生動物に、山賊か。
 有難うな。
 今の時間帯なら、野生動物を警戒したほうがいいか。」


 胸を張る様子に、礼を言う。
 ちゃんと調べてきてくれているのだから、それぐらいはしなければなるまい。
 それで、自生している草を眺めて、見分していく。
 わかる草が多くて助かった、と彼女の方に視線を向けて笑おう。

「ああ、そうだよ。
 今回は、リミアの考えてるような物を中心に採っていくつもりだ。
 俺らの知識じゃそういうのが精一杯だしな。
 一杯とって良いなら、薬師のところに持ち込む分も少し持っていくか。

 あと、知らないことは悪いことじゃないさ。
 今覚えればいいんだから。」

 やはり、薬は薬草の状態よりも薬にしてもらったほうが効果高いしな、と笑ってみせる。
 今後は、後輩に胸張って教えられるだろ?
 なんて、次の草を眺めて。

「リミアの言ってたのは、これだろうな?」

 と、彼女もよく見る形の薬草。
 噛んで柔らかくして唾液と混ぜて塗りこむタイプの薬草。
 何枚か取って、はい、と渡そう。

「粉にすれば保存できるだろうけど、それは薬師に頼まないと。
 俺は、粉にする為の道具は持ってないし。
 食べられるけど、そこまで美味しいわけじゃない。
 緊急避難と考えたほうがいいかもな。」

 なんて、彼女が感心している薬草の外側を剥いて差し出す。

リミア > 「管理はしてないと思うよ。
薬草とかが自生しやすいみたいだからこの辺りでって感じみたい。
もし管理をしてるなら山賊が先ずでないよ。

自分で使う分はいいけど売るのは駄目だって言われてるし。
そうそう、そんなのしかいないみたい。
私が誘ったんだしちゃんと調べるのは当然だよ。
動物ならご飯に出来るから出てきてもいいかな」

そのぐらいは当然と笑って答え。
視線を下げて草を見るがやはりさっぱり。
こちらを向いて笑う男に対してやっぱり見分けがつかないとも言えなずに笑い。

「本当に宜しくね。
そうしてくれると本当に助かるよ。
薬師の人みたいな知識があるならそっちの仕事をしてると思うしさ。

うん、今日は出来るだけ覚えて帰れるようにするよ」

薬の方が効果があるのは身をもって知っているがつい安くてすぐにと考えてしまう悪い癖があり、笑顔に少し目を泳がせて。
後輩に教えるために覚えないとと気合を入れ直して視線を追い。

「あ、それそれ。それをよく持ち歩くんだよ」

見せられた葉にそれだと頷き、渡されたのを受け取れば大事にしまい。

「長く持ち歩こうと思ったらそうなっちゃうよね。
カルムが持ってないなら私だと用意し手も使えそうにないよね。
味はそこまで期待してないから大丈夫だよ。
緊急で食べれたらいいかなって程度だから」

剥かれて差し出されたのを受け取り。
目でいいのと問いかければ一口齧り、その微妙な味に固まる。

カルム > 「……あ、そうか。
 だよな、山賊出るわけないもんな。

 ま、とりあえず必要分だけ取って帰る、これに尽きるな。
 猪とか、そのへんだと良いんだけど。
 猪用のトラップとか、作ったほうがいいか?」

 彼女の言葉に納得したように頷いた。
 そりゃそうだろ、管理してたらそもそも山賊でないわなと。
 この場所を守る守人もいるだろうし、と。

「今渡した葉っぱ、葉の根元が、赤いだろう?それが一応の目印。
 その薬草は、下のほうが赤くなるんだ。」

 そこを注意すれば、すぐ見つかると男は笑って教える。
 あとは、と別の大きな葉っぱを指差す。

「あれの草の汁を取って薄めれば、消毒になるぞと。
 瓶、あるか?」

 と、空の瓶を一つ取り出して、差し出してみたり。
 ちなみに、薄めないで飲むと下剤になる。と別の効果も解説。
 飲んでも効くだろうと思って飲んだら下したというなんとも締まらないエピソード。

「さっきの肉厚ゼリーの薬草は結構どこにでも生えてるからさ。
 覚えておくと便利だし。

 ああ、薬草じゃないけど、店で売ってる鉢の蜜、あれも結構強力な消毒薬になるぜ。
 その草と組み合わせて食うとマシになる。」

 あとは、どんな薬草あっただろうか。
 微妙な形に固まる少女に、ほらな?と軽く笑ってみせる。

リミア > 「管理地でそんなのが出たら全力で討伐するよ、きっと。

しばらくは大きな仕事はないと思うからそれなりにあればいいよね。
それだと余ったのを持って帰るのが大変だよ。
もし遭遇したら狩るぐらいでよくない?」

もし遭遇すればだから罠はいいよと笑い。
山賊の討伐などが行われるなら真っ先に志願したりしそうで。

「根元が赤く?あ、本当に赤いね。
つまりは下が赤いならこれなんだ」

何度も薬草を見れば納得するように頷き。
指された別の葉っぱに目を向けて。

「あれが消毒液に?空の空の…」

探してはみるが空き瓶はなく、差し出された瓶を受け取り匂いを嗅ぐ
これが消毒液にと一口舐めてみようとするが続いた言葉に慌ててやめる。
この場でそんな事になったらもう顔を会わせれないと。

「生えてるなら怪我をしても安心だよ。
確か蜜には消毒作用があるって聞いたような……
これだけ不味いならあんまり食べたくないよね」

その美味しくない味に啼きそうになり飲み込み、残りを男にと返して

カルム > 「だよなー

 ああ、備え程度にあればいいと思う。
 一番使いやすいのは、この瓶に入れた汁だろうな。
 長く持つし。

 と、そうだな。猪出てきてからでもいいか。
 二人ならなんとかなるだろ。」

 猪も安全とは言い切れないだろうし、といない様子の獣を警戒するように周囲を眺める。

「この形と、この色で覚えればいいよ。
 この薬草は似てる危険なものはないから。
 俺の知ってる限り、で悪いけれど。」

 流石に全て網羅してないからと、この地方ならという枕詞で。
 多分大丈夫だとおもう、と。

「おーい。」

 飲もうとして、止まる様子にツッコミがてら。
 まったくもって、好奇心旺盛だな、と笑って。

「……え?
 まあ、仕様がないな。」

 残りを返されて、男は微妙な表情でもりもりと残りを食べた。
 水袋から、水を飲んで流し込む。

「あと、根っこが風邪とかに効く薬草があるんだけど。
 ……この辺にはそれが自生はしてないみたいだな。

 とまあ、こんな感じか?男は確認したい草とかはあるかい?」

 とりあえず腰を下ろしっぱなしでちょっと、だるくなったので、立ち上がり、伸びをした。
 ごりごり、と腰を回してコリをほぐしつつ問いかける

リミア > 「痛み止めがやっぱり一番必要になってきそう?
瓶は気を付けないと割れちゃうからさ、でも長く持つんだよね。

そうそう、猪ぐらいに負けやりしないよ」

多分そんな気配はないだけに大丈夫と笑みを浮かべて言い切り。
警戒していないようなそぶりで周囲に気を配って。

「色と形でだね。覚えておくよ。
私はそういうのが今まで判らなかったから凄く助かってるから」

この辺りでだけでも解れば大丈夫と笑う。
ほかの地方に行く予定はないだけに。

「や、やっぱり味も大事だと思わない…?」

慌てて瓶に蓋をしてごまかすようにしてみせ。
渡した残りを食べてしまう事に、よく食べれると驚いて。

「風邪に効くのは今はいいかな。
だってその時は大人しく寝ていそうだしね。
他の薬草で?そうだね……んー」

立ち上がって伸びをする男を尻目に、四つん這いになって聞いておかないとと思う薬草を探して這いまわって。

カルム > 「そりゃ、痛み止めと消毒は必須だからな。
 その二つがあれば、薬草や薬なくても応急処置はできるし。

 割れない瓶とかあればいいんだけどな。」

 その時は手伝うさ、と彼女の得物を眺めて、補助なら弓がいいかとそんなふうに考えておく。
 今のところ、そういう獣はいないみたいだ。

「ひとつだけ、押し花にして持っていれば、いい見本になると思うぜ。」

 押し花なんて、乙力高くね?とか冗談を言って見せようか。
 今は気楽な時間だしそのぐらいはと。

「激しく同意する。」

 このまずさを喜んで食べる趣味はない。
 食事のないときの緊急避難そして、我慢するためになれたんだ、と。

「あとは……怪我とかに効く俺の知ってる薬草はないかな。

 この周囲で判るのは、毒のある草、とか。
 精力剤の材料の草とか、媚薬の材料の草とか。
 そのへんかな。
 あとは、虫除けになる草とか。」

 そういうのを採ってきてという依頼を受けたこともあるなあと。
 一番最後のは農家の知識。

リミア > 「それじゃその二つを多めに持つべきかな。
私って薬草ばかり持ってるから。応急処置までは考えた事なかったよ。

そんな瓶はあればいいよね」

そこまでの応急処置なら魔法がという考えがあって男の言葉に深く納得して。
もし獣が現れれば実力を見せ合うのに丁度いいと考えたのが悪かったのか獣は現れず。

「あはは、そんな女子力が高いのを私が持ってたらおかしいよ。
でもあると見本にはいいよね」

冗談に最初こそ笑いはするが見本に丁度いいと納得をして。
危険のほぼない仕事でもない事に気を緩めて。

「それを食べなくていいように食事は多めに用意するよ」

その不味さは大変堪えて出来れば次はない方がいいと真剣に考える。

「怪我に効くのは今教えてもらったので十分だよ。
沢山知るより一つを確実に覚えていた方が間違わないし。

あ、それも知っておきたいかも。
少しのおこずかい稼ぎになりそうだしさ」

そういう草は依頼外でも需要があるだけに目を輝かせ。
四つ這いのままに地面を這いどの草かと探し始めてしまう

カルム > 「痛み止めて、消毒して、布で血が出るところを縛ればそれだけでも、違うもんだし、街が近けりゃ駆け込める。

 ほんとほんと。
 あったとしてもマジックアイテムで高いんだろうなぁ。」


 いつでも魔法があるとは限らないし、手段は多く持っておくといいぞと。
 危険はないほうがいい、それが男なので、獣いないらっきー。

「おかしくないだろ?リミア女の子だし。
 女子力はほとんどが物理的なものだぞ?」

 人間はそもそも物理的な存在だしな!と、笑って言おう。
 外見だって、料理だってなんだって。
 物理じゃないのは心持ちだけ。

「腹はいつでも減るから、保存食をちゃんとにしようぜ。」

 そうすればまずいの食べなくていいし、と彼女に。
 そして、じぃと眺めるのはおしり。
 さっきから、真剣に探しているのだろうが、四つん這いだと視界に入るからついつい眺めてしまう。

「ああ、いいぞ。
 ……で、できれば立ってもらえると嬉しいな。
 可愛いおしりを突き出された状態だとムラムラするから。」

 女の子の丸いおしり、ズボンに包まれていても四つん這いだとすっごく艶かしい。
 というか、ズボンのラインでもうおじさん獣になっちゃいそう。

 目を輝かせる相手に。
 で、どれが聞きたいんだ?と。