2016/08/17 のログ
ご案内:「設定自由部屋」にアーヴァインさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋」にタウさんが現れました。
アーヴァイン > ドラゴンフィート。
メグメールの街道をまっすぐ進み、ゾス村を抜けた先にある分岐路の周辺に、その集落はあった。
山越えや、ダイラスへ向かうための一休みや準備もあれば、交易もできるので、立ち寄る意味はある。
小さいながらも、要所となったそこは活気づいていた。
洞窟で身体を冷やした彼女を温めてから、そこへ向かうまでは外に待機していた大きな隼の背に乗って向かう。
空にいても、街道からそこへ向かう馬車の集団が見え、賑やかな市場の声が届くほどだ。
そのまま奥にあるドラゴンフィートの要、チェーンブレイカーの施設へと飛んで行くと、大きな建物の傍で隼は速度を緩めて降下する。
彼女の手を取り、エスコートしながら建物の中へと入れば、最上階にある彼の部屋へと導いていく。

「すまない、少々散らかっているな」

一人用にしては広めの室内の片隅には机が本棚に囲まれ、書類の山もある。
そこ以外は比較的綺麗に整い、飾り気の少ないシンプルな私室だ。
荷物を下ろすとソファーへと引っ張り寄せるように、彼女を後ろから抱き寄せ、ぽふっと腰を下ろして膝の上へ座らせていく。

「空の旅はどうだったかな?」

目が見えないとはいえ、何時もと違う空気と風の流れは感じただろう。
そんな感想をといつつ、ここへ来る前にセットした水路変更で、備え付けの風呂の湯船に湯が貯まるのを待っていた。
魔力を使って温めたとはいえ、しっかりと身体を温めたほうが良いだろうし、二人でおしゃべりをしながら浸かりたいというのも、一つの望みだ。

タウ >  空を飛んだことがないわけではなかったが、巨大な隼に乗って飛ぶということは未経験だった。
 活気付いた人々の声。気配。市場だろうか。どうやら彼の自宅はそこにあるらしい。
 鳥が速度を緩めて着地すると、見えないもとい見えないよう閉じた顔をきょろきょろさせた。

 「……、……っ」

 男の手を取り降りる。何せ始めてくる場所だ、男の誘導に素直に従って歩いていく。
 部屋に入る。
 初めての香りで満ち溢れている。紙の香り。微かに漂うのは男の香りだろうか。家具の種別やらは分からない。見えないからだ。
 後ろから抱かれる。ぴくんと肩を揺らし、背後に顔を向ける。白い布を目元に巻いた道服姿。帽子や鞄やら杖やらは部屋の隅にあった。
 そのまま、男の誘導の元でソファーに腰掛ける。といっても男が座るソファーではなくて、男の膝であるが。

 「……」

 楽しかったと伝えようとしてこくこく頷く。念話がうまいこと使えない。使い魔経由だったのかと、小首を傾げて見せて。
 ざぶざぶと聞こえてくる水の音。湯場に水を張っている音に聞こえる。

 『楽しかった。鳥にしては大きいけれど、使い魔なの?』

 さらさら紙に書いて渡す。

アーヴァイン > 風を身体に浴びながらの飛行は、目が見えない分怖がるかと思っていたが、思いの外怯える様子もみえない。
視野を失うという成約も、こんな違いを生むのだなと一人思いつつ、通り過ぎる仲間が挨拶に声をかけていく。
「客人ですか?」「働きっぱなしなんだから少しはゆっくりしてくださいな?」
と、労う響きが溢れた。

部屋の中に入ると、男の匂いとインクに紙の匂いが次に多く感じるかもしれない。
念話でくるかと答えを待っていたが、文字で語られる言葉にそうだったと思い出しながら、使役獣との念話のチャンネルに最初に呼びかけた時と同じように誘いかける。

『楽しんでいただけて何よりだ。あぁ、昔は神の言葉を伝えるという仕事で飛び回っていたんだが…色々あって協力してくれている。これも、元々は彼と話すための力だ』

そういうことだと、彼の言葉に頷くように別の男の声が脳裏に響くだろう。
穏やかなアーヴァインの声とは異なり、どこか自信に満ち溢れた堂々とした声である。
変な声を盗み聞かないように狩りでもしてくると告げて、チャンネル内に二人の思念だけ残して使役獣の音が消えると水の注がれる音が消えた。

「全くあいつは…風呂の準備が出来たみたいだ、入るだろう?」

困ったように苦笑いをこぼしつつ呟くと、答えを聞くより先に横抱きにして浴室へと向かっていく。
脱衣所と兼用になった洗面所へとはいれば、その体を下ろし、服を脱ぎ始めるが…彼女は一人で脱げるだろうかと心配しつつ、様子を見やる。

タウ >  何せ見えないのだ、高所を恐怖することもない。男が使役している鳥が万が一にでも振り落とすこともあるまいと思っていることもある。
 ぷつりと何かが繋がる音。何かしらの力を経由して、念話が繋がった。
 この方が面倒なくていいなと思った女であったが、分野として苦手なので習得は困難であろうなとも思った。

 『そ、そうなんですか。貴方は、あの隼さんでしょうか?』

 返事を返す。しゃべれたのは驚きだった。どこかに飛び去る翼音が聞こえた。同時に湯の注がれる音も。

 『入ります。あっ』

 返事をすると、横抱きにされる。視覚が使えない状態で勝手の分からない部屋では辛かろうという配慮だろうか。
 知らない匂いの部屋すなわち洗面所へと入った。湿気漂うそこにやってくると、懐かしさを覚える。故郷もとい第二の故郷ではよく入っていたものだが。
 男がこちらを見ているのだろうか。いずれにせよ。
 決心が決まったのか帯をするりと緩め道服を肌蹴させていく。裾のだぶついた脚服を取り払うと、上着も落とす。籠の位置がわからずおろおろしていた。
 たわわに実った胸元が、重力に逆らって形状を保っている。瑞々しい褐色色の肌はやはりまだ寒気を宿しているようで。
 女はとりあえず服はその場に置いておく事にしたらしく、浴槽に向かう道を探して手探りで進み始めて。

 『案内していただけます……?』

 振り返り念じた。

アーヴァイン > そんなところだと彼女の言葉に答えた隼は、空へと舞い上がって暇つぶしに飛翔していく。
それから脱衣所へとご案内すると、脱ぐのも問題なさそうだと安堵しつつこちらも服を脱ぎ、一糸まとわぬ姿になれば、お願いの声とともに振り返る彼女に、くすっと微笑みながらエスコートするように手を取るも。

『勿論だ』

引っ張っていくのではなく、その体を横抱きにして浴室へと連れて行ってしまう。
互いの身体に適当にかけ湯をしてから縦長のバスタブに身を沈める。
後ろから抱きすくめるようにして密着し、暖かな湯に浸かりながらも、密着した肌から感じるぬくもりと、彼女の鼓動を感じながら目を細めた。

『紙がないと意思疎通も難しいのは大変だな?』

こうして心で喋れるならまだしも、そうでなければ紙とペンが必需品だ。
しみじみとつぶやきつつも、ぬくもりや肌の感触の心地よさとは別に女性らしい身体の感触に否応無く身体は反応しつつあり、湯の中で彼の分身が淡く脈動する。

タウ >  背後から抱かれる。声が漏れかけたが、喉奥から吐息が零れただけだった。
 かけ湯。ますます懐かしいと思った。男と共に湯船に漬かる。芯まで冷え切った体が次第に上気していく。
 髪の毛を後頭部で纏めておくべきだったなと考える。銀色の髪が湯船の中で泳いでいた。
 銀糸と褐色色の肌のコントラスト眩しい裸体は、男が背後から抱きしめる格好のために小さく丸まっていた。

 『自分で選んだ道ですから』

 えへんと得意げに鼻を鳴らしてみせる。
 手を伸ばして広い浴槽内の湯を掻き分ける。男の胸板に体重をかけて、すらりと細い両足を高く掲げて撫でた。
 腰の辺りを擽る感触に僅かに口元が引き上がった。

 『……なにかあたってますけど』

 言うまでもなかろうがと、どこか悪戯な声が伝わるだろうか。
 男の広げた両腿に手を置くと、体を密着させて布で覆われた顔を向ける。湯を吸って半分ずれていた。自分で取ると、畳んで湯船の外へ。

アーヴァイン > 『自分でか、若いのに凄いな』

得意げな言葉に、素直に褒め称える言葉が紡がれる。
胸板に掛かる体重、その分だけ身体が密着していくわけだが、淡く欲をこさえていたイチモツの動きを察知されると、苦笑いをこぼしつつ、こちらへ向けられた顔へ顔を近づけていく。

『タウの色香に当てられた結果だ』

修行の身といった様子だが、それとは裏腹に身体はまるで誘うかのように、妖艶な起伏を描く。
ゆっくりと囁きかけるように告げると、その言葉で遠慮がなくなったのか、向かい合うように彼女の身体を湯の中で回して、腹部に一層熱を持ったそれを当ててしまう。
顔も乳房も、見える範囲の部分は無遠慮にじぃっと見つめては、ぼそりと呟く。

『綺麗だな』

褐色肌に映える銀髪、凹凸のしっかりとした体付き。
瞳が閉ざされているとはいえ、エルフらしい整った顔立ち。
さらりと褒め言葉を紡ぎながら、背中に腕を回して身体を密着させるように抱きしめるだろう。

タウ >  くるり体を回される。正面から向き合うような姿勢。
 腹部に宛がわれる欲望の象徴が興奮にひくついている。湯よりなお熱い脈打つそれを、湯というフィルター越しに感じていた。
 見られている感覚。顔の横に突き出した耳が赤く染まっていく。

 『…………』

 念話にノイズが混じる。ああでもないこうでもないと呟き声とも困惑とも取れる音が混じっていることだろう。
 妖艶な肢体。鎖骨から始まるふくらみは湯の中で熱を帯びていた。
 相手の上に腰掛ける様は妖精染みた透明度を宿しており、男を誘っている。端正な顔立ちは困惑と羞恥心を表情にしていた。

 「はぁっ」

 抱かれる。背中に手が回ると、男の胸板に顔を埋めるようにした。
 豊満な胸元が男の逞しい胸板を擦る。男の胸板に沿って形状が歪み、溝を埋めていく。
 女は熱い吐息を吐き出すと、熱っぽく唇を尖らせた。自分から男の口元に吸い付くと舐める程度触れるだけの口付けを落とそうとして。

アーヴァイン > 思った通りの言葉をぶつけていくと、耳に赤色が混じっていくのが見える。
そして、綺麗だと素直に褒めれば言葉は帰らない。
恥じらい、戸惑う仕草はぞくりと欲望を膨れ上がらせ、抱き寄せた腕に淡く力がこもってしまう。
長といった割には戦いに合わせて絞りこまれた両腕や胸板は、細い見た目のわりにガッシリとしていて、男らしい固めの感触が伝わるだろう。
吐息にキスと、そこまでされれば温和な彼とて本能に傾いていく。

『そろそろ…我慢が効かなくなりそうだ』

その言葉と共に背中に回した片手が彼女の頬へと伝う。
そのまま指を顎にかければ、くっと上向きに傾け、顔を近づけていく。
重ねるだけの甘ったるいキスを数秒ほど…それでも長く感じそうな時間を重ね続け、それからゆっくりと離す。
彼女の腹部に当たる男の象徴は、完全に固くなっていた。

『タウは経験はあるのかな?』

自分と同じぐらいか、少し年下と見えるも、修行の身ともいっている。
もし経験がないならゆっくりやらないと、痛みが強く記憶に残りかねない。
そんな心配を出来るぐらいの理性は残ったらしく、ゆっくりと問いかけて、答えを待つ間に額や頬へキスを繰り返すだろう。

タウ >  正面から抱き合うと心臓の音が肌から伝わってくる。
 音もそうだ。男の声が耳に直接かかる。浴槽内で反響する音が理性をじわじわと痛めつけていく。
 音。それは彼女の現在の世界の大半を占める要素だった。
 顎に男の指がかかる。顔の角度が持ち上がった。リップノイズを立てて唇を吸い上げる。触れるだけのキス。というのに男のそれが硬質を帯びていた。

 『……あります』

 無理矢理奪われたようなものなのだ、とは続けなかった。
 奴隷として飼われていた時期もある。純潔は散らしてしまっている。それが修行を志した始まりとも言えるかも知れないが。
 額や頬に落とされるキス。くすぐったそうに目元を震わせていた。
 男の腰に手を回すと、腹にこすり付けられているものを、腰をせり上げることで刺激してみて。
 こくんと顎を引いてうなずくと、男の逞しく絞り込まれた胸板に手を置いた。

 『大丈夫。痛かったら伝えます……我慢できないなら、激しくしても、いいですよ』

 男の口付けを、自分で吸い上げんと顔を寄せる。
 今度は舌で男の口元を舐る。唇を割って入ろうという魂胆。伝わるだろうか。

 「んっ、……はぁっ」

 声にならぬ声が喉から漏れていた。

アーヴァイン > 何時もよりテンポが速めとなった鼓動は、彼女の艶姿にあてられた結果。
重ねるだけのキス、甘ったるい口吻でも熱を帯びるのは好意と共に欲が交じるからだ。
愛らしい、だから欲しい、貪りたい。
ただ、壊すのは嫌で、愛らしく美しいままに深く触れたいと思うから、まだキスだけ。

『――そうか』

間をおいた返答は、何となく望まない形で散らせてしまったのだと察した。
ここらはそういう事が多い場所なのはよく知っている、それなら一層優しく心地よくさせたい。
キスを繰り返して、その合間に腹部で擦られる肉棒はビクンと大きな脈動と共に跳ねて暴れる。

『そうか…? それなら、タウの身体から力が抜けるぐらい…蕩かせて、いい表情が見れるようになるまで…激しく可愛がるとしよう』

激しいという言葉とは相反して、甘く可愛がると答えれば、舌を滑りこませるキスを甘受する。
唇の隙間を開き、彼女の舌を招き入れると、こちらもその舌へ自身の舌を絡ませていった。
くちゅ、ぬちゅっとゆるやかに水音を響かせ、その合間に背中の片手が臀部へと滑り落ちていく。
胸板を押し付け、その上で拉げて形を変える房の感触を楽しみつつ、キスは続く。

タウ >  昔のことだ。当時は若かったし、逃げよう抵抗しようとも考えもしなかったのだ。
 腹に宛がわれたものが震えている。腹の内側に存在する箇所に埋もれたくて仕方がないと言う様に。
 というのに男は裏腹に直接的な行為よりも、触れることを選んでいるようで。

 『………期待してます』

 言葉少なく返事をする。顎を引き頷いた。
 唇を割って入る舌は、男の舌で歓迎された。舌で舌を絡める濃密なキス。脳まで蕩けるような感覚を覚えた。
 唾液を唾液で絡めて嚥下していき、男の手が臀部へ滑っていくのにくすぐったそうに目じりを揺らす。
 横に張り出した骨格は子を産みやすいとされる。腰と骨格を守る肉付きのよい臀部が男の手に触れるだろう。

 「っは……ん」

 口を夢中で吸う。角度を変えて男の口を吸い、舌で舐め上げる。喉がとんとんと鳴った。
 胸板に押し付けられる胸の形状は、キスが徐々に深くなるに合わせて変化していた。
 唇を食む。舌を絡ませて吸う。湯の中で女の腰が何かをせがむかのように揺らめいていた。

アーヴァイン > 体の熱から浮かぶのは、その女らしさ溢れる身体を貪りたいという本能。
けれど、それ以上に彼女を可愛がりたくてたまらない。
期待の言葉がポツリと帰れば、答えるように舌を絡める。
彼女が動くならそれを受け止め、一層深く混じりあうように、逃げるなら追いかけてもっとと強請るように。
湯の音とは違う、重たく粘りのある水音が引き続ける。

「っ…は…タウ…っ…」

呼吸の合間に彼女の名を呼ぶ。
安産型の臀部をくにくにと揉みつつ、時折撫でてと繰り返し、腰の動きが変わっていくのが分かる。
もっと激しさを求めるような動き、それを確かめるように掌を股座へと滑りこませていく。
恥丘へ手のひらを当てて茂みがあるかを確かめるように滑り落ちていき、スリットの前までくれば、指先がそこをなぞる。
湯の中に溶けずに残る粘液があるかどうか、それを探るように何度も指が前に後ろにとなぞり続けていく。
その合間も、口内で動く舌を吸い付けて、しゃぶるように可愛がりながら、交じり合った唾液を飲み下していく。

タウ >  「………っ」

 口付けの合間の呼吸。鼻ですればいいものの、思わず相手から吐息を奪い取るような苦しいものになっていて。
 名を呼ばれると、湯に漬かっているというのにゾクゾクと肌が毛羽立つ。快楽に耳がぴくんと跳ねていた。
 淫らな口付け。深く、角度を変えて、ついばむこともあれば、離れかけることもある。
 思わず無意識的に腰を動かしていた。腹にぶつかっているものが擦られて刺激されるだろう。
 男の指が臀部の肉をもみ上げていく。脂肪が形状を変える。
 指先が前方、下腹部の付け根へと降りていく。触れた箇所は熱く高ぶっていて、微かに粘り気のある液が触れるだろう。

 「っふあ」

 声にならない吐息が漏れる。
 指先が踊るに連れて腰が揺れ、開かれた両足が閉じかける。亀裂は指先を締め上げては閉じるを繰り返していた。
 口を離す。また、くっつける。恋人染みた深い口付けにすっかり顔は上気してできあがっていた。
 少しくらいは目を開けてもいいのではないか。
 でも、まだ。
 男の顔に手を這わす。頬。額。前髪のつけて。無遠慮に触って、首へ降りる。手を元通りに肩に置くと、またキスをする。
 
 「ひっ……ぁっ」

 男が漏らす声がたまらなく心地よい。
 耳は犬の耳と同じく垂れ下がっていた。

ご案内:「設定自由部屋」からタウさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋」にタウさんが現れました。
タウ > 【続きます】
ご案内:「設定自由部屋」からタウさんが去りました。
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