2016/06/25 のログ
サヤ > (表に出てきた奴らを倒した時点でほぼ殲滅はしただろうが、あくまで依頼は山賊団の壊滅であるため、あきらめて砦の奥に鎮座する二階建ての小屋に向かいドアを開け中に入る。)

いるならさっさと出てきなさい

(入口からよく響く声で語りかけるも返事はなく、そのまま建物の中に入れば一部屋一部屋丁寧に調べていき生き残りがいないか確認し)

ご案内:「山岳地帯 山賊のアジト」にラナルエリアさんが現れました。
ラナルエリア > もし、貴方が、部屋を探索している間に…

人知れず…山賊相手に吸血している女性がいた。
相手は死体であるが故に干からびるまで…。
彼女自身は死ぬまで吸血はしたりはしない。
だが、死体相手であれば別だ。

「しかし、派手にやってるわねー。」
そういいながら干からびた死体作り名人は
別の場所へ移動していく。
死体を作った要因に鉢合わせせずに…。

もし貴方が別の場所へ移るときの通り道に死体があれば
切り捨てたはずの死体が干からびてるのをみつけるはず。

サヤ > どうやら、全員飛び出してきていたようね

(すべての部屋を見た回り、生き残りがいないことを確認すれば少し体の力を抜き、来た道を戻って屋敷からでたところでふと異変を感じ取れば足を止め、怪訝そうに眉を寄せ)

血の匂いがしない

(先ほどまで充満していた山賊たちの血の匂いがなくなっていることに気が付き、ふと足元に転がっている死体に目をやればその死体がすでに乾燥したように干からびていることに気が付き)

どういうこと?

(死体から顔を上げ、再び神経をとがらせて周囲に敵がいないか気配を探り)

ラナルエリア > 干からびた死体を作った犯人は
その間に細工をしていたようで…

この辺り…いや山賊の砦が…
全体的に甘い雰囲気…視界が桃に染まる…
甘い桃色の霧が漂ってきた…。

「こんばんは♪山賊退治おつかれさま♪」

霧の奥に人影が見える。

サヤ > (砦の周りを取り囲むような霧、このエリアで霧が発生するなど聞いた覚えはなく、いつでも抜けるように手を刀に添えて警戒が最大になる中現れた人影に視線を送り、眉をひそめて相手を窺うように警戒し)

だれ?私に何か用?

ラナルエリア > 「山賊を切り捨てた相手が誰か気になってね。」

霧の人影がだんだん見えていくと…

薄紫の長髪に血の色の瞳をもち。
耳はエルフ耳のように尖っていって
頭には角が生えていて、腰には蝙蝠のような羽が生えている。

貴族が着るような服を着ているが…
違うところは、胸の上側が出ていて谷間がよく分かり
スカートの丈は短く。サイハイブーツを履いていて
黒いマントをしている魔族であった。

その魔族の瞳はまるで、捕食者の瞳
透き通るような白い肌に妖しい色気を感じさせる。

「あら?可愛い女の子じゃない♥」
魔族の調子はまるでお姉ちゃんのような雰囲気を
感じさせるが…干からびた死体を作った犯人である。

サヤ > (だんだんと相手が近づいてくるたびにはっきりしてくる相手の姿に鍔を押して刀を少し浮かせて、腰を低く落として抜刀の準備を整える。ここにきてまださほど日がたったとは言えないが、それでも魔族の存在はすでに聞いており、それと同時にその危険性もギルドなどから伝えられていたため一気に警戒心は跳ね上がり)

悪いけど、私は貴女が誰かなんて興味は無いよ。
さっさとこの霧をどかせてくれないかな?私は早く戻って体を洗いたいんだ

(相手の雰囲気にのまれぬよう威勢を貼ってじっと相手を見据え、相手の真意を見抜こうとし)

ラナルエリア > 「んー…それ無理♥」
魔族は笑顔を絶やさない。
余裕なのか、これから捕食するのか知らない。

もし貴方が霧を吸っていた場合…
それは相手の手中にはまっているだろう。
何故ならその霧はただの霧ではなく…
媚薬みたいな成分が含まれており…
人間が呼吸を止めてこの魔族と戦うことは難しいだろう。

「それに…貴方が大丈夫かしら?」
笑顔でそうかえす。

サヤ > はぁ……貴女が心配する必要はないわ

(相手と退治してからいやに早まる心臓と乱れる呼吸に相手がすでに手をうっていることを察し、一撃で仕留める覚悟を決めるとぐっと地面を踏みしめ蹴りだし相手との距離を一気に詰めれば流れるような動きで刀を抜き、相手の体を切り裂くべく切っ先を振るい)

ラナルエリア > 「せっかちさんは嫌われるわよ?」

刀が魔族に届くかのところで…
魔族なら生えた影が刀を掴みかかっている。
ほどこうとすれば…影の力が強いのか外れない…。
こっから蹴りをかまそうにも…影で阻まれるかもしれない。

「呼吸乱れてるわよ?」
乱させた相手が何をいうか。

サヤ > っ……!

(刀が相手に拒まれるとガクンと体を急停止させ、止めた媒体事切ろうとするもどうやらかなりの強度を誇るようで振りぬくことも降り戻すこともかなわず、ギリっと奥歯をかみしめれば柄を握りしめ、力任せに影から引き抜け素早く後ろに飛びのき、勝てない相手と判断したのか近場にあった死体を相手に投げつけ、気を取られているであろう間に素早く反転しその場から一直線に逃げ出すことにする。冒険者ギルドで霧を操る魔族の情報が流れるのはそれからしばらくたってからだろう)

ご案内:「山岳地帯 山賊のアジト」からサヤさんが去りました。
ラナルエリア > 「あらあら」

相手を見送り…

「まぁ、いいかぁ」
魔族はそうごちると…
影となり消え去った。

ご案内:「山岳地帯 山賊のアジト」からラナルエリアさんが去りました。
ご案内:「ドラゴンフィート」にレイカさんが現れました。
レイカ > 「…………ふう……。」

ようやく、全部終わった。
今日、全ての移転してきたミレー族の急遽登録が終わった。
今、私がいるこの場所に、もうミレー族は一人もいない。

1週間ほど前に、廃墟地区にいたミレー族を全員此方に移動させた。
準備を整え、護衛も沢山つけてもらって…。
途中、雨で少しだけ到着が遅れてしまったけれども、さしたるトラブルもなく…。
いや、トラブルらしいトラブルは確かにあったけど、それでも誰一人欠けることなく。
全員、ドラゴンフィートに移すことが出来た。
ある意味奇跡の様な出来事だけど……。

「……終わった…。」

右足に包帯を巻き、足首が動かないように固定されている私は、一人そう呟いた…。
此れで、長かった彼らの軟禁のような生活が終わりを迎えた。
それは…私にとって、すごく…すごく喜ばしいことだった。

レイカ > 私は今、できる限りのことをしようとここの片づけを行っていた。
彼らに出した炊き出しの食器の後片付け、そして火の後始末。

正直、まだ満足に動けるほど倦怠感が抜けているわけではなかった。
お医者さんに見えもらったけど、慢性的なだるさは魔力がないのに魔法の力に似たものを使ったから。
所謂『魔法酔い』に近いものらしいけど、かなりの重度らしい。
まあ、魔力もないのに精霊の力を使っているのだから無理もない話しか。

そして、問題は足だった…。

「……リハビリ込みで、2ヶ月か…。」

すぐに固定して無茶をしなければ、1ヶ月経たずに直っていたはずだった。
だけど、私は無茶をしてしまったから、それも込みで治るのに時間がかかるらしい。
まあ、仕方のないことだった。

元はといえば、私がまいた種だ。
だったら、我慢するしかない。

ご案内:「ドラゴンフィート」にオーベさんが現れました。
オーベ > フードを目深に被り、老いた狼犬を伴った人影が姿を見せる。
物々交換のような商売を終え、腹が減った…と近くを通った冒険者らしき男に話を聞けば、
ここで炊き出しをやっている、と丁寧に道行まで教えてくれやってきたのだが…
どうやら、すでに人の気配はなく、タダ飯を逃したか…と思いつつも、
1人残ったらしい女性に声を掛ける

「…すまないが、炊き出しは終わってしまったかな?
なにか残っていれば、1人と1匹、世話になりたい…」

じ、と返事を待ってみたが、割合、早い段階で折れてしまい、タダでとは言わない、と懐から、
傷んだ硬貨や他国の硬貨の混じり入った革袋を見せる。