2016/06/16 のログ
レイカ > 「……先日、ざる警備が発覚したので…叱っておきましたから。」

少しずつ、顔が熱くなってくるのを感じながらも私はどこか、心のそこから安心していた。
彼に両手を衝き、抱きすくめられる形になりながらも…身動きの取れないその中でさえも。
私は、彼に非常に淡い恋心に似たようなものを抱いている…。
此れは、このば限定の想いだろうけども…私は、この思いに浸っていたかった。
心のそこから安心できる、そんな場所。

私は、普段戦場には出ていなかった。
そもそも、私が所属していた部隊は少数による奇襲がおもな任務。
その際に傭兵団にぶつかることも勿論あった。
だけど、私はいつもその際には素dネイ、敵陣の置く深くに潜り込んでいることがある。
彼も、もしかしたら前衛で戦っているのに、いつの間にか将の首が討ち取られたなどという経験があるかもしれない。

「……女なら、誰でもいいんじゃないですか…?んっ。んむ……ふあっ、はぁっ……。」

下着の中に潜り込めば、私のお尻は思っている以上に小ぶりで、少し硬い感触があるかもしれない。
足を鍛えているからこその弊害だけど…あまり、触れられて気持ちいいものではない場所だった。
だけど、彼の掌に少しだけ、お尻を押し付けるようにしてしまうと、私からも舌を突き出し、そして彼の口の中へと誘われていく。
絡め合う舌の感触に、私は背筋を震わせながら、少しずつ顔を赤らめ…頭の中に、霧を生み出していく。

「んあっ……くら、いぶさぁ、ん……。」

なんて甘えた声なんだろう…。私は、彼の名前を舌足らずな声で囁いていた。

クライブ > 「そういう訳か。どうりで俺が抜けた穴がなかった訳だ」

性欲を抜きに抱きたいと思った女など本当に数えるほどしかなく。
その一人が腕の中にいるという事に楽しむためではなく優しくしようという考えに浸り。
例え今だけの関係になったとしてもいつ散るか判らない身には戦いを忘れられる安らぎを覚えられて。

「俺の雇い主が戻ったら死んでたのはもしかすりゃお前の仕業だったのかもな」

突然に飛来した矢により死んだ雇い主がいた事を、当時は流れ矢だと言われてはいたが娘の弓の腕、自分の師と言っていい腕を知るだけにもしかすればと思い当るが済んだ事と何も言わずに。

「そうでもねぇぞ。それなら観光区で行きつけのやつに頼んでるぜ。
お前が…レイカを抱きたいって証明に今ここで孕ませてやってもいいぜ?
鍛えてるのがよくわかるな。」

下着の中で直接に触れれば少しの硬い感触に鍛えている事がよくわかり、押し付けられる尻の硬さをほぐす様に丹念に揉みあげる。
誘い込まれた舌を絡め取り唾液を絡める様にして水っぽい音を立て吸い上げ、背筋を震わせる娘の身体を抱き寄せズボンの中で硬くなった逸物を押しつける様にして存在を感じさせていこうとする。

レイカ > こっぴどく叱っておいた。
先日、子供だからと見逃していたものを深部にまで侵入させてしまったこと。
それが基で、大変なことになったらどうするのかと。
妥協は許すつもりはないけど…それで反省してくれたのならば、もう怒る必要はナイだろう。

心が安らいでいく。傷だらけの心に、彼が侵入していく。
それだけで、なんと心地よいことか…。
この心地よさになら、浸ってもいいかもしれない…。
徐々に蕩けていく私の表情を晒しながら、彼の言葉に…私は少しだけ、表情を曇らせた。

「…それは…できません……。んむっ……ごめんなさい……。」

揉みしだかれていくお尻…徐々に、彼の手には硬い感触ではなく、解された柔らかい感触が伝わっていく。
彼の股間が押し付けられる、その中央にある一物に、私はそっと手を置き、そして優しく撫でていく。
此れの扱いは慣れているもので…、ズボンの裾から手を差し込むと、下着の上から先端を撫で回し、手の形に添ってこね回す。

彼が言った。孕ませてもいい…と。
だけど、私の体は…度重なる陵辱と乱暴な性交の所為で…。
元々、エルフはとても懐妊率が低い。それを乱暴に扱われれば……。

「…子供……作れないんです…。」

私は、か細い声で…彼にそう伝えた。

クライブ > 「本気になっちまいそうだな」

商売など関係なく心地よく安らげる感覚に身を任せ。
蕩けていく娘の少女を見下ろしながら本気と冗談の入り混じった言葉に、曇った表情と言葉を聞けば。

「流石にガキは困るよな。少し調子に乗っちまったみたいだな、悪い」

柔らかく揉み解した尻の感触を楽しむ様に指を動かし、告げられた言葉に無責任にするつもりはないが男とは違い困るよなと悪いと自嘲の笑みをこぼす。
押しつけた逸物を優しく撫でられズボンの中で跳ね動き。
裾から差し込まれた手に下着越しにと撫で捏ね回される刺激に気持ちよさげに息を吐き、お返しにと尻を揉む手が更に下にと動き足の間にと伸ばされて。

「……そういう訳か。レイカをそうしたやつを八つ裂きにしてやりたくなるな」

か細い声にどういうことかと悟り、気に入った女をそんな目に合わせた奴をこの手でと一瞬殺気を零すが直ぐに我に返り。
デリカシーがなくて悪いと謝罪するように強く抱きしめて。

レイカ > 私は、潜入を主にしていた騎士だった。
だけど…毎回のように成功していたわけじゃない。
時には失敗し、捕まり、陵辱を受け……拷問をうけ。
それでも、私の体は何とか持ってくれていた。

だけど……騎士団を辞めて、廃墟地区で。
ミレー族を護るため、私は何度も何度も体を開いた…。
それがいけなかった。…私の体は、度重なる陵辱に耐え切れなかった。
ついに、私は子供を作れなくなり……女としての機能を失った。

孕ませてもいい…彼にならきっと、私は悦んで子供を宿しただろう。
だけど、それが出来ない私…。
強く抱きしめられる、その中で……私は静かに、嗚咽を漏らしていた。

「………。優しく、してください……。強いのは、嫌です…。」

心地いい、そのぬくもりを感じていたいから…優しくして欲しいと、私は願った。
殺意を一瞬でもむき出しにした彼の首に手を回し、そっと耳元で囁く。

「……どうか、優しく………。今だけでいいから、私を…愛してください。」

クライブ > 腕の中で静かに嗚咽を漏らす娘を強く抱いいたまま、下着に差し入れた手は動きを止めあやす様に、自分の言葉でそうなった娘を撫でて。

「あぁ、こんな場所で悪いが優しくだな。宿なんかに行ったら激しくしちまいそうだよ」

耳元で囁く娘にぎこちなくだが優しく笑って頷き、こんな場所で悪いとも謝りもする。

「レイカが嫌じゃなけりゃいつでも優しくしてやるぞ。愛してこうやって抱き締めてな」

娘の耳元に囁き返し、軽く周囲を見て見つけた木箱に娘を抱いたまま腰を下ろして膝の上にと座らせるようにして。
そうして尻から手を離せばズボンと下着を下ろし硬くそり立つ逸物を取り出して。

「俺のは少々きかん棒だが出来るだけ優しくするからな」

レイカ > どんな場所であろうと、彼の優しさに触れられるならば…私はよかった。
彼の心地いい、太陽のような優しさに触れられれば、きっと私は安心できる。
ぎこちない、彼の優しい微笑に…私は、私本来の微笑を浮かべ、首をかしげていた。
目から涙が溢れるけど…気にすることはなかった。

「………そのときは…お願いします。」

止めを刺されたのは…きっとあの時。
ミレー族一人ひとりの命と引き換えに、一人一回で激しく犯されたとき。
無理矢理、あの巨大な一物をねじ込まれたときだろう…。
その後の体調不良は…そういうことだったのかといつも思う。

「………はい…。」

私は、静かに彼の上に腰を下ろした。
下着をずらし、彼のそそり立つそれをその割れ目にこすり付け……。

「んっ、んっ……!」

それだけで、私は首をそらすほどに痺れを受けていた。
全身が硬直する、今まで受けていた刺激だけど…何かが違う。
心が、体が満たされていく…。暖かい光に包まれているよう…。

クライブ > 「しばらくはこの集落で世話になるからな。何時でも遠慮せずに言ってくれていいぜ。
もしいなくても傭兵ギルドを通してくれりゃ戻ってくるからな」

元々はある程度この辺りで稼げば戦地でも探しに行く心算ではあったがこの娘を置いて離れると行く気にな慣れず、今宿を取っている店を囁き。
いない時でも連絡が付きやすい手段を告げておく。

子がなせない事で普通の男なら遠慮など全くせずに犯すだろうが、そんな傷に塩をすり込む様な行為は戦場だけで十分だと出来る限り優しくとして。

「つらけりゃ我慢せずに言えよ、いいな」

腰を下ろし、割れ目に逸物を摺り付ける少女に告げれば支える様に腰に手を添えて。

「悪い、少し我慢が効きそうにな…」

先端に感じる擦り合う刺激に先走りを滲ませ割れ目にと塗り付け、馴染ませるようにと先端で浅く抉るように動かし。
しかしその刺激に早く娘に入れたいという欲望を押さえ切れなくなり始め。
一言謝りを告げれば位置を合わせ、ゆっくりと少女の腰を下ろし逸物を割れ目へと押し入れていこうとして。

レイカ > 「………はい…んっ、くっ…!」

彼の優しさが、心に出来た傷を温めてくれる…。
彼はきっと、私以外にも幾人も抱いているだろう……。それが、少しだけ心に刺さる。
こんな風に、皆優しくしてもらってるのかな。それとも、遠慮なんかなしに沢山犯されているんだろうか。
彼は傭兵だ、それを思えば、きっと女なんか吐いて捨てるほど味わってきただろう、
だけど、そんな彼の優しさが…壊された私の体にしみこんでいく。

「だ、大丈夫…です……。いい、から…続けて……あっん…!」

つらい、苦しい…。そんな気持ちはカケラもなかった。
むしろ、彼で私の中が満たされていく。どんどん満たされていく…。

「か、かまいま…せん……くらいぶ……さん…。」

秘所の先端が、肉棒に押し開かれていく。
愛液が滲み始めているその入り口は、彼の肉棒を受け入れようとしているかのように、うごめきながら飲み込んでいこうとする。
拒絶していない私の心は、彼を受け入れることに喜びを感じていた。
少しずつ、彼によって私の腰が降ろされていく。
ゆっくり、ゆっくり彼のものが、私の中に沈み込んでいく……。

「あっ、あぁぁっ……。入って……挿入ってぇ………っ」

息の詰まるような心地よさ。背中を仰け反らせて…私は、彼を受け入れていった。
華奢な体だ、彼のものを受け入れても、とても狭く感じるだろう。
だけど、私はその圧迫感に、むしろ心地よさすら憶えて…軽く絶頂に達していた。

クライブ > 「いい子だな。遠慮するんじゃねぇぞ」

こんな気持ちで誰かを抱いたのはティルヒアに雇われて以来なく。
色々な戦場や状況で女を抱いては来たが生き残った高揚感や死の恐怖を誤魔化すため以外の気持ちで抱いたのは娘で僅かに数人。
今までに散々な目にあった娘を少しでも優しく包み込もうとして。

「わかった。続けるからな、レイカ」

大丈夫と告げる娘を見返して小さく頷けば秘所を抉じ開けて逸物を押し入れていく。
迎える様にうごめ入り口を亀頭が越えればゆっくりと娘の締め付けを逸物で感じながら押し入れていき。

「もうすぐ全部入るぞ……よく頑張ったな」

逸物を受け入れ背中を逸らせる娘が倒れないようにと背に片手を回し。
華奢な身体の締め付けに娘の中で逸物はその気持ちよさに震える。
きついと思えるほどの締め付けを感じながら軽く達した少女を胸に抱き寄せれば揺らす様に腰を動かし形を憶えさようとするようにゆっくりと奥を押し上げ刺激を加えていく。

レイカ > 優しさと愛しさ、そして彼に抱かれている、女としての悦び。
それを味わう私は、きっと今までのどれよりも心地よく、蕩けた表情をしているだろう。
背中を逸らし、後ろに倒れてしまいそうなその体も、彼の手が受け止めてくれる。
だらりと垂れ下がった私の四肢は、彼の全身を強く感じていた。

気持ちいい、心地いい、優しい……愛しい。
溺れたくなるほどの快楽は、今までのどれよりも…すばらしかった。

「はっ、はっ、はっ、はっ……。」

全部入る…?嗚呼、まだ彼は私を埋め尽くしてくれていなかったのか。
その言葉に、私は彼の腕に引き寄せられ、浅く息を繰り返しながら…縋りついた。
ビクビクと震える体を彼に預けながら…今までの嵐のようなそれとは違う、まるで春の朝日のような暖かさを感じていた。

「ひっあ……!」

少しでも動けば、きつく彼のものを食い締めている私の中から、激しい刺激が押し寄せてくる。
だけど、その肉棒を私の中は決して離そうとはせず…動くたびに、彼の形が、そこに刷り込まれていく。
乱暴に扱われない、優しく扱われるだけで…私の体はあっけなく、彼の色に染まろうとしていた。

「あんっ、はぁっ…!ふっ、うあぁっ……!くら、いぶさぁ…んっ……!」

クライブ > 演技などはなく心から感じてくれていると解る娘の表情を見れば軽く唇を重ねて笑いかけ。
四肢の力の抜けた娘をしっかりと受け止め離さないとばかりに抱き寄せる。

欲望をぶつけ合うではなくお互いによくなろうという交わりに心地の良い息を吐き。
浅い息を吐き震える娘に縋りつけれる事に引き抱き寄せたまま髪を梳くように数度撫でる。

「レイカの中気持ちいいぞ。あんまり長く持ちそうにないな」

きつく食い締められる逸物を軽くでも動かせば強い刺激に逸物が震え。
動くたびにかたりを憶える様に離さずに締め付ける中を擦り押し上げて染めていく。

「レイカ、可愛い声だな。毎日でも聞きたくなるな」

その声をもっと聴きたいと動きを押さえようとするが押さえが効かず。
擦る様な動きがゆっくりと娘の腰を持ち上げては沈め膣内全体をゆっくりと擦り上げる動きにと変わり…。

「わりぃ…持ちそうにねぇ。レイカの中よすぎるぞ」

動くたびに小さく水音を立て娘の中を擦り、包み込む様に抱き締め根元まで逸物を押し入れ先端で奥を押し上げれば熱い精を注ぎこんでいく。

レイカ > 命を人質としてとられ、体を代償にされた交わりは、あまりに乱暴だった。
私を物として扱い、穴という孔を貪りつくし、そしてごみのように棄てていく。
体は、洗えば綺麗になる。けれど心に付いた傷は…あまりにも深すぎた。

だけど、彼のそれはその傷を癒すように、優しく私の心を溶かしていく。
氷のように硬くなった心の奥底を、彼という太陽が溶かしていってくれる気がした…。
心地よくて、彼が抱いてくれるだけで…私は、女であることを痛感させられる。

「わ、わた、しも……きもち、いぃっ……。クラ、イブさん…も、もっと…!」

思わず、私はそのように彼を求めてしまっていた。
この心地よさ、もっともっと味わいたい。心に出来た傷を、癒して欲しい。
そう簡単には癒えないけれど、彼が…欲しくてたまらない。

「あっ…うあっ…!」

ダメ、大きいのが来る…!
彼の心地よさに、そして本当の交わりの心地よさを教えてくれた彼に。
私は、女の喜びを―――違う。
女としての”幸せ”を叩き込まれていく…。

「うあぁぁぁぁ………っ!」

彼の精が、私の中を満たしていく…。
熱くて、心地よく満たされていく……。

クライブ > つらい過去やミレー族を助ける為と身体を張り今まで頑張ってきた娘を少しでも労わり今だけはその辛さを忘れさせ癒せればと不慣れな優しさで包み込む様に娘を愛して。

「あぁ、もっとだな。するぞ、レイカ…」

娘の求めに応えように心地よい刺激を送り込む様に身体を揺らしては動き。
娘に求められるように自分ももっと娘をと求めて。

「我慢しなくていいぞ。それに身を任せるんだ」

声をあげる娘をより抱き寄せ耳元で囁けば娘に逸れに身を任せて女の幸せに溺れる様にと告げる。
腰を震わせて娘の中に注ぎ込む長い射精を終えれば息を吐いて娘を見詰め。

「悪い…まだ収まらねぇみたいだ。もう一度構わねぇか?」

射精を終えても硬いままの逸物にどこか困った顔をしながら問いかけ。
娘が頷けば優しく愛おしむ様に動きを再開し、駄目と言えば今の心地よさに身を任せて娘を労わるように優しく撫でようとして

この後どうなったのかは二人だけが知る事となり…。

ご案内:「ドラゴンフィート 居住区」からクライブさんが去りました。
レイカ > 私の中で、ずっとつらかった事。
本当は、何度も逃げ出したいと思い続けていたことが、やっと報われた気がする。
体を痛めつけながら、今まで背負ってきたものが…少しだけ、忘れられた気がした…。

「はぁ…はぁ…はぁ…。」

彼のものが、暖かく私の中に留まる。
子を成したいと、本気で思ったけれど…そのことはもう叶わない。
最後に一言「ごめんなさい……」と呟いた。

「……………。」

彼のものが…まだ固いまま、私の中にいた。
私は、彼の言葉に……にこりと微笑み、ぎゅっと首に腕を回して抱きついた。
今だけは、甘える小娘でいたいから……。

その日一日、私はずっと満たされた思いだった。
彼の優しさを受け、今日の朝日は…一段と輝いて見えた。

ご案内:「ドラゴンフィート 居住区」からレイカさんが去りました。
ご案内:「ドラゴンフィート 市場エリア・観光地区」にベルさんが現れました。
ベル > 「ふわわ、ここも色々と美味しいものが多いですね。」

最近九頭龍山脈の麓にできた、比較的治安の良い集落。
今日はソコへ観光を兼ねて。

「この、カリカリした食感、たまらないですね」

食べ歩きに来ているのです、まあ、基本私はどこに行っても行動はそう変わらないのですけれども。
ですが、このドラゴンフィートさんはミレー族の皆さんをよく見かけるのです。
そして、あまり王都ではみられないミレー族の郷土料理等もいただけちゃうのです。

「この、お肉? あ、お魚とか……色々な味が楽しめて美味しいです」

今渡しが食べているのは、ミレー族の郷土料理カリカリ
もともと移動が多く隠れて住んでいる事の多いミレー族が
希少な肉や魚、そして野菜などを長期保存するために生み出した料理。

このカリカリとした食感が少し癖になっちゃうのです。

ベル > 「フレーク状にして乾燥? あと食感も出るように工夫してますね」

カリカリ食べながら作り方を分析なのです。

「豆の粉と、材料を混ぜて炒った感じですね……ん、今度作ってみましょう」

カリカリの入っていた袋をくしゃくしゃにすれば、そのままゴミ捨て場へ
さすがにこの辺は治安も良いらしく、ゴミが散乱もしていませんね。

「さて、次は何を食べましょうか」

そう言いながら露天を見比べていきます。
さすがに朝から食べ歩きをしていたために、売り切れになっちゃってるお店もいくつかありますけれども。

ご案内:「ドラゴンフィート 市場エリア・観光地区」にカナムさんが現れました。
カナム > 指名手配なんてされてないだろうけど一応変装もしてるんだ
身長はだからね僕は

「にしてもこれ…前があんまり見えないなぁ」

目元深くまでバンダナを被ったおかげで視界不調
と言うか視界の半分暗いんだけど、辛い…

「いつ来てもお祭り状態だなぁ、豪勢な事で…っと、ごめんなさい。」

露店が多い…と思ってたら誰かにぶつかった
何か当たった感触が柔らかい感じがしたから女の人かな?
大丈夫だと思うけど、怒鳴られないと良いな…

ベル > 何かがぶつかりました

「ふみゃ!」

振り返るとバンダナ姿の小さい姿、私も小さいですけどそれより小さい?

「あのぅ、ちゃんと前視えていますか?」

そう言いながら少年の方をじっと見ています。

カナム > 「ごめんねー、あんまり見えてないんだよ実は。
怪我はしてない…よね?」

ふみゃって…何この人、可愛い
バンダナをあげて顔を見てみる
声に似合う可愛い顔だね、さっきの声は天然だよ多分
と言うか…身体と一部のサイズが合ってない、凄い

「ちょっとボーっとしててさ、許してくれると嬉しいんだけど…」

しょんぼりとしてみる
子供の特権をくらえ!

ベル > 「ちゃんとバンダナは見えるようにしなきゃダメですよボク」

そう言って、少しかがむようにして覗き込みます。
ちょっと胸を強調するような格好ですが気にしない。

「大丈夫ですよ、今は食べ物を持っていませんでしたし、落としてもいませんでしたから」

ええ、食べ物を持っていたら大惨事です、この場所は揉め事したら入るのが禁止されてしまうのですから。
セキュリティーはしっかりしているのです。

「ボク、お父さんとお母さんは? 衛兵さん呼んであげようか?」

もしかしたら迷子かもしれません、ご両親を見つけてご飯食べさせてもらえるといいですねぇ

カナム > 「う、うん。ごめんねお姉ちゃん?」

かがまれるとなお大きい
中に何か詰まってるんじゃないかなってぐらい

「食べ物?…じゃぁよかったよ。」

基準が食べ物なんだ…
もし何か食べ物落としてたらどうなってたんだろ?

「それはダメ!…でもないけど、衛兵さんは要らないよ。うん!」

衛兵なんてダメに決まってる
目と目が合う瞬間に捕まっちゃう

「良ければお姉さんについて行きたいなぁ。
ぶつかったお詫びに何かご馳走したいし…ダメ?」

とりあえず話題を逸らさないと
食べ物好きみたいだしこれで食いついてくれるといいけど…

ベル > 「よし、これからは気をつけてくださいね」

よしと、男の子の頭をいいこいいこと撫でておきます。
食べ物が落ちてたら、ちょっと惨事が起きてしまうかもしれませんでした

「えっと、衛兵さんだとちゃんと人探ししてくれますよ。
 それに私はまだ買い食いの途中ですし?」

小首をかしげ、露天の方をちらっと見ます、そんな時に少年から魅惑的なお誘いが

「ついてきます? ごちそうと言っても、たぶんお金がたりませんよ
 今日はここの様子見を兼ねていますから、一人分しかおやつだい持ってきていませんし」

困りました、奢るとかご馳走するという言葉は魅惑の言葉なのですが
まず普通の方に、しかも子供が私の満足する量を提供できるとは思いません。

「どうしましょう」

でも、屋台は寄りたい、チラチラとケバブの屋台を見ているのです。

カナム > 「はーい」

頭撫でられる…
うわぁ、良い匂いするしなんか…母さんみたい

「いやいや、衛兵の人にも迷惑かかるしさ?ね?
お願いお姉さん!」

衛兵だけはいやぁぁ!
武器も置いてきたし困る、超困る!

「もちろん!僕も今日は沢山お金持ってるんだよ。
だからお姉さんがお腹いっぱい食べても大丈夫!」

かかったぁぁ!
大丈夫、色々入用になった時様に金貨で持って来たんだからね
結構食べるみたいだけど女の人ひとり満腹にしてもへでもない

「じゃぁ早速、あれ食べよお姉さん!」

手を引いてさっきから目線が行ってるケバブの屋台に向かう
にしてもこのお姉さん食い意地が凄いね、なんでデブじゃないんだろ?

ベル > 「うん、聞き分けのいい子はいいものです、ぐずっちゃうと食べちゃいますよ。」

衛兵さんは苦手、何か悪いことしたのでしょうか、とりあえず散歩して
キリの良い所で衛兵さんにお願いするとしましょう。

「えっとぉ大丈夫かな?」

どうも金貨が少ないような気がします、でもとりあえず一緒に屋台に向かいまして。

「じゃあ、ソレを1本分ください。」

そう言ってローストされているお肉を指さします。
お店の人が驚いて、1本と聞き返しますが

「はい、1本分全部です、味付けはこのお店で用意できるものを一通りお願いしますね。」

でもまあ、お肉の焼ける匂いにはかなわないのです。
お店の人が一生懸命に串で焼いていたお肉を一生懸命削ぎ落とすのを見ているのです。

しばらくすればお店の方の援軍がやって来まして、そいだお肉をポケットのようなパンに入れ、野菜を入れ、ソースをかけ次々に渡されて行きます。

「美味しそう、いただきますね」

それでは食事が始まります。
至福の時間なのです

カナム > 「あははー、お姉さんになら食べられてもいいよー。」

めっちゃ小さい子扱いされてるけど…お姉さんに食べられるとか言われても怖くないよね
怖さ0だもん

「一本分?」

変な言い方するなぁ…あ、違う!

「え?…え?お姉さん?」

ほら、おっちゃんも何言ってんのって顔してるよ?
って人増えた!めっちゃ削ってる!

「あ、あはは……痛い…」

ほっぺ抓ってみたけど…うん痛い
渡されるケバブを美味しそうに楽しそうにパクパク食べていくんだけど…
お姉さん人間?その体のどこにそんなに収まってんの?

ベル > 「じゃあ死ぬときになったら、愛と豊穣の女神に祈りなさい、貴方の魂も食べてあげますから」

ああ、ケバブがいっぱい、チリソース、ヨーグルトソース、バーベキューソースうう
塩コショウだけの味付けも良いのです。
あとソースの混ざったミックスも美味しいのですよ、はふ、美味しいのです。

「ふみゅ? ボクは食べないの?」

子供だからって遠慮するのは良くないと思います
流石に朝からあいらこちらの露天を売り切れにしたためか
皆さんチームプレイができていますね。

「あれ? どうかしました?」

ほっぺをつねる男の子、私は何かしましたでしょうか?
ちなみに食べたものはしっかりと吸収していますのよ
純粋なエネルギーになるので、見た目はそんなに変わらないのです!

少々胸はきつくなるくらいですけれども。

カナム > 「……うん?」

何かいきなり宗教の話になった?
魂食べるって何それ?

「え…あぁ、うん。僕何だかお腹いっぱいになっちゃったから大丈夫。」

苦笑いものだよねこれ
目の前でケバブが吸い込まれるみたいに食べられたら食欲も失せるよ
凄いなぁ…さっきとは別次元で凄いなぁ…

「いや、お姉さんのこと舐めてただけ。お姉さんは食事続けて…」

眼に見えて持ってきた金がさようなら
ケバブって量買うと結構するんだね……
衛兵殴り倒して逃げた方が良かった気もする

「……あの顔はズルいよなぁ…」

小さく漏らす
あんなに笑顔で食べられたら何も言えない
にしても…なにこれなんかのイベントみたい
もしかしてお姉さん僕と会う前からこの調子で食べてたわけ?

ベル > 「ほえ?」

なにか不思議そうな顔をされています。
そんなに不思議でしょうか、まあ普通の人間からすれば不思議なのかもしれないです。

「ああすみません、チーズソース? チーズソースがあるなら早く、それも、プリーズ!!」

何やらソースも試作品があるようです、チーズソースとは、たぶんチリソースやヨーグルトソースと組み合わせても美味しいです。
これ絶対美味しいやつやんというやつです。

「ふみゅう、まだまだ有りますね、あ、次のはチリ2、チーズ1、ヨーグルト1の割合でお願いします」

屋台の皆さんも大忙しです、そしていつものようにギャラリーの方も増えてくるのです。
時々おひねりとか投げられるのは不思議ですね、ただ食べているだけなのに。

「あ、おひねりはボクにあげますね、あ、そうだ名前聞いてないね」

あ、指にソースが付きました、ちゅっと吸うように舐める。
これがまた美味しいのです。

「私はベル……とりあえずベルでいいですよ~」

カナム > 「チーズ…必死だなぁ。」

鬼気迫りながらチーズ要求する人初めて見た
そもそもあれ人じゃないよね?
人間だったらお腹裂けてると思うんだけど

「はは…ありがと、貰っとくよ…」

おひねり回収回収
小銭でもお金はお金、ケバブ代の足しにな~れ

「ベルちゃんね、僕は……カナムって言うんだ。」

無理して食べちゃダメだよ?って言おうと思ったけど無理してないよね
指のソースまで舐めて…エロいなぁと思えないのは仕方ない
にしてもベルか…知らないね、けどまぁ人じゃないのは確定で良いでしょ
食べ過ぎで人外判定…口に出したら怒られるかな?

ベル > 「いいですか、チーズで笑うものはチーズで泣くのです!」

ドヤ顔でチーズの格言を語るのです、ですが楽しい時間はもう終わりにちかく。
ケバブを焼いている肉の串がもう見えてきたのです。

「えっとカナムくんですね……一応ごちそうと言われましたが、足らない分は出しますからね」

そう言って金貨の詰まった袋を見せるのです。
どこから取り出したかは、魔法の道具は色々便利なものがあるということで

「ちゃんと奢っていただいたので、加護はありますよ、育てた野菜がおいしくなるとか、育てた牛さんのミルクが美味しいとか
育てた麦がものすごく出来が良いとか色々です。何かお願いしたい加護はありますか?」

一応お決まり、ちゃんとご飯を食べさせた人にはお礼があるのです。
情けは人のためならず、ちゃんと自分自身に戻ってくる因果応報なのです。

カナム > 「うん、チーズで泣いた人とか見たことないです。」

格言ぽい風に言ってるけど絶対違う
ケバブもやっと終わりが見えてきた…お疲れオッサン達

「あぁ大丈夫、足りたよ。うん…足りた…」

殆どすっからかんになったけどね
盗賊団潰すのと同じ料金だったよ
ってうわぁ…お金持ちだぁ、何あの重そうな袋

「加護…?
……特にないかなぁ、何も育ててないし。それにこっちもいい思いはできたしね。」

シスターか何かなのかな?
流石に加護与える側じゃないだろうし…
母さんのこと思い出させてくれたし、その人が笑顔で物食べてたならいいじゃん
お金だって僕よりはこの人の為に使われた方が嬉しいだろうし

ベル > 「え、無いですか? ラクレットのチーズが変なとこにこぼれたりとか!」

チーズの失敗談は誰にでもあると思っていたのですが、違うのです?
他にも、チーズとトマトの重なっているとおもってかじったサンドイッチが、丁度チーズがあたってない部分だったとか。

「それは良かったです、軽い食事でしたし、コース料理とかではありませんでしたもの」

軽くケバブのコースのような感じもしましたが気にしません。
ケバブ屋さんたちもぐったりとしています、良く見たらさっき食べた他の露店のおじさんたちですね。
皆さん今日一日大変ですね。

「えっと、困りましたね……ご飯を食べさせてもらって何もしないのは気がひけます」

ふむ、と少し考えて

「えい」

ぎゅっとカナムくんの頭を胸におしつけるようにして、よしよしと頭を撫でるのです。

豊穣だけでなく、愛の女神なのですよ私。

なので愛情いっぱい、ナデナデなのです。

カナム > 「無いなぁ…てかラクレットって何?」

チーズも種類多いんだなぁ…正直濃いか薄いかぐらいか気にしたことなかったよ

「軽い…食事…?」

今のが軽いって嘘でしょ…
この人の食費って国の予算レベルじゃない?

「別に気にしなくていいよ、もともとはぶつかったお詫び…!」

抱きしめられ…窒息!窒息する!
抱きしめられながら頭を撫で…やめてよ
そんなに優しく撫でないでよ…

「うん、ありがとベルお姉ちゃん。
もうめっちゃ満足だから、だからもう十分だよ?」

愛情とか優しさとかは良い
けどこのお姉さんはダメ、一回母さんと重なったからかな
下らないこと思い出しちゃう…離れようとお姉さんを押す

ベル > 「ラクレットは、熱したとろっとしたチーズを、お野菜やパンにかけて食べる料理ですよ」

ああ、思わずよだれがじゅるりという音がでちゃったかもしれません。

「ええ、ケバブって軽食でしょ?」

そうなのです、ケバブって手軽に食べられる料理ですからね。

「うーん、コレもだめですか」

さてどうしましょう、お礼をすると言ったものも、ハグナデナデも拒否されてしまいました。
だいたいカナムくんぐらいの子だと、ハグナデナデで安心して寝ちゃう子多いのに。

「何をお礼をしたら……」

腕組みをしながら考えちゃうのです。

カナム > 「へー、色んな名前のが有るんだね。」

うわ、今涎の音がした
この人まだ食べる気満々!?

「ケバブは軽食だけど…量が、ねぇ?」

最後の晩餐でもこんなに食べないよ?
量が手軽では済まないよ?

「いやほんと、気にしないで?
ベルおねえちゃん柔らかくてハグも気持ちよかったからさ?」

何でこんなお礼とか気にするんだろ、もう十分なのに
ほらぁ腕組んでめちゃくちゃ考えてる

「ね?折角美味しい物食べたんだから気にしないで?
僕が悪いだけだからさ。」

そう、素直にお礼を受け取られないのは僕のせい
だから気にしなくていいんだよ

ベル > 「ええ、料理は色々ありますよ、そして私の知らない料理も出会えるかもしれないのです」

食事に対する刺激的欲求、それが満たされる時は幸福なのです。
さて、料理を食べ終わるとギャラリーの方は散っていきます、何か見世物のように見えたのでしょうか?

「そうですか? 普通ですけれども」

まあ、ちょっと加減しないで食べちゃったかもしれないですからね。

「うん、じゃあお言葉に甘えますね……ですが」

そっとカナムくんの唇を奪っちゃいます、ケバブの味がするかもしれないですが。

「女神のキスです、なにかご利益あるかもしれないですよ」

一応人間の多い場所では魔王とは極力名乗らないようにしています。
変な混乱とか起きてもいけませんしね。

なので今の私は魔王ベルゼブルでなく
愛と豊穣の女神、バアル・ゼビュートなのです。

カナム > 「美食家って奴?ベルお姉ちゃん似合いそう。」

ここまで食事に熱くなれるのは才能じゃないかな
野次馬共も飽きて散って行っていい感じ、人込みきらーい

「うんうん、気にしな……!?」

うわ、何かソースの味もするけど甘い
良い匂いで柔らかくて…って何してんの!?

「ちょ、いきなり…女神?
お姉さんやっぱり人間じゃ……」

女神のキス、これだけ聞けば不自然だけど今は半分くらい信じちゃう
って、あってそんなに立ってない相手にキスとか何考えてんだよぅ

「そういうの良くないよベルお姉ちゃん?
もう少し僕が大きかったら襲っちゃってたよ?」

ベル > 「ん? 食べ物に関することは私の生きがいだもの」

とりあえず、何らかの加護がついたはず
それがいいものか悪いものかはわかりませんが、一応一食のお礼なおんです。

「それは……ナイショですよ」

口に指一本添えて、人間ではないという部分を黙るように言うのです
ここは揉め事ご法度の場所、全てのものが対等に扱われる場所。

「なら、カナムくんが大きくなったら襲われちゃいますね
 だから強くなりなさいカナムくん、魔王を倒せるくらいに強くね」

そしたら、私を好きにしていいですよとも伝えて

「では、そろそろ私は行きますね、お家に戻って豚さんのお世話が待っているのです」

カナム > 「凄い生きがい…だね?」

食べ物が生きがいってどうなの?
無いよりはいいけどさ…

「っ…分かったよ。お姉ちゃん。」

きちんと答えてくれたし問い詰める気もないからいいけどね
魔王、かぁ……好きにしていいなんて言わないほうが良いよ?
子供の成長力舐めんな!

「うん、じゃぁねベルお姉ちゃん。豚さんにもよろしく!」

手を振って見送る
折角魔王と会えたんだし、もうちょっとここを散策してから帰ろうかな
面白いものが多そうだしね?

ご案内:「ドラゴンフィート 市場エリア・観光地区」からカナムさんが去りました。
ベル > では、そのままこの集落の外へ、外に出たら私の領地へと転移するのです。
ご案内:「ドラゴンフィート 市場エリア・観光地区」からベルさんが去りました。