2016/06/01 のログ
■アヤメ > 「ん、や、ぁ、ぁああっ――はひゅっ、ぁ、ぅぁ、ぁあっ♪」
彼女の、恐らく下着など付けていないであろう肢体を貪る。
それは、今この瞬間は嬉しいものの、後から考えれば不安になるもの。
彼女を束縛しようとは思わないが、襲われないかという意味ではそわそわしてしまう。
とは言え、それは全て終わった後の話。今の少女には、ただ胸元を空い、甘噛みする愉悦しかなかった。
「んぁ、ぅっ――だい、じょぶっ……ラウラ、も、養えるからっ――ぁ、ひぅっ♪きっと、そう、だねっ……♪」
彼女が望むなら、二人を養って生きていくという選択もある。
それだけの覚悟も腕もあるのだから、持てる者の義務とでも言うべきものだ。
だから安心して孕める――足を彼女の腰のあたりに絡みつかせて、最早抱きしめるというよりしがみつくようにしながら。
「ひひゃ、ぁ、ぁ、ぁああっ――あ、ぅぁああ♪」
吐き出される精液。同時に明滅する呪符。やがて呪符の表面の文字が組み代わり『受胎完了』という古代文字が浮かび上がる。
それは本来有り得ないはずの彼女の精液ですら、妊娠可能にしてしまう強力な性魔術の証。
腹部に貼り付けられたものは、想像以上に悪辣な、少女を縛る呪いだった。
しかしそれでも、その御蔭で子を孕めたということもあって。故に少女は、ただそっと疲れた身を預けると。
「――ラウラお父さん、になっちゃうの、かな?……その、縛り付けるつもりは、ないけど……たまには、一緒にいて欲しい、な……普通のデートも、したいかも、だし」
などと、囁きながらはにかむのだった。
■ラウラ > んんっ、ふ……んぁ、こ、ら……舐め、ちゃ……んぅ……!
(幸いにして生地は仕立ての良い上質なものだったお陰で容易に透ける事こそないものの、常から身につけているケープは、此度のように性を求めに行く折の目隠しとしても案外、役にたつ。“観客”の眼には、より判り易く艶やかな素裸があるものだから、己の方は誤魔化せているだろう―――目敏い者には、バレているかもしれないが)
こ、こら、これでも一応―――
(その先は、この場で紡ぐには危ういかと思い、飲み込んだ。貴族、なのだからと告げかけた言葉ではあるが、妾として彼女を迎えようと親に持ちかけでもすれば驚く、で済めばマシかもしれない。……同性に、その性の矛先が向いてしまうのは、とっくにバレているからこそ、危うい夜遊びも寛容されているとはいえ、だ。続けられなかった言葉は、二人きりの折にでも紡ぐとしよう、なんて心に留めつつ―――遠慮容赦の無い射精風景は、周囲の“観客”の眼も、存分に愉しませる事が出来たらしい)
…………ん、ぁ……ふ、ふふ……良いんじゃない?ママが二人、でも
(囁きと共に耳朶を食み、撫で心地の良い彼女の裸身を、下腹部から胸元まで撫であげるようにと慈しみ……くす、と、意地の悪い笑み一つ)
“普通のデート”の時も、アヤメのおっぱいが恋しくなっちゃうかもしれないわよ?―――私、えっちだもの。それに、そうねぇ……もーっとアヤメのハダカ、堪能したいし……そろそろ、お部屋、とりましょっか。
(その言葉と共に、ちゅっ、と、またも、ソレが当然の権利であるかの如く唇を重ね合わせ、散々穢しに穢した彼女の手を取ると―――その肌を隠せぬようにと目論みつつ、壇上から降り……向かうは、やっと宿泊客向けのカウンター。そこで宿泊の手続きを済ませれば、後は二人の時間、とする魂胆であった)
■アヤメ > 「――は、ふぁ……あぅ……」
すっかり放心状態の少女は、彼女を抱きしめるようにしたまま肩で息をする。
彼女が貴族なのは何となく察していた――立ち居振る舞いに優雅さがあるのだ。
それでも気づかぬふりをするのは、事情を何となく察したからで。
完全にはらんでしまった少女は、すっかり絆された様子で身を寄せていた。
「ん、そっか……それなら、それで――普通のデートで、なら、その……魔法の玩具、とか、どう?……そう、すれば、ラウラは、その……好きなだけ、私、虐められるよ……?」
などと提案した後、部屋を取ろうという言葉には素直に頷く。くちづけも拒まず、むしろ吸い付いて。
やがて壇から降りる前に、くすり、と微笑むと、お腹の呪符を見せつけながら。
「――んっ……本日は、ありがとう、ござい、ました……えっと、その、赤ちゃん、無事に産めたら、見せに、来ますね?」
などと観衆に告げると、そそくさと後を追う。そうして後は二人の時間。
とは言え少女はそろそろ限界。部屋に付けばくったりと、ベッドで眠ってしまうことだろう。
明日、朝起きたなら酒場の厨房を借りて、朝ごはんを振る舞ったとか。
ともあれこれから、ここから、二人の爛れた、しかしとても仲の良い関係が始まるのである――。
■ラウラ > ……っ、ふ……ふふ……玩具……ねぇ……それでアヤメがどんな風になっちゃうか、見てみたいかも?
(そうなった彼女を見て己がどこまで我慢できるか。……問題はそちらになってしまう危険性も高いだろう提案だが、何かしら探してみるのも一興だろうかと買出しリストにこっそり書き加えてしまう有様。己は、交わっている真っ最中だったのも相まって呪符が呼応した事にはまだ気付いておらず―――……二人きり、となった折に知れば、己の“隠れ家”を一つ、彼女に教える事となるだろう。新居、とまでは行かずとも住む事は出来るだろう、と)
こ、こら、アヤメ……ん、もう……それ言ったら、また、ってぇ……
(周囲からは、その宣言をはやし立てる声もありつつ、また交わって見せろ、などと露骨な要求まで混ざって居る。……部屋を取る段になっても、どうやら己達のショウパフォーマンス中は今宵の売り上げに貢献できたらしく、角部屋を融通してくれる気の効かせようをカウンターですら受けてしまうのであった)
………………見せびらかせえっちの時は、此処に来た方が色々、愉しい事になりそうね?
(そう紡ぎ……何かを羽織らせる事すらせずの素裸で個室へと誘い、そこで眠る折には己も一糸纏わぬ姿で、となるだろう。―――つまり、艶事が終わるには、まだ暫しの時間を要する事になるであろう―――)
ご案内:「王都マグメール とある宿屋」からアヤメさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール とある宿屋」からラウラさんが去りました。