2016/03/06 のログ
ご案内:「湖」にオーベさんが現れました。
■オーベ > (うぞうぞ、と蠢く小さな虫を針先にかけて竿のしなりを巧く利用して魚のいそうな場所へ落としてやる。竿を持ちっぱなし、というのも疲れるので傍にあったY字の流木を手持ちのナイフで器用に削り、余分な部分を落とせば簡易な竿置きを作り、股の部分に竿を置いた。作業を終えてしまえば、もう、魚がかかるのをのんびり待つくらいですることも無くなってしまったし、人目もないので外套を脱ぐとその上に寝転び、竿先をぼんやりと眺める。夕飯のメニューに魚が加わればいいな、なんて思いつつポケットから湖にまでやってくる途中に拾った小さな木の実を取り出す。物の本によると滋養に良いらしい、ということだったので齧ってみたが、たちまちに渋い顔を浮かべて、吐き出した)
■オーベ > …舌がピリピリする…(本の記述を読み間違えたか、或いは別の木の実であったか、この場で調べるすべはないがヒドい味であった。身体に良い、と薬草や木の実などは苦いものが多いから、薬効はあるのかもしれないが…外套の上に胡座をかいて座り、持っていた水筒から水を口に含めば口を濯いで吐き捨てる。どうも、出足から躓いたような気がして、今日は釣果もよくないようなそんな気すらしてきた。…が、自分の不注意で苦い木の実を齧ってしまう事と、釣果にはなんの因果もあるはずもなく、くい、と竿先が僅かに動けば、竿を手に持ち、手早く竿を上げる。釣れはしたものの、小ぶりであったから手早く針を外してやれば湖に返してやり)…半年後にまた会おう…(とか、口にしつつ改めて餌を針に付け、竿を振り出した)