2016/01/06 のログ
■タマモ > 「ふむ…そうなると、妾は物好きとなるじゃろうな。
自殺なんぞするつもりはないし、腕はともかく冒険者とやらではないからのぅ?
………待ち合わせをするにしても、もうちょっとマシな場所とかあるものと思うのじゃ。
何でこんな場所を待ち合わせ場所にするのかのぅ…」
並べられた言葉に、ふむ、と考えるような仕草。
それに応えるように言葉を返しながら、相手がこの場に居た理由に首を傾げる。
たかが待ち合わせにこんな遺跡の奥とか、普通に考えて面倒過ぎるだろう。
転移の能力とかあれば別だが…いや、それがあるにしても、こんな場所はないと思う。
「………なん…じゃと…!?
わざわざこんな場所までやってきたというのに、お宝の一つもないとはどういう事じゃ!?
何か?その罠とやらに引っ掛かって遊んで帰れとでも言うのか?
まったく、何を考えておるのじゃ…何を考えてこんな場所を作ったのじゃ!」
罠ばかりがあった、更にその奥もあんまり期待は出来ない。
その言葉に、ここまでやってきた苦労がただの無駄だと思えば怒りも抑えず、だむだむっと地団太を踏み出す少女。
しばらくお待ち下さい。
「ふぅ…と、ともあれじゃな…えーっと、何じゃ…そうそう、名前じゃったか?
そうじゃな、妾は一応は遥か東の国の出身となっておるのじゃ。
………呼び難いのじゃ、良いならばお主はるーちゃんじゃ、それで良い。」
怒りがなんとか収まったところで、落ち着こうと深呼吸。
改めて、名前について答えておいた。
そして、男性の呼び方も気にしないならばと己の言い分で決定させた。
むしろ、ちゃんと呼べと言われても呼べない、なので仕方ない。
まぁ、この遺跡がそもそも何の遺跡かなんて知る訳もない。
男性が待ち時間に罠を潰していた事も知る由もない。
罠の残骸を見ても、少女には理解出来ないのだから。
■ルヴィエラ > 何、人目に付かない事をするならば、こう言う所だろう?
……まぁ、そんな物好きが来ている時点で人目も何も無いから
在る意味反故になって正解だったのかも知れないがね…。
(遺跡の奥、変で辺鄙でセンスが無い…と普通なら思うだろう
だからこそイイのだと、詰る所逆転の発想が其処に在ったのだと主張
生憎本来の目的は何一つ果たせなかった訳だが。
宝の期待値について、己の所感を知らされれば、憤慨する相手
冗談では無く本当に宝探しに来たのか、と今更ながらに納得しては
くすくすと、思わず可笑しげに笑みを零し。)
生憎、此処の遺跡は大分古い。
だが、古いと言う事は宝狙いの冒険家も多かったという事さ
ま、私も全部は把握していないから、まだ他にもお宝が在るのかも知れないけれどねぇ
……何なら、さっきの失礼ついでに遺跡デートでもするかい?
(相手の憤慨が多少落ち着いた辺りで、笑んだ儘に人差し指立てて、提案
と言っても、正直軽いノリで在り、半ば拒絶されるだろうと考えつつの其れ
るーちゃん、で己が呼び名が決定されれば、まァ其れは良しとしつつに
示す遺跡の奥、崩れた瓦礫の中に在る暗い通路を示して見よう
其処だけ、其れ前少女が歩んで来た遺跡の中の雰囲気とは少々異なる
「いかにも」な雰囲気を漂わせており)
■タマモ > 「なるほど、なにやら人には知られてならぬ事をしようとしていた訳じゃな?
…いや、それを教えるのもどうかと思うのじゃ。
ともあれ、もう少し場所を考えるべきであるのは変わらんようじゃのぅ?」
内容がよろしくない事ならば、まぁ、こういった場所を待ち合わせ場所にするのもありか。
というか、それを他人に言っちゃ駄目だろう?的に言う。
地団太を踏み怒りを露にしているところを笑われれば、じろりと睨み付ける。
…見た目は怖くない。
「む、むむむ…無い事も無いか…まったく、紛らわしい事を言うでない。
よし、ならば更に奥へと向かうのみじゃ。
………侘びをついでとするならば、お主は荷物持ちじゃな、それでゆくぞ?」
遺跡が古いのは正直どうでもいい。
宝を狙う冒険者が多かったというのも、今更どうという事はない。
問題なのはお宝がある可能性があるのか、ないのか、それだけだ。
話を聞く感じでは、可能性は…あるらしいか?
それならば、と、さっそく向かおうとする少女。
男性がついてくるような事を言えば、お宝が見付かった時の物持ちをするように言い放つ。
正直、前みたいに量が多いとか弱い自分だけでは大して持てないのだ。
相手の返答は、あえて聞かない。
さっさと先を歩き始め、男性にはついてくるように手招きをした。
この先にお宝があったかどうか…それは2人のみぞ知る。
ご案内:「九頭龍山脈 遺跡内」からタマモさんが去りました。
■ルヴィエラ > ふふ、教えた所で内容までは判らないだろう?
其れに反故にされているからね、別に気には為らないさ。
(自分は別に何も気にしないから、言う。
基本的に愉しければ其れで良い感覚故に、やっぱり頓着せず
何やら今、己は睨まれたらしい。 まるで威圧感感じない睨め付けに
何処拭く風な様相で真っ直ぐ笑みを見せ付けてやりながら。)
可能性を全て否定はしないよ。
僅かな可能性に賭けて往く…其れこそが宝探しの醍醐味だろう?
ま、そう言う私はお宝とやらには全く持って興味は無いんだが…
――えー。
(荷物持ち、確定。 其れはデートとは言わないとか主張したかったが
言う前に既に歩き始めた相手を見ては、やれやれ、と竦める肩
ともあれ提案したのは己だ、ならば付いて行くのが道理だろう
宝が見つかれば荷物持ちせざるを得なくなるから
内心では見付からなければ良いとか、こっそり考えつつ
――大体、そう言う願いと言うのは届かなかったりするのだ。
もしお宝が見付かったのならば、致し方無し
ちゃんと、律儀に荷物係を全うする事だろう――)
ご案内:「九頭龍山脈 遺跡内」からルヴィエラさんが去りました。
ご案内:「ジャルージ号」に魔王レヴィアタンさんが現れました。
■魔王レヴィアタン > 甲板の手摺に身体を預け、ぼんやりと王都の方角を眺めている。
部下も己も暫し小休止。国へ帰る前のちょっとした寄り道だ。
つまらなそうに小さくため息を吐くと、傍らに控えていた部下に手で合図する。
「………退屈だねぇ。やることがあまりないってのは困ったもんだよ」
各々、自室に引上げる部下達の背を見送りつつぼやいた。
海風に吹かれながら軽く足踏みをする。ゴト、ゴトンという鈍い音がデッキに響く。
「ここ最近じゃあ遊びに来てくれる子もいないし……やれやれだ」
■魔王レヴィアタン > 空に片手を翳す。
ヴェールで船を覆おうとして、止めた。腕を下ろし手摺に落とす。
「………別に、今はヒトの目を気にすることもなかろうね」
言うとゆっくり無人の甲板を歩く。
後手に組み、部下が全員船内に引上げたことを確認しながら――船首へと。
「とはいえ、そろそろ帰った方が良さそうか」
ぐるっと肩を回す。もう一度名残惜しそうに、王都の方を見遣れば――
船が出航した。向かうは己の領域、魔の国へと。
ご案内:「ジャルージ号」から魔王レヴィアタンさんが去りました。