2015/10/19 のログ
ご案内:「平民区:カタリナの部屋」にヘルガさんが現れました。
ヘルガ > 「いまはただの旅人だよ、カタリナ。だからそのままヘルガと呼んで欲しい」
「それにしても、旅の雨宿り…か。ふふ、失礼するよ」

親しみを込めてほほえみかけた。
誂えたようだなと看板に感嘆を打ちながら、招かれた家屋に踏み入る。
雨は避けられ、暖炉の灯りが守る部屋、随分暖かく休まる気持ちだった。
一歩入り込み、扉を閉めると……自分の状況を改めて見下ろす。

「ずぶ濡れでお邪魔してしまうのは、少々気が引ける、かな……」
「乾かすのに、暖炉の炎を借りても、いいかい?」

入り口で立ち止まり、横になったらそのまま眠ってしまいそうな心地よさのなか、
治療のために患部を見せる必要があるだろうと、脱げるものは脱ごうとする。
着替えるなら向こうを向いているからと、カタリナにも先んじて告げて…

「……しかし泊まったとなると、きみの恋人に怒られてしまうかな?」

2つ並ぶベッドを見て、そんなことを。

カタリナ >  「ではヘルガって呼ばせてもらいますね」

こういう時は遠慮はしない。
微笑みかけるヘルガに同じく微笑み返した。

 「それは大丈夫。幾らでも使ってくれていいから」

そう言いながら身体を拭く布を自分の分とヘルガの分を二つ。
自室の机の棚から包帯や傷薬を取り出してくる。
先に自分の髪をその布で拭きながらもう片方の布をヘルガに渡すだろう。

 「私は大丈夫だから先に手当、しちゃうね」

髪だけを拭いてそうヘルガへと告げた。
そしてヘルガが恋人、と言えば。
少しだけぎこちない笑いを浮かべ。

 「……あー、えっと。今は居ないんだ」

詳しくは語ろうとはせず、そうやって濁す。

 「それはいいから傷、見せて」

話題を無理やり変える様に、そうヘルガへと。

ヘルガ > 受け取った布で髪や顔の水分を拭い取ると、暖気で乾くのも相まって不快感は随分と消えた。
顔を拭いながら――まずいことを聞いたか、とそれについては口を噤んでおく。
ベッドからも視線を外した。心身はまだ落ち着いていた。

「世話になるよ……すまないね」

世話になること、治療を任せること、恋人について触れたこと
一言の詫びに色々と含めながら服を脱ぎ終える。
いまは黒いズボンと、ふくよかな乳房を邪魔にならぬよう押さえつけるサラシのみ。
脱げば確かに「女」であることをカタリナに伝えよう。
露わになった白い肌がじりじりと暖められるのが心地よい。

「ここ。……本当に浅い傷なんだが、妙な角度で入ったらしくてね」

腕をもたげて示す。生白く筋肉質な二の腕に、鮮やかな赤い線がある。
剣で切り裂かれた横一文字は、未だにじわりと新しい血液を滲ませていた。
雨によって痛覚が鈍っていたのか、思い出したように痛み出す。
……治療、女が、近づく。乾いた喉が、ごくりと上下に動いた。

カタリナ >  「あ、ううん。気にしないでいいよ」

苦笑しながらヘルガに返す。
そしてヘルガの身体を見た。
まず最初に彼女を見、カタリナが抱いたのは綺麗だな、という感情だった。
ごく、と少しだけ唾を飲みこむ。
そしてまた少しだけ我に還れば、治療をしようと少しだけ慌ただしく動いた。

 「じゃあ、治療始めるね」

そう言って恐る恐る、振動を極力与えないよう、彼女の腕に手を伸ばし軽く掌を翳す。
視線を下に落とした事もあり、まだ拭い切っていなかった雨がつう、と彼女の顔から首筋へと流れ、ぽた、と床に落ちる。

流石に剣を振るう腕であってか、非常に洗礼されたその腕に伸びた赤い線に。

 「―――」

小さく詠唱文を唱えれば。
ほのかな薄く淡い緑の光が傷口に当たり、傷口は完全に消えないものの、痛みは徐々にゆっくりと治まってくるだろうか。

 「ふう」

軽く息を吐き出し、次は傷薬と包帯を持ち出す。

 「治療する、と言うより私が学んだのは自然治癒力を高める方が近くて」

 そう言いながら特に彼女が抵抗などしないなら、傷口に傷薬を軽く塗り包帯を巻き始めるだろう。

ヘルガ > 頼む、とその口では頷きながらも、
内心ほとんどそんなことは頭に入っていなかったと言っていい。
拭われぬままの水が露わにする瑞々しい女の肌と、
服に隠された起伏が間近にある。
喉の乾きに似た強烈な衝動を耐えるよう腕に力が篭った。

「…………」

傷口を照らす暖かな輝きに、それがもたらす鎮痛作用に、
ため息を吐いたように聞こえただろうか。
その実、水滴が舐めるように流れ落ちたカタリナの首筋に視線を注いでしまう。

「痛みは引いた、ありがとう。けれど……」
「きみのほうがまだ、濡れっぱなしじゃないか」

指先が自分の肌上を這う頃には、既に精神が限界に達していた。
悪魔が喰らえと囁くままに、まずは掌が優しく、カタリナの頬を撫ぜる。
濡れた水滴を掬う。頬の稜線を探ってから、熱くなった掌で顎を捉えて

「お互い、体が冷えている。すこし暖まらないか?」

そう告げた言葉は三日月のように笑った唇から告げられ、
その唇は半ば強引に、噛みつくようにカタリナの唇に押し付けられる。
体重をかけ、近くのベッド…
普段カタリナが使っていたものか、それとも違うものか?
いずれにせよ、強靭な腕力と体重で押さえつけ、貪りにかかる。
ぬろりと押し込んだ舌は、歯列の裏を軟口蓋を舌先でぬろぬろとくすぐり、
腔内の粘膜を、ぬる、――と、一巡し、その後は、舌と舌を擦れ合わせる感触を楽しみだした。

カタリナ > 溜息を付く彼女に少しだけ安堵を覚える。
普段余り使わないものだっただけに効力が少しだけ、心配だったからだ。
濡れっぱなしだ、と終われば確かに少し冷えてきた気もする。

 「これが終わったら私もすぐ―――」

そう言いかけて、すい、とカタリナの頬をヘルガの掌がなぞった。
水滴を拭う様に、まるで慈しむように。
その行為に思わずさっき心にしまった綺麗だという感情がまた湧きあがり。

ヘルガの顔を見る。
その口元はどうしようもなく歪んでいて―――。

 「―――んっ」

刹那その唇が彼女の唇と重なり合う。
そのまま押し倒されるようにベッドへと押さえつけられ、ぎし、と安いベッドが軋んだ
到底彼女がヘルガを拒絶できる力も無く、混乱して現状理解が追いつかないまま、ただ口内を彼女の舌がいいように這いずり回り蹂躙して行く。

 「ん……んんっ」

一しきり口内の蹂躙を楽しんだヘルガの舌は、次はカタリナの舌と絡み合い、重なり合う二人にしか聞こえない、小さく淫靡な音が脳内へと響いていく。

ヘルガ > 「んぅ……ん……ふっ……」

発熱したように上気した体が、カタリナの体をベッドに閉じ込める。
濡れた服がシーツを汚そうと構わずに、舌粘膜でカタリナの腔内を味わった。
少し長めの舌が、口蓋の奥側まで、舌の裏側も器用にその先端で擽る。
ふ、ふ、と荒い鼻息をカタリナの顔に浴びせながら、情熱的な接吻を続ける。

「ん、…んんぅ……んッ……む………」

角度を変えより深く口吻を行い、カタリナの後頭部をベッドへぐいと押しこむほどに力を込める。
自らの舌を出し入れするよう動かし、カタリナの舌を可愛がる。
こぷりと唾液をその喉奥に注ぎ、自らも唇をすぼめてカタリナの舌を吸い上げ、唾液の分泌を促した。

たっぷりと時間をかけて行うくちづけの中、
掌は濡れた服越しに存在を主張するカタリナの乳房へと指をぐにゅりと食い込ませる。

「ふ、ぁ。…あふ、…寒くて、仕方がなくてね…こうしたい…カタリナはとても暖かいよ…」

数分。ようやく唇を解放すれば、うっとりとそんな事をささやきかけた。
理性は失せ、蕩けるような微笑を浮かべる。
赤い双眸は、ぎらぎらと欲望に輝いている。
だが足りぬとばかり、濡れた街服の上を強引に捲り上げた。
露わにした一対の膨らみを鷲掴みにし、揉み解し。顔を埋め、むしゃぶりつく。

カタリナ >  「んあ……んん……」

ベッドに倒れたまま彼女の口付をただ受け入れる。
中という中を、普段自分では触れないような口の中を。
荒い息が己に当たればまるでヘルガの熱が伝播するように。
同じく息は荒くなる。

 「ん……んっ…」

先ほどまでよりも一際深い口吻はベッドを更に軋ませ、カタリナを更にベッドへと沈めて行く。
今まで感じた事の無い舌を犯される感覚に背筋をゾクリと震わせた。

 「……っ」

ごくり、と辺りに音が響く。
彼女が注ぐ唾液を飲み下し、尚ヘルガはカタリナの舌を攻めたてる。
胸には熱くなった彼女の掌が沈みこみ、形を歪めた。

 「なん……で……」

永遠にも続くと感じたその舌への愛撫。
解放された口から吸う息はただただ熱く、ヘルガの吐息を吸いこんでいるかのようで。
もはやカタリナも言葉に力は無く、口端からどちらの物ともつかない唾液を溢し、魘された様にヘルガを見た。
是非を問う言葉は、気に留められることは無く、次は街服を捲り上げられる。

 「んっ―――」

服越しではなく次は直接―――。
彼女の掌が、先ほどまで彼女の口内を犯していたヘルガの舌が、貪りついてくる。
その乱暴な愛撫にカタリナは身を捩った。

ヘルガ > 「……言っただろう?寒くて仕方がないと…ああ、こんなに冷えて……いけないね」

しっとりと汗ばむ掌が、肉感的なカタリナの乳房を捉える。
両手で包み、押し込み、パン生地にそうするように弾力に富んだ柔肉を捏ねた。
カタリナの残滓が残る自らの唇を舌なめずりし、その唇をひらくと、

「ん、むっ――ふ、ぁ……こうして、暖めてあげよう、とね…きみにも、この熱を、わけて…」

色づく乳輪を口に含み、しゃぶりたてる。
ぬりゅぬりゅと舌粘膜が這いまわり、その先端部を吸いあげ、歯を立てる。
丹念に、甘ったるく、口に含んだ突端をつんつんと舌先でくすぐり、
ひとくさりそうすると、逆側の乳輪にも同じように刺激を与えた。

「カタリナは、こういうことは嫌いかな?こんな、厭らしい体をして…」

このような治安の悪い地域で無事でいられるはずがないと、
どこか想像したことが、この健気で優しい少女を汚す事の躊躇を吹き消す。
目の前の柔らかなししむらに夢中になり、
唾液の跳ねる音を響かせながら、乳肉と先端を、重点的に愛撫し……

「私は興奮して、どうにかなりそうだよ……ほら」

胸元から上目遣いでその顔を伺うなら、目を細め、カタリナの手を掴み、自らのズボンへと導く
ゆったりした生地のなか、引き締まった腹筋の感触と「熱いなにか」がカタリナの手を挟む
それを、握らせる…その胴回りは太く、カタリナの細指が回り切らない円周。
長さも、根本を辿れば随分なものだ。心拍のようにドクドクと脈打つそれは、
明らかに普通でないサイズでありながら、カタリナが知っている…つい最近知ったもの。

カタリナ >  「んっ」

吐息が漏れる。
思わず口を掌で覆う。
ねっとりと、絡みつく舌が敏感な先端と乳輪を執拗なまでに責めたてる。
その吐息が当たる度にピクン、と身体が跳ねる。
どうしようもなく反応してしまっていて。
舌先で舐られ、彼女の双丘の先端は最初よりもその存在をはっきりと認識させるほどに勃起していた。
外気に触れるだけでも、じん、と芯を通すような痺れが身体を支配していく。

 「厭らしくなんかぁ……」

そう否定する声は。
なお続く愛撫にすっかりと甘ったるく力の無い声で、説得力など皆無であり、ただただヘルガの情欲を煽るだけの言葉に過ぎない。
ぺちゃり、と唾液の音を聞くだけで身体が何処かおかしくなるようにすら。

 「……?―――……ぇ……?」

導かれるままに掌は。
彼女のズボンの中に導かれ。
そう。
最近知った。
知らされた。

 「なん……」

少しだけ、さあ、と血の気が引くかの様に。
理解が追いついていない。
彼女は平々凡々に暮らしていたただの町娘であり―――女性にソレがある、という事は知らなかった。

 「どう……してそれ……?」

ヘルガ > 「ふふ…では、これは何かな?」

カタリナがあげる雌の声に煽られて、ヘルガの裡側に情欲の炎が燃え上がる。
乳頭の充血ぶりを知らしめるように、歯を立て、舌で捏ね、指で弾く……
強い刺激を断続的に与えながら、その胸元に唾液という香りと痕跡を広げていく。

「そんな良い声を出しておいて…もっと嫌がられ、泣き叫ぶものだとばかり」
「恋人以外に…ソレも女に良いようにされて甘く鳴くような女性だとは…思っていなかったな」

粘着質な水音を響かせながら乳房の愛撫を続け、
しかし熱を入れていたカタリナの顔から血の気が引く様を見ると、
彼女の掌を自分の手で包み込み、強くソレを握りこませる。

「悪魔のせいでね、こんな体になってしまった」

どくっ、どくっ…。解放を求めて脈打つ肉棒の根本まで誘導すれば、
男にある筈の睾丸が存在せず、もっと根本を辿ればその指先は、
カタリナが自慰の際に触れたであろう女の割れ目を探ることもできるだろう。
ぴちゃ…と糸を引いて唇を乳房から離すと、ぐっとカタリナの顔を覗き込む。

「きみのことを抱きたくて、犯したくて、どうにかなってしまいそうなんだ」
「内側から焼いて、満たして、暖めてあげたい…さて、きみのほうは…どうかな?」

感情、というより情欲を露わな笑みを見せつけながら、
乳房からもう片方の手も外れると、彼女の下衣を暴こうとする。
ズボンなら入り込み、スカートならたくし上げ、雨に締めるショーツの上を指がなぞる。
その女の入り口の反応を確かめながら、指先はすりすりとその割れ目をなぞりあげた。

カタリナ >  「やっ……さきっぽ……いじめないで……」

切なそうに、ヘルガの愛撫に嬌声をあげる。
自分のモノではないのではないか、と思うぐらいに充血した乳首。
尚弄られ、その度に甘い吐息と嬌声をあげていく。

 「違う……違うのぉこれ……私のせいじゃ」

ふるふると退行したかのように首を振る。
握らされ、脈打つソレ。
思い出せばただただソレに自分が塗りつぶされた記憶が彼女の脳裏をかすめて涙が頬を伝っていく。
悪魔のせいだと彼女は言う。
ならばそれは彼女のせいではないのかも知れない。
だが、現にこうして彼女を攻めたてているのは―――紛れも無く彼女で。
更に手を滑らされれば、己と同じ秘所もある、ただその男性にあるソレだけが異質にあるようで。
考えても、彼女に到底理解が追いつくものではなく。
回らない呂律と思考はただ、ヘルガの行為にのみ集中されていく。

 「わた、し……っ」

スカートを捲り上げられれば下着が露わになる。
湿っているのは雨のせいなのか、それとも。

 「んっ♥」

びくん、と割れ目をなぞり上げられ、身体が反応を示す。
漏れた声は先ほどよりもはるかに甘ったるくヘルガの耳に届いただろう。

それこそ、その声こそほんとうのこたえだと云わんばかりに。

ヘルガ > 指がかすめるだけで上がった声に、
驚いたように眉をあげて、そしてうっそりと微笑んだ。
そして、執拗に指が絡みつく。湿って透けた布越しに浮かぶ秘部に、
女の細い指が押し付けられ、上下に往復し、強かな摩擦を繰り返した。

「……ほら、カタリナは……ここをいじられるのが好きなんだろう?」

其処の湿りの真実を確かめるように、強い刺激は摩擦するだけにとどまらない。
クロッチ部を横にずらし、直に指が入り口に添えられると、
その秘された扉をそっと指先で開いては、指先で突き、そっと内部へと埋没させていく。
浅い部分を前後し、摩擦する。

「本当に嫌なら、抵抗しないと……これで、きみのことを滅茶苦茶にしてしまうよ?」
「その厭らしい体と、声で、きみが私を誘惑したんだ……ほら…」

指を根本まで、ぷちゅりと秘部の奥まで埋没させながら。
赤い舌で、カタリナの頬を伝う涙をつぅ、と拭い去る。
その記憶の裏まで透けて見通すことはできないまでも、
この少女が健気で優しい裏に、淫らな本性を飼っていることは見て通せた。
だから、少女の腕を使って自分のズボンをずらさせ、肉棒を露わとする。

「……きみのなかで、私を暖めてもらえないか?」

露わになったのは、男の浅黒い肉棒とは違うものだった。
黒ずみの一切ない真っ白い竿。唇に似た色の、桃色の亀頭部分。
根本に睾丸こそないものの、掌に握られた太さは――裏筋の舌には精管がぼこりと張り出し、
肉厚な剣のような、有様。膨らんだ亀頭を、カタリナの入り口に押し当てて。

カタリナ >  「やっ♥あっ♥んんぅ……」

指が蠢く度、眉は上がり、複雑に歪む。
目は細められ、ぎゅう、と閉じられる。
耐えられない感覚にどうにか耐える様に。
布越しの愛撫。
そこは先ほどよりも更に粘着質に、くちゅ、と淫らな音を響かせる。

 「す……きじゃぁ、な……♥」

は、あ。
と一際大きく吐息を吐く。
クロッチ部をずらせば、つぅ、と粘着質な愛液がその割れ目から糸を引く。
むせ返る雌の匂いを伴って。
既に濡れているその場所は、ヘルガの指を受け容れ、容易く侵入を許した。

 「ゆうわく、なんか……して―――、あ……だ、めぇ♥」

何がダメなのかももはやカタリナ自身も分からず。
その刺激に反応するように膣内は蠢き、根元まで刺し入れられた指を甘く締め付ける。
ただ熱く、焼ける様に脳内が過熱してて溶けていく。
舐められた頬だけが外気に当たってそこだけが冷たかった。

導かれ、彼女のズボンをおろし、その屹立したモノを露わにさせる。

 「……ぁ――」

譫言にも吐息にも嬌声にも聞こえる音を出し。
もはや一切の抵抗はなく、愛撫によって蕩けたカラダをだらりと彼女に晒し。
ただただ熱がこもった眼差しでヘルガを見つめる。
入口に押し当てられたソレに視線を移せば。

にこり、と最初に会った時とは違う、蕩けた笑みを浮かべて。

ヘルガ > 「……ふふ、幻滅だな」
「あれだけ優しく手当てしてくれたきみも…とんだ淫乱じゃないか」

引きぬいた指をとなりの指とこすり合わせて見せる。
まとわりついた粘液が糸を引く様、それを口に含んで笑みを深める。
可憐な少女の本性を暴く下卑た興奮と、
今まさに目の前に供されたご馳走に、触れ合った亀頭の穂先がドクンと震えた。

「女はみんなそう、私も、きみも同じなんだね…」
「それで…?ずいぶん物欲しそうなかおをしているけど……」

淫蕩そのものとなったカタリナの甘い笑みに、
戯れ合うようにその唇を、ぢぅ、と強く吸いあげるとともに、
その肉感的な腿を大きく開かせて腰を割りこませる。
甘く濡れた吐息と言葉をその唇に浴びせながら、

「私の好きにしていい、って…カタリナの口から、聞きたいな…?」

その返答がどうあれ、膝をベッドに立て、ぐいと体重を押し込む。
亀頭の丸みがカタリナの秘部をこじ開け、ぐ、ぷ…!と埋没した。
粘膜に包まれる快楽に、感極まった声を零しながら。
雁首の円周が入り口に引っかかった。

「ん、……ん、ン……ッ……♥」

その抵抗を押しやるように、力強く腰を突き出し。
ずる"…っ、と其処が入り込むと、後は勢いで…
容易く奥まで届く、悪魔じみたサイズの肉の剣が、
みち、みぢ"…ッ…♥とカタリナの肉襞を押し拡げては突き進み…
ゆっくりと、時間をかけて、その子宮口に口吻をするように出会わせる。
暖かく心地よい。そして窮屈だと言うように、
どくん、どくん、と脈打つ男根が、カタリナの中で暴れている。

カタリナ > 言葉攻めに蕩けた笑みが更に歪む。

 「だって……気持ちいいから……」

触れた先に身体が期待する様に身震いを起こす。
明らかに大きいソレを期待する様に。

 「う、うん……んっ……♥」

言い終わる前に唇を再度塞がれ、次は自分から舌を絡める。
短い時間でもそれは痺れるような快感がカタリナに走り、反応し、溢れる愛液が自分の腿を濡らす。
ヘルガによって大きく股を開かされ、蕩けた瞳で目の前の屹立する逸物を見る。
そして、そう言われるなら。
 
 「うん……!うん……♥いいよ♥私をヘルガのそのおっきいのでぇ♥無茶苦茶に……シて♥」

言い終わるの速かったのか、それとも貫かれたのが速かったのか。

 「っ~~~♥♥」

その明らかにサイズの違うヘルガのペニスが己をゆっくりと貫いていく感覚。
抵抗を押しやられればその刺激で身体が大きく反る。
膣内を拡張されていくその感覚。
全てがあの時と一緒で、全てがあの時と違う。

 「んぅ……あ♥ヘルガぁ……♥」

切なそうにあげる声は苦痛など微塵も感じさせず、ただ快楽を貪る顔。
脈打ち暴れられる感覚一つ一つで軽く意識が飛びそうになる。
その度にその大きな剛直を暖かく、甘く締め付けて行く。

ヘルガ > 「はぁっ…よく、できました…ほら、奥まで入ったよ、カタリナ…?」

求めの言葉を聞きながらについに挿入し、
逸物を隙間なく包み込むカタリナの肉襞の感触に甘ったるい吐息を零す
出会ってすぐに犯している、というのに
快楽に酔ったカタリナを惑わせるように、まるで恋人めいた囁きを落として。

「暖かい…きみのなかは、最高だよ……このまま、蕩けてしまいそう、で……っ!」

その細腰を両手でつかみ、勢い良く腰を引く。
雁首の張り出した段差が、竿の膨らみが、ごりゅ、ぐりゅっ、と内部を強く擦りながら
べったりとカタリナの愛液にまみれた白い竿が抜け出る様を見せつける。
そしてその勢いのまま腰を押し込み、再び一息に最奥までを肉棒で埋め尽くした。

「いやらしい、カタリナは…こうやって、されるのが、大好きなんだね…っ?」
「ん、く…ふふ、どうされたい?乱暴に扱われたいのかな?それとも恋人のように…?」

体を火照らせ、汗をかき、熱を貪り合うことを目的とするように、
激しいグラインドで肉棒を出し入れするたび、
ごつん、とカタリナの子宮を揺さぶる。
自分の形に開墾し、雌がどんどん熟れて咲く様に満たされる。

「私のは、どうだい…?その、お口は…キスするだけじゃなくて、ちゃんと、言えるだろう…っ!」

普段なら考えもしない甘い罵倒で彼女を煽りながら、
ぐちゅり、とひときわ強く押し込み、大きく鳴かせようとした。

カタリナ >  「うん……♥ヘルガのがナカ一杯でぇ♥」

求めるがままに求める様に言葉を紡ぐ。
事実ヘルガの逸物は彼女の中全てを埋め尽くし、下腹部が膨らんでいた。

 「私も……やけどしちゃうぅぅ♥」

引き抜かれていく時すらそのカリが彼女の膣壁をごりごりと刺激する。
その度に締め付け、抜けないようにと蠢いた。

 「ぁ……抜いちゃ……ッ~~~~♥」

一瞬不安な声を出しかけた時に、一気に奥までの挿入。
その余りの快楽の波に声にならない音のような嬌声を響かせ、軽く気をやったようで全身が痙攣する。
その痙攣に連動する様に、また一際強くなる締め付け。
離さないと言う様に。

 「そう、です♥かたりなは、こうやって、らんぼうにされるのだいすき、なんです……っ♥もっと、こいびとじゃなくていいから、おもちゃでいいから♥」

いつしか雨に濡れていた身体はすっかりと火照りと汗が支配していた。
掻き回されるたびに甘い音。
最初はキツいだけだった膣内も、今はただヘルガの形へと作り変わり、ヘルガの快楽の為だけに存在していた。

 「いい♥へるがの、すごくおおきくてかたくて♥かたりなのあそこ、いっぱいで♥」

更に強く押し込まれれば。

 「んぁぁっ!!―――あ、は、は♥」

ギシ、と更にたわんだベッドの音に負けない程の嬌声を上げ、後には笑いが漏れた。

ヘルガ > その落差に激しく情欲を煽られたか、みちり、とカタリナの内側で更に肉棒が猛る。
その要求通り、行為自体は甘くとも、挿入の勢いは留まる事を知らない。
高級と言えぬであろうベッドをぎしりと軋ませながら、激しい前後運動でカタリナを玩弄する。

「ふ、ぁ――あ、はは、…ほんとうに、きみは最高の、玩具、だ…っ」

人を玩具として扱うことなどあってはならぬ身なのに、
いまは少女をもっと壊してしまいたいという感情に支配されながら、
力強く刳り込み、雁首の段差で腹の裏側、
最も敏感な場所をごりごりとこすり続けているうちに……

「っくぅ、んン…♥ はぁ、…だめ、だ。もう、出てしまいそう…」
「私のは、ね…濃い、のかな…出来やすい、ようなんだ」

息が次々と上がり、獣のように荒く呼吸しながら。
カタリナの奥を突くたび途切れ途切れになる声は、絶頂の予兆を伝え…
ふと思い出したように告げる、昔語り。

「まえに…きみのように親切にしてくれた修道女を、犯して…孕ませた、ことがある」
「……でも、いいだろう? きみのことも、その修道女みたいに、台無しにしてしまっても…ッ!」

嗜虐の色も滲む笑みで、「玩具」に対してそう告げながら…
ごつ、ごっ、ごッ…!と力強く子宮口を幾度もノックする。
そしてその予告どおり、奥を幾どめか叩いたと同時、カタリナの中で大きく肉棒がはねた。

「ぁ――――くッ……♥」

ぞくり、と背筋を反らし、体に力を込めて…達する。
太い精管を「なにか」がせり上がる感触をカタリナの膣の背中側に伝えた。
その「なにか」は濃く、熱く、先端から勢い良く迸り、カタリナの子宮の中を白濁に染めて上げていく。
感極まった声、絶頂に蕩ける表情を晒しながら、大量の子種をその子宮へとぶちまけた。

カタリナ > 甘く激しい二面性を持ったその行為にただただ身を捩り、嬌声を上げ。
ただ快楽を貪る。

 「うん♥もっとかたりなで……あそんで?」

玩具は、遊ばれるからこそ玩具たる。
遊ばれない玩具は、もうそれは玩具では無い。

 「ああん……そこ、弱いからぁ♥」

弱い部分を擦りつけられまた声をあげる。
続けられる行為に混じるように耳に、脳に入るヘルガの言葉。
できやすいということと。
ヘルガは前にも誰かを台無しにしたのだと言う。
そしてまた、カタリナも台無しにすると。

 「は、あ……♥」

意に介さず、ただただヘルガを絶頂へと導き。
うっとりと、その力強いピストンに顔を蕩けさせ、やがてヘルガに全身で抱き付く。
胸と胸が潰れ合い、更に体温と吐息が一つに混じり。
彼女は今も尚笑みを浮かべた彼女に耳元で声では無く音で。

 ―こ・わ・し・て―

と囁く。
ただその時の顔は果たして蕩けた顔であったのかヘルガは愚か、自身であるカタリナすら確認する術は無い。
もう今は蕩けた顔なのだから。

次の瞬間、ヘルガの肉棒が一際膨張し、脈打った。
それが何なのかはわかる。

 「~~んん!!♥」

ビクンと更に一際大きく跳ね、ぶちまけられた次の瞬間、カタリナも絶頂を迎える。
そして一際強く、その濃く大量に膣内にぶちまけられている白濁液を最後の一滴まで搾り取るように締め上げる。

ヘルガ > 「はっ……あく、ぅ……♥」

搾られる。吸い取られる。収縮する肉襞に促され、どくん、どくん…と射精が続く。
達させた、というよりは達させられた有様だった。
絶頂の衝撃、ほてった肉体。満足感に、しかし眠くなるどころか体は燃え上がるようだ。
耳元に落ちた音は、聞き間違いかと思うほどの内容だったが、
しかし決して聞き間違いではないという確信を持って、注ぎこむ…一滴残らず。

「はっ…はぁ…ふふ、…ほら、離してくれないものだから、中に、全部……」

いつしか体は汗ばむ。暴れたせいか、塞がりかけた傷は少し開いて包帯に朱を滲ませていた。
上がった吐息を浴びせる唇に、キスの雨を降らせながら、
ようやく収まった射精。しかし、一度では、それは萎えない。
指先を、肉棒のシルエットが浮かぶカタリナの腹に這わせる。
そして子宮、注ぎ込まれた場所まで指がたどり着くと

「ン、…っん、はぁ、…できてしまったかな?いまは確かめようもないけど…」
「でもカタリナ、ほら…私は一度では満足できないんだ、君があまりに良いものだから…」

勢い良く腰を引いた。精液と、愛液をかきだしながら、
入り口にひっかかった雁首も力強く、彼女の抵抗を振りほどき、一気に引き抜く。
粘液を散らしながら立ち上がったそれは腹につかんばかりの角度を保持し、
その威容をカタリナに見せつけるのだ。

「もっと、きみとしたい。…どうされたい?おねだりしてごらん?…まだ壊され足りないんだろう?」

カタリナの前髪をあげてやり、その蕩けた表情を晒させながら
首をかしいで、問いかけた。肉襞から解放された肉棒は、餓えるように、どくっ♥と跳ねる。

カタリナ > 続く射精、注ぎ込まれる感覚は止まず。

 「ぁ……♥」

蕩けたまま、愛おしそうに続くその痙攣を味わう。
熱く、既にもう一杯だろうけれど、それでも尚注ぎきまれていく。
密着させたまま唇を貪り合い、舌を絡め、幾度と無く繰り返した唾液の混ぜあい。
やがてそれも終わり、つつ、と彼女の指先が下腹部をなぞる度、くすぐったいように身体をくねらせた。

 「さ、あ……わかんない……ぁ」

ずる、と引き抜かれた跡もひくひくと痙攣を続ける秘所。
未だに絶頂の感覚が残っており、少しの間満足に動けそうも無かった。
それでも彼女のソレはただただそそり立ち、一度では終わらないと言う事を言葉だけでなく、事実としてカタリナへと伝えて行く。


おねだりをしてごらん、というヘルガに。
ぼんやりとペニスを眺めれば。
やがて。

 「―――ん、ちゅ……んむ……♥」

自分からペニスに舌を這わせた。
ちろちろと、舌を粘液で滑らせて。
ぴちゃ、とわざと大きな音を出して。
裏筋を舐め揚げ愛液と精液に混じった汁を丹念に舐めとり、こくん、とその液を小さな音を出して飲み干せば、次は愛おしそうに亀頭を撫で、そこにまた舌を滑らせ雁首の溝も一つ一つ丁寧に清めて行く。

軽く指と舌で更になぞりながら。
上目使いでただ言葉は無く。
しかしその瞳ははっきりと己の欲望を述べていた。

―――よごして?

と。

中だけでなく、身体中も。
そう行為で示していく。

ヘルガ > 身を起こす仕草を最初は不思議そうに眺めていた。

「ん……っ」

男のそれを凌駕するサイズでありながら、男よりも過敏なそれは、
舌粘膜の刺激を受けることで大きく跳ね、持ち主に甘やかな吐息を吐き出させる。
先程の治癒のような、素の性格がかいま見える、献身的な奉仕。
勘所を撫でられるたびビクビクと肉棒は跳ねた――しかし上目遣いに秘められた意図を見て取ると、その持ち主は口端を歪ませて笑う。

「きみは…きみは本当にいやらしい女だな…?」
「全部中に出して孕ませてやりたいくらいなのに、私にそんなことをねだる、なんて」

その手を伸ばし、乱暴に乳房を掴んだ。
僅かな痛みがあるかもしれない。そのまま引き寄せ、乳肉の合間に竿を挟み込む。
腰を動かし、カタリナの唇と舌に、亀頭の曲面を擦り付けた。

「壊して…汚して欲しいなら、そんな恋人にするような甘さじゃ足りないよ、カタリナ」
「私のなかの獣に、訴えるように、もっと激しく…っ♥」

カタリナにまたがり、腰を振り立て、そのたびに唇に裏筋の硬さを擦り付ける。
口のなかには入り込ませない。そのすべてを浴びせるために。
亀頭とのディープキスをさせるように、執拗に可憐な唇と舌に不浄の先端を擦り付け…
そのたび、カタリナが献身するたび、乳肉のなかで竿が膨らみ、
欲した「穢れ」がこみ上げてることを、カタリナに伝える。

厭らしく淫らに唇と舌を使う事を請い、そうするにつれ
どく、どく…、と肉棒は限界に近づいていく。

カタリナ >  「ん……」

乱暴に掴まれる双丘は形を歪に歪ませ、その間に挟まれる肉棒。
ぎ、とベッドに再度倒れ込まされ、跨られる。
胸を犯されながら、その長いモノを唇と舌で奉仕する。

 「ん……ぢゅ……ずずず……♥」

舌を使えば先で尿道口を掘り、唇を使えば下品に音を立てて亀頭の先に吸い付く。
先ほどの舐めて綺麗にしていくような奉仕では無く、はっきりと劣情の塊を出させようと言う行為。
瞳は期待する様に潤み、ただ胸と唇、舌での奉仕に没頭する。

少しずつ、脈打つ感覚が短くなり、望んでいたモノが来るのを期待し。

 「んんずず……ぷはぁ……ず……♥」

先ほどよりもわざと大きく淫らに音を立てて亀頭に吸い付いた。

ヘルガ > 「ん、んぅっ――…ふ、は…ぁ…っ…」
「本当に、覚えが、いいね……そんなに、…されたいの?」

挿入していた時ほどではないにせよ、唾液の伸ばされる音、粘膜のこすれ合う音。
そしてカタリナが立てる吸引の音、息遣いが、その奉仕行為にも淫らな趣を添えた。
自らも腰を使い、舌先に唇に穂先を擦り付けた。
びくり、と跳ねるたび、濃い先走り液が迸り、カタリナの顔を髪を汚す。
…先走りでこれ、なのだ。欲望はあれだけ吐き出してもまだ其処にわだかまる。

「んんぐッ…! んぅ…♥」

強く吸われたのがとどめになったのか、竿の根本からどくり、と大きく膨張し
立てた喉はなにかに耐えるように苦しげに呻いた。腰を引く。
膝を立て、唾液と精液の糸を引いて唇から離された亀頭から……

どぷり。迸る。鈴口から放たれた白濁の塊はまずその唇に。
青臭く、ゼリーのような濃さは流れ落ちる気配も見せない。
二度目に大きく跳ねた肉棒は、顔に額に白濁を伸ばした。
カタリナの髪の毛の間にも絡むように、その前髪さえ汚す。

「っく、は、…ぁう……♥」

すべてを吐き出すため、根本を掴み、扱き上げて。
そのたびに跳ねる肉棒は、先程自分を誘った首元に。
乳房の谷間に注ぎ、乳房の上に、付け根の狭間に…
臍の窪みに、滑らかな腹に。ショーツの上に、内腿にまで。
その全身に余さず陵辱の証をぶちまけていく。

「は…、…ぁ、はは。はは。…こんなに、汚れて…」

カタリナの脚の裏にまで。残りの微かな残滓を吐き出す肉棒を擦りつけながら。
白濁まみれの有様を見下ろす瞳から情欲のぎらつきは消えない。
脚から離れた肉棒は、やはり一部も萎えてない。
歪んだ微笑みは、体を流すときも、今宵一晩、カタリナを解放するつもりなど毛頭ないことを物語る…

カタリナ > 先走りを気にも留めず、掛かるそれすら潤滑油に。
ただヘルガの絶頂を求め。
そして。

 「んん……っ♥」

迸るその白く濁る液体。
液と言うにはどろりと、全身に纏わりつく。
髪を顔を、口を、肩を、胸を、腹を、腰を、尻を、太腿を、掛かっていない場所は無いぐらいに。
全身を汚されて恍惚の笑みを浮かべ、ビクンと全身を波打たせる。
ただ精液で全身を汚されただけでも軽くイったようで、恍惚の笑みも更に弛緩し、だらしなく口元が歪んだ。

 「あは……♥いっぱいでたね♥」

口元のゼリーに近い程濃く、生臭い匂いのするそれを掬い上げ、口に運ぶ。
ぺちゃ、ぺちゃと自分の指を舐り、味わっていく。

 「……♥」

未だに萎えないヘルガを見て。

 「いいよ……♥」

股を大きく広げておねだりするように。

      ア イ
 「もっとこわして?♥」

と。
―――夜はまだ続く。

ご案内:「平民区:カタリナの部屋」からカタリナさんが去りました。
ご案内:「平民区:カタリナの部屋」からヘルガさんが去りました。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院から平民地区へ続く道」にフォーティアさんが現れました。
フォーティア > 受けている仕事もそろそろ終わりそうではあるが、そればかりしていてはと今日も学院の図書館で本を読んでいた。
読み終わって気が付けば、またも日が沈む時間になっている。
慌てて本を片付けて学院を出てみれば、すでに回りは薄暗かった。

今日は父さんは家に居るだろうか…だったら心配しているかもしれない。
そう思えば、少し歩くペースを早くしながら帰路についた。
…とはいってもやはり周りから見ればゆっくりと歩いているように見えるかもしれない。

フォーティア > 平民地区を歩き続ける少女だが、その歩く場所はどうしても道の端になる。
別に端を歩くのが好き、という訳ではないのだが…道の真ん中付近を歩くのは目立つような気がして慣れない。
それもあるのだが、後は自分の歩く歩調である。
父と一緒に歩いている時もどうしても遅れ気味になる、自分の後ろから誰か来たら邪魔になるんじゃないか、というのもあるからだ。

(もう少し家が近くにあれば便利なんだけどなぁ…)

まだ距離があるのか、今の位置からはまだ自宅は見えない。
そんな事を考えはするも、立地条件から今の家の位置が一番良いのは分かってる、分かってはいるのだけど思わずにはいられない。
本当は建物の間を通れば近道となる場所はあるのだが、さすがにこの時間は…路地裏はきっと危険だろう、それくらいは少女でも考える。

フォーティア > 道の端を歩くのはどうかとも思うが、少女はそのまま道を歩いて家へと向かう。
その途中で酔っ払いを近くに見れば、絡まれるのは苦手だと建物の影に隠れてやり過ごす。
当然、そういった店の近くもなるべく避けて通っていく。
誰かの側を通ったところで相手が少女を気にする訳でも無いのだが…

そういった調子で歩き続ければ、もうすぐ我が家が見える通りへと辿り着いた。
ここまで来れば一安心か、胸を撫で下ろして…やはり道の端を歩いていく少女である。

フォーティア > やっと見える我が家、小走りに…とはいってもそれでもやはり遅いのだが、駆けていけば、外から窓の中を確かめる。

(灯りは…点いてない? また飲みに行ってるのかなぁ…)

仕事の後の一杯は最高だとよく聞いているが、アルコールが苦手な少女にはいまだにそれは理解出来ない。
いずれそれが分かるようになるのだろうか…?分かったとしても、きっと自分はお酒に弱いのだろう。
理解するにせよしないにせよ、やはりお酒には縁遠いかもしれない。

そんな事を考えながら、家の扉の取ってへと手をかける。