2015/10/12 のログ
テルヴェ > 扱きなれたペニスを自分で扱いても、今は気持ちよくない。
代わりにティネさんがテルヴェの身体の中で快感を訴え、その余剰、分け前が自分にフィードバックされてきている。
……錯覚だろうか、実感だろうか、ともかくテルヴェはそのように今の共生関係を捉えていた。そして、それがテルヴェの奉仕精神に火を付け、歓喜を呼び起こした。
狭い路地裏を白のペンキで塗り替えんばかりに射精を続けながら、テルヴェは手首が痛み出すのも気にせず、ペニスを扱き続けた。
ひたすら、ティネさんを悦ばせるためだけに。酷い目に合わせた分の何倍も、快感で埋め合わせするために。

「くひっ……! ひっ! でりゅ! どびゅーってでりゅ……ティネさんからでてりゅ……!」

何分も、何時間も……。
人が通りかかったかもしれないが、テルヴェの狂態とおびただしい量の精液の海が、正常な神経の持ち主の接近を許さなかった。

「……ふぐっ!? ぐ、ぉ、おおおおほおおおおお!!」

尿道を通り抜ける肉塊の感覚に、発狂寸前だったテルヴェの精神がにわかに引き戻される。
白濁の海に落とされた白い肉体を確認すると、テルヴェは慌てて上体を持ち上げ、それを拾い上げた。
プリプリの精液に包まれたそれはさながら繭のごとし。テルヴェは自分の排出物に土さえも混じっているその塊に躊躇なく口を付け、啜り上げた。
舌も激しく蠢かせながら這わせ、唇も歯も器用に使い、妖精の身体から精液を剥がし取っていく。

「………はぁぁ……ティネさん。生まれたぁ。おかえり……♪」

未だ精液臭を色濃く纏った妖精の全身に頬ずりするテルヴェ。目はうっとりと細まり、柔和な笑みを浮かべ……どこか、壊れているように見える。

ティネ > ……。

浅い呼吸。
テルヴェの精と一体化し、奪われていたティネの五感が
少しずつ戻ってくる。
ひとときに凝縮された悪夢、あるいは天国のような境地から
現実の路地裏へと引き戻され――ティネは正しい世界へと帰還した。
自己の存在が拡散していくような快楽、――そして多幸感。
あのままでいたら――本当に元に戻れなかったかもしれない。

たぶんまたとんでもないことをやってしまったんだろうな――と、
テルヴェの壊れたような笑みのもと、霞がかった意識のなか考える。
本来の姿を思い出したティネは、少しずつ正気へと戻っていった。
身体を満足に動かせるまでにはもう少しかかりそうだが。

「ただいま……」

かすかな笑顔を返し、拾い上げられた手の中で芋虫のように動いて、
頬ずりするテルヴェの頬に口づけをする――と、一瞬だけじんわりと暖かく発光する。
静心の魔法(サニティ)――少しは正気を取り戻す助けになるかもしれない。

テルヴェ > 「えへへぇ……」
頬にキスをされ、暖かい吐息と唇に顔が蕩ける……も、同時に発せられた魔力が、テルヴェのあちこち断線した脳髄を徐々に修復していく。

「………ティネ、さん?」

イキ狂っていたときの記憶は残っているが、混乱している。まず、現状認識がうまく行かない。
ここは商店街の路地裏だ……来た場所からは動いていない。土の露出していた地面は今や大部分が精液で白く染まっているが、まぁこの程度は見慣れた光景でもある。
手の中で柔和な笑みを浮かべるティネさんの身体は、汚れている以外に異常はない。
そして、その下の方に目をやる。自分の陰茎はまるで自分の一部でないかのように頭を振り、四方八方に精液を垂れ流している。相変わらず壊れたポンプのよう。
……否、いつもよりも噴出している精液が太い気がする……。

「ふうううっ……!」

記憶が整理されていくにつれ、再び腹膜が痙攣し、ぶびゅ、と鈴口が鳴って精液の塊が射出された。
そう、テルヴェは犯された。このティネという妖精によって、本来犯されるべきでない穴が、まるで膣穴のごとく……いや、それ以上にひどく。
その時の体験や自分の言動を思い出すにつれ、屈辱感、劣等感、無力感が湧き出してくる。

しかし。それが、たまらなく甘美であった。
自らの性器を明け渡した上で、相手と共感を持つという体験。それはテルヴェの心の中に、暖かい経験として確かに残っていた。

「……ありがとう、ティネさん。僕で、気持ちよくなってくれて」

手の中で未だ四肢を動かせずにいる彼女。その首筋を指で優しくくすぐりながら、テルヴェは再び微笑みかける。
それはもう、先程のような狂った笑みではなかった。まるでまどろむ母親のような、あるいは恋人のような……。

ティネ > どうにか、互いに自分を取り戻すことはできたようだった。
ほ、と安堵する。もし彼が壊れっぱなしであったなら、また一つ咎を背負うことになっていただろう。

愛しい人に対してするような温かい微笑みを向けられて、複雑そうに目を伏せる。
その笑顔は、思い出してしまう――自分がかつて壊してしまったものを。

「その……。調子乗っちゃってごめんね……
 ボクで遊ぶ人は多いけど、ボクと遊んでくれる人って、
 なかなかいないから、浮かれちゃって」

……調子に乗ったどころの話ではないし、そんな言い訳で許されるとも思ってはいないが。
きっと心に深い傷を追わせてしまったに違いない。
普段そのような相手を得ることのできない反動か、欲情を意識すると、
恐ろしいまでに常軌を逸した行為に出てしまう自分が、あまりにも恐ろしい。
淫魔呼ばわりを否定できやしない。
きっと自分は……ヒトと親密になってはいけないのだろう。
そう無意識のうちに、理解する。

「でも……おかげで楽しかった。ありがと」

そして、その気持ちもまた率直なものであった。

「とりあえず……このかっこどうにかしないとね」

あたりをきょろきょろと見渡す。
都合よく布とか、身を覆い隠せるものは転がってないだろうか。
自分はともかくテルヴェはどうにかしないと大変である。

テルヴェ > 「……正直、僕がティネさんに何をされたのかは、よく分かってないんだ。アハハ……」

記憶はある、しかしそれを受け入れられない。
さすがに度を過ぎたユルちんぽである、細いものを入れようとすればある程度はツップリ入るかもしれない。
しかし妖精の身体をまるごと呑み込むなど、その末に一体感を感じるなど、現実離れしている。

「……妖精、かぁ」

今は羽根を仕舞っているであろうが、確かにこの子は妖精だ。思えば、その時点で現実離れしているのだ。
自分の見てきた・経験してきた現実が貧弱だったにすぎないのかもしれない。
そして、その上での彼女のこの口ぶり。もしかすると、妖精という現実離れした概念に、彼女自身もまた翻弄されているのかもしれない。

「大丈夫だよ。ティネさん。僕は丈夫にできてるから大丈夫。だから、また遊んでよ、ね。
 僕もとっても楽しかったよ。気持ちよくて、とても幸せな気分で……」

その時のことを思い出そうとすれば、また記憶が混線を始めるような気がする。素っ頓狂な経験というのは得てしてそういうものかもしれない。
きっと、冒険者として成り上がっていくうち、こんな経験は何度もするに違いない。

語りかけながら、指先で彼女の裸体を弄び、ベタつきを自らの指へ移していく。
はじめ感じていた、女の裸体に触れる羞恥心も、今は不思議と感じない。情が移ったというやつだろうか。

「……ああ、そうだ、こんな精液まみれじゃ帰れないね。アハハ……。
 というか、この路地もこのままにしてちゃ数日は通行止めだね。官憲に怒られちゃうかなぁ……」

ふと、路地の壁の隅にこんもりとふくらんだ精液塊を見つける。テルヴェが頼まれていた夕飯の買い出しのバッグが、その下にあるのだ。

「……やばいッ! アレ早く持って帰らないと! ……というかアレそのまま持って行っても絶対怒られちゃうよぉ……
 うう……やっぱり僕はダメな子なんだ……」

クロースアーマーに精液をまとわりつかせながら、地べたで頭を抱えるテルヴェであった。

ティネ > 白い服が沈む場所は幸いにも比較的浅い精液溜まりだったため、
発見と引き上げは容易だった。もちろん例によってぐしょぐしょだが。

「んっ……♡」

弄られ、ぬめりけを剥がされて、残り火が燃え上がるように快楽が走る。
しかしそれも一瞬のこと。
慣れてしまった様子のテルヴェを、おかしそうに眺めて笑った。

「ふふ……けど、ボクはキミに、たしかに助けてもらったよ。
 キミが……丈夫でよかった」

ティネにとってそれは安易な慰めではなく……真実であった。
手にした自分の小さな衣服を振って、付着した精液を軽く落とし、
紐を外しまじないを込めて大きく仰ぐ。
すると、白絹が巨大化し――テルヴェの身をすっぽりと包む。
それは魔力によってかすかに発光し続けている。

「……よし。これでしばらくは人に見つからないはず。
 とりあえずここ出て、もうちょっとマシな格好に着替えてね」

人の注意を逸らす魔法(コンシール)――精をたっぷり得た今ならこれぐらいの芸当は簡単である。
数十分の間は持続するだろう。とりあえずはこれが、今取れる最低限の責任だった。
彼の荷物はまあ――彼自身になんとかしていただこう。

「それじゃ、またね。テルヴェ」

全裸のまま、羽根を広げてテルヴェの元を飛び去っていく。
いつまでも彼と一緒にいると――またおかしくなってしまうかもしれないし。

テルヴェ > 「うわわっ……!」

自分を包もうとする光の繭に一瞬当惑するも、無害なものであることに気付けば、手を伸ばして触れてみようとしたりする。

「……わぁ、やっぱりティネさんは妖精さんだ。魔法が上手いし」

実際、テルヴェ自身でも『妖精』という種族のことはよく理解できているとは思えない。
単に、羽根が生えた小さい人間程度に思っていた。自然との繋がりから魔法、あるいは魔法めいた力を引き出す存在であることは、最近学んだ。
ティネさんと仲良くするには、もっと学ぶ必要があるに違いない。たとえ自分に魔法の才能がなくても。

……テルヴェは、ティネさんが真の妖精ではないことは、まだ知る由はない。
まぁそれもきっと本質ではないのだ。ティネさんはティネさんなのだから。

「ありがとう、ティネさん。お世話かけっぱなしだね。フフッ」

魔法のほうに一瞬意識が向いたあとは、また自分の衣服のこと・路地の惨状・散々になったお使いのほうに頭が巡ってしまう。
『キミに、たしかに助けてもらった』、その発言の真意を、テルヴェは深く追うことはしなかった。

服は精液まみれとはいえ、もともと生成りの白い生地だ。きちんと拭い落とせば、匂い以外はどうとでもなる。
荷物は……やっぱり最低限汚れを落としたあと、そのまま持ち帰ろう。
テルヴェの体質のことは宿の主人は知っている。当然出費は自分持ちだろうし報酬ももらえないだろうが、妙な言い訳を繕うよりはマシだ。

「またね、ティネさん。今度は……もう少し、穏やかな遊びをしようね」

飛び去っていく妖精の白い裸体を、光の繭ごしに目で追い、手を振って見送る。

ご案内:「王都マグメール 平民地区(商店街)」からティネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区(商店街)」からテルヴェさんが去りました。
ご案内:「『エデンの林檎』出会いの酒場~星港亭~」にマヤさんが現れました。
マヤ > 日も暮れ始めた頃合。照明魔法と沈みゆく夕日が娼館を照らしている。開店直後ということもあってか、酒場の人入りは疎らだった。
――カウンター席の端、木の椅子に腰掛けた女が一人。酒も飲まず帳簿を捲り羽ペンを走らせている。

「――女の子が足りませんね。娼婦も、この私の従僕も…。」

頬杖をつき思わず溜息。長い付き合いになるマスターは、皿を洗いながら『ウチにも一人ぐらい回して欲しいね』等と表情も変えずに言う。
それを聞いて女は、また溜息をつくのだった。酒場にも一名募集、と――。

「……そこの貴女、よかったらウチで働きません?高給好待遇を保証しますよ?」

旅の冒険者かはたまた町娘か。少し離れた席に座る女性に声をかけるも、怪訝な顔をされてしまう有様だった。

ご案内:「『エデンの林檎』出会いの酒場~星港亭~」にフォルさんが現れました。
フォル > いかにもみすぼらしい姿の少女が、ひたひたと裸足の足音を響かせながらマヤの元へと歩いてくる。
「ねえお姉さん…。人手がいるならわたしをやとってくれる?」
フードを被り目元を隠したまま、ぼそぼそと聞き取りづらい声でそう告げた。
「ここは色々やってるって…、そう聞いたから。寝床と食事さえもらえればいいから、雑用でも汚れ仕事でも…、なにか雇ってよ。」
相変わらず聞き取りづらいぼそぼそ声。よく見ると立っているだけなのに足元はふらついていて、しゃべり終わると盛大にお腹の音が辺りに響いた。

マヤ > 声をかけられて、女は少し驚いたように其方を見遣った。――お世辞にも綺麗とは言えない、薄汚れた格好。
下から上まで一瞥したが、背丈はそこらの子供と同程度。浮浪児、捨て子だろうか。
顔はフードで目元まで覆われているため判然としない。……が、女は鼻孔をすん、と鳴らしただけで違和感を感じ取る。
少女に流れる"血"の宿命を、僅かに。

「――此処は子供の働くような場所ではありませんよ。例え雑用でも、です」

穏やかな口調は、社交界に顔を出す際の"慈善活動にも熱心な"人物としての者。
確信を抱かぬが故に穏やかに。――けれど、もしそうであれば逃がさないように、次の手を。

「……お腹が減っているのですね。マスター、この子に水と食べ物を」
「あ、いや……。何か温かい飲み物を飲ませて差し上げなさい。そう、今夜"ゆっくりと眠れる"ようなリラックスできるものを、ね――」

その言葉を聞いてマスターは一度だけ館主を見た。
……そして何も言わず、トレイに暖めたコーンスープとパンにチーズ等を並べて少女に差し出す。
スープには無味無臭の睡眠薬が入っていることを知るのは、館の主とマスターのみだ。

フォル > 雇用を拒む言葉に落胆し、気力も途切れ思わず倒れこみそうになる。
しかし次に耳を疑うような優しい言葉がかけられた。
「あ…あぁ…!ありがとうございます…!」
何度も頭を下げながら、いつぶりか分からないまともな食事にがつがつと食らいつく。
ここがどういうところか噂を頼りにやってきたにもかかわらず、疲労と空腹の限界に達した今こんなものを見せられては警戒心も霧散してただひたすら胃に詰め込んでいく。

「あぐっ…、はぐっ…、んっぐ…!」
味がついていて異臭のしない食事は本当に久しぶりだった。
涙を流しながらパンとチーズを食いちぎり、スープと水で押し込んでいく。
文字通り皿を舐めるまで全て平らげると、ようやく落ち着いたのかマヤに深々と頭を下げ。
「ほんとうに、助かりました…。こんなおいしいものを恵んでいただいて…。」
しかし雇用は断られた以上長居はできない。せめて迷惑をかけないようすぐに立ち去ろうと何度もお礼を言いながら立ち去ろうとし。

マヤ > さながら協会の修道女が如き慈愛の笑みを浮かべ、その様子を微笑ましくみつめている。

「そんなに焦らなくても大丈夫ですよ。食べたりないのなら、遠慮なくお代わりをしてくださいね」
(――薬はすぐに効いてくるはず…)

やがて食事を終え、礼を言う姿を横目に小声でマスターに指示を出す。

「寝込んだら、他の客に気付かれないよう素早く裏に運んでください」
「風呂に入れて汚れを落としたら、"検査室"へ連れてくるように」

マスターは何も言わずただ頷く。
――やがて少女の周りにそれとなく、二人程従業員が現れ。いつ眠りに落ちても良いように目を光らせ始めた。

フォル > 望外な優しい言葉に、普段なら逆に警戒しそうなものだが、空腹で倒れかけていた直後とあっては食事の誘惑には勝てず。
「あ、あの…、それならもう一度おかわりを…。」
そして今度は先程よりは多少落ち着き、味わうように噛み締めながら口へ運んでいると…。
「んぅ…、あ、あれ…、おかしい、な…。」
突如として強烈な睡魔にみまわれた。心身ともに弱り切っている今、少しも抵抗することなくそのままべちゃりと皿の上に倒れこみ、すぅすぅと穏やかな寝息を立て始める。

マヤ > 倒れ込んだ少女の姿を見下ろす目は、先程とは打って変わって冷たい。
朱い瞳に冷たい意志を宿し、マスターに指示を下す。

「さあて参りましょうか。マスター、ごちそうさま」

マスターは何も言わずただ頷くのみ。年端もいかない少女が闇の奥深くへ連れ去られる事に対して心が動く事も無い。
従業員達が抱きかかえるようにして、他の客の目につかないような形で従業員室の奥へと少女を運んでいく。

「ええ、今日は私自ら検査します。久しぶりですから。――この館に自分から飛び込んできたおバカさん。ヤルダバオート様を崇めない薄汚い一族…!」

直感がそうだと告げている。ミレー族の娘…。人権など無いに等しい種族。
一番人手が足りていない"肉便器"にぴったりだ。女の口元が、喜びのあまり口角の釣り上がった攻撃的な笑みを浮かべていた。

「――起きなさい」

……冷たい声が牢獄に響き渡ったのは、あれから小一時間程経ってからか。
石牢で出来た部屋、窓も無い暗闇を火が照らしている。
目を覚ました時、少女は、自分が一糸纏わぬあられもない姿を晒していることにすぐ気付くだろう。
さらには、両手両足を台に拘束され、恥部も後孔も下品な程に露わにされていることに――。

フォル > 唐突に途切れた意識がぼんやりと覚醒していく。
そしてぼんやりとした意識で辺りを見回していくと、わずかばかり身に着けていたボロ布とマントを剥ぎ取られて裸にされている事に気づいたが、手足は拘束されているようで身を隠すことは全くできない。そしてようやく自分の迂闊さに気づく。
「…えぇと、とりあえずごはんありがとう。一応聞くけどこれからわたしをどうするつもり?」

今更迂闊さを後悔してもどうしようもない。今後の扱いを想像しながら全てを諦めきった様子で更に言葉を続ける。
「聞いても答えてくれないだろうけど、わたしの荷物ってどうしたのかな?あなたたちには何の価値もないだろうけど、一応友達からもらった大事なものだから返して欲しいんだ。」
言ったところで素直に返してもらえるとは思ってはいないが、身寄りもなく他に財産もない自分にとっては今気にかけるのは自分の今後とその荷物程度。

マヤ > (…………)
「――妙に落ち着いてますね。…気に入りません」

少女の言葉に答える事もなく、女はコツコツとヒールを鳴らし少女へと歩み寄る。
伸ばした手、無造作に少女の肉棒を指先で摘まみ、精巣を掌に載せてその重みを確かめる。
沐浴で念入りに洗われたのだろう。石鹸の香り漂う竿に顔を近付けては、その熱を間近で感じ――。

「驚きました。――まさか"中古品"だったとは」

フードの下には――掠れていたものの――刻印の入った首輪を装着。
さらに布切れの下には、幼女の如き未発達な体付きと、不釣り合いな大きさの男根と精巣を有していたというのだから。

「そのうえ両性に改造されているとは……。前の主はよっぽど素敵な趣味をお持ちだったようですね」

――舌をべろぉ、と垂らす。つぅ……滴る銀の糸が肉棒を濡らせば、指先ですくい取り、先端に擦り込むように指の腹で円を描く。魔の唾液は媚薬の効果――。粘膜からの直接摂取ともなれば効果は抜群だろう。
さて、随分と落ち着き払っているが、果たしてどう変化を見せてくれるものやら――。

「……薄汚いミレー族の奴隷風情には、随分と不釣り合いな高価な衣装がありましたね、そういえば」
「アレを着て今後客を取って頂きますので、どうぞご安心を」

持ち物は全て部屋の片隅にまとめられている。一度其方をチラリと見遣り、すぐに肉棒に視線を戻した。
唾液をさらに追加し、闇目にもヌラヌラと妖しく光り始めた亀頭、裏筋の辺りを指で執拗に撫で回して。

フォル > 「別に…、今更泣いても媚びてもどうせ無駄なんでしょ?」
落ち着いてると言われたが単に諦めてるだけ。
それにこの先どうせ生きてても仕方ないと思えば今更じたばたもしないだけだ。

「はぎゅっ…!?」
ため息を付き、諦観していると不意に男性器を摘まれ思わず声が上がる。
そして陰嚢もじっくりと調べられる恥辱に耐えながら、それきり声を押し殺す。

「っ!?」
そうして耐えていると、突然唾液を肉棒に塗りたくられている。妙な行動に怯えながらも悲鳴は我慢して事が済むのを待っていたが…。
「な、なに…?うそ…。」
あれだけの刺激で、肉棒ははちきれそうなぐらい勃起してしまっていた。
そして勃起しただけでなく、すぐさま強烈な射精欲求が襲ってきて。
「ひっ、な、なにをっ、したの…?」

マヤ > 「確かに、あまり泣き喚かれても鬱陶しいですが――。少しは可愛げを見せて頂きたいですね?」

そんな言葉が通じたわけではないだろうが、少女の反応が先程までとはガラリと変わったのを見て、思わず口元も緩んでしまう。左手は竿の先端から雁首、根本と滑らせるようにして扱きあげながら、右手は精巣を優しく揉み扱く。
掌で形を変える柔らかな袋を愛で、白濁をたっぷり吐き出してくれそうなタマを指先で転がし――。

「生意気な子を素直にしちゃう魔法ですよ。――さあ、私に見せてくださいませ。どれだけ精液を溜めこんでいるのか…♪」
唾液濡れの掌が扱く勢いを早めると、潰れた水音がくちゃ、ぐちゅ――にちぃ…と卑猥に響き渡る。
先端から先走りでも滴ろうものなら、その勢いはさらに増し――。

「フフ……。私と同じぐらいの大きさでしょうか。私よりは随分、我慢のきかない子のようですけど…♪」
二本の指の間にタマを滑り込ませ、快楽を感じるギリギリの力で挟むと――。

フォル > 「ふっ、はふっ…!」
男性器全体に行われる愛撫に声を上げないよう我慢していると、自然と激しい息遣いが目立ってしまう。
声を出してないだけで我慢しているのは一目瞭然なのだが。
そしていくら我慢したところで敏感にされた男性器はこらえ切れるわけもなく、タマ挟みがトドメとなった。
「ひぐっ!?ぎひぃぃぃっ!!」
もはや何も我慢できず、はしたなく声をあげながらどぼどぼと音がしそうな勢いで大量射精をしてしまった。
元々射精量は多くなるように改造されていることもあったが、更に媚薬の効果もあってか普段以上に射精は長く続き、辺りに白濁を撒き散らしてしまう。

マヤ > 撒き散らす、という言葉が相応しいだろう。激しい勢いの射精は、顔を汚し、手も服も髪も白濁濡れ。
舌をチロリ、と伸ばし精液を舐めとってみれば、熱を帯びた粘液の濃さに思わず笑みを零し――。

「あらあらまあまあ、よくもやってくれましたね――。ミレー族の奴隷の分際で、この私を……精液漬けにするなんて…♪」

足元に衣装を脱ぎ落とし、硬く屹立した肉棒を晒しながら、顔や胸元に飛び散った精液を指で拭う。
粘ついて、ぷるんと張りがあって、噛めばぶちゅりと音を立てるような濃い代物。
拭った精液を丁寧に口に含み、たっぷりと溜め、唾液と絡めてから――。

「――…ふぁい、あーーん…っ♪」

口元を抑え付け、ややも強引に口を開かせたところに注ぎ落とす。
彼女のザーメンと媚薬唾液のカクテルを舌に載せると、口を閉じさせ――。

「……噛みなさい。噛んで自分の精液、しっかり味わって飲み干すのですよ?」

空腹の少女に食事を与え、さらにはデザートのザーメンカクテルまでプレゼント。
媚薬唾液の効果でさながら発情期の雌と化すまでの間、自らの肉棒と彼女の肉棒を重ねて兜合わせ。
自分の方がやはり少し太く、長さもあるのを確かめてご満悦。自らの竿に白濁を塗りたくっていって。

フォル > 「はひぃぃぃ…、んおぉ…。」
頭のしびれるような快感の射精が収まると、自分の出した精液を舐めとるマヤの姿をぼんやりと眺めていた。
そのまま半ば放心していると口を無理やり開かされそこにその精液を落とされる。ぼんやりとしていて抵抗する気力もなく、言われるままぐちゅぐちゅと咀嚼してから自分の出した精液を飲み込んでいった。

「んっ…、の、飲んだ、けど…、もう満足…?」
精液を飲み込み口を開いて全て飲み込んだところを見せる。表面上辛うじて平静を装っているが、浸透してきた媚薬の効果もあってかまたすぐに絶頂しそう。
そんなところを兜合わせされてしまい、再び肉棒がびくびくと震え射精しそうになり。

マヤ > 「――前は確か、術が施されているのでしたね。本当に素敵な趣味ですこと…」

眠りに落ちた少女が体を洗われている最中、一通りの調査は従者達が済ませている。
何せ館の主自ら躾ける、というのだから。病気の有無は勿論のこと、暗器を隠し持っていないか、
呪いをかけられていないか等は全て調査済み。
結果、少女は両性に改造されているのみならず、秘所に魔術的な改造を受けていることが判明した。
故に後孔は念入りに洗われ、それ即ち――。

「……ほぉら、入りますよ?貴女の精液のおかげで滑って、とってもよく馴染みます…♪」

年端もいかない少女の体躯に、大人の男も顔負けの肉棒を――それも後孔に。
容赦なく先端押し付けたかと思えば、ぐっ……と先端に力が入ると、
たちまち雁首が滑り込み、後孔を広げて押し込まれていく。
体温以上に熱を帯びた後孔の内側、先端から中程、やがて根本までしっかりと咥え込ませて。

「あぁ――んっ…♪汚らわしいミレー族の…っ。排泄孔に、あ、んっ…!んっ、あ……あぁんっ…っ。挿れてしまいました…♪」

強烈な締め付けに肉棒は今にも爆せてしまいそう。我慢しようと堪えるかのように少女の肉棒を握れば、
波が静まるまでの間、ゆったりとしたペースで扱き――。波が引いた後は、腰を動かし始めて。

フォル > 「ぐっ…!くぅ…!」
どうやら眠っている間に自分の恥ずかしい体を全て知られてしまっていたようだ。
裸を見られ性器をいじられている時にも感じなかった羞恥が襲ってくる。
涙をこらえながら恥辱に耐えていると、今度は薄々予感していた、肛門への挿入が始まった。
「けっ、汚らわしいなら、さっさと抜きなよっ!」
精一杯強がるが既に半泣き状態。
さらには射精寸前の愛撫も同時に続いており、頭のなかは射精したいという思いばかりに占められていく。
幸いかどうか、前は封じられている分肛門の調教は重点的に行われていたため強引に犯されたとしても苦痛は少なく、むしろすぐに気持ちよくなってくる体であった。
そして男根をしごかれ、腸内を犯され、交互に陵辱されながら快感が我慢をあっさり上回っていき。
「んぎぃひぃぃっ!!お、お尻と、チンポぉ…!ふぉああぁ…!」
もはや泣き笑いといった様子で、射精できない男根を切なく震わせながらお尻をきゅうきゅうと締め付けていく。

マヤ > 「ふふふっ…♪よぉー…くわかりますよ?その気持ち…っ。――はぁっ、あ…ぁあんっ…!……お尻の穴の方が響きますよねぇ?チンポに…♪」
「こぉやって、乱暴にパンパンされちゃうと――」

抜けるギリギリまで肉棒を引き、熱く火照った後孔を目一杯広げさせてからの、最奥まで全体重を載せての再挿入。
腿と尻肉がぶつかり合い、交尾音が鳴り響く室内。
震わせる胸元に汗が一筋滴る程には、興奮したケダモノのように。欲望を目一杯ぶつけていたが――。

「まだ射精したいです?ええ、どうぞ遠慮なく。こういうのはいかがです?」
先走りで濡れた先端に掌を押しつけ、ぐりぐりと円を描く。敏感な亀頭を捏ね繰り回す、嬲る、という言葉が相応しい手付き。
それでも腰は動きをやめることなく――。

「はぁあんっ♪あっ、あ――あぁあんっ…!立派な名器ですね。……フフ、明日から早速客を取ってもらいますよ?」
「貴女はここで一生、精液便所として生きるのです…♪男性相手にはお尻で、女性相手にはこの下品なチンポで――」
「出しますよ?貴女もイッて構いません、みっともなくザーメンぶちまけなさい…♪」
「ぁ、あ、あぁあんっ、イク…っ…!んっ、あ、出る…っ…んっ!んっ、んんぅうーーっ…♪」

尻穴に容赦なく注がれる精液。子宮であれば"種付け"という言葉が相応しいだろう多量の白濁は、
先程少女が撒き散らした量に勝るとも劣らないもの。
びゅるびゅると射精音たてて、奥の奥まで勢いよく昇っていく――。

フォル > 「あっ、ああぁ…!だ、だめぇ!そ、それ好きぃぃ…!」
お尻を勢い良く深くえぐられると、我慢できずはしたなく叫んでしまう。
執拗にお尻を調教され続けていた結果、こんな激しさの責めで快感を得てしまう体になっていたのだった。
「んひぃぃ!!いっ、イキたいっ!イキたいよぉぉ!!」
亀頭を捏ね回されると、もはや軽く触れられただけで達してしまいそうだったが射精しそうになるとお尻を更に突き上げられなかなか射精まで至れないもどかしい時間が続く。
そうこうしている間に、イッていいという声が聞こえそのままお尻の中に大量の精液を吐き出されていくのを感じた。

「おほっ!?ほひぃぃ!!いぐっ!!いぐぅぅ!!」
頭が焼ききれそうな快感を叩きつけられ下品に叫びながら、腸内に満ちていく精液を感じながら自らも射精してしまう。
激しい快感に晒されながらじらし続けられた結果、最初の射精よりも激しく大量の精液を撒き散らし、射精を続けながらお尻でも絶頂してきゅうきゅうと更にマヤの男根を絞り上げていく。

マヤ > 「あぁん、いやらしい…♪私の精液、ぎゅぅー…って絞りとって…っ…!」

射精と絶頂の余韻が完全に収まるまでは、しっかりと結合。
やがて肉棒を引き抜くと、ズルリ…と白濁濡れの竿が露わとなり、奥からは精液が滴り落ちてくる。
卑猥に晒された後孔の様子と、下品な叫び声を上げて吐き出した精液の量に女もご満悦。

「――そうですね。体勢を変えて、あと二発はヤらせてもらいましょうか…♪」

拘束台から降ろされた後は、手枷をされた状態で後背位。
さらには騎乗位で後孔を存分に満喫したという――。

「……明日は私自ら、その手に焼印を刻んであげますね。それまでゆっくりおやすみなさい…♪」
少女を文字通り白濁濡れにした後、女はそう言い残して消える。
牢獄に残された少女を待ち受けているのは――。看守役の使用人達による歓迎輪姦パーティー。
一晩中、入れ替わり立ち代わりで口と、後孔を犯され続ける少女。
行為に夢中になるあまり、看守が床に落とした鍵に気付けたかどうかは――また別のお話。

ご案内:「『エデンの林檎』出会いの酒場~星港亭~」からマヤさんが去りました。
ご案内:「『エデンの林檎』出会いの酒場~星港亭~」からフォルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルーキさんが現れました。
ルーキ > 「何であんなところに店なぞ構えているんだか……」

少し奥まった箇所にある知り合いの店からの帰路。
人気も疎らな道を、腰に差した剣を緩く指で撫でながら辿る。
己の住む部屋まではまだ距離もある。陽の傾きかけた時間帯、なるべく周囲に気を配り歩きながら。

「ま……色々お世話になっている身だ。贅沢は言えんがな」

カン、と踵が路面とぶつかり合い音を立てる。
とある細い路地裏の前で、先日のことを思い出したのか足を止めた。
――今覗き込んでいる闇からは、目立った声や音も聞こえてこないようだが。

「……物騒なことだ」

呆れるような声が零れ落ちる。誰に聞かせるでもない独り言。

ルーキ > 「しかし……」

懐を探り、以前受け取った紙片を取り出し、広げる。
冒険者ギルドの場所。別段、捨ててはいなかった。

「―――…恐らくは。…わたしの顔を存じている者もいるんだろうな…」

それこそがギルドに加盟出来ない理由のひとつ。
面倒ごとを嫌う身にとって、何かと騒がれることもまた苦手だった。
元通りそれを仕舞いこみながら、再び緩やかな足取りで歩き出す。

ルーキ > 「……っ、と。少し、のんびりしすぎてしまったか」

辺りも暗くなってきた。
揉め事に巻き込まれるのを避ける為、先程よりは随分と早足で歩き出す。
いつでも抜けるように腰の剣から手は離さず、前方見据えて人気の絶えた道を自宅へと戻っていった――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルーキさんが去りました。