2022/02/13 のログ
ご案内:「魔族の国」にアスベルさんが現れました。
アスベル > そこは人と魔の境界、タナール砦からそうは離れていない森の中。
流れる小川の川辺付近に焚き火が灯されていた。
急いだりする事はそうは無く、その為に何かしらに乗って移動するよりも徒歩が多い。
そして、途中で無駄に襲い来る魔物、目に付きそうな相手が居れば更にその進みは遅くなる。
数日経とうとそう砦から離れていない場所に居るのはその所為だ。

因みに男には灯りは不要だ、食事も断とうと思えば何日であろうと影響は無い。
それでも焚き火を焚いているのは、それに釣られてやって来る相手だ。
ここは魔族の国、それでも男は人間の国に居る時と変わらないだろう。
軽い運動に魔物を相手しようとも、人間よりも頑丈な魔族を相手にするのも吝かではない。
男にとっては、自分以外の存在はそんなものなのだ。

木の根元に背を凭れ掛けさせながら、時々気が付いたように、薪に丁度良いと集めた木の枝等をくべる。