2020/05/02 のログ
ご案内:「魔族の国」にグラウ・ブレックさんが現れました。
■グラウ・ブレック > 人間の国で、何やら会議が行われていることなどつゆ知らず。
グラウ・ブレックと名称を付けられたスライムが今日も魔族の国を彷徨っている。
ただし、周りの木々や地面に擬態し、姿を隠してはいる。
――――――――……
狙いはやはり、偵察や魔物の討伐に愚かにもやってきた人間か。
あるいは、魔族か。
精気を搾り取れればそれでいいスライムとしては、誰が相手でも構わない。
声や地面に伝わってくる振動をしっかりと感じ取りながら…獲物がかかるのを待っていて。
■グラウ・ブレック > ぬちゃり、ぬちゃりと。
耳が良いものが聞いてやっと聞き取れるほどの音を立てながら、魔族の国を進んでいくスライム。
絢爛豪華な城や、争いによって廃棄された村を通り過ぎ。
本能のままに、その粘体を蠢かせ。
――――――…
非常に高い懸賞金もかけられているスライムではあるが。
その強靭な体勢により討伐は困難を極める。
むしろ、スライムとしては…そういったモノを討伐できると踏んでいる者や、傲慢な魔族こそ、餌となり得るのだが。