2016/10/14 のログ
ご案内:「300年前-王国軍対魔族国境防衛主戦場」に魔王ネスさんが現れました。
■魔王ネス > (数日前,たった1人の悪魔によって殺された母と父。両親を共に亡くすということに、最初は悲しく、そして悔しさが込み上げていたのだが、数日もすればそんな感情はどこかへ消えてしまった。昔から身内の死には慣れていたため、今更そこまで驚くことでもなかった。それに、彼女はすべてを失ったわけではない。まだ妹のリトがいるのだ。ネスにとってリトは最後の家族であり、一番大事な妹だ。今こうして主戦場の魔族側に建つ砦の指揮を打って出たのだって、妹を守りたいからである。そもそも自身はこういう役は似合わない。誰かをまとめたり、動かしたりするのはすべて父親の仕事だった。確かに自分にも魔王という肩書きは存在するが、それはネスにとって重荷でしかないのだ)
戦況は...、最悪ね
(どうやら最前線では、数千という魔族が、心を持たない"人間"という兵士達によって殺されているらしい。彼女には関係の無いことだが、この砦が落とされればきっと自分達の暮らす居城さえ陥落されかねない。ここだけはなんとしても死守しなければならないが)
.....はぁ
(立派な玉座に腰掛けるネスを、まるで王に支える使用人のように囲む魔族たちは焦っているのか「ネス様!どうか、どうか...!」と手を合わせ、指示を待っている。やはり、彼女にはこういう役は合わなかった。どんなに自身が強くとも、あんな大勢の人間を殺すにはどれだけの血液と魔力がいるか...。考えただけでも気が遠くなる)
貴方達。
少し黙っててくれるかしら...?
(もちろんしっかりとした指示を与えるつもりもないが一応居城を守る為だと策を練る。今ある戦力をどう扱うかが鍵となるが...)