2016/07/05 のログ
エアーティ > 「…む、うう」

エアーティは牢の中に入り込んでくる冷気で眼を覚ました。
鉄格子の向こうに広がる景色は暗闇のみ。
おまけに、監守らしい監守もいない。

よほどここの警備に自信があるのか、それとも何か別の思惑があるのか。

「ああ…寒い…な」

鎖の冷たさが、エアーティから体温を奪っていく。
裸に近い格好で、この極寒は魔人となったエアーティにも厳しいものがあった。

「そろそろ出ねえと…風邪、ひいちまう、な…」

ご案内:「万魔牢獄」からエアーティさんが去りました。