2015/11/23 のログ
ご案内:「魔族の国」に魔王ネスさんが現れました。
■魔王ネス > (今日は新月。月の明かりのない私有地にドレスを華麗に着こなした若き吸血鬼の少女が一人。周りには人間の死体が散乱しており、口元には真っ赤な液体がベットリと付着している。ドレスのポケットに手を入れ、取り出したのは青色のハンカチ。それを口元へ持っていき、赤い液体を拭き取っていく。今日の獲物は酷くまずかったのか、機嫌の悪そうに踵を返し、私有地に立つ小屋へと入っていく)
不味い...。不味くて不味くて.....。
(血液を摂取することは吸血鬼に取って絶対であり、どんなにまずい獲物であっても取らなければならない。だが、流石に今日の獲物は不味すぎた。まるで錆びた鉄を舐めてるような、そんな不快な気分。口直しにと、白から持ち出した紅茶をカップに注ぎ、口へと運ぶ。今日はメイドも執事も連れてきてはいない。そのため、茶菓子などは用意出来ず、少し不満なティータイムを迎える。甘い紅茶の香りが口に広がり、先程摂取した不味い血液の味を消していく。上品に紅茶を飲み、来客等を期待して小屋の中にある本棚から手にした本を読み、穏やかな夜を過ごす)
■魔王ネス > (それから数十分、ページを捲り、紅茶を啜ると繰り返していたが、相変わらず来客が訪れる気配はない。もう何度も読み返し、年季の入った本を小さな机の上に置く。ふぅ、と一つ溜息を吐きく)
つまらない...、もう読み飽きたわ。
(紅茶を啜りながら足を組み、あくびを一つ。吸血鬼とはいえ、完全な夜行性というわけでもない。基本、夜眠ったり、昼眠ったりと不定期なのだが、夜眠くなるというのは人と同じ。あくびというのも生理現象の一つなのだ)
■魔王ネス > (暫く、来客に期待して読書を続けていたが一向に現れることのないそれに、遂に嫌気が差し、個屋の扉を開ける。乱暴に音を立てて戸を閉じ、移動するかと、羽を広げる)
この時間、どこに人が集まるかしらね
(赤紫色の日傘を手に、中を浮く。そして、月の明かりのない暗闇の先へと消えていく___)
ご案内:「魔族の国」から魔王ネスさんが去りました。