2015/10/29 のログ
マチルダ > 「…くしゅん!」
もう秋も深まって山では寒く感じる
汗もかいていて体を冷やせば風邪をひいてしまうかもしれない

「帰ろう、帰ってお風呂入ろう」
ちゃんとお風呂に入って体を綺麗にしないとロザリア様に叱られる。
黄金の鍵でキルフリートへの道を作って山から去っていった

ご案内:「魔族の国の山奥」からマチルダさんが去りました。
ご案内:「魔族の国、国境付近」にオルヴァさんが現れました。
オルヴァ > 影が6つ。
旅人に扮するフォンローク伯爵の私兵団の不正規部隊が辺りを警戒しながら帰路を急ぐ。

「収穫はまあまあ、損害は2名の脱落。
いやはや、このまま何事もなければ良いが……」

凄腕といわれる精鋭も疲労の色が濃い、3日もまともに寝れずに強行しているのだ。

オルヴァ > 山野を隊は進む、歩みは重く喉がカラカラだ。
――臭いがする。
休息をとるべきか首を上げ空を睨む。

「これは雨ですか、……しかたがない。
これより小憩にはいる、実働3人は私と来い、周囲の斥候にでます」

3人は岩陰に入り、休息する。
4人はそろそろと周囲を警戒にあたる。
ポツポツと外套に雨粒があたる、本降りにならないと良いが

オルヴァ > 小休止もおわり、また隊は林を進む。
国境を隔てる山ももう終わりが近い、林を抜ければ
タナール丘陵に入るだろう。

「丘陵に入れば本休止をとれます、いやはや流石に厳しい。
そう何度もできる事ではない……。」

隊は進む、雨の中を、泥を踏みしめ、唾を呑む。
私は思う、過去の事を、脱落させてしまった2名の事を。

「ルーク、キャシー。あなた方の私の中で生きている。
喜びなさい、あなた方は永遠になったのです。
ふふっ、ふふは、はははははははーーっ」

そう二人に追悼を捧げると足を止め、壊れた様に笑い出す
身をよじり天を仰ぐ、雨が疲れた身体に沁みる。
隊の者はぎょっとしたのちにいつもの事かと囁き、気を引き締めた。

「おっと、いけない、いけない。
さあ、いきましょう。帰るまでが遠足といいます。」

隊は林を越え、タナール丘陵へ去っていった。

ご案内:「魔族の国、国境付近」からオルヴァさんが去りました。