2015/10/26 のログ
ご案内:「魔族の国」にアリシアさんが現れました。
アリシア > 魔族の国との国境付近、一人の姫騎士が落胆の表情を浮かべ、マグメールへと向かう道を愛馬に跨がり進んでいた。

「リーナ姉様」

探索の上、魔族の国へと向かっていった姉姫の行方は結局掴めなかった。
王族の行方を探るコンパクトも、姉姫の行方を途中から示さなくなったのだ。

「私は……間に合わなかったのでしょうか」

本当はアリシアを追い込もうとした、政敵ともいう姉なのだが、アリシア自身はそれに気づかず、己を導いた厳しいながらも優しい姉と認識していた。

それだけに探索の失敗は、大きくショックを受けているようだ。

アリシア > 「そういえば、本日は会議の日でしたでしょうか……いけませんわね、こう欠席を続けていては」
口から漏らすため息、そして月を仰ぐ。
月は薄雲がかかり、幻想的な光を漏らしている。
ここが魔族の領地である、その事を一瞬でも忘れるほど綺麗な月である。

アリシア > 「参りましょうか」

月をしばらく見ていたが、早く王城に戻ろうと再び馬を走らせる。
今夜は早くベッドに潜ってしまおうと

ご案内:「魔族の国」からアリシアさんが去りました。