2020/01/24 のログ
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」にラヲさんが現れました。
■ラヲ > シェンヤン帝国は八卦山の舗装された道。馬車が通れるほどに舗装された道だが、それもかなり前の事で
殆ど整備もされず人気は無い寂れた通り道に一台馬車が馬も無く佇んでいた。中には金品を積んでいて
地方役人に送る物のようだが、警備も馬も無く、半分外に足を出して安く露出度の低い遊女の衣服を着た女が
腰かけていた。少し湿り気を帯びた地面には蹄の跡があり、馬が走り去った形跡を残している。
「…………」
女は欠伸をしながら暗い自然の景色を眺めながら首をぼりぼりとかいていた。
待ちぼうけという態度だった。元々は馬車に乗せられている金品に見合うだけの護衛も商人もいたのだが
留め具が外れて馬が逃げたのを護衛が追いかけた。最初は商人も待っていたのだが様子を見に行ったまま
女一人が残り、そしてそれだけでもう3時間が経過しようとしていた。
「……………」
女は安い遊女の恰好に見合ったしおらしいような素振りで、馬車の入り口に腰かけ
良い造りの脚かけにしなだれていた。
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」からラヲさんが去りました。