2016/08/16 のログ
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」にハナビさんが現れました。
■ハナビ > 「・・・・・・・・・」
しばしの瞑想を終えて、パチリと目を開く。
ここへ来る前のことを、少し思い返していた。
イグナスとはどこで別れたのだったか、それともどこかまだ一緒にいたのか、記憶が曖昧になっている。
「・・・うぅ・・・思い出せないな・・・顔や声は覚えてるんだけど・・・いつまで、一緒にいたんだっけ・・・」
まぁ、いいか。と腰を上げて先を目指す。
昔の知り合いにあえば、もしかしたら思い出せるかもしれないが・・・もしかしたら、そのまま忘れているかもしれない。
そもそもこの八卦山に知人なんているのだろうか?
という疑問を胸にしまいつつ、宝具が祀られている地域を探していく。
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」にカナムさんが現れました。
■カナム > 遺跡での一件依頼、珍しく僕は勉強した
気、仙術
どうすればそんな妙ちくりんな力を扱えるのか
色々調べまわった結果…
「どこに居るんだよ、仙人って……」
北方帝国シェンヤン
その中でもここ八卦山にいる仙人とかいう連中
そいつらは魔法とは違った技を使うらしい
異界とか恐れられているけれど今の所只の山
散々探して歩くだけなのでさすがに疲れてきた
「妖怪…そんなの本当に出てくんの?」
この山には仙人の他に妖怪…魔物の親戚?も居るらしい
まぁそんなのまだ見てないけどね!
「はぁ…ついてないなぁ」
細剣で邪魔な枝葉を斬って進む
仙人…その技を求めて
■ハナビ > 鈍い頭痛がする中、うろ覚えな過去を振り払って前へ進む。
今は仙術をコントロールするための宝具が必要だ。
そう思いながら山道をしばらく歩いていると、地面に急に影ができる。
上を見ればマンティコア・・・に似てるがそれよりも醜悪な顔をした人面獣の魔物。鵺がこちらへ向かって飛翔してきたのだ。
「・・・・・・チッ、邪魔だなぁ・・・」
頭が痛いせいか露骨に不機嫌そうな様子を見せ、飛来してきた魔物を睨む。向こうは女ひとりだと油断して鋭い爪を振り下ろすように頭上から迫り来る。
その影が交差した瞬間、爪を躱して膝蹴りを人面の頬へ叩き込み、相手を軽く浮かせてたあと、足先に黒い炎をまとわせて思い切り蹴り飛ばした。
魔法とは異なる、消えない炎・・・狐火を纏わせた蹴りは鵺を藪の中へ叩き込み、カナムの間近へと飛ばされてくるだろう。
その奇妙な魔物はグシャグシャに顔面が潰れて、見たこともないような炎で全身が焼かれていき、あっという間に骨になって崩れ去っていくだろうか。
■カナム > 「っ!」
炎の燃え上がる音、そして打撃音とともに飛来する何か
剣を構えたがよく見れば顔面が大変な事になり炎に焼かれる……何これ?
「マンティコア…か?
と言うかそれより…」
直ぐに骨になってしまった化け物は一旦保留
藪の向こうから来た、という事は向こう側にこの化け物を殺った相手が居る筈
「ついに仙人の登場…だと良いんだけど」
友好的な輩かは分からないので鉈を取り出し藪を切り開く
どんな爺かと思えば若いミレー族?がそこに
「えーと、こんにちはー」
混乱しかけるが挨拶大事という事で声をかける
仙人は見た目によらないとも書いてたし、若い相手だからと油断もできない
■ハナビ > 「ふぅーっ・・・・・・」
カリムがこちらを見れば、そこには呼吸を整えているように見える、ミレー族・・・にしては禍々しい魔力を纏った何か。姿かたちはミレーと遜色ないが、尾が2本である点が明らかに異なっている。
臆さずに話しかけるのであれば、一瞬警戒するような目を向けてそちらへ振り返り。
「誰・・・っ!? カナ、ム・・・?」
一瞬、頭によぎった名前。しかし、それもすぐに消え失せて。頭を抑えつつも少年へ視線を向ける。
「っ、ぅ・・・いや、誰・・・? 何か、用・・・?」
気を取り直して、警戒の意思を向ける。一瞬だけ、記憶がふわっと浮かんだ気がしたが、それも気のせいだったかのように薄れていった。
■カナム > 「?…あぁ僕はカナムだけど、やっぱり仙人…」
誰の後に小さく僕の名前を言ったのは聞こえた
思考でも読まれたか…でもまぁいいや本物っぽいし
えぐい気配を纏ってるのは気になるけどそれだけ強いってことで
「ちょっと仙人とか気を扱える奴を探しててさ、お姉さんかなり強いでしょ?
できれば何か教えてもらいたいな~って、所で頭大丈夫?」
頭を抑え辛そうな表情をしていたので聞いてみる
さっきの化け物に反撃でもされてたのかな?
■ハナビ > 「・・・うん、大丈夫・・・・・・」
脂汗を浮かべながら、ふぅ、と息を吐いて。それから少年の顔を改めて見つめた。
「・・・たしかに、ボクは闘気も仙術も使えるけど・・・仙術に関してはまだコントロールできてないんだ。そのために宝具っていう、仙術使いは1つは持つ魔法の武具を探してるんだけど・・・この近くにあるのは感じてるんだけど、まだ見つからないんだ」
疲れたのか、岩に腰掛けて。そして気になるのか何度か少年の顔を見てくる。
「・・・ねぇ、どこかで、会ったこと・・・あった?」
■カナム > 「そう?」
大丈夫な顔してないけど…てか凄い見られてる
観察されてるのかな?
「へぇ、宝具…闘気ってのもあるんだ。」
中々面白い事を聞けた
魔法の武具もあれだけど闘気
多分僕が探してたのはこれだ
やっぱり現地での情報はいいね!
「会った事……?」
顔を見返し考える
狐耳に尻尾の相手なんて出会った回数はそこまで多くはない
「……名前、教えてもらえる?」
もしかしたらと予測は立つが、名前を聞いてみないとわからない
■ハナビ > 「そう。これは体術を極めると備わる能力だよ。魔力と違って精神力や印は使わないけど、純粋に疲れるのが欠点かな」
こんなふうに、と拳に淡い白色の魔力とは異なるオーラが集約していく。
それをぎゅっと握り締めたあと掌を開いて遠くの岩に向かって突き出せば、岩は何かに当たったかのように砕け散るだろう。
魔法攻撃との違いは簡単で、これは純粋な物理攻撃、ということだろうか。
「名前・・・? あ、えっと、ちょっとまってね」
ポクポクポク、と頭を数回指先で叩いたあと、ポンと手を叩いて。
「そうそう、ハナビ。ボクの名前はハナビだよ・・・最近物忘れがひどくて、よく忘れちゃうんだけどさ・・・」
■カナム > 「へー…いや、身体鍛えてどうこうってものなのそれ?」
何か飛んでって岩が砕けた
何言ってるか分かんないし実際見ても分かんない
魔力どうこうじゃないらしいし…鍛えてできるって感じがしないよぅ
「あぁ、じゃぁ初めてかな。
まぁあのちみっ子がいきなりこんな大きくなったりしないか…」
そういえば彼女もシェンヤン出身だっけ?
妙な術使ってたし知り合いかも……
「話変わるけどハナビお姉ちゃん、ファリンって子知ってる?」
居場所を知ってたらまた会いに行くのもいいかもね
好きにやられちゃったし今度はこっちが驚かせたい
■ハナビ > 「うーん、まずは攻撃の衝撃に耐えれる体さえあれば、あとは慣れかなぁ・・・さっきもいったけど体術を極めた奴だしね」
ひらひらと放った手を振りながら、カナムを見つめる。
「そっか、勘違いか・・・・・・じゃあ、人違いかな」
どこかのあばら家で相瀬を重ねた記憶が一瞬浮かんだが、あの頃は男なんて適当に選んでたこともあったし、たぶん人違いなんだろう・・・。
「ファリン? ううん、知らない人だよ・・・ボクは帝国出身じゃないしね。ここに来たのは初めてなんだよ」
残念なことに、首を左右に振って聞き馴染みがないと答えるのであった
■カナム > 「極めるかぁ…手っ取り早くとはいかないなぁ」
極める、つまり修行か
無理だなぁ…あれが使えれば便利そうだったんだけど
「かなぁ?ハナビお姉ちゃんみたいな人見たら忘れないと思うんだけど」
どうにも思い出せない
んー…着にはなるけど分からない
「そっか、残念…まぁそんな事よりさ、宝具ってのを探すの手伝おうか?」
宝具を探すお手伝い
気になるし折角友好的な闘気使いに出会えたのだから逃す手はない
何とかコツでも覚えて帰りたい
■ハナビ > 「ちなみに、カナムはどういう技を覚えたいの? 闘気を身につけて自由に操るのは大変だけど、方向性が決まってるならその方向に特化したコツっていうのはあるから」
岩から降りて、グーっと体を伸ばしながら尻尾を揺らす。
裸を毛で覆ってるような扇情的な格好を惜しげもなく晒していて。
「まぁボクも忘れちゃってるし、これから仲良くなればいいんじゃないかな?」
でもなんで名前が出てきたんだろう、そんなことを不思議に思いつつも今は捨て置いて。そして一緒に探してくれると言われば是非もなしに。
「いいの!? ありがとうっ、助かるよ 一人じゃ暇だしさ ストレスが溜まってさっきもついやりすぎちゃったし」
つい、であんな大惨事を引き起こしているあたり、無邪気な様子と邪悪な気配はやはりセットのよう。
■カナム > 「気を体内に叩き込んで中身を潰す技?
そんな感じで相手を殺す技を覚えたいんだよ。」
堅い相手に有効な技はぜひ覚えたいしそれ以外でも
力になるなら何だって覚えたいんだよ
「だねぇ、ハナビお姉ちゃんとは仲良くなりたいよ!」
元気に笑顔
是非仲良くなっていろいろ教わりたい
「つい、ね……じゃぁ一緒に探そう。宝具って奴!」
あの化け物可哀想になってきたな
取りあえずハナビお姉ちゃんの怒りは買わない様にしよう
■ハナビ > 「そ、それは発勁の一種だね・・・これも流派によって意味合いが違ったりするんだけどさ。ボクらの間では勁術と言われてる技だよ・・・」
よりにもよってトップクラスに難しい技を要求された。邪悪な力に身を落としてるとはいえ武術家は武術家。心構えもなしに殺傷する技を教えていいものかやや悩みつつ。
「それじゃ歩きながらやろうか・・・。イメージとしてはまず、気を貯めて、触れた場所から流し、体内で爆発させる。この3つの手順が必要なんだよ・・・まずは最初の、気を貯めるところからやらないとだね・・・ただ・・・」
これってじっとして体内の気を感じるところから始めないといけないんだよなぁ、と片手間に教えるにはどうしようか、真剣に悩む狐娘。
「直接ボクの気を渡てもいいけど・・・コントロールできなかった時に自爆して死んじゃうしなぁ・・・どっちがいい? 生きるか死ぬかの最短コースと、じっくり長期間コース」
■カナム > 「へぇ、流石お姉ちゃん。知ってるんだ♪」
ニヤリと笑ってしまう
おっと、邪気まみれの笑顔はダメだ
「気を貯める、ね…魔力は一応扱えるしどうにかなるかも」
これでも軽い魔法ぐらいは使える
身体強化以外本当に軽いけど…
「生きるか死ぬか、なんて生き急いでないしじっくり長期間で!」
こちとら絵物語の主人公じゃないんだ
自爆とか聞いて受けられないよ!
と、ここでやっと…何だか思い出してきた
良いけれどあまり良くない思い出を
「ハナビお姉ちゃん、やっぱり僕ら会った事ある…よね?
忘れてたや…僕のお馬鹿さーん」
こうして他愛のない話をしていると、つい思い出してしまった
自分がハーフと話した数少ない相手の事を
何でこんな大事な事まで忘れてたのかと嫌になる
■ハナビ > その時、大きな岩が道端に転がっていた。
それを一瞥してから素通りしようとすると、通り過ぎたあたりでゆっくりと岩が起き上がってくる。
おあつらえ向きの魔物。岩に擬態した巨人であり、山に迷い込んだ人を食らう石鬼と呼ばれる魔物だ。
それに合わせて静かに気を練っていき・・・。
「・・・じゃあゆっくり教えていくよ 長い付き合いになるかもしれないけど、よろしくね?」
にこりと笑みを浮かべながら後ろの気配だけでなく360度全てに警戒を放ちつつ歩み進めていく。
「・・・あ、やっぱりそうなの? よかった、勘違いじゃなかったんだ・・・でもごめんね、あまりボクは当時のこと覚えていないんだ・・・・・・最近、物忘れが激しくてさ」
■カナム > 「あぁ、良いよ良いよ。
幾らでも付き合うさ……ほんと、嫌になる…」
岩が立ち上がってる
けど、今はイライラしているんだ
「友達になるって言ってこの様、やっぱり僕って最低だよ」
お姉ちゃんの笑顔にどんな顔を向ければいいんだろ?
思い出したくない事は忘れる
それが人生を楽しく生きるコツ
そのせいで大事な事まで忘れてたら意味ないじゃん
「良いんだ、お姉ちゃんが覚えてなくてももう忘れないから
お姉ちゃんをしっかり支えられたらいいんだけどね…」
ふぅ…よし、とりあえずこの石に八つ当たりだ
身体強化、後はこいつへの殺意……ドス黒い靄を漏らす鉈を構える
自己嫌悪も相まって今日の相棒は絶好調みたいだ
■ハナビ > 「ふふっ、ありがとう 仲良くしてね?」
何かイライラしてる雰囲気は感じるが、おそらく自分に向けてじゃないかなと感じればまぁいいか、と流してしまう。どうやら自己嫌悪のようだが、今の自分にかけてあげれる言葉というのは思った以上に少なく感じて。
「・・・うん、ありがとう カナム。ボクのこと、ずっと覚えててほしいな・・・いつか、たぶんそんな遠くない未来に、ボクが消えてしまっても、覚えてて欲しい・・・」
目を閉じてそう呟くと、ゆっくりと振り返り。
起き上がってきた岩の巨人へ相対する。
「・・・カナム、早速修行行くよ 魔力でもなんでもいいから、まず素手で戦うこと。魔力を直接手から流し込む魔法とかあったでしょ? それと理屈は一緒だから、まずはその感覚を体に覚えさせて」
■カナム > 「うん、よろしく」
怒りも殺意もいくらでも喰えばいい
今は餌がたっぷりある
獲物も居るんだから…楽しめ
「消させないよ、ハナビお姉ちゃんが幸せになるまで
それぐらい僕が繋いでみせるって決めたんだから」
僕じゃ救えなんてしない
だから誰か…ハナビお姉ちゃんを癒してあげられる誰かが見つかるまで
それまで僕が繋ぎになる
「素手…分かった。要はあいつを殴り倒す気で行けば良いんだね」
修行…ごめん相棒、出番は無しみたい
だから僕を冷静にするだけで我慢して?
後でクマとか狩るから
タン、と跳躍
動きの鈍そうな石鬼の背後に周り……痛そうだけど魔力を中に叩き込むイメージで殴る!
■ハナビ > 少し離れたところで観戦する。見た感じの実力からいって、カナムが本気で戦えたば倒すことは容易だろう。
ただ与えられた条件だけで倒すのはそう簡単ではない。
真なる天才ならこの一戦だけで会得もできるだろうが、ハナビの予想は9割方敗戦だと踏んでいる。
現に、魔力を乗せた一撃をモロに受けた巨人。背中からの衝撃に数歩よろめくも・・・そのまま踏みとどまって反撃の拳を繰り出してくる。
ここは帝国、そこに住む魔物は魔法に対して耐性を持つ者が多い。
魔力を載せて殴るような魔法レベルではほとんど通じないのだ・・・。
それを知っててあえてそうやらせてる。自分で魔力を気に置き換えて戦える、となれば天才だろうが、ハナビはこれで感覚さえ覚えればいい、と思って見守っていた。
「・・・ありがとう、カナム」
戦いが始まる前、口にしてくれた言葉。それが何よりも嬉しくて・・・だから恥ずかしいからちょっぴり意地悪してハードな修行を課していくのであった
■カナム > 「いったー……!」
意思を本気で殴る、痛いに決まってるよね…
平気な顔して殴り返してきたし…負けはしないけど勝てないんじゃないこれ?
そもそも気って何?
魔力の親戚だろうけど分っかんないよー!
「こんの!出ろ、気!!」
格好つけた手前ハナビお姉ちゃんには頼れない
何度も魔力を石鬼に流すけど…そろそろ手がやばい事になって来た
全力で殴り続けたせいで血塗れになった手を眺める
痛い…めっちゃ痛い
「くっそ…堅いからって調子のんなぁ!!」
跳び上がり顔面に回し蹴り、足を痛める他の成果は…石鬼はよろめいてる?気がする
■ハナビ > 「むー・・・・・・」
なかなか倒れないし、そしてカナムの魔力も高いせいでなかなか切れない。魔力が減ってすっからかんのほうが修行の効率は上がるのだが・・・と思ってた矢先。ついに両の拳から血がたれてきた。
「・・・・・・・・・」
助けるべきかどうか迷う。人に教えるのは初めてなのだ。葛藤すること数十秒。戦いの中では十分な時間が流れる。組んでいた腕に爪が食い込んで血が流れそうになった頃、ふと魔力の流れに変化が起きた。
カナムがガムシャラに蹴った蹴り。その一撃に気に近いものが乗せられた。確かな発勁ではないため仕留めるには至らなかったが、その一撃は確かに石鬼へダメージを与えていて態勢を崩していた。
「・・・凄い そこまでできるようになるとは思ってなかったよ」
自分が想像してたよりも、よっぽど飲み込みがいいのか操るとまではいかなくとも発現までできるとは、と感嘆を浮かべる。
これで第一関門は突破・・・この修行を続ける意味もない、と判断すればトン、と地面を蹴って石鬼の胸部へめがけて掌底を放つ。
触れたところは一切のダメージを与えず、衝撃が背中に突き抜けて石鬼の背中が内側から破裂したかのように爆発し、崩れ去っていく
「・・・トドメ、指したかった? でもまだまだ修行は続くから安心していいよ」
カナムの正面に着地すると、柔らかい笑みを浮かべながらぽふっと頭を撫でて。
■カナム > 「あ、何か上手くいった?」
石鬼が体勢を崩した
蹴りだけでそんな事にはなるはずないし…もしかして?
「ホント!?やったぁ!!」
何やら初歩には到達したらしい
よっしゃぁ!と喜んでいたら…ハナビお姉ちゃんが掌底を当てた
それだけであんなに硬かった石鬼が吹き飛んだ……レベルが違い過ぎて呆然と眺めるしかないよ
「いや、えっと…ありがとうお姉ちゃん
鉈使ってもこの手だと仕留めきれるか分かんないし…」
頭を撫でられながら呟く
今は鉈をまともに握れない…弱いなぁと改めて思う
これでも結構強い部類だと思ってたけど全然だ
今の僕カッコ悪ぅ……