2016/08/15 のログ
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」にハナビさんが現れました。
■ハナビ > 「はっ!!」
肘打ちから放つ気功。鋭利な骨から放たれる衝撃は相手の体内へ通過し、反響。そして増幅して小さな爆発をうむ。
本来、武道とは己の身を守る護身の技が大半であり、心構えもそうであるが、これは相手を殺すための、いわゆる覇道の技である。
今はなった相手は餓鬼。平たく言えば妖怪のゴブリンのようなもの。
小柄でしつこく、鬱陶しい。
入山してしばらくするやいなや襲いかかってきたので、迎撃していたところ。ようやく最後の一匹を吹き飛ばした。返り血のような黒い液体をピッと払い、そのまま二つの尾を揺らして登っていく。
「感じる空気からしてここにあるはずなんだけどなぁ・・・ボクの宝具」
ハナビが探しているものは、宝具と呼ばれる妖怪・仙人が扱う魔道具。
扱うには仙力、符力、妖力、霊力といった魔力とは異なる妖怪・仙人特有の力が必要なため、その大半はこのシェンヤン地方に眠っていると言う。
それを求めて、まずは有名な八卦山へと登っていた。
黒く変色した体毛は邪気を孕みつつも、同時に聖なる力も宿している。
天使と悪魔が共存してるような相反している状態のまま、少女はひとり山道を登り。
■ハナビ > 「ん?」
ふと、自分を呼ぶ声が聞こえた。
遠・・・くもないのだが、少し昔のことに感じる記憶。
それを思い出すために、一度岩浦に腰をかけて、瞑想を始めた。
ご案内:「北方帝国シェンヤン「八卦山」」からハナビさんが去りました。