2016/07/19 のログ
ご案内:「北方帝国シェンヤン「帝都シェンヤン」 「地都」 市」にアシュトンさんが現れました。
アシュトン > ここもここで、相変わらずだな。
(活気のついた市場、屋台や出店が並ぶ通りを歩くのは、異国の男。
これと言って目的がある訳では、ないのだが。
視線を周囲に流しつつ、適当に買った――肉まん、とでも言えばいいのだろうか。
肉の餡を生地で包んで蒸したモノを頬張りながら、進んでゆく)

始皇が病に伏せって随分と権力闘争がややこしくなってとも聞くが、一般人にはそうと関係のない話、だよな。
(平たく言えば雲の上の話、という事だろう。
コッチには荷運びの依頼で来たが、ひとまず今すぐと帰る訳でもない。
すこしとばかり、ブラついていよう)

アシュトン > どちらにせよ、俺には余り関係のない話、だな。
(咀嚼をしながら、視線の端。
周囲と比べればややと雰囲気の違う人物を捉える。
衣服自体は平民のソレと大差はないのだが、歩き方や、後は肌つや、雰囲気というやつだろうか。
恐らくは貴族のお忍び、といった所だろう)

ひとまず、市場を抜けたら何処かの酒場にいって一杯やるかな。
存外、こっちの酒も悪くない。
(なので、お小遣いを稼ぐとしよう。
袖口からするりと伸びて地面に垂れる、一本のワイヤー。
術式による操作を付与したそれは、人々の足の合間を縫うように、伸びていく)

アシュトン > ツマミなんかもつけたいし、後は少し土産も必要だな。
そうそう来る場所じゃぁないってのもあるが……金稼ぎに来てるのか、金を使いに来てるのかよく分からんな。
(微かに眉間へと皺を寄せると、指折り数えるような仕草。
そうこうとしている間に、ワイヤーの先端は貴族らしき人物の足元に――店先を眺めて足を止めているのが、丁度いいねらい目だ。
接触しない程度の距離を維持しながら、スルリと、忍び込んでいく。
遠隔操作でこの繊細な調整が、またムズカシイのだ
実際のところ、すぐ隣を通りがかりにスッった方が楽かもしれないが、腕を錆びさせないための練習、としておこう)

アシュトン > (懐へと入り込んだ先端が、財布、らしきモノを探り当てると、音もなく巻き付き。
スリ取ると同時に、素早く地面へと。
ここまでくれば、後は踏まれないように気を付けながら引き寄せるだけだ)

ふむ……当たりだな。
(巻き戻したワイヤーから財布を手に取れば、ずっしりとした感触。
少なくとも平民が持ち歩くような金額じゃぁない。
金を出そうとして財布が無い事に気づき、慌てふためく被害者を後目。
すたすたと歩いていく男の姿は、市場の人ごみに消えていくのであった)

ご案内:「北方帝国シェンヤン「帝都シェンヤン」 「地都」 市」からアシュトンさんが去りました。