2022/07/07 のログ
ご案内:「タナール砦」にコルトさんが現れました。
コルト > 天候は曇り
今日の夏の空は機嫌が悪いらしい
魔女のような衣装に鋼の翼をもつコルトは、常笑と呼べそうなニコ糸目で砦の外で天気を眺めている。
両手指が逞しいÝの字型の鋼の指爪のせいで、グローブや靴というものに縁はない。
夏はあまり好きではない 森の木陰ならまだしも、直射日光で翼も手足も熱くなってしまうせいか
そういう時は空を飛んで冷やす方ばかりを選んでしまう。

カチンッカリンッと砦の足元を歩くたびに鋼の爪が足音を立てる。
曇り空なら、気温と湿度しか熱の問題もないせいか、今日の砦 魔族側の領域となっているこの日は割と穏やかなもの。


「こんな日ばっかりだったら、ボクも苦労しないんだけどね。」


同僚と、八の字眉で笑みをこぼして時々折りたたまれている翼に触れて、熱を確かめる。
ひんやりとしているけれど、抱き着かれたらすぐにあったかくなってしまいそうな程度か。
冷えていたらいたらで、冷たくて気持ちいいと、♀同僚らに抱き着かれて結局はあったかくなってしまうから、今更か。

魔女帽子のおかげで顔も角も大して熱くならない。
いいことだ、と曇り空を見ては。


「一雨きちゃうのかな?」


風邪引かないようにね~?
などと、たわいもない話。

ご案内:「タナール砦」からコルトさんが去りました。