2022/05/24 のログ
テレジア > 戦闘はその後小一時間続き、全てが終わった後には陥落した砦にて祝杯を挙げる魔族の姿があったという…。
ご案内:「タナール砦」からテレジアさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にクレイさんが現れました。
クレイ > 「依頼は果たしたし後は任せるぞ」

 と兵士に雑務をパスして砦の中を歩きだすのは1人の傭兵。その身に傷はついていない。砦を奪い取った後だというのにだ。
 門には大きな剣の跡。犯人はこいつであった。奪い取る時に出てきた大型の魔族を相手した時に勢い余ってやりすぎたらしい。本人は依頼は砦を奪い取るからその先陣を切れと言われたからやったまでらしいが。
 だが依頼はたしかに果たした。真っ先に砦に取り付いて門番を切り伏せて乗り込んだのだ。文句など言われる筋合いはない。
 さて、それはともかくとして。砦を奪い取れば色々と戦利品や事後処理がある。例えば残された財宝類の分配。これは真っ先に切り込んだわけだし自分の取り分も多くなるだろう。
 そして捕まっていた人物の救助。そして捕縛された魔族の処遇も様々だ。
 他にも戦闘後という事で兵士の処置も大事だ。怪我の治療や様々な雑談や賭けに酒色々と楽しみはある。
 だが、1番不味いのは魔族の援軍。砦を取った直後というのは1番防御が甘い訳で。

「さてさて、やる事は目白押しだな」
 
 ボヤきながら砦の中を歩きまわる。

クレイ >  
 とりあえず優先度が高い順という事で、捕まっていた人達の救助を優先した。たどり着いたのは地下牢。
 当たり前だが、色々と無残な光景が広がっている。裸のまま吊るされた人達や、明らかに拷問をされて遊ばれた人。
 だが、まだ目が死んでいない人もいる。

「またせたな、救助部隊ただいま参上ってな。とりあえず扉ぶっ壊してくから離れてろよ」

 腰の剣を抜き放つと扉の鍵を破壊していく。
 怪我とかの救助は本職がすればいい。自分はとりあえず精神的に救う為に鍵を破壊するだけである。

「ほらほら、動ける奴はさっさと上に行け。そうすりゃ飯もあるぞ」

 と言いながらもしっかり目は光らせる。魔族が紛れ込んでいる場合もあるからだ。

クレイ >  
そうして救助し終われば自分も上に。そして動けない人がいる事を治療班に告げる。

「ま、そういう訳だから治療任せた」

と丸投げ、というより回復をする手段を自分はもっていないのでどうしょうもないのだ。
そして治療の目途を立てれば自分は休憩室に向かう事だろう。目的は酒と賭け、傭兵のお楽しみだ。
周辺警戒はしっかりとなと警備の担当者にもしっかりと念を押しておいた。そうして今回はこの砦、人の手に渡ったのである。

ご案内:「タナール砦」からクレイさんが去りました。