2020/12/30 のログ
ご案内:「タナール砦」にレムリアさんが現れました。
■レムリア > 人間と魔族が、奪い、奪われを繰り返す砦の今の主人は人間サイド。
砦の空気が少しばかりピリピリとしているのは、小規模な襲撃があったからで。本格的な襲撃に先駆けた威力偵察だったのではと警戒する者達が居れば、あっさりと退けられたと気を緩めている者もいる。
そんな砦の内部の通路の、気配も薄く静かに歩く少女の姿。
「お目当ては、どこだと……」
手駒を陽動に使って、わりとさっくり侵入できたなと自分が凄いのか。人間の兵士たちが緩んでいるのかどっちだと、ひとりごちながら地下を目指す。
魔族の捕虜がいるとの噂を聞いて、知った顔なら笑ってやろうと覗きに来て。囚われているのなら地下牢であろうと、野次馬根性に近いノリでの砦への侵入。
笑ったあとには、見捨てず助けてやろうかと思う程度には親切心も抱えて、こそこそと。
ご案内:「タナール砦」にドルチェさんが現れました。
■ドルチェ > 今宵は人間側となっている砦、空気がピリピリしているのは、まだどちら側とも安定せず襲撃等が起きているからか。
襲撃の影に隠れて砦に潜り込んだ者がいると気が付かなかったのは、周到に用意をされていたせいだろう。
あっさりと退けたと気を緩めた者が大多数、僅かではあるが気を緩めずに見回りをする者もいる。
「陽動と言うには規模が大きかったけれど、念のために。」
魔族の捕虜を多数捕えている地下牢、もしものためにと浮かれている者を尻目に見張りをする。
気配を薄くしてこそこそと砦の中を探る者に気が付くのが先か、淫紋の気配に気が付かれるのが先なのだろうか。
■レムリア > 単純に砦を攻め落とすだけなら、何も考えずに力押しでも構わない。
しかし、救出ミッションとなると気づかれてはいけないという制約がつく。
故に、ひっそりと気配も薄く殺して砦の内部をゆっくりと探索していくが、元が軽い気持ちで始めた行為のせいか。気迫や真剣さというものが足りず、どこか気の緩んだ雰囲気をまとう。
それでも、順調に誰にも見つからずに探索は進行し。同族の気配は感知できないなと、元が噂で信憑性が低いことであるし、いないとと見切りをつけるべきかと探索に飽きが入り始めたところで、ふと足を止め。
「……ん? ふむ」
同族の気配ではないが、淫紋の気配を感知して興味を引かれてそちらへと足を進めていく。
■ドルチェ > 容易とはいえずとも襲撃を防げたせいか、砦に潜り込むための陽動と気が付いた者は皆無。
砦に捕らわれた魔族の救出を目論んでいるなどとは誰も考えずに砦全体では浮かれていると言っても良い。
そこで気配を薄くして探索している者に気が付くはずがなく、気の弛んだ雰囲気が砦の気配に相まってより深くまでの探索を可能とさせる。
「やはり私の考え過ぎでしょうか。」
一時的とはいえ魔族の気配を抑え込む結界が功を奏していると言えるのか、地下牢に捕らえた魔族の気配は漏れていない。
ただそれは探索者の気配までも抑え込んでしまう逆効果も発揮していた。
故に今一番感じ取れるのは淫紋の気配で、それを辿ると地下牢の見張りとして立っている者の姿を先に見つけるか。
そこまでいけば気配は感じ取れずとも、地下牢に捕らわれている魔物の姿も確認でき、気を張っている見張りはいるが気配に気が付いている様子はない。