2020/05/05 のログ
ご案内:「タナール砦」にクレス・ローベルクさんが現れました。
クレス・ローベルク > 仕事というのは、基本的には労働力の欠如から生まれるものである。
そんな訳で、幾度目かの砦の確保に成功するも、アスピダ攻略に人が持っていかれたタナール砦の運営をするための人出の募集が冒険者ギルドから上がっていた。
やる事自体は、常に募集している人足と大して変わらないが、給金が前よりも上がっている。
これに目をつけた男は、上機嫌で依頼を受けた、のだが。

「うん、まあ、そうだよね。
マンパワーが減ってるんだから、一人あたりの仕事量は多くなるよねそりゃ……」

砦のホール……ホールと言っても、単にガランとした石造りの空間であるだけなのだが……で、男が一人ぐったりと座り込んでいた。
戦闘による疲れではない。清掃による疲れだ。
正確には、砦の廊下からホール部分までのほぼすべてを、男一人で清掃させられた事による疲れ、だが。

「正規の兵士はできるだけ休ませておきたい、ってのは解るけどさあ。流石にこのサイズの砦を三人だけで掃除するのはムチャだろ……」

いや、実際にはできたが。
しかし、これが明日以降も続くとなると気が重い。
取り敢えず今日の仕事は終わりだが、部屋に戻る気力もない。

「はぁぁぁ……いっそこのまま寝ちまおうか……」

座り込みからごろんと寝そべる。
石の冷たさが気持ち良くて、なんだか起き上がるのも億劫だ。
本当に寝てしまうかもしれぬと危機感を覚えるぐらいである。

クレス・ローベルク > 「う、ああああ……」

緩慢な動きで立ち上がる男。
ふあーあ、とあくび一つ欠いて、だらだらと部屋に戻っていくのだった。

ご案内:「タナール砦」からクレス・ローベルクさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にヒューさんが現れました。
ヒュー > いつもの様に起きた闘い。
物見からの報告に受けて進出してきた魔族と戦い、
戻ってきた一段の中の一人。
ブロードソードを括り付け、けが人を背負い戻ってきた。
負傷者を衛生兵に任せ男は血や汗や泥も拭わないままにとりあえずの一杯とばかりにエールをジョッキに受け取りぐびぐびと喉を鳴らして飲み干していく。

「まったく。 魔族も口先だらけだな」
ふんっと、鼻を鳴らし、ツマミを奪うとそれを口の中に放り込みながらぶらぶらと賑やかな門の内側を歩いていく。
戦闘でいまだに高ぶった男。
いい女でもいないかと周囲に猛禽めいた隻眼を滑らせていく。

ヒュー > まぁ 汚れた状態で抱かれたがる女もいないかと、もう一杯エールを飲み干し。
ツマミ狩りの干し肉を口の中にほおりこみ噛みながらロビーを出て井戸へ。 ブロードソードを地面に突き立て、金属製の胸当てを外し突き立てた県の柄にひっかえ、泥やら汗やら返り血まみれの服を脱ぎ鍛え抜かれた分厚い裸体を晒す。

傷跡だらけの体、男は井戸にロープが括られたバケツを放り込み、音でバケツが沈んだのを確認してから引き揚げていく。

ヒュー > 引き揚げたバケツ、頭上でひっくり返し、ざばっと身をを浴びていく。
体を冷水で流すともう一度バケツを沈め、引き揚げ、再び頭から水を流していく。

水飛沫を立てながら、水を吸った髪かき上げる。
3度目はバケツの中にスポンジを沈め水を吸わせてから体を拭う様に汚れを落としていく。

ヒュー > 血を流し終えれば、火照った体はまとった水で湯気が立つ。
血塗れの金属鎧とバスターソードにも水をかけ血を軽く流すと男は金属の胸当てをぽいと茂みにほおり、ブロードソードの柄に手を掛け上半身裸のままそれを引き抜く。

ぶぅんっと風切り音を立てながら一度それを振ってから型を確かめる様にゆっくりとした動きでブロードソードを振り始める。