2019/12/15 のログ
■サロメ >
「……っ、あ、ああ……」
ぞく…、と全身に何か沸き立つものを感じ、思わず声が篭もる
本当にこの女に任せて良いものなのか、どうか──
「…ひとまずは、書面を卿に送ることとする。
それで取り下げを期待できないようならば…」
次を、考えるしかない
「それまでは…聖都のほうに身を預けることになるな」
女…ミュレスの言葉に何か裏があるとしても、それでノーシス主教が何を得するというわけでもない
で、あるならば…ひとまずこの女の言葉、その表向きを見るしかない──
■ミュレス > 「素晴らしい。あのゲルキス卿の良識と誠心に望みをかけられるのですね? ……失礼」
笑いを止めた異端審問官が謝罪し、女将軍から一歩離れる。
「いずれにしても、ご心配なきよう。全て上手くいきます。上手く事を運ぶための筋書きに沿うのですから」
そう言って、今度はミュレスの方がサロメに背を向けた。2歩、3歩と歩いた後、肩越しに女将軍を振り返り――
「それでは、神聖都市ヤルダバオートへ」
囁くように、告げた。
ご案内:「タナール砦」からミュレスさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からサロメさんが去りました。