2019/04/22 のログ
ご案内:「タナール砦」にルークス・ルナエさんが現れました。
ルークス・ルナエ > 無為に攻撃を仕掛けては撃退されていく人間の群れ。
圧倒的強者の前には有象無象の塵芥がごときそれらの中に、異物の気配があった。
それは戦場を、焦るでも逸るでもなく悠々と、己の二本の足で歩いていた。
背には一対二枚の翼。真黒の、巨大な、人を数人も覆い隠せそうな程の翼が、人外の本性を示している。

「ふむ、女か」

そう吐いた声音自体、女のものだった。
高い背丈をヒールに乗せて、更に高くした視点から、周囲の兵士達を見下ろす顔は、なんとも楽しげに笑っている。
それこそ旧友か何かに出会って、手を振りながら歩み寄るような気軽さで、

「そこの魔族。我らの道を開けてもらおう」

たかが一魔族である筈の女が、人間を背負って、魔王へ向けてそう言った。

ミラ > 敵意を見せる軍の部隊を前に考え事に耽る余裕を見せる。
そんな格の違いを見せつけるような行為に耽っていたが、ふと何かに気づいたように自分の内に籠らせていた意識を外に向け、視線を感知した異物の気配の元へと向ける。
牽制なのか無為に終わる攻撃を散発的に繰り返していた相手の側から歩いてやってきたのは、凡俗とは格の違う気配を纏う個。
背の高いその姿は嫌でも目立ち。隠す事も晒す背の翼が、その者が人ではないと示している。
相手の姿を確認するようにしげしげと眺めてから、なぜ人間の側にと疑問符を示すように首を傾げ。

「いかにも、女ではあるが。その道を塞ぐことが役割ゆえ、その言葉は聞けぬな」

悠然と腕を組んだまま、微妙に相手を訝しむような表情を浮かべて言われて従うわけがないだろうと首を左右に振る。
そこらの有象無象とは違うと認識しつつも、なぜそちら側なのかという湧いた興味のままに言葉を続け。

「見たところ、奴隷として従えられているというわけでも無し。召喚使役か、雇われの身か?」

王国軍は、あまり職場としてはお勧めしないぞという暗喩を込める。女性の身では、いつ襲われるやも知れぬ腐敗ぶりは相手も知ってるだろうにと。

ルークス・ルナエ > 「役割か、そうかそうか、律儀なことだ。誰かの下風に立つ顔にも見えんが」

長身の女は、のどかに言葉に応じながら、やはり足を止めようとはしない。
周囲の兵士が怯えて先へと進めぬようになるのを置き去りに、援護も無しに前に出る。
その背は人間達の剣や槍へ無防備に晒されているのだが、それを恐れる気配など微塵も無い。
態度がつまり、問いの答えの一つだ。
〝いつ襲われるともしれない〟環境であろうが、〝私が遅れを取ることはない〟と。

「雇われと言えば、雇われだ。報酬には見目の良い女を。……が、いささかやる気が出なかったところだ。
 娼館で十把一絡げに売り出されているような女など面白みも無い。適当に切り上げて帰るかと思っていたが――」

やがて長身の女は、〝獲物〟と見定めた相手への距離を、歩む速度を変えぬままに詰めていく。
妨害さえ入らぬのならやがて、手を伸ばせば届く距離にまで近いて足を止めるだろう。
だが、妨げられれば止まるし、近づいたとしても指を伸ばしたりはしない。

「いや、いるところにはいるものだ。見目も、力も……おそらくは血筋までの上物が」

突如、少女の背後にて地面が爆ぜるだろう。
矢弾がごとき速度で飛び出してくるのは、巨大な〝手〟が四つ。
魔力で編み上げられた魔人の手が、少女の四肢をそれぞれに掴み取ろうと伸びてくる。
四肢を握り潰すまではいかぬとも鋼の剛力。捕らえられればたやすくは逃れられまい。

ミラ > 「なに、召喚に応じてここにある身としては捧げられた供物相応に働かなくてはな」

相応の願いがあって、人は魔を喚ぶ。人でない者もまた然り。召喚に応じるという事は、魔を喚ぶだけの願いが見ることができる。捧げられる供物と願いの強さ。それらを目にする事は時に愉悦をもたらし、応じるだけの価値はある。
そして、応じた以上は相応に仕事をするというのが義理というもの。召喚者の破滅を見るために、悪意的解釈でもって願いに応じる時もあるのは愛嬌として。
これもまた、そういう事だと肩をすくめるようにして相手の言葉に応え。
武装し、臨戦態勢にある人間達を歯牙にもかけぬ態度に相応の自信があるのだと見て取り。どの程度の物なのかと沸き立つ興味のままに、向ける意識は相手ひとりに集中する。つまりは、それ以外は意識を向けるほどでもない雑魚であるとの認識を示し。

「その評価は正しい。自慢になるが、わたしは美しいし強い。そこらの人間では相手にならなかったように」

ごく近くまで歩み寄った女が投げかけた言葉に反応して、妖しく微笑み。組んでいた腕を解いて、自らの容姿を見せつけるように手を広げ、豊かな膨らみを誇示するように胸を張り。敵部隊を適当にあしらっていた余裕こそ、我が実力とばかりに言葉を紡ぐ。

「そして、古き魔の血統の頂点たる魔王をしている。実に、見る目があると評価しよう」

背後で地面が爆ぜて飛び出してきた四つの手。知覚と認識はその動きに追いつき、反応していたものの初手が切り札という事もあるまいとあえて受けに回り。四肢を掴まれるのに任せ。その後の相手の動きにこそ注意して、相手から目を離さない。
それは、受けても対応できるという、強者であるという自負が見せる余裕。あるいは慢心が取らせる対応。

ルークス・ルナエ > 「見る目がある――と来たか。お褒めに預かり光栄だ。
 ……が、しかし。いささか余裕を持ちすぎではないか、と思うがね」

喉の奥を鳴らすように、くっ、くっ、と小刻みに二度笑う。
賞賛の言葉を得られたことは素直に喜びながら、まだ警戒されていないことを寂しがるかのように。
僅かに眉の端を下げているのは、本気にされていないで拗ねているのか。
自分の感情を隠す様子はない。それは弱者の処世術だ。
開けっぴろげに感情を解き放つ女は、自ら捕らえられたのだろう少女の眼前まで、鼻先が掠める程までに顔を近づけた。

「どうやら偉大なる魔王様は、下々の者の攻撃を受けてくださるようだ。
 ならば下賤の術ではあるが……どうぞ堪能されたし。何、周囲の目など気にすることはない」

微笑むように弧を描いた唇の合間から、薄桃色の霧が吐き出された。
甘ったるい香りの霧は夜気に拡散せず、まるで少女が見えない水槽の中にでもいるかのように、少女の周囲だけに蓄積していく。
始めは足先に触れる程度。だんだんとその霧は口元を越え、鼻を越え、頭までを鎮める程に。
致死性は無く、呼吸を妨げるものでもない。だがもし、一口でも吸い込んだのなら――

「……先に聞くが、薬物耐性は十分か?
 その肩書きに敬意を評して、人間ならば童子すらも路上で自慰に耽るまで、濃度を高めてある。
 いきなり発狂されてしまっても楽しみが尽きるからな……せいぜい耐えることだ」

媚毒だ。それも、人間に用いるような〝効き目を抑えたもの〟ではない。魔をも狂わせる、本気の媚毒だ。
そして女の手は、少女の胸元へと伸びる。
衣服に突き立てられる人差し指の爪。それは鋭利なナイフのように、少女の衣服を斬り裂くことだろう。
胸元から下腹部まで、下着ごと。
四肢を掴む腕は、少女の手脚を大の字に広げさせようとする。
その動きはすなわち、少女の秘すべき部位を、居並ぶ兵士達にまで見せつけようとするものだった。

ミラ > 「ん? 単純な物理拘束など、どうとでもなる。そうでなくとも、四肢を拘束した程度ではな」

ぎしりと四肢を握りしめる手による拘束具合を確かめるように、軽く身を捩る仕草にあわせて揺れる胸。風になびく髪。
そこに焦りは無く、実際に口にした言葉の通りなのだと窺わせる余裕がある。
これは、常人では確かにどうにもならぬだろうなと拘束具合を確認しつつ、鼻先近くまで近づけられた顔に浮かぶ表情と感情に、武闘派気質を感じとり。きりりと、真面目な表情を保ちつつ。真面目に戦闘をしてやった方が良かったか。しかし、最初から全力などというのも余裕が無く魔王らしくないがと脳内会議。

「……人が即死するような毒でも、わたしは殺せぬよ」

周囲の目と言われて、何を言っていると不思議そうに首を傾げ。吐息のように吐き出される薄桃色の霧が、自分の周囲に漂い。足元からまとわりつくのを目にして毒攻撃を仕掛けてきたのかと思い。毒ではなと、無意味な事を己の周囲を満たす霧の様子を無防備に眺め。

「うっ……む? そちら、方面か。ちょっと、待て。え? そんな攻撃?」

とぷりと、頭までピンクの霧に身を沈め。さして警戒した様子もなく息をしてしまい。肌が火照り、躰の芯が疼いて熱を持っていくという己の身に起こった反応。耳に届いた相手の台詞に、狼狽えた様子で動揺を見せる。
普通に殺意を持って仕掛けられてきた攻撃であれば、おそらくは問題は無かった。しかし、この手の快楽系の攻めは確かにこの身に届く。
思わず見せた動揺は確かな隙で。戦場に似つかわしくないドレスは胸元から切り裂かれ。ドレスにあわせた黒の下着もまた、裂かれて地に落ちる。
下着の拘束から解放された乳房は、ふるりと柔らかく揺れ。露わになった白い肌が、媚毒の効果を受けて色づいていく様子が相手の目に映る。
媚毒の効果を受けて発情していく躰は、周囲の欲望を煽るよう女の色香を振りまき。若く瑞々しい女の匂いを甘く漂わせる。

「くっ、こっ……のっ!」

手足を大の字に広げて、周囲の兵士達に肌を。隠すべき場所を曝け出す姿勢を取らせられる事への羞恥。四肢に力がこもり抵抗を見せ、ぎしりと拘束する手が軋む音を立てて、籠められた力のほどを窺わせ。そのまま、放置すれば力尽くでも。あるいは、動揺から覚めれば何らかの能力を用いて拘束から逃げにかかるのは必至。

ルークス・ルナエ > 「ほう……見事な身体だ。叶うなら寝台の上で、私に跪かせてから脱がせてやりたかったが……まあ、良い良い。
 多少順番が入れ替わるだけのこと。兵士どもにも眼福だろうしな。
 せいぜい可愛らしく鳴いてみろ。やつら、追撃を忘れて立ち止まり続けるぞ」

曝け出された裸体は、揶揄ではなく美しいと思えるものであり、賞賛の言葉もまた本心。
本心であるが故に真実楽しげに笑いながら、女は、拘束された少女の背中側へと回る。
それは自分の体が、少女を鑑賞するための障害物にならぬようにという配慮。
故に少女は、娼婦でも滅多にせぬような大開脚の姿勢を、有象無象の兵士達へ晒し続けることとなる。
――それが友軍の為だと、言い訳の理屈まで、陵辱者の側で用意される。

そして――耳元へと、不意に届く息。
それは単純な呼吸であったり、会話の為に吐き出される程度の息ではあるのだが、火照った体にはそれだけでも十分な愛撫となる。
耳朶も耳孔も擽ぐるような息を吐きながら、女は言葉を継ぐ。

「綺麗だ」

閨で恋人に囁くような、優しげな声。それと同時に女の両手が、少女の下腹部へと伸びる。
片手は前――秘所へ。雌の身体を知り尽くした手が、淫裂を人差し指と薬指で左右へと押し広げながら、中指をゆっくりと沈めていく。
急いた男のように乱暴でなく、確実に感じる点を探り当てて、そして容赦無く高ぶらせる指先の技――
と同時にもう片手は後――尻穴へ。指の腹が当てがわれて、小さな円を描くように、交わりの為でない筋肉を解そうとする。

「憎悪も怨嗟も無い、お前は美しい。だからお前を抱きたい……簡単な話だろう?」

何百年にも渡って、幾千もの女を犯して来た魔族の手口は、痛みなど決して与えぬよう、残酷なまでに優しく快楽を与えるものだった。

ミラ > 「この……戯言を!」

自らの躰を称賛する言葉。常であればその称賛をただ受け入れるだけでいい。
しかし、ここは戦場であり。こちらを見ている敵兵がいる。彼らの視線を遮っていた敵の女という壁がなくなれば、向けられる視線はすべて自分へと突き刺さり。
無防備に秘所を曝け出す大股開きの自分の姿。向けられる下賤な視線を意識してしまい。秘所を見られて恥ずかしいという羞恥。このような無様をという恥辱。それらが入り混じり、かっと頭の中が茹であげられたように沸騰する。
そして、濡れた淫唇がひくつきながらとろりと淫蜜を内部から溢れさせる様は媚毒の効果による発情か。与えられる恥辱による被虐の陶酔か。視線を逃れるように身を捩る仕草にあわせて、豊かさを見せつけるように揺れる胸の双丘。その先端で尖り立つ乳首もまた、興奮具合を窺わせ。周囲には発情した雌の匂いが、次第に、甘く誘うように漂っていく。

「くっ、うぅ……ひゃん!」

拘束する手を軋ませていた抗う動き。媚毒に冒され、火照り、敏感になっていた肌には耳元に吹きかかる吐息の刺激すら十分な愛撫として成立し。吐息で耳を犯される――そんな錯覚とともに、思わず甘い声をあげてびくんと耳を竦ませてしまう。

「あぅ……口説いている、つもり……ひぅ! 見られてっ…る、だろうが…っ……んぁ…っ!」

場が場なら、甘い口説き文句として耳を傾けもしただろうが。ここは戦場であり、周囲には敵である人間の兵士がいる。
お前も女なら、こんな状況で何を考えているばかりに、言葉を返そうとしてはみるものの。ぐずぐずに蕩けて熱を持った、媚粘膜は少しでも刺激が欲しいとばかりに侵入してきた指先へとねっとりとまとわりつき。的確に弱点を探り当てて、刺激してくるその動きに、指先の動きに操られるように腰が跳ね。紡ぐ言葉は甘い喘ぎに、乱れて途切れ。
押し殺せぬ嬌声とともに、きゅうきゅうと責める指先を媚肉が必死に食い締め。尻穴を解す指先の動きに、それもまた快楽と感じてしまって。刺激に耐える様子が、尻穴のひくつきとなり。膣穴から溢れて滴る淫蜜が、尻穴を責める指先を濡らしていく。
もはや、拘束から抜け出そうと抗うどころでは無く。敵兵の視線を意識して感じる羞恥。過敏なほどに感度を増した肌と粘膜へと与えられる刺激。こんな状況で感じてしまっているという背徳感と被虐感。
それらに、長い年月と、多数の獲物でもって磨き上げられた女の絶技と相まって。
理性が耐えようとブレーキをかけても魔王からただの少女に。少女から、一匹の発情した雌へとずるずると滑り堕ちていく。

ルークス・ルナエ > 「つもりではない、口説いているのだ。分からぬほどウブでもなかろう?
 それとも魔王様は、下賤の人間の目が気になるか。それはなかなか異なことを言う。
 そら、堂々としていろ。犬猫に裸体を見られて喚く人間はおらん、同じことだろう……?」

魔王という種族の矜持を擽って、この程度にうろたえるなとは言うが、犬猫と人とは知性の有無という差がある。
形態すらも近しい種族に見られているという羞恥の故を、わからぬ筈も無いだろうに。
女はやすやすと嘯きながら、一度、秘所を責め苛む指を引き抜いて、少女の眼前に掲げた。

「それに、見られて悦んでいるのはお前だろう……っふふ」

少女自身が溢れさせた蜜を絡めた指が、月の光や戦場の篝火を受けて艶めかしく濡れている。
淫猥な光と匂いを纏う指はしばし少女へと見せつけられ、鼻先を揺らめいた。
だがその指もやがて、再び秘所を搔きまわす為に降りて行く。
再び其処へ触れた時、入り込む指は二本。人差し指と中指が束ねられ、少女の中で鉤のように曲げられた。
濡らして慣らした少女の雌穴を、その腹側を執拗に指先が掻く。
快楽神経の集中した、狭く小さなスポット。其処を、僅かな時間に指が覚えた少女の為の速度で幾度も刺激を与えながら――

「どれ、此方も見せてやるか……お前も楽しんだ方が得だぞ、魔王殿。
 名前でお呼びした方がよろしいか、それとも〝愛しい人〟とでも?」

言葉で戯れる合間、四肢を拘束する魔人の手が動いた。
少女の両手は、後頭部側で手首を重ねるように。そして両足は、膝を高く掲げてのM字開脚に。
いよいよ自ら雄を誘うような姿勢にさせられた上で――この姿勢では先程まで見えなかった、後孔までが兵士達に晒される。
秘所から溢れた蜜で濡れた指先は、ほぐした肉孔へ、つぷっと沈んだ。
腸粘膜を細長い指が付け根まで穿孔し、第一関節まで一気に引き抜く。その工程を繰り返し、孔が柔らかく解れたなら指をもう一つ、またもう一つ……。
この女は〝此方の方〟を好むのか。少女が人差し指から小指まで、四本を咥えさせられるまで、後孔への執拗な愛撫は止むまい。
前穴からの愛液と、掻き出した腸液と、そして空気の混ざる粘着質な水音が、尻を犯されているのだと、少女自身にも、兵士達にも知らしめる。

ミラ > 「初心な乙女を気取るつもりは……ない、が。
 人間風情に……こんなっ…の……ぉ……あ、ぁぁ……見せる、なぁ……」

ただ、肌を見られた。その程度ならばともかく、秘すべき場所を。無様な痴態を下世話な視線に隠すことなく曝け出す。その羞恥は、見られてると意識するほどに強く感じてしまい。堂々とできるわけがあるかとばかりに、女を睨みつけるが、その向けた瞳は情欲に濡れていて。見られる羞恥に感じ、興奮してしまうマゾの素質を窺わせ。

「………っ!」

ぬらりと、己の恥ずかしい汁に濡れて光る指先を見せつけられて、息をのみ。恥辱に言葉を失う。ねっとりと指先に絡んで濡らす淫蜜の量が、自身の興奮具合を否が応でも証拠として突きつけられ。鼻先に届く淫臭が、恥辱で脳を茹で上げる。

「ひっ、あっ……あ゛ぁぁぁっ! や、やめっ! そこっ……そこは、駄目っ! そんなに、されたら…ひぎっ……ぃぃっ!」

己の蜜に濡れた指先がふたたび、下がり、膣穴へと挿し込まれて内部の肉襞を抉り、媚粘膜を掻き回す。それも、鋭敏な弱点を的確に執拗に。指先の蠢きに合わせて、嬌声は艶めいて跳ねあがり。腰がビクビクと快楽に跳ね踊らせ、喘ぎ悶えて艶やかな黒髪を振り乱す。
膣穴は、弱点を責めたてる女の指先をきゅうきゅうと締めつけて、責める指先に媚び。与えられる刺激の強さに断続的に潮を噴いて、どれだけ感じてしまっているのかを周囲で見ている兵士にもわかりやすく示してしまい。

「くぬっ……なにが、愛しい人だ。こんな……の……。
 あ、あぁ……見られて……あひっ! あ゛あ゛ぁぁぁ…っ! お尻、まで……こんな、のっ……」

快楽で責めたてられながら、両手を頭の後ろにしたM字開脚の姿勢を取らされる。抵抗しようとしても、女の指先が強制的に与えてくる快感が四肢から力を奪い。抵抗もままならない。
ふたつの肉穴を隠すことなく見せつけ誘う、雄に媚びて欲情を煽る雌の格好。より強く感じさせられる羞恥に顔は真っ赤に染まり。恥辱に瞳は悔し気に潤む。それでいて、周囲を誘うように淫らな雰囲気を強く漂わせ。感じる恥辱の強さに比例して、興奮し感じてしまっているかのよう。
そして、尻穴までも曝け出してしまった状態でつぷりと尻穴に潜り込む女の指先。膣穴に続いて尻穴にまで侵入してきた指先に、敏感に反応して仰け反るように背筋を反らし。尻穴は指をこばむようにきゅっと強く指を食い締める。
それでいて、内部の腸粘膜はとろりと腸液を滴らせて指先にまとわりついて、柔らかく締めつけて歓迎し。一本の指が、二本に。三本から四本にと、より多く咥え込むようにと尻穴を躾けられていく姿を周囲の兵士たちに見られる恥辱。ぐちゃぐちゃと、自身の愛液と腸液と空気とが掻き混ぜられ、奏でられる卑猥な響きが耳に届く羞恥。尻穴を犯され、調教されている様を見られている被虐感が興奮となって、快楽神経の感度を増していき。それによって、より感じて嬌声をあげて、膣穴からも。尻穴からも恥ずかしい汁を垂れ流しながら、軽く達してさえしまう。
理性は既にぐずぐずに蕩け。責めたてる女の手と指の動きに反応して揺らめく腰の動きは、無意識のうちにより快楽を貪り、凌辱者に媚びる仕草へと。

ルークス・ルナエ > ぐぼっ、がぼっ……粘液を搔き回す音が、夜の戦場に響く。
指四本を咥え込んで引き伸ばされた尻穴を、女はことさら音を立てるようにして犯し続ける。
閉じることさえ許されず指を出し入れされ続ける穴は、腸液をだらだらと垂れ流して異物に耐えようとするが、
それが故にむしろ滑らかに、異物を奥まで受け入れられる雌穴として仕立てあげられていく。

「……このまま親指まで添えて、手首まで捻じ込んでやろうか。そうすればさぞ、心地良いだろうよ。
 しかしこの適応の具合。日頃から此方も使っているのか、それとも天性の淫乱か、お前はどちらだろうな?」

やがて、少女自らが腰を揺らし始めた頃。女はようやく、四本の指を後孔から引き抜いた。
長らく攪拌された孔の淵に手を当て割り開くように、丸く広がった穴の底まで、兵士達の目に晒す。
戦場にて無敵を誇った魔王とてこの有様だと貶めるようなその行為に、歓声や口笛、或いは生唾を飲み込む音が返る。
いつしか観客の兵士の数は、数十人か、或いは百人を超えたか――多量の視線が少女の股座へと注がれていた。
足止めの役は十二分に果たしていると言えよう。その身を穢される様を、遥か下等の種に見せつけることと引き換えに。

「そしてだ、魔王殿。遠回しな言い方だったのは詫びるが、私はお前の名を聞いたつもりだったのだ。
 答えぬというならそれでも良いが――多少、意地の悪いことはさせてもらうぞ」

ぐちゅっ……濡れそぼった雌穴の淵に、女の両手が触れる。
左右から二本ずつの指を引っ掛けて、ぐにいっと肉を歪めるように広げれば、愛液を湛えた穴までもが晒しものに。
だが、それだけの筈だ。広げているだけの筈なのに――何かが入り込んでくる感覚がある。
指などより圧倒的に太く大きな、透明の何かが、みちみちと肉穴を埋めて少女の中へと。
それは女が魔力により編み上げた、不可視の玩具であったのだが、そうと分かり得るのは犯される少女だけだ。
男の根を模した透明の玩具は、少女の膣内を衆目に晒しながら、始めはゆっくりと、次第に早く、抽送を始めた。

そして――それに僅かに遅れて、先程まで指に犯されていたもう一つの穴へ触れる、生身の熱さ。
いつしか女の下腹部には、並の男どころか並みの魔族ですら叶わぬような肉槍がそびえていた。
指四本で拡張された穴だろうと狭さを覚えるだろうそれは、どくとくと血管を脈打たせながら、切っ先を少女の後穴へ沈め――

「ふ……はははっ! いい姿だ、やはり美しい。ああ、ああ、本音だとも、口説いているつもりだともさ……!」

ぐぼんっ。腸内から膣壁越しに子宮を突き上げるような角度で、魔の雄根が尻穴を穿った。
此方は加減などなかった。最初から、少女を道具として用いて快感を貪る為に、薄い腹にその形が浮く程に突き上げる。
多少の痛みはあるかもしれない。だがそれ以上に、多量の美毒と丹念な愛撫は、少女を快楽に狂わせるだろう。
腸壁をごりごりと擦り立て、入り口の肉輪を幾度も雁首で掻き毟る。魔が、魔を虜にせんとする、本気の陵辱だった。

ミラ > ただの毒であれば何も問題は無かった。
だが、媚毒に侵された神経は快楽に狂い。躰は媚毒を毒として無効化することなく受け入れてしまう。そして、媚毒によって発情させられた躰は、意志に反してぐちゅぐちゅと自らの肉穴を掻き回す女の責めを嬉々として受け入れてしまう。
元から尻穴も、ただの雌の肉穴でしかなかったと。そういう素質が元からあったとばかりに、魔王としての尊厳も何もかも快楽に突き崩されながら、尻穴はだらだらと腸液を垂れ流し。ぐちゃぐちゃに掻き回された腸粘膜は、過敏なまでに仕上げられた性感帯へと強制的に躾けられ。解れた尻穴は、異物を受け入れ咥え込むための性処理用の肉穴へと堕とされ。むわりと、内部の熱気を溢れさせ淫靡な匂いで肉穴としての熟成具合を。汁気たっぷりの音とともに見ている兵士に知らせ。地面に滴り、染みを作った卑猥な汁の量が女の責めの激しさを。それにどれだけ感じてしまっていたのかという、少女の仕上がり具合と性感の感度とをわかりやすく示す。

「親指まで…っ…そこまで、する……のか……。
 ひとを、そんな淫乱みたいに言う……な。そんな、日頃からしているわけが、ないだろう……あっ…ぁぁ……見られて、る……人間風情に……。」

親指まで。つまりは、拳を尻穴で咥え込むまで躾けてやろうかと言われてゾクリと背筋を震わせる。それは果たして、恐怖か期待か。
ふるりと、小さく拒絶するように首を振りつつもその仕草は弱々しく。ぐったりと力が抜けた肢体は、快楽責めに屈したと言わんばかり。
お前はただの快楽を得るための肉穴だと教え込むように、執拗に攪拌され拡張された尻穴を閉じる事も許さず、割り開いて兵士たちに見せつけられても四肢はひくつく程度の儚い抵抗しかできず。ぽっかりと開いた尻穴が、内部の粘膜まで曝け出し覗かれる恥辱に身を震わせる。無数に突き刺さる視線は物理的な刺激のようにすら感じられて、恥ずかしがりつつも媚びるように内部の腸粘膜は卑猥に蠢き。揶揄するような兵士たちの反応に、淫唇はひくつき涎のように愛液を溢れさせて、尻穴まで垂れ流し。恥辱の興奮が堕ちる被虐の悦びを感じているマゾの反応を見せつける。
 それは、淫乱ではないとしても淫乱の素質がある事を兵士たちに教えているかのようであり。雄を誘うための雌の媚態のようでもある。
 
「こんな、ザマを晒しておきながら……名乗れるわけが、無いだろう」

女の言葉に、悔し気に唇を噛みながら目線を逸らす。こんな状態で名乗っても、無様なだけではないかと。
しかし、そこにどんな意地悪をされてしまうのかという淡い期待が無自覚にあり。発情した躰と蕩けた理性は、無意識のうちに快楽を期待してしまう。

「あ゛っ、あぁ……んお゛ぉぉっ! お尻、がっ…ぁ、ぁぁ……」

みしみしと、肉を押し広げて何かが侵入してくる感覚。尻穴への異物感が、今まさにそこを犯されていると教えてくる。肉穴として躾けられた尻穴は、魔力で編まれた透明な男根を隙間なくみっちりと腸粘膜で締めつけ、咥え込み。奥へと引き込むような蠕動で舐めしゃぶる。透明であるがゆえに、その尻穴の反応は丸見えであり。そこが何かを咥え込むための穴へと成り果ててる事を見る者に伝え。

「ひあ゛っ! あ゛ぁぁぁっ! 熱いっ……壊れっ! ひぃ、あっ……あぁっ! これ、ダメ……おかしく、なるぅ…っ!」

生身の灼熱が膣穴を穿ち。その巨大さが、下腹部が肉棒で埋め尽くされてしまったかのよう。子宮を突き上げられ、衝撃を叩き込まれながら尻穴を耕すように遠慮なく犯される。滑らかな下腹部が、その巨根と突き込みの激しさを透かし彫りにするように形を浮き上がらせ。
壊されてしまうかもという遠慮のない女の責めたてが、自分がオナホールのような性処理玩具であるという被虐的な陶酔感を味あわせる。
激しい突き込みに粘膜を抉られ、雁首で掻きむしられ、擦りたてれる。突き込まれるときも、引き抜かれるときも脳髄に痺れるような悦楽が走り。浮かべる表情は快楽に蕩けた雌の顔。女の突き込みに合わせるように、自らも腰を揺らめかし。快楽に溺れた痴態を見せつける。

ルークス・ルナエ > 「そうか、名乗らんか。よほど痛い目を見るのが好きだと見える。
 ……或いは、こう聞き方を変えれば良いのか? 名乗れば褒美をくれてやる、と。
 そうさな、例えば――お前の名を好き者の貴族にでも知らしめて、共用の玩具にでもしたててやる、とか。
 そういう遊びの仲間はそれなりにいてなぁ。皆、お前のように勝気な女を狂わせるのが好きで堪らぬのさ」

四肢の拘束さえなければ、突き上げの衝撃で少女の体が浮いていたかもしれない。
それほどの力と速度を込めての陵辱は、あまりにも深くまでに切っ先を届かせる。
だのに、それは快楽だ。ここまで徹底的に蕩かし狂わせたが末の、快楽のみの拷問。
濡れそぼった結合部を誰にも見えるように開かせたまま、巨大に過ぎる肉棒の抽送は続けられる。
片方は熱い肉に、もう片方は無機質な透明の玩具に。二つの穴を同時に使われている少女を見て、誰がこれを魔王と思うのだろうか。
好色と蔑みの目が方々から突き刺さり、下卑た笑い声がもっと犯せと嘯く。
始めは遠巻きに取り囲んでいた兵士達は、今は少女の愛液の飛沫さえ浴びられるまでに近づいていた。

「ふ、ふふ……名残惜しいが、終わらせてやる――今宵はな。また犯されたくなったなら、私を探すが良いさ。
 ルークス・ルナエ、ただの魔族だ。多少長く生きて、多少力と知恵があるばかりのなっ……!」

その宣言と共に、最後の突き上げが。そして最奥に届いた雄の根が、白濁の奔流を吐き出す。
生来備わった肉体でなく、魔力により編まれた擬物であるが故に、吐き出す精もまた紛い物。
生殖能力も無い、だがその熱さばかりは本物の精が、注がれた魔力量に比例して――少女の腹を膨らます程にも注がれる。
孕みもせぬうちに臨月になったような吐精は、駄目押しの苦しみと快楽を同時に叩き込み、また少女を押し上げる事だろう。
それを最後に女の陵辱は終わり、二孔は解放される。
が――四肢の拘束だけは、まだだ。それは天然石の強度で少女を拘束し続ける。
万全の少女ならば容易に破壊できるだろう拘束も、陵辱の後の彼女には、果たして抜け出せるものか。抜け出したがるものか。
それをも楽しみにして、女は、周囲の兵士達にこう言うのだ。

「好きに犯してやれ。悦ぶぞ」

兵士達は武器も鎧も捨て、獣欲を剥き出しに少女へ殺到するだろう。
今の彼らは虫にも等しい。指先一つの動きでさえ殺し切れるような有象無象だが――
それ故に羞恥も屈辱も与えてくれる、おぞましい陵辱者達だった。

「贈り物だとも、〝愛しい人〟」

少女が再び力を取り戻し、自力で抜け出すのは。
陵辱の波に飲まれる前か、それとも数百の欲望を受け止めた夜明けのことか。

ミラ > 情欲に火照る肌はしっとりと汗ばんで艶めき。快楽に蕩けた顔には、普段の面影はまるでない。
みちみちとその巨大さにによって狭隘な肉穴を押し開き、征服する凶悪な肉棒の責めたてはこれには勝てないと、屈服を教え込み躾けてくるかのようであり。こちらを気遣うことなく一方的に快楽を貪る腰使いは、魔王という頂点では無く、底辺へと叩き堕とされて肉便器のようにただの肉の穴として使われる恥辱の快楽と被虐の興奮でもって異常な悦びに脳髄を狂わせる。
非日常的な快楽にまともに思考は回らず。女の言葉が一方的に頭に流れ込んできて、咀嚼して理解する間もなく言葉のままに、腐敗貴族の肉玩具として弄ばれ、よがり狂うイメージが頭の中で再生されてしまい。
その堕ちた自分のイメージにさらに興奮してしまって、きゅうきゅうと両の穴を犯してくれる異物を健気に締めつけ、粘膜で媚びるように扱きたてて、言葉でなく体の反応で返事をしてしまい。

「あっ、あ゛あ゛ぁぁぁっ! そんな、のっ……ひぐっ! そんなの、だめなの、にぃ……っ! ひあ゛っ…ぁぁ、っ! いぐぅぅ…っっ!」

自らの被虐的な妄想だけでイってしまうとばかりに、全身を戦慄かせて嬌声を大きく響かせる。
事が終わった後に、今の事がどれだけ記憶残ってるかも怪しいながらも、確かに女の言葉はするりと心の奥底まで甘い毒として届いて残り。
圧倒的な量の白濁の奔流で胎内を灼かれ、その熱と滑らかだった腹部をボテ腹へと膨らまされる苦しいまでの圧迫感。そして、体の最奥まで征服される屈服快楽の絶頂に全身をびくつかせて、嬌声を跳ね上げてあまりの快楽に意識を白く染め上げる。
愛液の飛沫が浴びれるほどに身近に迫った兵士たちの無数の目に見られながらの屈服絶頂の余韻に、二穴が解放されてもビクビクとそのしなやかな肢体をびくつかせ。ゴポリと大量の疑似精液を逆流噴出させる。
その姿は、雄に負けて凌辱されて屈服した雌の姿そのものであり。圧倒的快楽で責めたてられて、情欲のスイッチが入ってしまった心は、周囲の兵士たちの獣欲剥き出しの眼差しに、ぞくりとした興奮と期待を感じてしまい。
過ぎた快楽の余韻に朦朧としつつも逃げる事もできずに、凌辱者たちの群れに呑み込まれていく。
女がひとりで演出して見せた精液ボテ腹を再現するかの如く、凌辱者たちは好き勝手に全ての穴を犯して精を注ぎこみ。
魔王としての尊厳も何もかも、凌辱者たちに踏みにじられながら、普段味わうことのない被虐的な肉の悦びに溺れ、沈んでいく。
確かな事は、時間を稼ぐという事。兵士たちを引きつけ、足を止めることには成功したという事実。
まともな理性を取り戻して抜け出したのは、幾百もの欲望に穢され果てたその先であったということか。

ご案内:「タナール砦」からルークス・ルナエさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からミラさんが去りました。