2019/04/03 のログ
ご案内:「タナール砦」にルヴィルクインさんが現れました。
■ルヴィルクイン >
「砦を取っては取られての繰り返し~、っていうのは聞いてたけど…」
何もない空中に腰掛け、砦を見下ろす赤髪の女は、つまらなさそうにその口を尖らせていた
「ちょっと、魔族もだらしなさが過ぎる、っていうか…、
向こうに攻め込めないからって防衛が雑すぎない…?
もしかして戦って砦奪っちゃったらそれで満足しちゃうのかしら……」
そんなことだから何度も奪いに人間がやってくるのに、と呆れたように吐き捨てる
■ルヴィルクイン >
女の見下ろす先では、多くの騎士達が奪った砦の補修や、周辺の警戒などあくせくと動いている
こうやって見下ろしているとまるで働き蟻のように見えて、少しだけ面白い
「豚ちゃん達が調子に乗るのは面白くないからー…」
その両手の掌に、人の頭ほどのサイズの焔の珠を喚び出す
煌々と燃え盛るそれに、見張りの一人が気づき大声で怒号を上げた
間もなく現れた者達と共に、現れた魔族の女に弓を射掛けよ、という矢先
「アンタ達の相手はこーっち♪」
灼熱の珠から迸る無数の火炎弾が、あちこちに降り注ぐ
それらは一つも人間の兵達に辺りはしなかった、が…
降り注いだ火炎はまるで意思を持ったようにその一つ一つが兵士達に突撃してゆく
■ルヴィルクイン >
剣で斬ろうが、槍で突こうが、弓で射ろうが、
不定形の炎はその形を変えるだけで潰えはしない
そして炎達はといえば、必殺の攻撃を持つわけでもなく、
ただ兵士達に纏わりつき、抱き込んでその身を焼き焦がす
ほどなくして砦は生きたまま身を焼かれる人間達の悲鳴に包まれてゆく
「あっはは♡ そうそう…じわじわとね。
じっくりゆーっくり、ウェルダンにしちゃえ♪」
そしてその魔族の女は残虐な行為に浸るように、愉しげにそれを眺めていた
ご案内:「タナール砦」にカテリーナさんが現れました。
■カテリーナ > タナールへの視察に来ていた女は、ゆっくりと城壁上へ姿を現す。
見れば、灼熱の魔法に焼かれる多数の兵士。
――砦の守将によると、このような事は珍しくないそうな。
ふらりと現れた高位魔族が思うさま人間たちを嬲り者にし。
そしてまたふらりと消える。
そんな事は日常茶飯事だそうだ。
「――あのオーギュストがキれるわけね」
まさに人間の無力さを象徴するかのようだが。
女師団長はと言えば、その惨状と相手の女魔族をじっと、蟻の巣でも観察するかのような冷淡な視線で眺めていた。
■ルヴィルクイン >
「…?」
ふと、己を見つめる、"イヤな視線"を感じ取る
そちらに眼を向ければ、その女は明らかに他とは違う雰囲気を纏っている
砦を落としていた軍を率いている者…と考えるとしっくり来る
けれど、そんなことは女にとってはどうでもよく……
「なにあの女…人間のクセに、ムカつく」
苛立ちを隠そうともせず、眉を顰めると、カテリーナに向け、砦に放った火弾と同じものを数発、城壁の上へと放つ
「あんな女、焼き豚にしちゃいなさい!」
着弾した炎はやはり生物のように蠢きながら、その指示に従うようにノロノロと動きはじめていた
■カテリーナ > 「――わたくしに炎?」
フン、と鼻で笑う。
第三師団の幹部である側近たちはゆっくりと彼女から離れる。
当然だろう、高位魔族とこの女将軍の戦いに巻き込まれては、命がいくつあった所で足りやしない。
「――起きなさいベルディアル、食事の時間です」
『――ケッ、イキの悪そうな炎だなぁ、オイ!』
ゆっくりレイピアを構えると、炎が剣先に触れ……消え去る。
否、消えたのではない。
喰われたのだ。魔力ごと、魔剣によって
■ルヴィルクイン >
「はぁ?…何したの、アイツ…」
放った炎達が掻き消えた、ようにしか見えなかった
妙な剣を振ったかと思えば…である
「…生意気」
キリ、と歯を軋ませ、更に無数の火炎を女に向けて放つ
さらなるリビング・フレイムの群れとなった炎達が、再びカテリーナへと向かってゆく
■カテリーナ > 「――ベルディアル!」
剣に命じながら、自らは浮遊の魔法を己にかける。
炎は悉く魔剣の糧になるかと思えた、が……
『――こんな不味い炎、いつまでも喰ってられるかよぉ!』
下品な声で魔剣が咆哮すると同時に、カテリーナの体が白い炎で包まれる。
炎は少しずつ広がり、カテリーナの周囲を囲むように結界を張った。
ベルディアルの持つ能力――魔王すら溶かすと言われる炎の結界。
その結界の炎の熱量で無数の火炎を飲み込む――熱量に、さらに巨大な熱量をぶつけるという、暴力的なまでの質量合戦だ。
ゆっくりと浮遊するカテリーナは、女魔族の前まで浮遊し、対峙する
■ルヴィルクイン >
「……な…」
その人間は炎に灼かれることもなく、
むしろ逆に灼き尽くし、己と視線をあわせる位置までやってきた
虚空に足を組み上げ座っていた女も流石にその脚を崩し、女将軍と対峙する
「…なんなの!?
せっかく楽しく遊んでたのに、邪魔しないでよ!人間の癖に!!」
キッ、と鋭い眼がカテリーナを睨めつける
まるで遊び道具に反乱を起こされたかのような、屈辱感を顕にして
■カテリーナ > 「――あぁ、すみません」
女将軍はと言えば、邪魔しないでよと言われ。素直に謝る。
にっこりと、まるで子供に対して諭すように言う。
「ここは下賤な存在の遊び場でしたよね。わたくし、高貴な出なもので、ここの作法はよく分からないのです」
女は貴族主義の権化。ここで焼かれる兵たちにも、目の前の魔族にも、同じ価値しかない。
すなわち、己に屈服し邪魔ならば焼き払われる程度の存在なのだ、という。
「ですので――すみませんが、わたくしの遊び方に合わせていただけますか? 久しぶりなので、戦闘の感を取り戻したいのです。本番で粗相をしてはいけないでしょう?」
女将軍は、結界の炎をさらに強くしながら――
「試し切りさせろ雑魚」と。
まことに優雅に言い切った。
■ルヴィルクイン >
「………」
女将軍の不遜な物言いに、ルヴィルクインの怒りは更に高まってゆく
まるで周囲が陽炎のように撓んでゆくような、そんな感覚すら覚える
「豚のくせに…丸焼きにしてそのへんの魔物の餌にしてやろうかしら…」
蒼翠の瞳に冷たい怒りの色が浮かぶ
灼熱を放っていた焔の珠が一つに纏まり、女の身の丈を超える、灼焔の鎌へと姿を変える
「でも黒焦げじゃあ、美味しく食べてもらえないでしょうけどね…ゴミみたいに捨ててやるわ」
轟炎と共に、その大鎌をカテリーナに向け大きく薙ぎ払う───
■カテリーナ >
「――ベルディアル、彼女はなんと?」
『死ぬなら美味しく食べてほしいってよぉ!』
ゲラゲラと下品な笑い声が木霊する。
カテリーナは顔を顰めながら、ゆっくりレイピアを構える。
大鎌の一撃はレイピアで受け止める。魔剣はシャン、っという軽快な音を響かせ、大鎌と激突した部分から美しい白い火の粉をまき散らす。
――少し感じ取ればわかるだろう。まき散ったのは、白い火の粉に見える、魔力の塊だ。魔剣ベルディアルからあふれ出た魔力が刀身に巻き付き、それが炎の魔力で作られた大鎌とぶつかり合う事によりこそげ落ちる事によって起きる現象。
「――大薙ぎの攻撃は読みやすいですわね」
その一撃が捌ければ次はこちらの反撃。
魔力を纏った刀身で、レイピアらしく突き。
二度三度とその大鎌の柄の部分、小回りの利かない場所を突こうと
■ルヴィルクイン >
「ッ…!! ムカつく…っ」
一撃で終わらせるつもりで放った一撃をいなされ、
おまけに反撃まで───突きをなんとか弾く様子、そして再び距離を取る際にはそのバランスを僅かに崩す
もとより白刃戦を得意としないタイプであるのはすぐにバレるだろう
が、頭に血が昇っていても、そのまま強引に攻めることはしなかった
「豚ちゃん達なんかの情けない魔法とカチ合わせるのゴメンなんだけど…
アンタ、とびっきりムカつくから、一発で終わりにしてあげる!!」
先程一発で終わらせようとした攻撃をいなされたのは置いといて、ルヴィルクインは焔を巻き上げながら、自身も上昇してゆく
そのまま大鎌を大きく構え、見下ろした相手…カテリーナへと
「墜ちちゃえ、人間!!」
爆炎を全身に纏い滑空、突撃する───
■カテリーナ >
「――馬鹿と何とかは高い所がお好きなようで」
自分も高い所に居るのを棚にあげて呟くと、上を見上げる。
相手は近接戦はあまり得意ではないようだ。なら、距離を詰めるのが得策。だが……
「――ベルディアル、魔力最大放出!」
『てめぇ、起きぬけに人使いが荒いぞ!!!』
炎の結界はさらに拡大、そして収束し魔剣へとまとわりつく。
その魔剣で、鎌の一撃を受け止め――
そのまま、浮遊の魔法がかかってもなお、地上へと叩きつけられるように着地。
魔力全放出のおかげでダメージはあまりないが、魔剣の魔力を使い切った為反撃には移れない。
そして――
「――わ、わたくしのリボンが!?」
お気に入りのリボンが焦げた事に気づき、激昂。
はじめて憎悪の視線でルヴィを睨みつけ
■ルヴィルクイン >
追随するように、自身もまた地上へと降り立つ
そして、相手の姿を確認して……
「なんで…なんで死んでないの、人間の癖に…さっさとやられなさいよ!」
わなわなと大鎌を持つその手を震わせて、睨みつけて
相手もまた自分を睨めつけていることに気づけば…
「…はぁ?」
何やら激昂している
リボン?そういえばそんなものをつけていたっけ、と思い至って
「あぁ、豚ちゃんも豚ちゃんなりに着飾ってたのね、メスらしく。
リボンだけじゃなく、その身につけてるもの全部焼き払って丸裸にしてあげる!!」
嗜虐的な笑みを浮かべると、間髪入れずその大鎌を再び大きく薙ぎ払う
直接攻撃的ではなく、瞬時に焼き焦がすでもない…明らかに"火加減"をした熱風を叩きつける
■カテリーナ >
「――ベルディアル、食事の時間です」
再びそう言うと、彼女は軽くあたりを見回す。
足元には、先ほど炎に焼かれ、半死半生の兵士が何人か。
彼女はその兵士の元へ寄ると
無造作に、刃を突き立てる
「げひゅっ――!」
無様な声を発し事切れる兵士。
同時に、魔剣は魔力を取り戻していく……
『ったくよぉ、オッサンじゃねーか! 若い処女とかそこのねーちゃんみたいなむちぷり魔族の魔力を吸わせろよぉ!』
「お黙りなさい」
火加減された熱風にリボンが吹き飛び、煌びやかな軍装に穴が開く。
下着が見え、たわわな胸は片方見えてしまい、むっちりとした尻のラインも確認できるほど。
大変扇情的な格好だが、遠巻きに見た師団幹部たちはただちに兵士たちに退避を命じる。
冗談ではない、激昂した師団長は――
「――魔剣ベルディアル、主の名において命ず! 周囲の生きとし生けるものの力、すべて炎と化せ!!!」
大気が、熱を持ちはじめる。
ルヴィによって焼かれた兵士たちが、次々と息絶え――
その命が、魔力へと変換され、魔剣へと収束する。
先ほどとは比べ物にならない、炎の結界。
それがカテリーナを中心に、砦を覆い、その外まで進出するかのように膨れ上がりはじめ
■ルヴィルクイン >
「……は?」
突然おかしな行動をするカテリーナに、一瞬呆気にとられてしまう
「何やってんのコイツ…気でも狂ったのかしら」
同士討ち?なんてする必要がないはずなのに
わざわざ、燃え残った兵士にトドメを刺している
「よ、よくわかんないけど、いい加減諦めてアタシの玩具になりなさい!!」
三度大鎌を振りかぶり、地面に叩きつける
今度火加減などされていない、灼熱の波が沸き立ちカテリーナを飲み込まんと向かってゆく
■カテリーナ >
炎の結界は完全に砦を覆いつくし、白い炎が視界の中でも何か所か燃え盛り始める。
そしてカテリーナの身体からも白い炎が噴き出し――背中で、まるで天使の羽根のように美しい形を描いた。
「――お仕置きの時間ですわ、駄犬ッ!」
炎の翼は燃え盛る魔力を吐き出し、まるでブースターのような役割を果たし、カテリーナは地上を疾走する。
灼熱の波に頭から突っ込み、高濃度の炎で無理矢理相殺、そのまま突破しながら接近戦を挑もうとする。
『ひゃはっ、うっまそうな姉ちゃんだよなぁおい、足の先までしゃぶってやるよぉ!』
ベルディアルも久々の全開モードに興奮し、叫び声をあげ
■ルヴィルクイン >
「───!?」
灼熱の波を避けるどころか、正面から突っ切ってきたカテリーナを視界に捕え、その眼を丸くする
「(何、何なのコイツ、ただの豚ちゃんじゃないの…!?)」
僅かな硬直を招いた混乱
気がつけば眼前に、その女は迫っていた
「お仕置きですって…豚が、アタシに…? …ふ、ふざけないでよっ!!」
灼熱の大鎌を、大斧へと形態変化させ、迎え撃つようにして振り下ろした───
■カテリーナ >
あぁ、やはり。
接近戦は得意ではないのだろう。懐に入られた相手に、よりによって大斧。取り回しの悪い、力任せに叩きつける武器。
灼熱の波を突っ切ったせいで、服は破け既に半裸だ。
だが、女は気にしない。下賤の前で肌を見せたところで、犬や猫に見られたのと同じだ。
「――後悔なさいっ!」
レイピアで斧の軌道をそらしながら、柄の部分を思いっきり叩き動きを封じようとする――斧は特に、柄の部分を抑えられると弱い。
そしてもう片方の手でルヴィの頭を掴み、地面に思いっきり叩きつけようと
■ルヴィルクイン >
一方的に魔法で人間を玩ぶしかしてこなかった魔族の女
こうやって接近した状態で組み打つなんてことは当然、したこともない
「あうッ」
したたかにその頭を地面へと叩きつけられる、そんなダメージを負うことすらもはじめてだろう
視界が揺れ、ぼやけ、歪む中に、カテリーナの姿を捉えた
「ッ…よくも、よくもアタシにこんな真似ーッ!!」
プライドを大きく傷つけられ、頭に血が昇る
カテリーナの胴めがけ、思い切りその脚で蹴り飛ばそうと───
■カテリーナ >
高慢ちきでいけ好かないのは同じだが。
これでもカテリーナは師団長、それなりに修羅場をくぐっては来ている。
おそらく、二人の差はそこにあったのだろう。
「お似合いですわよ、駄犬」
よりにもよって胴めがけての蹴り。足を取ってくださいと言わんばかりだ。
お望みどおりに、とばかりに足を掴み――ついでに、両足を手でつかみ、思いっきり開脚させ、恥ずかしいポーズを取らせてしまおうと
「あら、はしたない。下品な魔族らしいですわ」
■ルヴィルクイン >
いとも簡単に脚をとられ、おまけに人間の手で屈辱的な姿勢をとらされる
自信家である女であっても、見せつけることと見せられることは大きく違う
「…こ、の……ッ!!」
怒りと、羞恥からかその顔を真っ赤にさせてゆく
「ぜ、絶対許さない…燃やして!黒焦げにして!犬に喰わせて汚らしい糞にしてやるわ…!!」
怒りに任せた怨嗟を吐き捨て、殺意の籠もったその眼を突き刺すように、カテリーナへと向けていた
■カテリーナ >
「犬――あぁ、犬ですか、いいですわね」
くすりと笑う女将軍。その目はサディスティックに輝いていて。
炎の結界を操作し、ルヴィの手足を拘束しようとする。
殺意のこもった視線などお構いなしだ。今は、自分の思い付きに恍惚としているのだから。
「貴女なら、確かに犬がお似合いですわ」
くすりと笑い、自らの魔剣ベルディアルを手放す。魔剣は炎が揺らぐようにぐにゃりと姿を変え――
『ぎゃっははははは! 犬かぁ、本当に趣味が良いよな、お前ぇ!』
炎でできた犬の形をとる魔剣ベルディアル。大型犬ほどの大きさになると、ゆっくりと拘束されたルヴィの方へ向かおうと
■ルヴィルクイン >
「…は、はぁ…? 何、ワケのわかんないコト言って… …!?」
狼狽しているうちに、その手足を拘束される
炎の魔装を操るバフォメット…故にか、
その身は炎でダメージを受ける様子も、火傷をする様子も見せはしない
「は…ちょ、ちょっと…。
何する気…?ふ、ふざけないでよ、人間のクセに…!?」
四足の炎の獣となったそれを見て、その表情に焦りを見せ始めていた
■カテリーナ >
「――いいですわよベルディアル。その下品な魔族と交尾して、存分に魔力を吸い上げなさい」
カテリーナは手近ながれきに腰掛け、完全に観戦モード。
ベルディアルはゆっくりルヴィの前へと姿を見せる――その股間に、凶悪な肉棒をそそり立たせながら
『ひひひひひひひっ、いいねぇ、そそるねぇ! 安心しろよぉ、痛いかもしんねぇが、死ぬ事はねぇからよぉ』
下品に言いながら、魔剣の獣はゆっくりとルヴィにのしかかり。
腰を振り、肉棒を股間に擦り付けようと。だらだらと唾液を垂らし、これが交尾である事を分からせるように、獣くさい息を吐きかけ
■ルヴィルクイン >
「なっ、ぁ……やめなさいよ!そんな汚らしいモノ──!!」
獣にのしかかられ、必死に抵抗を試みる
指先から炎を放とうにも、獣を蹴り上げようにも、その手足は拘束され、動かない
「やだっ…!そ、そんなことさせたら絶対許さないわよ!?
私のこの美しい身体をこんな、いっ、犬なんかに…ッ…!!
っひ…そ、そんなモノ擦り付けないで…!!」
吐きかけられる獣の息から逃れるようにその身を捩り、顔を背けて…
■カテリーナ >
「あらあら、そんな恰好で随分とウブですわね?」
くくっと笑い、ルヴィの方へと近づく。背けた顔を掴むと、無理矢理自分の方に顔を向けさせ瞳を覗き込む。
恍惚の表情、そして勝者の笑みを浮かべながら。
「貴女のような下賤な魔族には、犬のモノがお似合いですわ。せいぜいヨガる様を見せてくださいな」
ベルディアルは興奮したようにルヴィの胸や首筋に舌を這わせ、無理矢理擦り付けていたモノをゆっくりと挿入し、犯しはじめようと。
たとえそれが魔剣だとはいえ、外から見れば完全に犬との交尾。魔力どころか尊厳まで踏みにじろうと獣姦をはじめてしまい。
『なんだぁ、淫魔みてぇに具合がいいじゃねぇか! きひっ、お前名の知れた淫乱なんじゃねぇかぁ!?』
ベルディアルといえば、交尾しながら嬉しそうに罵倒を投げかけ
■ルヴィルクイン >
「ッや、ぁ、舐めるなぁ…ッき、汚らしい…ッ ───ひっあ゛!?」
凶悪なソレが無理やりに捻り込まれ、ビクンとその肢体を跳ねさせる
「あ…アタシのナカに、い、犬…犬の……ッ」
信じられないモノを見るような顔で、がたがたとその肩を揺らす
ルヴィルクインのナカといえばまるで炎の舌が舐るかのような、熱さすら感じる灼熱の魔器
当然それも自慢の代物で、こんなに、雑に扱われるべきものではない、と───
汚されてゆく尊厳、自信過剰気味であるルヴィルクインにとっては、何よりの拷問のようなもので───
「うぐッ、ひッ、こ、殺す…絶対殺してやるッ、惨たらしく、泣き叫んで助けを乞うまでズタズタにして、嬲り殺してやる───!!」
獣姦と罵倒の中、涙目になりながらもカテリーナを睨みつけ、復讐の炎を燃やしてゆく
■カテリーナ >
「あは、おめでとうございます。犬の肉棒を受け入れ、交尾する――あなたが犬になった証ですわ」
うっとりしながら犬のモノを咥える様を眺め。
手を伸ばし、軽くルヴィの胸をたぷたぷと揉みしだく。柔らかい感触に、ほうっと熱い吐息を漏らし。
「下賤な魔族とはいえ、肉体はなかなかのものですわ。手足を切り取って、我が家のオブジェにするのも良いかもしれませんわね」
くすくすと笑いながら物騒な事を言い、指で乳首を探り
ベルディアルは乱暴に腰を振りながら、奥へ奥へと肉棒を押し込むように交尾を続ける。
灼熱の魔器からその熱とともに少しずつ魔力を吸い上げ、同時に無理矢理快楽をねじ込み。意志はどうであろうとも虜になってしまう魔性の交尾を続け
『ひひっ、そうしたら毎日犯してやるよぉ。犬のほかには、お前さんの言う豚が良いか? それとも、スライムなんてのもありだなぁ!』
――言う事は下種そのものだが。
■ルヴィルクイン >
「ひぐッ、あ゛うッ、あ…ッ、さ、触る、な…ッ…にんげ───あ゛ひッ」
乱雑に肉棒を叩きつけられ、言葉も切れぎれに、抵抗を続ける
無遠慮に乳房を揉みしだくカテリーナを睨めつけるも、当の相手といえばうっとりした様子の笑みすら浮かべていた
「(許せない、許せない、このアタシに、こんなコト──)」
獣の乱暴な律動に、じゅぷ、ぐじゅっ、と水音が立ちはじめ、
カテリーナの指先には乳首が固く突起する感触を返す
「ッ、あッ、ひぐっ、うっ、ひ、ん…ッ」
意思に反し、快楽に揺さぶられる淫靡な肉体はそれに溺れてゆくようだった
■カテリーナ >
「ふふ、うるさい事を言う舌も切り取らなければなりませんね――それと、ここ」
乳房をこね回し、乳首をいじめると同時に。もう片方の手を、ルヴィの尻に這わせ、指でアナルをゆっくりなぞりまわし
「汚いものを出さないように、栓をしておかなければいけませんわねぇ」
指をつぷん、とアナルへねじ込み。乱暴に指でかき回そうとし。
ベルディアルのピストンは激しさを増し、今にも精を吐き出しそうで。
『きひひひひっ――さいっこうだぜ、お前の体も、魔力も! 今、たっぷり俺の種をごちそうしてやるからよぉ!』
獣の交尾はラストスパートへと入り
■ルヴィルクイン >
「ふぐ、ぅ、うぅ~~~」
一目でわかる、屈辱に塗れた、悔しそうな表情
魔族であろうと、雌の身体
膣内深くに肉棒を突き刺されたまま反撃できるようには出来ていない
「や゛ぁッ…触るなって、言って、ぇぇ……ッ」
指の責めから逃れようとするようにその身を捩り、くねらせる
「──!? な、そ、そんな汚な、あ゛ッ、そんなモノ、ナカに出したら───」
ふざけるな、許さない、殺す、絶対に、何度も何度も言った言葉を、吐き散らして
■カテリーナ >
「んふ――孕みなさい、雌犬らしく、犬の仔を」
嗜虐の笑みを浮かべながら、指をぐりぐりと動かし尻穴をほじりまわし。
乳首をぎゅぅぅっと捻り、痛みと快楽を同時に与え。
そして、炎の魔犬は白濁した液をナカへとまき散らす。
容赦なく、一滴残らず子宮へ注ごうと。犬のコブで栓をしながら、たっぷりと魔器へ種付けをして
『ぎゃっははははははは!!! マーキング完了だぜぇ、さいっこうの雌だよお前は!!!』
犬まで相手を馬鹿にしはじめ。お前は雌犬だと決めつけてしまい。
何度殺すと言われようと、キャンキャンと犬が吠えているとしか思っていないようで
■ルヴィルクイン >
「いぎっ、い、やぁ、あああああああ……」
お腹の奥へと流れ、腹の奥を満たす白濁の種
それが終わる頃には拘束された手脚からも抵抗の力が消え失せ、がくりと四肢を投げ出していた
「………ぅ、ぅぅ……」
散々罵倒され尽くし、それでもまだ魔族の女は歯噛みし、屈辱に憤る表情を見せていて…
■カテリーナ >
「――んふ、最高ですわ、その表情」
恍惚の表情でカテリーナは言う。
そう、この女は、こういう表情の女を嬲るのが大好きなのだ。
「ベルディアル――壊れるくらい、やってしまいなさい」
『ぎゃははははは! そうこなくっちゃなぁ!』
魔犬はそれから、魔族の女――ルヴィを徹底的に嬲りものにする。
子宮を突き上げ、尻穴を犯し、恥ずかしいポーズでの交尾を強制し。
何度も子宮や尻穴に白濁を注ぎ込み、魔力を吸い上げる。
戦闘の為に造られた砦は、いつしか凌辱の宴の会場となりはて。
「――あら、無粋な」
カテリーナがぼろぼろになったドレスを脱ぎ捨て、ルヴィの顔に向かって放尿をしはじめた頃。魔族の援軍が砦に向かっているとの報告。
流石にこの惨状で魔族軍の迎撃は出来ない。
兵士に新たな服をもって来させると、さんざん嬲りモノにしたルヴィに背を向け、撤退の指揮を執ろうとベルディアルを剣の形態に戻し
■ルヴィルクイン >
「………ぁ、ぅ」
全ての魔力を吸い上げられ、前も後ろも原型を留めないほどに凌辱された姿を晒し、
ルヴィルクインはその放心した顔で、カテリーナの放尿を受け止めていた
──やがて魔族の軍が訪れると、あっさりとカテリーナはその背を向け、
撤退の指揮を取って早々と砦を明け渡して去っていった
「……う、ッ」
砦を魔族が占領しきった頃、ようやくその身を起こすことが叶う
「──…許さない、絶対、絶対に許さない…お姉様達に言いつけてやる…!
あ…アンタ達もアンタ達だわ…もっと早くに来てれば…この役立たず!!」
怒りの収まらない女の激情は、辺りにいた魔族達に対しても飛び火してゆく
が、当然その魔族の軍はルヴィルクインの手下でも何でもない
人間に凌辱され、無様な姿を晒す彼女に向ける視線などわかりきったものだった
「──…な、何……や、やめなさいよ… いやぁ!お姉様助けて───」
砦を持つ者が変わっても凌辱の宴は続き、その中で更にその女…
ルヴィルクインはカテリーナへの怨嗟を募らせていくのだった
ご案内:「タナール砦」からカテリーナさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からルヴィルクインさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にゼロさんが現れました。
■ゼロ > ――――魔族がタナールに襲撃を掛け、そして、砦を占領した。
その報告を聞いたのが、今朝方で、少年はタナールへ、文字通りに駆けつけた。
時間が時間であるからこそ、他の第七師団を始めとした師団の人間たちが集まって、戦場となっているのだ。
響き渡る怒号、炸裂する魔法、剣と爪がぶつかり合う音。
その中に少年も入っていて、その槍を、短剣を奮って魔族を倒していくのだ。
少年には、明確な部隊分けをされていないから、基本の動きは陽動や、側面からの急襲となることが多い。
三人で一匹の魔族と戦っている小隊、魔族を見つけて少年は、その魔族の背後から魔術の掛けられている短刀で頭から真っ二つに切り裂く。
その魔族の核をもう一つの短刀で横薙ぎに薙いで砕いてから、直ぐに走り去る。
縦横無尽に戦場を駆け巡る少年兵。
これぞ、第七師団と言わんばかりに、魔族を見つければそこに駆けつけ、助太刀して別のところへと。
徐々に、だが砦は人の手に戻りつつある。
■ゼロ > ―――朝から戦っていた甲斐があるというものか。
魔族の軍の総大醤がいなかったのたのも、大きいのだろうか……そのあたりは、少年の知るべきところでも考えるところでもない。
大事なのは、いま現状は、魔族達は潰走を始めていて、タナールの砦が人の手に戻りつつあるというところである。
少年は、砦の中に潜り込んだであろう、魔族を探すために走る。
仮面の中には少しだけ生き残りがいることが魔力の濃度の高さから伺える。
それを頼りに、砦の中の石畳を駆け、進んでいく。
砦の中に、大量の怪我をした兵士に、治療している神官たち。
砦の外も同じように、治療をしたり、死んだ人を埋葬したりしているのであろう。
――――思い起こされるのは、先日の不死の軍。そこの将軍は―――
いや、思考をそらすな、今は、残党狩りの時間だ、と自分を律する。
■ゼロ > しばらく仮面の導きに従い走れば、魔族が隠れていた、恐らく此処で過ごし、不意をつこうと言うのであろう。
少年は、見かけて直ぐに彼が何かを言う前にその首を切り落とす。
同時に魔族の核を見つけてそれを短刀で粉砕する。
倒れ終わる前に灰になり消えていく魔族を見て、少年は周囲を見回す。
壁しか見えないだろうが、仮面は、壁などは関係もなく、見通すことができる。
魔力の反応もなく、変な気配もない。大丈夫だろう、と息を吐き出した。
自分の他にも、対魔族の精鋭である第七師団の面々が砦の中を調査しているのだし。
人の手に戻った、と確信していいだろう。
とはいえ、警戒は重要だ、今この状態が、一番危険なのだから。
少年は、そう考えて砦の見張り塔へと移動する。
そこが一番周囲を確認できるのだ。
そして、仮面の力で、砦全体を見回ることができるから、誰かが来ればする解るようになる。
■ゼロ > 「――――――。」
そろそろ、安全が確保されてきたのが目に見える。
皆が協力して治療も一段落し、そして、それが終わったら砦の修繕と、砦で活動するための陣地構築。
それらが始まり、それらが終われば一安心というところだが、さて魔族は待ってくれるだろうか。
否といえるだろう、なぜならそろそろ時間は夜だ。
魔族の時間とも言えるこの時間なのであるからして、逆襲の時間とも言える。
ゆえに、少年はそのままそこで待機することにした。
何かあればここからならすぐに対応できるからであり。
今宵、少年はこの場で寝ずの番という形になるのだろう――――
ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。