2019/02/16 のログ
ご案内:「タナール砦」にレナーテさんが現れました。
■レナーテ > 砦に駐在する無数の王国の兵士達を見る限り、今宵の砦は人の手の中にあった。
胸壁や周囲には見張りの兵が彷徨いているが、内側はといえば、最前線にしては少々活気ある空気が満ちている。
今日は前線を守る兵士としてではなく、兵站を担当すべく彼らに英気を養って貰うのだ。
『はいはい~、順番だよ~』
『しっかり食べて休んで、次に備えてくださいね』
鈴鳴る様な声色が重なり、木製の器に盛り付けた料理を配膳台ごしに差し出していく。
野菜のスープとパン、オムレツに白身魚のソテーと、戦場にしては豪勢だろう料理が振る舞われる。
これらも、一律に纏めて管理して、一気に調理する技術を確立したからとも言えるが、兵士達にはそんな事関係ない。
食堂では酒こそ出せないが、暖かな料理が振る舞われ、戦に疲れた全身へ栄養を行き渡らせていく。
そして、戦に負傷した兵士達は別室にて手当が施される。
止血や縫合等、応急処置的なものは勿論、重傷者の延命措置等、こちらは無言の中で器具が擦れ合う真剣そのものの世界。
延命処置が終わった兵士を馬車へと丁重に運ぶと、揺らさぬように王都の軍医の元へ搬送したりと、裏方は大忙しである。
「……」
そして自身はと言えば、現場と兵站担当の護衛人員の指揮としてやってきたのだが、各々分かりきったことを直ぐに熟すために仕事がない。
働き詰めなのだからゆっくりしてと言われるも、手持ち無沙汰はどうにも落ち着かない。
そのためか、人気のない武器庫で、一人手入れをすることにした。
ロングソードを引き抜いては、研磨機の円盤へ刀身を近づけていき、一定の角度で押し付ける。
金属の擦れる少々耳障りな音も、石レンガの壁が吸い込んで外にはこぼさないだろう。
研いでは光に翳しながら刃を確かめ、研いでは確かめてと繰り返し、真っ直ぐな刃を作り上げれば、仕上げの錆止めを刷毛で塗っていく。
内職作業の様な工程を繰り返しつつ、どれぐらい時間が経ったか、特に疲れも感じないのは単純作業がゆえかもしれないが、ぼんやりとしながら集中していく。
ご案内:「タナール砦」にルキオラさんが現れました。
■ルキオラ > 武器庫の扉が開いて、装甲板を石造りの体に貼り付けた人形が何体か入ってくる。
歩哨や警備、運搬などの単純な業務に利用されている錬金術製のゴーレムだ。
そのうちの一体の肩に、二股帽子の小人が乗っている。
こうみえてタナール砦に駐在する軍に雇われている錬金術師である。
いつもいるわけではないが、姿を見かけたことぐらいはあるかもしれない。
知らなければ面食らうだろう。
「やあどうも~。せいが出ますねえ」
少女と目が合えばそう営業スマイルで言って、ゴーレムたちを武器庫の隅に座らせる。
メンテナンスをするつもりらしい。
■レナーテ > ふと、背後の扉が開いたのに気づくと、そちらへと振り返る。
先程から人に混じって警備や運送等を手伝っていた魔法仕掛けの人形の姿が、廊下に吊るされたランタンの明かりを背負う。
動かなければ、重甲冑の様にも見える姿を見つめていると、見た目よりも高い声が響いて、ぴくりと体が跳ねる。
驚いた猫に似てしまうのは、種族柄か、金色の瞳も僅かに瞳孔を狭めていた。
「手持ち無沙汰なのが苦手だったので……そちらは、何を?」
肩に乗っていた小さな姿を見つければ、僅かに眉尻を歪めながら苦笑いを浮かべて答えていく。
ゴーレムが隅へと移動していくのを目で追うと、座り込む様子に小首をかしげた。
道具であることは知っていたが、こんなところにわざわざしまう事もないだろうと。
訝しむというよりは、興味の色合いが強い様子で眺めていく。
■ルキオラ > 「人間風に言えば健康診断ですねー。
この子らの面倒を見れるのはあたし以外にはそんなにいませんから。
いつのまにか動かなくなりましたーなんてことないよう気を使ってあげないとね。
他の場所だと、じゃまになりますし」
小さな体で一体の肘部分に乗っかり、小人用にしつらえられた手袋をはめて作業をしだす。
するとごとりと腕が肘部分から外れ、細かに命令文の書かれた金属板が露出する。
「んー、やっぱ肘のとこちょっとアレになってるなー。
ん? どうしました?」
作業途中で振り返って見上げる。ゴーレムかはたまた自分が珍しいのかな、といった表情。
■レナーテ > 「健康診断、ですか……確かにいざという時に動かないのは、困りますね」
魔法銃の手入れと似たようなものかと、その言葉に納得しつつも、苦笑いのまま頷いた。
小さな手によって肘が外れていけば、思っていたよりも機械的な断面が覗けていき、魔術の人形というよりはマジックアイテムの一種に近いのかなともひとり思う。
「……ぇ、すみません、あまり見たことがないモノでしたから…」
気を散らせてしまっただろうかと思えば、謝罪の言葉を紡いでいった。
相変わらずの表情のまま、手に持っていた剣は一旦鞘に収めていき、ソードラックへ立てかけていく。
■ルキオラ > 「あーいやいや、謝ることはないですよ。大した作業じゃないし。
そうだ。手持ち無沙汰ならちょっと手伝ってくれません? 力仕事を」
やはり専用に設えられているらしい小さな道具による整備と点検の終わった腕部分を
元通りにするべく持ち上げようとして……下敷きになってしまう。ぐにゃ。
「ぐええ。とまあ、何しろこの細腕では大変なので。
ゴーレムを整備するゴーレムが必要ですね。そしてそのゴーレムを整備するゴーレムを整備するゴーレムが……」
と、おどけた様子で助手を頼もうとする。
実際のところ一人でもやれなくはないが、手伝いがいたほうが多少は速やかに終わるのは確かだ。
いずれにせよ、ルキオラは残りのゴーレムについても関節部分を同様にメンテナンスすることになる。
■レナーテ > 彼の言葉に苦笑いが解けていくと、お願いされた力仕事の言葉になんだろうかと思っていると……小さな体が、それ以上ありそうな腕部を持ち上げようとする。
そしてそのまま潰れてしまうのを見やれば、慌てふためきながらそちらへと跳んでいき、鉄の塊たる腕を彼の上から持ち上げていった。
「だ、大丈夫ですか……っ!? ――もう、本当に潰れちゃったかと思いましたよ」
持ち上げれば、冗談めかした言葉と彼の無事そうな様子に緊張の糸が解けていく。
張り詰めた表情がほっと安堵の吐息と共に崩れていけば、少し呆れたような困り顔で微笑みつつ、腕を関節の位置まで運んでいった。
この辺でいいですか? と言いたげに彼を見やり、あとは接続の処置を待つのみといったところか。
■ルキオラ > 「あはは。これしきで潰れてたら命がいくらあっても足りない」
実際慣れていそうで、平気な顔をしている。
見た目よりも丈夫な造りをしているのかもしれない。
ともあれ、手伝ってもらえるならば、
少女の腕を足場として使いつつ、順調にゴーレムの腕は接続され元通りに。
他のゴーレムについてもさしたる問題がないことを確認すれば、小さく頭を下げるだろう。
「いやあたまたまあなたがいて助かりました。
かわいい女の子に手伝ってもらうとはかどりますねえ!」
上機嫌な様子で手に飛び乗ると、かがみ込んでキスをしてしまう。
彼なりの謝意の表現らしい。
■レナーテ > 「それでも、見ている側としては肝を冷やしますよ」
平然とした様子に小さく溜息を零しつつも、苦笑いのまま。
見た目に似つかわしくない頑丈さに驚くよりも、見た目らしい悪戯な部分が少し心をなごませていく。
小さな重みが腕を登り、関節が改めて接続されていけば次のゴーレムの方へ。
そちらは確かめるだけで特に問題なさそうなのか、こちらへと振り返る。
「いえ……そんな大したことは。ふふっ、小さいのに言葉が上手ですね」
再び手に飛び乗った彼を見やると、ご挨拶にするような手の甲へのキス。
ただ、そのサイズ差故に、屈んでとなる不思議な格好に笑みを深めると、反対の手をそっと伸ばした。
無意識に、見た目の可愛らしさも相成ってか小さな頭を優しく撫でようと指先を近づけていく。
■ルキオラ > 「ふふん。小さくても知性と美しい方に対する礼儀は変わりませんよ!
こう見えても大人の男……紳士たる錬金術師ですからね」
したり顔で言ってのけたが、少女の指が伸びてきて自分の頭を撫でられると、
たちまち手の上にころんと転がってしまう。
「んん~」
ふやけた表情で撫でてくる指に頭を擦り寄せて甘える。
大人の男はどこにいってしまったのか。
■レナーテ > 「大人の男性……ですか」
自信満々な言葉と表情ではあるものの、小さな身体を加味しても、年頃は10代過ぎたぐらいにしか見えぬ顔立ち。
何より、上半身が裸というのもあるが、細い体付きは和解というより幼い印象。
大人と言うには、少々難しさのある姿にクスクスと可笑しそうに笑いつつも、栗色の毛並みを優しく撫でていった。
「大人の男性なのに、甘えん坊さんなんですかね…?」
掌の上に転がるなら、適当なところに腰掛けつつ、そっと掌を引き寄せていく。
胸元の手前へ寄せていくと、転がった彼の髪を撫でる指先は、そっと頬を撫でていき、つぅっとなぞっていきながら腹部まで擽ってしまおうとする。
宛ら、手のひらにのせた小動物を愛でるような心地になり、表情も年頃らしい穏やかな笑みを浮かべていく。
■ルキオラ > 子猫のように撫でられる心地よさに満たされていたが、
少女の言葉にはっと我に返る。
「ああいえ、失礼しました。つい、あなたの指が気持ちよくて」
とややバツの悪そうな表情で取り繕うものの、髪や頬を撫で、
お腹をくすぐる指の動きにふぇ、と間の抜けた声を上げてしまう。
「く、くすぐったいですよぉ」
いささか弱い抗議の声。ふぅ、と小さな吐息。
小動物に向けられる優しいまなざしから若干照れくさそうに目をそらす。
■レナーテ > 「ふふっ、いいですよ? ちょっと意地悪に言っちゃっただけです」
男性とて甘えたい時ぐらいあるのは、よく知っている。
笑みを深めながら緩く頭を振れば、薄っすらとシトラスの香りが髪から零れ落ちていく。
そのまま頬を、腹部を撫でていけば擽ったそうにはしているも、抵抗と言うには淡いもの。
こそばゆくならない様にと、今度は腹部の腹をしっかりと当てて、すりすりと優しくお腹を擦っていく。
徐々に溜まっていく摩擦熱で心地よい程度に温めながら、照れくさそうに視線を逸らす様子に笑みを深める。
「可愛いですね」
男性にそう言うのは失礼なのかもしれないが、恥じらいの仕草は少し子供っぽくて思わず零れ落ちた。
■ルキオラ > 「む……」
柑橘の匂いは洗髪剤だろうか、香水だろうか。
髪の香りと、指の体熱と、優しい触れ方。
そして甘やかすような声色、小人の周囲が少女のもので包まれていく。
「……っ、そ、そんな触り方されるとっ……ああもう……」
慈しむように撫でられながら、ささやくようにかわいいと言われ。どきりと胸が跳ねる。
短い丈のズボン、その布地がつんと小さく盛り上がってしまうのが見えるかもしれない。
■レナーテ > 「……?」
なにかに気付いた様子があるも、なんだろうかと思いながらも手は止まらず。
可愛いと囁きながら指先が撫でていく最中、戸惑うような音へ声が変わってしまう。
キョトンとしながらも、ゆっくりと指を止めていけば、丁度影になっていた部分から顕になったのは、小さな雄の印。
先程まで無かった股座の膨らみと、その意味、そして声の理由が脳裏で重なると、かぁ…っとみるみるうちに頬が赤く染まっていった。
「ご……ごめんなさい、そういうつもりでは……なかったんですけど」
可愛くてつい、撫ですぎてしまったのだが、それがまさか性感に繋がるとは思いもせず。
しどろもどろに呟きながら視線を散らすものの、どうしたものかと思いながら恥じらいの消えぬ瞳は薄っすらと濡れつつ、彼の様子を改めて見やる。
■ルキオラ > 「ほらぁ~大人の……大人の男性なんですから、わたし。ね?
こんなのきもちよくなっちゃうに決まってるじゃないですか……」
察してくださいよ、と言わんばかりに眉をひそめる。
相手は相手でしでかしてしまったことに困惑している様子なのが、余計に恥ずかしい。
小さくため息を付いて、自身を撫でていた指にきゅっと抱きついた。
「……もう、責任とってもっと撫でてくださいよ、レナーテ。
手持ち無沙汰って言ってましたよね?」
切なげな視線でねだるように見上げ、指先にちゅうと唇を付けて吸う。
■レナーテ > 「で、でも撫でてるだけでそうなるとは思いませんでしたし……」
腹部や頭を撫でる程度で、そこまで興奮するなんてと思えば、彼の抗議の言葉にふるふると頭を振る。
指先を濡らす吐息、そして続く絡みつく感触に視線を落とせば、意味深に伏せた言葉で強請られていく。
幼い顔立ちが物欲しげに変わるならば、少しだけ背徳感を覚えながらも、震える吐息をこぼしながらキスされた指を何故か遠ざけてしまう。
「……仕方ないですね」
自分に言い聞かせたのか、それとも彼に告げたのかは分からない。
その言葉の後、ポケットから取り出した薄紅色のハンカチを木箱の上へ折りたたんで敷いていく。
その上へ彼をおろしていくと、さながらコットンの布団へ横たえるかの様になる。
更に、コンパクト程の小さな金属ケースを取り出すと、傍らに置いていき、木箱の前で両膝を着いていく。
「……その、脱いでくれますか? 汚してしまうと、いけないので…」
もっと撫でて、もっと気持ちよくなったらどうなるか。
それは言わずともしれたことで、そんなお願いを。
やはり頬は真っ赤に染まったままで、レンズ越しの瞳は落ち着きなく彼を見たり、反らしたりと忙しない。
■ルキオラ > 「……なるんです!」
なにかおかしいことを言ってる? とでも言いたげな必死さの混じった表情。
小人にとって相対的に巨大な少女は、存在しているだけでいささか支配的すぎた。
ということは、言っても理解は難しいかも知れない。
「わ、わかりました」
言われたとおり、外套やパンツ、帽子を脱いでそのあたりに置く。
小人の裸体はそう造られたもの故か、赤子のように無駄な毛がなくつるつるとしている。
間近に大きな瞳がせわしなく動いているのを感じれば、いやでも視線を意識せざるをえなく――
少女の観察する中、晒された幼気な雄茎が勃ち上がっていくだろう。
■レナーテ > 「別に責めてるわけではない…ですから」
勢いある言葉にあわあわしながらも、否定することはなく。
小さい分に刺激が増幅されてしまうのか、それとも敏感すぎるのか。
それとも、性感帯が異なるのか…等など、考えることはいっぱいあるが、ぐるぐると脳裏を巡っては答えは出ない。
とりあえず、彼を鎮めることへと意識を持っていけば、少しは落ち着き始めるだろうか。
「……痛かったら、言ってくださいね?」
服を脱ぎ、裸になっていくと子供の身体というに相応しい細さと体毛の薄さ。
柔肌の裸体を見つめながら、陰部にそそり立つ可愛らしい男の象徴を確かめると、ちらりと彼へ視線を送ってから指先を近づけていった。
片手をその背中へと添えるように滑り込ませていき、抱擁の代わりにしながらも、反対の手は股座へ迫る。
指の腹をつぅっと裏筋へと這わせていき、肉棒の付け根から亀頭の鈴口手前まで、優しく、ゆっくりと、ゆっくりと撫でていった。
先端まで届けば、今度は付け根の方へ下っていき、届けば登ってと繰り返す。
戦仕事をする割には白くきめ細やかな肌が繊細に撫でていき、顔色をうかがいながらの愛撫が続く。
■ルキオラ > 「ん……」
両の手に包まれると、安らいだように目を細める。
愛撫が始まれば、手の中で一度身をこわばらせ、しかし優しい手付きに
次第に表情がゆるみ、手になりゆきを任せもたれかかるばかりとなる。
「あっ……レナーテ、上手……。
大丈夫、もっと強く、しても……」
愛撫が繰り返されるにつれ、指の間から覗く小人の貌は切なく、息も荒くなる。
雄の徴はすっかりと膨れ上がり、しかし少女の指の厚みにも負けてしまう。
先端から雫がとろりと溢れて、指の先端を微かに濡らしていくだろう。
■レナーテ > 身体の大きさの差もあってか、手の中の彼の緊張が伝わる。
大丈夫だろうかと思いながらも、その様子を見やっていけば、次第に落ち着いてきたのか、よりかかりながら表情を緩ませていた。
いい子というように指先で軽く頭を撫でると、更に指は肉棒をこすっていく。
「そう、ですか……? では…」
次第に少年の顔に幼い雄々しさが浮かび、肉欲に息を荒げる。
膨れ上がった肉棒から滴り落ちる汁気が指先に絡んでいけば、裏雁の部分へと指先を押し当てていく。
くちくちと左右に擦る刺激で可愛がりながらも、次第に指の数を増やしていった。
先走りを掬い上げ、指の腹を濡らし、そのまま亀頭の上下を挟み込んでいく。
皮被りなら、優しく引っ張っていき、鋭敏な先端を外気へと晒すことになるだろう。
しかし、カウパー液が増えれば増えるほどに、滑りを利用して勢いを強めていく。
痛みを与えぬように顔色を確かめながら、溜まった欲望を吐き出させようと愛撫を強めていった。
■ルキオラ > 「はっ……んんっ、く……」
甘やかすように頭を撫でられることに幸福感を覚える一方で、
弄ぶような指先の動きに甘く身悶えし、少女めいた高さで鳴く。
愛撫の勢いは強くなり、より強い快楽にあえぎ大きく口を開いて息を吐く。
「うぁ、すごい、気持ちいい……っ。
はぁ、あ、ああ……あっ、で、でる……っ」
快楽が頂点に達し、こらえきれなくなったように、己を可愛がる指たちを両腕でぎゅうと強く抱きしめる。
そしてそのまま、少女の指の間を滑るように、ぴゅうと白いものを数度に渡って吐き出した。
■レナーテ > 撫でながらの手淫は、心地よさと快楽を綯い交ぜにしながら膨らませていく。
高い声色は少女のような喘ぎ声へと変わっていき、可愛いと思わず呟きながらも止まらない。
そして…。
「どうぞ……出してください」
限界を告げる言葉に、優しく射精を促しながらクチュクチュクチュ…と水音をわざと激しくする。
卑猥な音色と小刻みな刺激を与えれば、しがみつく感触とともに、たぱっと手のひらに掛かる熱。
小さくとも白く子種を擁した迸りを見やりながら、いいこいいこと指は撫で続ける。
そのまま愛撫を重ねていき、前立腺の痛みが来ない程度、余韻を深く深く与えるようにペースを落としながらしごいていく。
一滴残らず吐き出させた上で、軽く尿道を押し上げるようにして先端へと絞っていけば、残滓を手のひらへと滴らせていった。
「大人なモノ…出ましたね?」
娼婦の少女たちは、終わった後に甘い声色でお疲れ様でしたと囁くが、それは少し恥ずかしい。
はにかんだ表情で誤魔化すようにつぶやくと、撫でていた掌をゆっくりと引き抜きながらハンカチの上へ横たえる。
そのまま、先ほど取り出したケースを開くと、脱脂綿や消毒液など、ちょっとした手当をする小道具が詰まっていた。
精製水を脱脂綿に垂らし、それを彼の股座へと当てていくと、濡れタオルの様に残滓を拭っていくだろう。
鋭敏な先端が痛くならないように、そこはポンポンと軽く押し付けるようにして拭い、最後まで快楽を楽しませながら。
――その後、二人がどう夜を過ごしたかは、傍らに佇む人形だけが知ることだろう。
■ルキオラ > 「……っ、ぅぅぅ、あ、あ――……」
撫でられ続けながら、出した後もなおも手淫が続く。
両面の気持ちよさにすっかり屈しながら、最後のひとしずくまで搾り取られてしまう。
「……お、お手数かけました」
最後までしっかりと丁寧に世話される。
快楽に屈服した自分にあくまでも優しい態度で接する少女に、若干の気後れを懐きながら、
それでも最後の矜持と、微笑み返してみるのだった……
ご案内:「タナール砦」からルキオラさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からレナーテさんが去りました。