2019/01/12 のログ
ディア > 「きーめた♪」

少女は背中から蝙蝠の翼を出すと魔力を込めふわりと浮かび上がり、戦場へと消えていく。

その日幾つかの部隊が魔物側も、人側も未帰還であったという。

ご案内:「タナール砦」からディアさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にタマモさんが現れました。
タマモ > とん、と闇夜の中から現れた少女が、砦の屋上へと着地する。
見張りの交代時間、それを狙い、やって来たのは秘密だ。
こんな時間、こんな場所、何をしに来たのか。
…うん、ただの気紛れ、いつも通りの事であった。

「ふむ…ここも、本当に変わらんものじゃのぅ?」

ぽつりと呟き、くぁ…と大きな欠伸。
こんな夜中に広げた唐傘、それを肩に掛けながら、軽く夜空を眺める。

タマモ > のんびりとしているが、見張りが戻って来たらどうするのか?
別に、大した問題ではない。
話が通じるなら、人の側にも魔族側にも面識がある為にどうとでもなる。
話が通じないなら、適当にしばいてやれば良い。
もっとも、気分次第で対応も変わるのだが…気にしたら負けである。

「さて、久々に来てみたものの…何をするとも、考えておらんかったな。
面白いものでもあれば良かったのじゃが、ここもどこも似たようなものじゃろうか?」

屋上を歩き、魔族側を、人間側を、交互に眺める。
たまには、魔族の国でも散歩に行ってみようか?とか、考えながら。
ここしばらくは、人間の国で色々あったので、気分転換にはなるかもしれない。

タマモ > 「………よし、ここに居っても仕方あるまい、行くとするかのぅ」

どうやら、今夜の見張りはまだ来ない。
まだ、と言うか、本当にこのまま来ないかもしれない。
そろそろ面倒になってきたと、行動を開始する事に。
とん、と地面を軽く蹴れば、その姿は再び夜空へと舞い上がった。

ご案内:「タナール砦」からタマモさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にダグラスさんが現れました。
ダグラス > 魔族との係争地にあるタナール砦。
撮ったり取られたりを繰り返している場所ではあるが現在は人間の手中にあるようだ。
王国軍の旗がたなびく城壁の上で腕を組み魔族側の領土を眺める。
今のところ動きはないようだが場所が場所だけに奇襲も十分に考えられるだろう。
とはいえ自分は所詮本体の部隊が出ている間の警備を請け負ったに過ぎない。
危険性が高まればとっとと部下とともに逃げ出せばいいだけなのだからそこまで思いつめる必要もないのだろうが。

「それにしても、海賊にまで増援を頼むとは。
 王国軍と言えど相変わらず一枚岩ではないな」

今日の仕事は自分がまだ王国軍だった時の顔見知りから依頼を受けたものだ。
どうやらこの砦に配属されている部隊はその軍人とは別の部隊のようだが。
おおよそ、自分の部隊を送るのを嫌がって自分に依頼してきたのだろう。
とはいえどんな依頼だろうと金さえもらえればいいのだ。
しかしこういった仕事は暇なのが最大の弱点だろう。

前線近くの砦では娼婦も商売をしたがらないし、兵士を抱こうにもむさくるしい男が中心だ。
だから夜にも拘わらず夜風を浴びがてら外を眺めるくらいしかすることがない。

ご案内:「タナール砦」にハーティリアさんが現れました。
ハーティリア > カツカツと石畳に響く足音と共に、城壁に吹く風にふわりと、香水のような甘い香りと気配が混じり……ゆったりとした仕草で城壁に上がってくるのは、一見すれば肉感的な美女に見える淡い茶髪の男。

「あぁもう、血生臭いったらねぇなぁ。……おや、ごきげんよう。何か面白いものはあったかい?」

海賊も居れば当然、それより扱いやすい冒険者も居るわけで……。
くぁ、と眠る必要もないのに欠伸を交えた仕草で風を浴びに来たようにぐっ、と体を伸ばすと、寒さに反して薄手の衣服が体のラインを露わにさせる。
そして見つけた先客に掛ける声色はともかく、口調はぶっきらぼうなもの、近くに寄れば甘い香りはハッキリとダグラスの鼻に届く中……同じように外を眺めれば。

「……なぁんもいねぇなぁ、つまんねぇの。」

見渡す限り……文字通り、闇夜の中でも過不足なく見える目が見た範囲で何も見つからず、つまらなそうにぶぅたれたとか。

ダグラス > 石畳を歩く音が聞こえれば視線を横に向け。
登ってきた男を見れば軽く眉を上げる。
確か自分がここに到着したころにはすでに配属されていた冒険者の男であることは覚えており。
こちらに近づきながら声をかけてくる相手を一瞥した後、再び城塞の外に視線を向け。

「何もない。平和なものだ」

軽く肩をすくめてから返事を返す。
とは言え今日もどこかで小競り合いは繰り広げられるいるのだろうから、平和とは程遠いのだろうが。
などと考えていれば近づいてくる相手から漂う香りが鼻孔をくすぐれば今度は顔をそちらに向けて。

「……寒くないのか?」

風は凪いでいるとはいえ冬場である。
自分は大きめのローブを羽織っているため問題ないが、見たところ相手はかなり薄手のよう。
薄く見える体のラインを舐めるように見ながら問いかけ。

ハーティリア > 「それは残念。いや、楽でいいけど暇だからねぇ。」

軽く肩を竦める仕草にくっくっ、と喉を鳴らすように笑みを零し、一瞥する相手にひらりと軽く手を振ってから、隣に並ぶように外を眺める。
近づけば備考に満ちる甘い香りは、男の淫魔の魔力が自然と漏れたもの。嗅げば雄を虜に変える、そんな魅了の力が意図せずとも詰まっていて。

「ん?あぁ……まあ冷たいのは慣れてるからねぇ。……なぁに?温めてくれんの?」

舐めるような視線に、目を細めて愉しげに問いかける。意識してこちらを見るなら、声や仕草、声にすら、男の目をひきつけるような「艶」があり。
見つめていると蕩けるような色合いのチョコレート色の愉しむような視線が、男をゆるりと見上げている。

ダグラス > 「ん?……そうだな……」

相手の言葉や仕草ははまるでこちらを誘うようで。
少し考えるように顎へ手を添える、確かに楽しみのないこの場所では魅力的な誘いに感じる。
恐らく相手の魔力的なものだろう、相手が横に来た時から股間が疼いて仕方ないのだ。

「じゃあ、せっかくだし据え膳いただこうか。
 俺の部屋に行くか?」

一応、部下も連れての隊長格扱いを受けているため大部屋ではなく個室を与えられており。
そこに行くかと相手に問い。

ハーティリア > 「おや、自室があるのかい?良いねぇ。」

羨ましい、と一山いくらの冒険者はやはり大部屋で……まあ、そこはそこで中々「愉しめる」のだけど、まあそれはそれ。

「じゃあ、お招きにあずかろうかねぃ。案内してくれるかい?」

問われると、にんまりと人好きのする、しかしどこか淫蕩な笑みを浮かべて、案内を頼むように腕を差し出し。
半端な袖から覗く腕は白く、ひんやりと冷えているが、手に取ればしっとりと、触っているだけで心地いい程滑らかで。

ダグラス > 「わかった、じゃあ行こうか」

相手の腕をとればしっとりとまるで吸い付くような感覚を覚え。
そのまま相手の腕を引いて自室に連れ込む。
部屋の中はあてがわれただけなので、机とベッドそれにランプくらいのシンプルな部屋で。
中に入るとともに相手を腕の中に抱き寄せてドアをしめ。
そのまま遠慮なく奪うように相手の唇に自分のそれを重ねて。

「悪いが。俺は誘ってくるような相手に優しくしてやる気はないぞ?」

ハーティリア > 「りょーかい。」

連れ込まれるまま部屋の中、宛がわれただけのシンプルな内装を見る前に抱き寄せられた体は、むっちりと腕に馴染むように柔らかく。
奪うように重ねられた唇に一瞬目を見開き、愉しげに細めると

「んぅっ!んっ、んぅ……んむ、んっ。」

むしろこちらから、舌を差し入れるように舌を伸ばして口付けを深める。
甘い媚薬のような、淫魔の唾液を相手の口腔に塗り付けるようにクチュクチュと音を立ててキスを交わし。
唇を離すころには、部屋が閉じられ、密室になって抑えるのをやめた、男を雄に、雄を虜にする魅了香りが部屋中に、意識が蕩けそうな程濃厚に拡がっている。

「ん、はっ…♥ ん?ふふっ、そりゃあ楽しみだ……なぁ、名前は?俺は、ハーティリアっつぅんだけど……。」

口付けをさらに求める様に、滑らかな両腕を首に搦めて、囁くように問いかけた。彼に応える義理はないが「従った方が気持ちよくなれる」と、妙な確信が頭によぎり。

ダグラス > 相手の甘い唾液の味を口内に感じれば股間が痛いほど膨らむのを感じる。
今までの経験則から相手はおそらく人間ではないのだろうと判断する。
とわいえ自分にとって、抱ける相手であればそんなことは些細な話だ。
絡める舌を離せば軽く唇を舐めて、抱き着く相手の尻を軽く揉み。

「俺か?俺はダグラス。腐った海賊だよ」

相手が人間ではないのなら、漂う香りと体の異常からおそらく淫魔だろうかとあたりをつける。
であればその体はおそらく危険なほどの名器だろう。
だが、だからと言って逃げるようなじぶんではない。
尻を揉む手を滑らせて相手のズボンを下ろして直接その柔尻を揉みしだき

ハーティリア > 「おや、腐っただなんて、穏やかじゃねぇなぁ?……んっ。」

唇が離れ、彼の返事に小さく笑いながらも、潜り込んだ鍛えられた掌が尻肉を揉みしだくと、軽く声を漏らしてブルッと身震いして。
直接触れた尻肉は、グニグニと弾力良く手に合わせて形を変えながらも、腕よりもさらにむっちりと手に吸い付くような、触った手の方が心地よく思える肌を外気にさらして。

「あぁでも、腐って漂ってるなら……俺が拾いたくなるねぇ。」

クックッ、と言葉遊びのように軽口を漏らしながらも、首に絡んでいた手がするりと片方、彼のズボンに潜り込み、はちきれんばかりに勃起した肉棒をきゅっと握る。
体温は冷たい、はずなのに、淫気と魔力が熱く絡みつき、粘つくような肌ざわりで握りの強弱を返しながら扱きだす快感は、掌だけでも、女性との交わりが児戯に思える快感でダグラスを襲い。