2018/05/27 のログ
ご案内:「タナール砦」に紅月/コウゲツさんが現れました。
紅月/コウゲツ > 「忘れ物をとりに戻ったら、砦が占拠されてた…」

何を言っているかわからないと思うが、私も理解したくなかったので皆様も現実見てください。

「いやぁ…これは参ったなぁ……」

砦から少し離れた所…地図で言うところの、三股の所から砦寄り辺りの場所。
そこから砦を眺めてる、ん、だけれど。
…見事に、砦から穢れオーラが。

「私がいる間は溜まりすぎないようにちょくちょく祓ったし…というか、え、あんなの大量殺人でもなけりゃあ発生しないよなぁー…?
って事は、もう、占拠されたとしか…」

茫然と、街道のど真ん中で立ち尽くす。
斥候でもして確認すべきなんだろうけれど、なんかこう、すっごく嫌な予感しかしない。

紅月/コウゲツ > 泊まりがけの治癒師業務のついで、朝一番で捕虜の魔族達の健康チェックやら治癒魔法かけて…そのまま昼前に砦を出たまでは良かった。
救護室にうっかり泊まり込み用のお着替えセットを忘れた事に気づいたのは、ゾスより少し手前辺りで。
たまたまお気に入りのショーツだったから、面倒だとは思いつつも戻ってみれば…コレとか。
…運がいいのか、悪いのか。

とりあえず、もう少し観察してみるか…

自分の能力を人間社会に溶け込めるくらいに下げる封魔の魔装具…それを、一つずつ外していく。
視覚、聴覚、嗅覚…いろんな感覚がクリアになっていく。

再び砦に目を遣る。
飛行魔族は普通の襲撃でもちょくちょく来てるから、いいとして…否、良くはないけど。

…見張りの兵がおかしい。
何がおかしいって、鎧も見たことないし…肌の色がそもそも人間じゃあない。
しかもそれが一人ではなく、たくさん。

「…どうしろってのさコレは。
占拠された砦見つけた時の作法なんて知らないわよ…城?城行けばいいの?」

再び、茫然とぼやく。
否…頭を抱えた。

紅月/コウゲツ > 「あぁぁ、私のパンツぅ…」

もはや何に悲しんだらいいのかわからない…とりあえず明確に悲しいのはそれである。

ボチボチ仲良くなったオッサン傭兵とか、いつもコッソリご飯にオマケつけてくれる姉ちゃんたちは無事だろうか…とか。
どうやってこんな短時間に…とか。
今朝の捕虜さん達どうなったかな…とか。

思うところはあれど、だからって何かできる訳でもなく。

「…ま、仕方ない。
とりあえずマグメール行って…王城の兵の詰所かな」

ハァァ…と、大きく溜め息ひとつ。
一度砦を見て…踵を返す。

紅月/コウゲツ > さて、早駆けだ早駆けだ。
走り込みなんて久々だけど、ちょっと頑張らねば。

人間の枠の限界を超えた能力、ここぞとばかりにフル活用してみようか。

…その日、まれびとの道にて赤い幽霊が出るという噂がたったとか。

ご案内:「タナール砦」から紅月/コウゲツさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にカインさんが現れました。
カイン > 数刻前まで激しい戦闘の起きていた砦。
今は王国側の旗の翻る門の前で、億劫そうな表情を隠しもせず番をしている男の姿があった。
幸い死傷者はそう多くはない物の、先ほどの戦闘で被った被害はそれなりのようで、
結果として外様の傭兵までもが門の前に駆り出される始末である。

「……しかしこいつは、まずいんじゃないかね?」

そう独り言を漏らす物の、それを聞く者は誰もいない。
騒々しい声の聞こえる砦の内側に視線を向けると、
多くの人影が右往左往している所が見て取れる。

「砦をとったはいいにしろ、維持できないんじゃお話にならんなあ」

そう、ぼやいた言葉は風に消えていく。
ただっぴろい砦の前の殺風景な景色を詰まらなさそうに眺めて肩を竦めた。
もう一戦、などとなったらそれこそ尻尾をまいて逃げるか籠城でもするかだろう。

カイン > 「ま、そうなったら殿でも買って出るか。
 他にできそうなのも数がおらんだろうし、
 今の国軍に手練れが居るならそれでいいんだが」

雇い主が消えてしまっては報酬がおじゃんだし、
何よりも肩を並べた相手がくたばるのは目覚めが悪い。
仕方がないと流す程度の感傷とはいえ、酒が不味くなるのは宜しくない。
顎に手を当てながら剣を軽く叩くと、息を吐いて少し気合を入れる。
何せ相手は魔族である。何を仕掛けてくるのか分かったものではない。

カイン > 「…お?やっとそんな時間か。遅いぞ、全く」

いい加減体が冷えてきた頃合いになって、
後ろからかかる交代要員の声。
ひとまずは平和を謳歌できそうだと思えば、
後は酒でも飲んで次の仕事まで寝てしまおうと決め込んで砦の中に引っ込んでいくのだった。

ご案内:「タナール砦」からカインさんが去りました。