2018/05/17 のログ
■ネーヴェ > ――ありがとう、ございます。
使い物にさえなれば、後は…いくらでも。
(別に。一軍の将が持つような…それこそ彼女や、それと同格だろう者達が振るうような、特別な代物ではない。
大仰で、頑丈な。単純明快な、「凶器」でしかない。
前線で取り得る処置さえ施して貰えるなら充分だ。
…にしても、と些か眉を顰めた。敵軍に対して、結構痛め付けてやった確信は有ったのだが。
それでも、予断は許されないか。前線は。この砦は。――魔族という適性存在は。
矢張り伝え聞いていた以上に、空恐ろしい代物らしい。
武器の事、敵の事。そういった話題にこそ、脳味噌が目を醒ますのか。
すっかりへたれていた耳が、頭の上で立ち上がる。)
普段は、王都の方に居るもので。そういう機会が……まぁ、その。
…そういうのも、仕事では、あるし。
(が。此処で再び話は変わってしまった――もしくは、飛んでしまった。
犬ではあるが、要はミレー、要は奴隷。…それ以上に、要は牝。
王国に於いて普遍的と言っても良い「そういう嗜好」を否定はすまい。
唯、それをこの戦場で、この女傑に、あけすけに語って良い物なのか。
そんな苦慮を抱いている事は。寄せた眉やら、落ち着かな気に揺れる尾やら。その辺りから透けて見えてしまうのか。
…根本的な勘違いは、当然と言えば当然だ。
噂に高くも、実際の目通りは始めてである将を、見た目だけで判断してしまっていれば。)
特に――…いえ。
(ミレー族の奴隷というだけで。良くない顔をする者も居るだろう。
血筋の有る将校、騎士、等なら尚更かもしれない。
良からぬ憶測が、有る事無い事噂を呼んで、それが彼女の損益となる可能性も有る。
特に王都に居れば良く解るのだ…権謀詐術の危険さが。
壁と障子は出来るだけ、耳も目も通さない方が良い。
差し出された手を恐縮しつつも触れ、立ち上がり。付き従い――やがて辿り着いた部屋。)
ありがとう、ございます。
…此処が、貴方さま――フォーコ様、の…?
(疑問。そんな声は当然だ。
例え砦とはいえ、これだけの重要施設。
もっと良い部屋、華美な場所は幾らでも有るだろう。
だが、卓に付き杯を手にしながら見回してみたその部屋は、どう見ても実用、その一辺倒。
強いて言うならその褥だけが……あぁ、いや、と。頭を振った。)
■フォーコ > 「ちゃんと使える状態で返すさ。
君が戦えないとなればこの砦は戦力ががた落ちだ。」
私は彼女に奮闘してもらいたく、肩を叩いて見せた。
実際の所、世辞抜きに彼女の戦力は今の砦内では突出していた。
魔族を追い返せたのも彼女の獅子奮迅の働きが大きいと言える。
また彼女は危機感も人一倍の様だ。
私の話を耳を立てて聴いてくれていた。
そういった所も私が彼女に頼ってしまう所である。
「なるほど。 事前に聴いていた通りか。
君程の可愛らしさがあれば誰もがその気になってしまうだろうな。
無論、私もその一人だが。」
彼女の主に彼女のことについて多少聴かされていた私は驚くこともなく、
ただ事前に聴いていたよりも可愛らしい仕草を見せるので鼓動が忙しなくなっていた。
不安げに揺れる尻尾も随分と魅力的だ。
彼女が私をどう思っているかは分からないが、私も所詮この国の貴族なのだ。
故に舐めるような視線を無意識に送ってしまっている。
彼女の気配りは実にありがたい。
痛くなくても腹を探られることは避けるに越したことはないのだから。
「私のような者には十分すぎるほどだろう。
それに今は君が居てくれるからな。
それだけでこの部屋は満たされる。」
彼女が席に着くと、私は向かいに座る。
ワインの入ったグラスを掲げ、口にする。
私としてはこれ位のこじんまりとした部屋で用事は果たせる。
彼女もベットの広さに気付いたようだ。
もうひと押ししてみるか。
「一人で寝るには広いと思わないか?
お蔭でいつも誰かに添い寝をしてもらわないと寝れない有様でな。」
■ネーヴェ > えぇ、勿論。
――そう、言っていただける、なら。
お言葉に添えるだけの事はいたします――必ず。
(戦働きを褒められる機会というのは、決して多くない。
王都のど真ん中、王城の直中、貴族屋敷の奥深く…そういった場での、不測の敵襲は多くはない。
有る意味、今回増援として砦に送られた事が有難かった。
存外これは、これで。主から与えられた一種の機会なのかもしれない。
それに対しても――何より将の、彼女の期待に対しても。
出来得る限りを以て応えねばならないだろう。
臣民だから、奴隷だから、等というよりは。
同じ戦場に立った、同じ戦を戦った、生き延びた――それ故に。)
――――良くして、貰って、います。
殿方には――、っ、っ、と。……ん…ん…?
(そう、見た目からすれば。
彼女を「殿方」と同じに見る事など有り得ない。
だから、一度は瞬いた。それから、小首を傾げてしまった。
其処からやや間を置いて。疑問と納得、双方の間から少しばかり後者へと、表情が移る。
部屋へと向かい廊下を歩くその途上。些か所在なさ気に頬を掻いた。
如何なる答えを返せば良いのか。…客人の、諸侯の、伽を賜った事など幾らでも有るが。
流石にこれは勝手が違いすぎる。
きっぱりとした回答が出てこない侭。もう、酒席は始まってしまった。)
居るだけ――では。それに、戦場の華、旗印、と。犬では、まるで別物で――
………あぁ、あぁそうか…其処は、勿論。
(緊張から、汗も掻いた。二杯、三杯、ついつい渇きの侭に酒杯を重ねてしまい…
お陰で少々、頭が柔らかくなり。やっと、彼女の言わんとする事が追い付いてくる。
小さく一人ごちた、己自身に対する声を挟んだ後に。
皿の上、良く焼かれた肉を切り分けてながら。)
其処は、命じて下されば。……じゃなくて、したい事、言って下されば、良いんです。
私は犬で、刃で、それに――この戦では、フォーコ様の、役に立つ為に在るんだから。
…其方でも、お役に立てるなら、って。思います――。
■フォーコ > 「ただ、これは私の個人的な思いだが。
無茶はしてくれるなよ。 君が傷つくところを私は見たくないな。」
甘いことを言っていると言われかねないが、本音である。
彼女の主より借りていると言うこともあり、出来れば傷一つなく帰してやりたい。
貴重な戦力ではあるが、それ以上大事な戦友なのだから。
「ああ、私はややこしくてな。
時々君のように混乱させてしまうことがある。」
見た目は女なのに、欲望部分では男の特徴が強かった。
それが戦場でもいかんなく発揮されている。
その反動として、激しい戦闘の後は必ず誰かを抱きたくなってしまう。
そんな時に程よい色香を放つ少女が目の前に。
当然、私の中の欲望は静かに蠢いていたのだ。
「そうか? 君は少なくとも華がある。
私とは大違いだ。」
汗ばんだ姿も艶があった。
ハイペースで酒を飲んでいく彼女。
私の言葉の意味する所を理解したようだ。
私は彼女が言い終えるまで静かに耳を傾けてから口を開いた。
「それなら、ここで席を食べてもらえるか。
君の可愛い姿を楽しみたくてな。」
私は両足を広げた状態で彼女を手招きする。
丁度膝の上に跨っても食事をとれる程度の広さは確保されている。
彼女がそこに座ったならば私が両手で弄る様に触れることだろう。
■ネーヴェ > …無くすと、困る。無くなると。
そういう方が―――― っ、ふ。 意外と、増えるもの、です。
(それは、飼い犬だとか持ち物だとか、そういう代物に向けた感情が、大半だろう。
だが、主達と同じ言葉でありながら、彼女の口から出て来たそれは、別の物を秘めていると。
…そう感じるのは、少々自意識過剰だろうか。
とはいえ、悪い思いなどする筈もない。口へと運びかけたフォークを、手を止め。深く頭を下げる様。)
何というか。その――まぁ。
人それぞれ、というか。
…何が好きとか、自由だと思うし…おかしいとは、感じないし?
なので。その――ぉ…らしく、言ってくれた方が。
らしく、使って貰えた方が。私は――私が、私で居られるので。
(女で、牝だ。娘の方は間違いなく、一片の差異もなく。
だが、少女としてでも戦場の徒としてでもない。
飼い主に仕込まれ、抱かれ、慾を刻み込まれてきた牝としての目で見れば…やっと解った。
どことなく困ったように笑ったものの。
普段の、勝手知ったるような相手とは、違ったから、というだけだ。
色を、慾を。それ自体を拒みはしない…既に言った通り。何せそれは、生きる行為に直結しており。
此処は…戦場は、是が非でも生きねば、生かさねば。ならない場所なのだから。)
…っ、ふ…ふ。
マグメールの炎…と。そう、呼ばれる方が、ご謙遜を。
(やっと舌が回りだした気がする。
…全てを包み、全てを滅し、また癒すあの炎も、戦にて目にした。
あの美しさを華と言わずして何とするのか。
砦の誰もに同意を求めてみたいものだが。そうすると、二人きりを選んだ事の中で唯一、この点だけが惜しまれる。
止めていた手が再び。一切れ口に運んでから。)
っ、それは。――いえ。……その。………失礼、して…
(少し前につんのめりかけた。
どういう形で、は想像していなかったが…漠然と。
全ては褥から始まる気がしていたのだ。
が、どうやら。彼女は其処まで待ってくれないらしい。
ぴんと跳ねた尾もその侭に立ち上がり、歩み寄り、頭を下げてから、背を向けて――
えぇい、ままよ。
促された、赦された、その場所へ。きちんと、尻を預けるか。)
■フォーコ > 「無くならなくとも、君が深い傷を負ってしまうだけで私は悲しくなるぞ。」
彼女の主たちを諌めることは私の力では出来ないが、少なくとも私の庇護下にある間は
もう少し愛おしんでおきたい。 多少なりとも彼女に伝わってくれているのか。
彼女の表情は戸惑っているようにも見え、私の観察眼程度では深い所まで探ることは出来ない。
「使うと言うのもまあいいのだが。
どうせなら互いに気持ちよい時間にしたいのだが。
君がその方が快楽を感じるのならそういう風に対応させてもらうがな。」
主にどういう風に仕込まれているのかがよくわかる。
道具として使えと言われた私は微妙な表情を浮かべては頬を指で掻いていた。
私の醜い欲望を丸ごと受け入れてくれるのはひどく嬉しい。
しかし、ただ道具として使うと言うのも少し寂しい気がした。
「私の炎は確かに派手だが、私自身は大したことは無いぞ。
やはり君のような綺麗所が着た方が部隊の指揮も上がると思うが。」
男性器を持っているだけでなく、根本的な所で彼女の方が女としての色気が満ちている。
私が居るよりも彼女が居た方が自然部隊の男たちも浮ついていた気がした。
「君は構わず食事を続けておくれ。
私が一人で楽しんでおくから。
君も食事を終えたら付き合ってくれると嬉しいがね。」
犬や猫を興奮させるように、尻尾の付け根を扱いた。
フワフワの感触が手に触れる中、手を懸命に上下させる。
片方の手は服の上から彼女の胸を摩る。
ムニムニと手の中で胸の形を何度と変えてから、先端を指で転がして。
その間、私は落ち着きなく腰を左右に振っていた。
彼女の尻に私の一物から溢れ出る熱を擦り付けようとして。
■ネーヴェ > では、そのように――私、達が勝てる指揮を、是非。
…なんていう言い方は。失礼というか、狡いというか――かも、しれませんが。
(頭に丸投げ、というつもりはないが。
何処か強情とも愚直とも感じてしまう、彼女の心に納得して貰うのは。
こんな、交換条件めいた言い草も必要かもしれない。
それに間違いなく勝利に繋がり、ましてそれが大勝になるというのなら。
この方が良いに決まっているではないか。)
――感じ、ますよ。きっと。
…まぁその。…女同士というのは、あまり、経験がないもので。
何処までいけるかは、少し解りかねます、けれど。
(少なくとも。相手にも快楽を与えよう、分かち合おう、そう考えてくれる相手なら。
其処には互いが快楽を得られる行為が在る筈だ。
膝の上、其処から彼女の顔を見上げつつ…些か困惑の残った声音は。
まぁ、其処に理由が有った。
牡に喰われる牝、というのが、奴隷の大半であろうから。
仕方のない事ではあるが。)
…私は。斬るだけ、潰すだけ。
もっと色々出来る人。多くをなし得る人。それだけで――私にとっては。
(見上げてしまう対象なのだ。勿論、物理的に、などという事ではない。
思いの形を訴える様に。座ったその上、背後に伸ばした尾が振られては…
その尾が、取られた。握り、指が絡んで、扱かれる。
たちまち背を総毛立たせるようにして。)
っふ――ふ…っぅ、ふ…!
其処は…その、ちょっと、待っ…っ、……ぁ ぅ…
(ながら、で良いのだろうか。向き直らずに、心傾けきらずに。
だが、そんな心配など何のその、彼女の手はもう既に。
尾を掴んだのみならず、乳房の膨らみを掌握済み。
布越しであれ、明確に弄び、快感を送り込むべくある指遣いは、心地良くない筈がない。
隆起を歪ますその手指が、確かに心地良いのだと。次いで触れられた先端が、硬さを帯び始めている事実が主張する。
フォークの先を軽く噛み、跳ね上がった声を抑え…抑え、きれなかった。
指遣いに蕩かされるだけでない、思わず緊張に強張り、次いで揺れた尻の、腿の端。
其処へと触れてきた物は…良く良く知る代物だった。
堅い、熱い、その感触は紛れもなく――だが。)
っ――…!?っあ、え …何で フォー…コ様って、 …ぇ……え…?
っひゃ、っ…!下…から、っ そんな …直ぐ…っ …!
(肩を預ける胸元の柔らかさ。それと剰りに対極の、硬さ。
息を飲み、声を揺らし、そして――戸惑いをすら、快感が上塗ろうとする。)
ご案内:「タナール砦」からネーヴェさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からフォーコさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」に紅月/コウゲツさんが現れました。
■紅月/コウゲツ > ーーーからころ、からころ。
「大丈夫ですかー?今、治しますからねー?」
大忙し…所詮、プチ修羅場。
と言っても、外では更なる大修羅場の真っ只中なのだけど。
…タナール、現在防衛中に御座いまする。
やれやれ…折角いつも戦禍にはギリギリ巻き込まれないだろうタイミングで砦に来るようにしていたのに、奇襲ですよ奇襲。
後から聞いた話では、何やら最近敵方に腕のたつ将軍様が援軍としていらっしゃったらしく…魔族の侵攻にやたら統率がとれているそうで。
ゲリラ戦って言うんだっけか?そういうのって。
今回は此方がだいぶ攪乱されているらしく。
怪我人が次々運ばれては治癒魔法を受けて出ていく、何とも命の流れ作業のような状況に。
「これ、まさか私まで戦力として駆り出されたりせんでしょうね…?」
思わず、呟く。
だって私…人手不足による臨時治癒士ではあれど、一応本職は冒険者だし。
…嗚呼、平穏が恋しいなぁ。
■紅月/コウゲツ > 「あらあら、随分酷い火傷…ちょっと手強いやなぁ。
感覚はありますかー?
…そう?そりゃよかった、よかった。」
淡い光が患部を照らす…傷口が、徐々に再生していく。
血の臭い、硝煙や焦げた臭い、膿の臭い…医療品の薬品臭を除けば、此処も戦場とさして変わらない。
「もし、意識はありますかー?ありませんねー?
…スミマセンこっち気付け薬お願いしますー」
意識不明の人を叩き起こすなんて普段ならしないんだけれど、今日この時ばかりは仕方ない。
頑張って貰わないと、砦内の非戦闘メンバーの為にも。
「はい次~…ぅ、腐敗毒喰らってますねー。
…お兄さん今日1日がヤマだから、人間で居たかったら気合いで意識保ちなさいね?
私も殴ってでも起こしたげるから。
はい布噛んでー、穢れ祓いするから覚悟すんのよ…何でって?超絶痛い、の!」
泣こうが叫ぼうが回復します。させます。
お仕事ですので。
…こういう時は自分の怪力が凄く便利、私だけでも無理矢理に患者を押さえ込めるから。
嗚呼、また一人、死地に旅立っていった。
…やるせないなぁ。
■紅月/コウゲツ > 「はい次~…え、交代?
私まだ魔力残ってますけど…ええまぁ、はい……わかりました、休憩頂きます」
ずっとブッ続けてたら『治療者に倒れられたら困る』って追い出されちゃった…さて食事が先か仮眠が先か。
あー、大砲の音すっげぇや。
…マイペース過ぎやしないかって?
いやほら私、根っ子は部外者ですし…異界の人ですし。
やることシッカリやる代わりに、こんなモンです。
メンタルやられちゃうもの、悲しんでたら。
…あー、空が青いなー、憎らしいくらいに。
■紅月/コウゲツ > もぐ、もぐ…
戦況は拮抗している様子。
駆け回る兵士さんやら騎士さんやらの話を小耳に挟むに、どうにかこうにか一旦押し返す事は出来てるらしい。
ただ、消えたり現れたりで、何だかよくわかんないんだと。
しかも、やたら気性の荒いのばっかり居る軍団なんだと。
…盗み聞きじゃあないですよ、サンドイッチ食べながら偶然、そういう話をしてる人の近くに座っていただけです。
えぇ、偶然ですとも。
「しまったなぁ…気軽に代理出勤するんじゃなかった」
思わずボヤく。
ちょっともう本当に、傭兵として緊急配備されそうな空気…いやまぁ、そりゃあさすがに命の危機なら喧嘩くらいしますけども。
あちらさんの略奪行為に巻き込まれるのはゴメンですし。
…アレでしょ?
略奪行為の鹵獲品って、捕虜や女性も含まれてて乱暴されるとか何とか。
くわばら、くわばら。
「…御馳走様でした」
ぺちっ…両手を合わせて軽く拝む。
お部屋行こ、余ってるからって貸してもらえた一人部屋…ちょっと休んでまた回復三昧だ。
それとも途中で敵さんが攻めてきて叩き起こされるか…念のために害意のある方は入れない結界でも張っておこうかな。
…やれやれ、参った参った。
■紅月/コウゲツ > …ふぁ、ぁ……
結局ロクに寝れずに叩き起こされた。
髪を結いなおし部屋から出て、患者のもとへ…向かいたかった、うん。
「…なぁんで私ったら戦場に居るんだろうねぇ、ホントに」
何でってそりゃあ、人手が足りなかったからだけども。
つまりアレです、タナール初陣です。
…何もわざわざこんなタイミングで初陣しなくても、と思うのは私だけなんでしょうか。
私だけですか、そうですか。
「怨み辛みの穢れだらけだし、もうフィールドが敵さん向けになっちゃってるよ畜生め」
これアレか、治癒士の他に祓い屋もやれっていう大地からのオネダリか何かなのか。
不運を合図にするのは止めてくれないかな、グレるぞこの野郎。
まずは一旦敵さんの数を減らさなきゃいけない…だから、大太刀ブンブン振り回してブッ飛ばしていく。
刀というのは人間を切ると皮脂で切れ味が落ち、段々その役目が鈍器やら刺突武器になっていく物…その性質上、本来なら替えの刀や拾った武器なんかも使えるようにしとくものなんだけれど。
…私の愛しいこの子は、違う。
斬れば斬るほど赤い水を吸って咲き誇るように、どんどん切れ味が増してゆく。
武器も持ち主に似るのかな、不思議。
さぁ、今日は、どのくらい遊べるかしら…ね?
ご案内:「タナール砦」から紅月/コウゲツさんが去りました。