2017/06/24 のログ
■ゼロ > 一進一退の攻防、魔族が砦をせめて、王国側がそれを防衛する。
いつもの状況、何時もの戦闘、その中最前線で魔族を蹴りたおし、喉を掻っ切って、心臓をえぐり出す。
魔法を受けて吹き飛ばされて、地面に転がり追撃をかわして足払いしながら立ち上がり、いま攻撃してきた魔族に反撃をする。
援護の弓矢が上から雨霰と降って落ちて、足止めして、魔法が地面を蹂躙する。
そんな時間を過ごしていれば、撤退を始める魔族。
今回も、砦を守りきれた。
流れ落ちる汗を感じながら、大きく息を吐き出し、逃げていく魔族の挙動を見守る。
逃げる間に、某かする可能性もないわけではないし、警戒しておくに越したことはない。
魔族たちがいなくなり、静寂に包まれてようやく視線を砦の方へ。
「うわ。」
思った以上に壁は穴だらけ、門は壊れかけ。
また、これを修復するのか……と、軽く肩を落としつつ、周囲に倒れている人間で、息がある人を探すために歩く。
■ゼロ > 「……」
少年は砦の周りを歩いてみる。
怪我をしているものは、動ける者は自分で館へ戻り、倒れているものは、今のところ息をしていない。
ダメか、と小さく息を吐き出しながら少年はぐるり、と一周砦の周りを回る。
結局、倒れている人間で生きているのはいなかった。
後で、墓を立てなければいけないなと、思いながらもまずは自分のやるんべき事を思い出す。
そのためには、一度戻る必要がある。
ふう、と息を吐き出しながらぐるりと周り、門の方に戻っていく。
今夜の警備担当の兵士に挨拶しながら門をくぐり、まずは食堂に。
水を一杯飲みたいところだし。
■ゼロ > 食堂について、水を一杯貰う。
仮面を少しだけ上げて水を飲み干して息を吐き出す。
疲れた体に水が染み入るようで。
とりあえず、今から部屋に戻って状況を記録しておこう。
報告書の提出とかは任務にはないけれど、こういう状況の記録は大事だろうし。
それが終わったら、食事にでもしようかな、と少年は自分の部屋に向けて歩き出す。
いや、むしろ先に食事にしたほうがいいかも知れない。
なんか、嫌な予感がひしひしとするのだ。
いま食事できなければ、後も食事できなさそうな。
ちょうど、いま食堂にいるし……。
食事にしよう。
食堂の入口で再度反転し、受付へと。
■ゼロ > 受付で食事を受け取り、少年はいつもの場所となっている隅の方へと移動する。
いつものように声をかけてくるような友人はいないので、一人で黙々と食事を摂る事にする。
時間にして、30分程度、ゆっくりと食事を胃に落としてから、もう一度水をもらって飲んで。
ふう、と軽く息を吐き出して食器を洗い場に戻し、少年は今度こそ食堂から去っていく。
ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にクロエさんが現れました。
■クロエ > タナール砦――魔族の手からマグメールを守る為に存在する要衝。
先日、何度目かも分からない争奪戦に勝利し、今は人間の砦として聳えている。
剣戟の音と呪文が日常の様に聞こえてくる、常在戦場の極みともいえる場所だ。
「……で、見張りの一人に投げ込まれたっていうのは、正直体の良い厄介払いだよね」
貴族子弟の騎士といざこざを起こした後、上司もどこか腫物を触る様な態度だ。
どういう形で接したらいいか、というよりも、少女の機嫌を損ねないようにしながら、貴族子弟による要求を呑む境界線を決めあぐねている様な雰囲気である。
その結果、上司が選んだ手段は自分の手の届かない場所への放逐――タナール砦の見張り番だ。
彼からすれば、問題を後回しにしつつ様子を見て、少女が魔族の虜になったならばそれを口実に要求されていた事項を押し通すつもりなのだろう。
見え透いた手管と根性だが、少女もまた騎士。上官の命令には逆らえない。
結果として、少女は砦の片隅、魔族の国側を見張る城壁の上で彼方を見つめることになる。
見渡せる燎原にどれだけの兵士が、魔族がいるのかはわからない。
打ち止む事など殆どない戦の音だけが、この空間に満ちていた。
ご案内:「タナール砦」にルヴィエラさんが現れました。
■ルヴィエラ > (砦は、酷く騒がしいか、酷く静寂に包まれているかのどちらかである事が多い
魔族と人間との争いの最前線、故に均衡が傾けば、どちらかの勢力のモノとなった砦には
其れまでの戦いが嘘の様な静寂が訪れるし、逆に砦を境界とした衝突が起こっていれば
其処は騒音と怒号ばかりが包む世界となる――そして今は、どうやら後者らしい。)
――…ふむ、久し振りに戦場に来て見たが…矢張り、余り好んで出張る物では無いね…。
(そんな場所に、基本的に戦争には関せず、中庸を保っている自分が態々訪れたのには理由が在る
自分の館に居る娘が、何の因果か捕らえられ、戦の最前線…つまり此処に送られたのだ
兵士達の慰み者として、或いは正当な対価を得ての娼婦としてかは判らないが
少なくとも、連れ去られたも同然の状況では流石に不満は在る、故に、連れ戻しに来たのだ
まぁ、既に用事は終えている。 『少なくとも生きて居た』だけでも不幸中の幸いだろう
即刻館に転送して、今は適切に処置を受けている筈だが――果てさて)
―――――………ふぅん。
(戦場を、小高い丘の上に佇み見渡しながら、其の視界の先に在る砦を見つめる
今は夜、僅かながら明るい砦の、其の城壁の突端に人影が見えた
――きっと、騎士が、偶然にも其の丘へと視線を投げる瞬間が在れば
其処に、「居る」のだと感じられるだろう。 ――最も、其の瞬間には
其の背後へと気配は移動し、其の頬へと掌を這わせようとするのだけれど)。
■クロエ > 視線の下で行われている小競り合いは、もう二刻ほどすれば静まる程度のもの。
恐らくは魔族達による威力偵察で、本隊が撤退した後の戦力を確認しているのだろう。
この場の指揮官も、騎士達を投入するよりも兵士で対応した方が良いと判断したのだろう。
槍を携えた人の群れが魔族の隊列に衝突するのを見ながらも、自身に召集がかかる気配はない。
「……ん、この後が本番、と言う訳だけど――要衝にしては兵士も少ない気がするし。
まぁ、いわゆる劫ってやつなのかなぁ。取って取られてを繰り返して、攻撃的な不可侵を守るって感じの」
そうだとしたら八百長だよなぁ、と内心で呟きながらも、見張りは真面目だ。
集中力は切らしていないし、そもそも少女は騎士としての修練を大半の騎士達の誰よりも積んでいる自負がある。
――しかし、其の上でも反応できた事は僥倖だったのだろう。
「っ――何、者っ!?」
瞬きすら許さない一瞬の抜剣と、何者かの転移が重なる。
刃から放たれた一筋の赤い閃光は、人影が居た場所を確かに射貫く。
熱量は加減して、当たった所で軽い火傷を負う程度のもの。
しかし、手応えはない。ならば、と思考し始める前に、直感が剣を後ろに導いた。
結果、少女は男の腕の中に納まる形で頬に掌を当てられながら、同時に男の首筋に刃を当てることになる。
咄嗟の判断故に、振り抜いて切れる、と言うほど余裕のある体勢にはならず、本気で押し当てるだけという程度のもの。
それは、結局の処、どうにか反応ができた、という証拠でしかなかった。
■ルヴィエラ > (己が首筋に押し当てられる、冷たく、鋭い刃の切っ先
転移の瞬間に相手が放ったのだろう、脳裏へと僅かに残る赤い閃光は
けれど『気付けた事』『牽制出来た事』 そして、『対応出来た事』を鑑みれば
彼女が相当の修練を積んだか、或いは才能在る戦士で在ると評価出来るモノ
幸いながら、其の儘剣を振りぬき、首を落とす、と言う状態までには至らなかった様だ
くすくすと微笑を零しながら、頬へと沿える掌で、其の目元を柔く擽っては)
――――………良い反応だね、後ろに来ると予想したかな?
……いや、どちらかと言えば、直感に従った、と言う方が正しそうだね。
(褒める様に、そんな言葉を紡いでは、そっと片掌が少女の腰元へと添う
首元を狙われている、と言う状況にも関わらずに、刃を排除する気配を傍目には見せず
――けれど、其の頃には、彼女自身も気付けるだろう。
剣を携える其の腕に絡み付く、影の様な何かが、其の動きを封じ様としている事に。)
―――……いや、名乗るほどの者でもないよ、お嬢さん?
通りすがりの傍観者…『だった』男、とでも言って置こうか。
何、戦場で、随分と面白い物を見つけてしまったのでねぇ…。
(頬へと沿う掌が、緩やかに其の首筋へと滑り、そして二の腕を辿る
穏やかな声音を保ちながら、其の耳元へと言葉を響かせれば
下胎へと添う掌が、ゆるりと其の場所を撫でる、か。
――少女自身の健やかな其れとは異なり、異様な魔力を帯びる、其の子宮を)。
■クロエ > 影から影へ伝う転移――それを少女は知らないが、一瞬で後ろに回られたという事実から、恐るべき脅威と認識する。
これがもし仮に、この砦を落としに来た魔族であるならば、単身での襲撃ということになる。
ならば、自信過剰でない限り、彼の戦力はこの砦を落とすに余りあるものとなる。
とはいえ、この状態から大声を出す、というのも手としてはよろしくない。
結局、撫でられるままになりながら、一つ咳払いをして。
「ん、直感だよ。だから正直、結構奇跡な気がする。
……とりあえず、君がこの砦を落とす気なのか知りたいかな」
そうでないならば、切るつもりはない。
少女は、言外に敵対の意思がなければ剣を収めることを告げる。
良い魔族も悪い魔族もいる、と知っているからの対応だ。
しかしその間に男の影は、少女の腕を縛り付けるべく絡みつく。
魔剣を解放すれば、太陽の光で影も消せるが、そうするには少々都合が悪かった。
「……いやいや、名前くらいは聞いておかないと、上官に報告できないからさ。
面白いもの?――っ……それは、ボクにとっては不名誉だし、不愉快なやつなんだけどっ……!」
暗に子宮の改造を示されると、歯噛みしながら剣に力を籠める。
腕は戒められていても、手首を返すだけで刃を押し当てるくらいはできるのだ。
脅しになるかはわからないが、虚仮にするならばこちらも黙ってはいない。
それはさながら、示威行為。男の前で見せる、虚勢じみた強がりだった。
■ルヴィエラ > (ふむ、と一つ考える。 ――確かに、此方も『つい』影を渡ったが
其れは人間側からしてみれば、如何考えても砦を襲いに来た魔族に見えると言う事
幸いながら、彼女は多少なりと対話をする気が在るらしい
其の冷静さに、また一つ感心と関心を深めながら、ゆるりと首を横に振り)
―――……砦の所有権争いは、私には意味の無い事だ、無関係と思って貰って良い。
ふふ、ただ…そうだね、其れは其れとして、キミ達騎士にとっては
お世辞にも、余り良い響きの名前では無いだろうねぇ…?
(ひとつ、砦は落とさないと、はっきり断言しておこう。 興味は無いと。
けれど、もうひとつ、名前を名乗る気も、少なくとも今の所は無いのだ、と。
この状況下において、尚も対等で在らんとする其の強い心
だからこそ、と言うべきか――子宮だけではない、其の身体の至る所に存在する
刻まれ、変えられ、施された様々な痕跡に、納得せざるを得ない
そう在らんとすればする程に…闇とは、影とは、這い寄り堕とそうとするのだから
脅しめいた言葉にも、構う事無く肩を竦めて見せたなら――不意に、掌へと帯びさせる魔力
其れを、少女の子宮へと一瞬、注ぎ込んで行けば――)
―――……其れだけの敗北を重ねて、尚も折れずに立ち上がる…。
私は、そう言う者が好ましくてね。 ……どうしても、可愛がってあげたくなる。
(少女の其の胎奥で、改造された子宮を、目覚めさせてしまおう、か
子宮へと、影の様に巻き付いて行く魔力が次第に形を成して、黒き二匹の蛇となる
そして、其の蛇が、少女の子宮をぎゅむりと締め上げて――
それで、首筋へ押し当てられる刃への、反撃としよう、か)。
■クロエ > どうやら彼は、少なくともこの砦をどうこうする気はないらしい。
それならば、後に残るのは個人的な勝敗だけだ。気兼ねも少しばかり薄れるもので。
「……それなら、目的はボクってこと?正直、それなら随分な暇人だと思うけど。
所有権争いが意味ないのに、ぼけーっと見てたことになるわけで――本当の目的は何かな?
とりあえず、明かせる部分は話してくれると嬉しいんだけど。報告の種にね」
勝利すればそれこそ事なきを得るが、敗北したら翌日は使い物にならない気がする。
その時の言い訳に魔族の襲撃を使うならば、真実味が必要だった。
名を名乗るつもりがないのなら、少女もまた名を明かさない。
名前すら言霊や呪いの影響を受けると、過去の経験で学んでいるのだ。
男が少女の肢体を検分するならば、子宮に施された改造も、秘所と尻穴に施された改造も、陰核にはめ込まれたマジックアイテムのリングも、全て気づかれてしまうはず。
敗北してなお気高くあろうとする少女は、最近こそ半ば折れつつあるとはいえ、騎士装束を着ている時だけは、確かに騎士であろうとしていた。
しかし、それも子宮に魔力を通されると、過日の調教の結果故に瓦解する。
「っ……それは、どうも。評価するなら、もう少しまともにされたかったけどね。
可愛がる、と言ってもただ嬲るだけでしょ?――っ、ひ、ぃ、ぁ、ぁ、ぁあぁあっ♪」
子宮に注がれた魔力が、ぎちりと子宮を圧迫する。
同時に表皮ではなく子宮の表面に刻まれた紋章が体内で淡く輝き、焦熱と痛痒を生み出す。
ずくん、ずくん、と子宮が疼き、鼓動し、強引に発情状態へと押し上げられる。
どうにか数日をかけて沈静化したはずの子宮は、宿主に復讐するかのように熱を持ち、薄い肉を隔てた下腹部の肌にすら、ハートのシルエットを浮かべるほどで。
「はっ、ひぃっ♪い、ぁ、ぁあっ――あ、づいっ、あづいぃいっ……い、ぁあっ♪」
脂汗が噴き出て、足から力が抜けて崩れ落ちる。同時に石床の上に広がるのは、夥しい量の蜜液。
魔物や魔族を誘因する強力なフェロモンを含んだそれが、多量に零れて揮発して。
周囲の雄を無差別に発情させてしまうような濃度の淫らな匂いが、野外にもかかわらず、周囲に澱のように満ちていく。
■ルヴィエラ > ―――まぁ、そう言うことだね。 ……嗚呼、もう少し正確に言うなら…本来の目的は既に終わり。
今は、唯単純にキミへの興味と…、……さて、そうだね。 叶うなら少しばかり情報が欲しい所では在る、が。
(――それは、優先度が低いね、と呆気なく告げた。
彼女にとって自分の存在が割と問題に為っているのは当然だろうけれど
己にも、一応は興味本位以外の目的が無いわけじゃない、とは明かして置こうか
きっと、殆ど戯れ。 少なくとも、今は余り関係が無いからこそ、告げられるのだけれど
果たして其の身体に、此れまでの間どれだけの調教と改造を施されたのだろう
いや、検分すれば、直ぐに判るほどの結果だけは目に見えるけれども
其れだけの悪意が、或いは気紛れが関わっているというのも珍しい事だ
子宮へと蔓延る己が魔力が、自らが刻み付けたモノだけでなく
巻き込む様にして他の淫紋すら起動せしめるのなら
其の様を、雌へと変質し行く其の姿を、静かに眺め見守って)
―――……やれやれ、数えるのも億劫だね。 中々に強い力の物だけでも随分と、だ。
然し…此の儘では少し影響が過ぎるね、キミは此方で引き取ろう。
なに、キミの立場については多少なりとフォローしよう、私を救ってくれた、とね?
(ふと、溢れ出す其の蜜液や身体から立ち上る香に、誘引作用が在る事に気づけば
少しばかり考えた挙句に、崩れ落ちた其の少女の体躯を、背中からゆっくりと抱き上げてしまい
――自らの、影の中へと、引きずり込んで行こう
まるで、底なしの沼の中へと沈んで行くかのような感覚を与えながら
発情に狂う少女を、そっと抱き締めてやれば――影へと、完全に飲み込まれた後は
もといた城壁の上には、其れまでに溢れ出したフェロモンの残滓のみが残る、か
そして、少女が次に意識を、感覚を取り戻した時には
其れまで身に付けていたはずの衣服も、鎧も、剣も、全てが周囲の暗闇に漂う中で
其の裸身を晒したまま、雄の腕の中へと、閉じ込められていることだろう
其の淫裂へと、人に在らざる、長大なる雄の熱塊を、押し当てられている状態、で)。