2017/06/13 のログ
ダグラス > 相手の口から語られるのはおおむね取引相手の貴族から聞いたものと同様の内容。
どうやら、聞いていた相手で間違いないようだと確信を得て。
相手の鋭い視線を受けても動じる様子を見せず。
むしろコップに注がれた水を飲み干すくらいの余裕を見せる。

「まず一点は、噂に聞いていた騎士であっているかどうかを確かめるため」

普通の男ならすくみ上りそうな殺気を軽くかわしながら、普段と変わらない口調で話を進める。
確かに相手の腕はかなりの物だろうが、それでも互角に戦い腹の膨れた部下を率いて逃げるくらいのことはできるだろうという自身と覚悟の上に成り立っており。

「二点目は、俺も貴族どものおこぼれに預かりたくてな。
面倒な言い方は嫌いだからはっきり言うが、俺に抱かせろ」

身体を前に倒し、相手の目を見て笑っている口元とは対照的に、その目は得物を狙う獣の視線で。

「もちろんタダでとは言わん。
俺の部下を傭兵として貸し出そう。
断れば、王国から預かった砦に海賊を引き入れたと貴族どもに風潮してやろう、今度墜ちればもう戻れんだろうな」

サロメ >  
「成程な」

腕を組み、やや呆れたような表情を見せて

「ほとほと甘いことだと厭になる。
 にしても随分と下衆な取引だ、やはり貴公が"あの"ダグラスだったか」

再び椅子から立ち上がり、男の横を通り過ぎるように歩を進める

「邪魔の入らない個室がある。着いてこい」

その後は視線を男に向けることなく、淡々とした言葉だけを向けて
大広間を後にし…

向かった先は、小さいながらもベッド等も整った指揮官用の部屋だ──

ダグラス > 「どうにも、まだ俺の過去を知ってる人間が王国にいるとはな」

こちらの過去に悪行を思い出した様子の相手に苦笑を零し。
立ち上がり歩き出す相手の後ろについて部屋に向かい。

「ほぉ、大した部屋だ。
指揮官ともなればこれほどいい部屋がもらえるのか。
いつも部下と雑魚寝の俺とはえらい違いだ」

案内された部屋を見渡しながら、少し嫌味を込めて感想を述べ。
しかしその間も警戒は怠らず、腕には盾を通し、いつでも武器を抜けるようにしながら完全に相手と二人きりになり。

自分の口を止めようとしてくるのか、それとも雌に身を戻すのか、相手の様子を窺うように視線を体に這わせて。

サロメ >  
「まだも何も、私も王国にお仕えして十数年だ、
 それに当時の人間でなくともそういう男がいたという話は語らい草さ」

後ろを振り返らずそう言葉を返す
部屋につけば、小さく溜息を就いて重苦しいガントレットとマントを外し、
剣を机へと立てかけた

「此処は王国騎士団が占領する砦、貴公の口封じ等は容易いが、
 そもそも貴公達を砦へ招き入れたのは私だ。それはするまい」

ぎ…っと音を鳴らし、椅子に腰を下ろして背を預ける

「取引に応じればそれは新たにつけこむ間口になる。
 よって貴公の提案に応じることは出来ん。
 ──そもそも貴公のような男ならば女などいくらでも喰えるだろうに、
 わざわざリスクを負ってまで傷物に手を出そうとする酔狂も意味がわからん」

そう言って肩を竦めて見せる

「それとも、その口先で私をその気にでもさせてみるか」

ダグラス > 「そうかい、まぁ俺もあの頃からはしゃいでいたからな」

自分の過去を思い出しながらも、まるで反省していないかのように言い。
相手と向かい合うように壁に背を預けて向かい会いながら話を聞き。

「たしかに、女ならいくらでも抱いてきた。
王族から騎士、魔族や冒険者、小娘から奴隷までな。
それこそ俺の子供が何人いるか数えるのも怠いほどだ」

腕を組み、相手を見下ろす形となりながら相手の言葉に頷き。
まるで隠す様子もなく下種の所業を話して。

「だが、だからこそ。
手に入れるのが難しい、お前のような強い女を抱きたいのだ。
能力のある女を抱いて、優秀な子供を孕ませることが男にとって最高の目的だと信じているからな」

サロメ >  
「リスクもリターンも顧みない男は扱いに困るものだな」

やれやれ、と小さく溜息を見せる

「しかし私もおいそれと身体を差し出すような人間でも身分でもない。
 このまま明日の朝黙って出ていくのならば、貴公らとは出会わなかったことにするが」

こちらから出せる提案はこのくらいだろう、と男を見上げる

ダグラス > 「いい女とやるのにリスクなどないも同然よ」

呆れたようにため息を吐く相手に対し、軽快に当たり前のように言ってのけ。

「このまま出ていけというのであれば、俺の口は油を塗った床のように、お前の過去を口走るかもしれんな。
俺の大声は知っているだろう?かつて肉便器を務めた人間の後ろについて兵士が士気を保てるのか見ものだな」

相手との駆け引きを楽しむようにニヤニヤと口元に笑みを浮かべて。

「別にお前の身分も立場も興味は無い。
それを出汁に貴様をゆすったり、貴族に売って恩を得るほど奴らに信用もない。
只、俺と会ったときに抱かせればそれでよいのだ」

サロメ >  
「クッ、残念だが。私の部下は皆そのことを知っている。
 知りながら、こんな私についてきてくれているんだ。
 お前の口から出る言葉自体に力はないぞ」

小さく苦笑しそう話した後、
立ち上がり、ダグラスの前へと立つ

「交渉材料は前述の話とそれだけか?
 だったら私に譲る部分はないな、ダグラス」

ダグラス > 「ふむ……」

話しでは武勇に誇るくらいの小娘と聞いていたが、どうやら修羅場をくぐり抜けて精神的にも強くなっているようだ。
言葉による交渉が保護になれば残る道は一つだろうかと思案し。

「であればお前からの要求はないのか?
言っておくが俺の傭兵契約は安くないぞ、その分魔王軍相手でも戦って見せるが。
それが無理なら……実力行使に出るほかないが」

完全にアウェーで暴れるのは最後に取っておきたいと考えて、最後の交渉に相手の提案を引き出そうとし。
しかしその一方で、たとえ命を這ってでも手に入れて見せるといって見せ。

サロメ >  
「何事もなく貴公らに砦を出てもらうこと、くらいだな。
 傭兵は要用ではあるが、貴公らの実際の戦力をこの眼で見ていないことにはな」

屈強のあの集団、戦力は高いのだろう
しかし戦場での力は単純戦力だけでは測れない
この目で確かめ、魔王相手への戦力足り得るか
その判断を現状で下すのは早計と言う他ないだろう

「ふむ…」

剣は机に立てかけてある
が、相手の動きに反応してすぐ手にとれる位置でもあるか

ダグラス > 「いいだろう。
では、頭である俺の腕を見れば、率いる部下のレベルもおおよそしれるのではないか?」

相手の言葉と視線に、交渉の活路を見出せば腰に掛けてあった斧を抜いて軽く手の中で回して見せ。

「俺の腕を認めるなら傭兵契約とお前の身体を。
だめなら俺の財産一山やろう、腕の立つ傭兵団を一つ二つ雇うには十分すぎるほどあるぞ。
汚れた金ではあるが、貴族の金も大して変わらんし戦争にきれいごとは言ってられんのだろう?」

サロメ >  
「貴公の腕は伝え聞いているがな。
 戦場で扱いやすい傭兵の条件は場を乱さないことだ。
 貴公の過去を顧みれば、それは期待できないだろう?」

強大な戦力を持っていようと好き勝手に動かれたのでは話にならない
その点でいれば、この男は信用に足りない逸話を持っている

手斧を抜いた男を見て、ちらりと自身の剣を見やるが…

「部屋で武器を振り回して暴れるつもりか。
 まぁ、そちらがそのつもりならば言葉は意味を持たない、か──」

瞬間、痩身を翻し手斧を持ったその腕へと蹴りを放つ
身長差がある故の蹴り角度、しなやかな筋肉は容易にそれを可としている

ダグラス > 放たれた鋭くしなやかな蹴り。
普通に鍛えただけの男であればそれだけで腕の一つ簡単に折れるだろう。
しかし、これまで好き勝手生きてくることが出来るだけの実力を備え、鍛え上げられた自身の腕を折るにはいささか相手の重さが足りなかったようで。

「確かに、素手の女を相手に武器を持つのはいささか不名誉だな」

相手の蹴りを受けた腕を振って脚をはじき返せば斧と盾を床に落とし。

「キレはいい、さすがだ。
剣を持てば俺でも危ないだろう。
だが、肉弾戦で男女の差はそう簡単に覆せない」

刹那、半身を切りながら竜を殴ったこともある剛腕を相手の脇腹めがけては放ち。

サロメ >  
「っ… なるほど、蛮勇を奮った100人長の力は健在ということか」

少なくともその手から斧を叩き落とすつもりで放った一撃だった
なんなく打ち払われた脚に痺れを感じながら…

故に、男の放つ豪腕への反応が僅かに遅れる

「──がはッ!!」

脇腹に突き刺さった拳は鍛えられた腹筋をなんなく貫き、嫌な音を立てる
ダメージは?そう考える間もなく膝から崩折れる
腹を抑えて床に伏せる姿は立ち姿よりも幾らか小柄に見える

ダグラス > 「強い女を抱くには、自分はより強くなければならないからな」

いい感じに一撃を与えられたことを拳から感じる感触で感じ取り。
膝を崩す相手の首を掴んで無理やり立たせ。

「悪いが。俺も第七師団副将軍相手に手加減はできんぞ」

冷たく言い放てば、その細い腹部や脇腹めがけて十数発の拳を連続で放つ。
そのどれもが重く内臓や腹筋にダメージを与えるも、骨には一切の傷を負わせないような細かさを見せる。
これも今まで、捕らえた女を屈服させながらも必要以上に傷を負わせないように身に着けたある種の技でもあった。

サロメ >  
「っ、う……」

首を掴むその腕を両手で引き剥がそうとする
が、小柄な体躯は軽々とその脚を床から放してしまいまるで力は篭もらない

「ぐ、ぇ───ッ」

拳が放たれれば面白いように華奢な身体はくの字に曲がる
打ち付けられるたびに踊るように身体が揺れ、くぐもった、小さな悲鳴が口元から漏れ出す

それらが終わる頃には、豪腕にかかっていた両手はだらんと垂れ下がり、ぐたりと身体を揺らす姿を晒していた

ダグラス > 「どうだ?俺の実力は。
武器を持てはどうか知らんが、根性と合わされば十分価値はあるだろう?」

相手を持ち上げながら、首が閉まらないように加減をして。
空いた手で相手の腹を横からつかめば既に用なさないだろう相手の腹筋の上から指で内臓をほぐすように押して。

「知ってるか?雌は慣れれば内臓も性感帯になるんだ。
まだ足りないならお前もそうしてやろうか?」

言いながら言葉を示すように相手の下腹部を押して、子宮を直接上からマッサージするように刺激し。

サロメ >  
「ぅぐ…かふっ」

口の端からとろりと涎を垂らし、瞳は虚ろ
しつこく殴打されたダメージから、全身が痺れを起こしたように力みを為さない

「は…っ……な、なに…っ ──ッ」

既に弛緩しきった腹筋は容易に指で押し込まれる
その奥にぐりっとした刺激をを感じて、僅かにその身体が跳ねた

ダグラス > 「内臓で感じるようになったら大変だろうな。
戦いでダメージをもらうたびに感じることになるしな」

十分な打撃で痛みを超えた違和感に明らかな反応を示す相手を見れば楽しそうに口元に笑みを浮かべつつ。
その目は冷静に相手の様子を捕らえて。

「俺のセフレになって、ついでに傭兵契約も結んでくれるなら。
変な性癖を育てるのはやめておいてやるよ」

相手の子宮を開発するように刺激しながら、あくまでビジネスと肉体だけの関係であることを強調するように言い。

おそらく秘密を守るためにそれなりの防音が施されているのだろう指揮官の部屋。
相手がこちらの返事を飲むかどうか、それが外に漏れる心配はなく、それを知るのは二人だけの秘密になるだろう。

ご案内:「タナール砦」からダグラスさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からサロメさんが去りました。