2017/03/27 のログ
ご案内:「タナール砦」にクルエルさんが現れました。
■クルエル > 赤い光の翼を輝かせて砦近くに現れたのは浅黒い肌の小さな悪魔の少女
辺りをきょろきょろと様子を伺うようにして木陰に身を潜める
「──我が兵隊を増やすためにはやはりぶきやぼーぐがたくさん必要だぞ。
となれば何処にあるかといえば、うむここだ」
人間と魔族の戦いの要になる砦
今どちらが占領しているのかはしらないが、うまくすればたくさんの兵隊を確保できるはずである
■クルエル >
こそ泥のようなことを考えているがこれでも魔王である
さまよえる魂を操作することができる、ある意味では絶対的な力を持っているがそれを憑依させるものがなければ兵隊が一人もいない
故に魔族の国では誰もクルエルを魔王と認めていないのだが
「我もようやく城(小屋)をもった。
やはり魔王たるもの次は収めるべき土地が必要だ。
そのためにはまず兵隊を集めなければならない…今はどっちが占領しているんだろう?」
ちらちらと木陰から様子をうかがっているが角度が悪いのか、
いまいち門番の姿も見えない
■クルエル >
「…見えない」
ぐいぐいと木陰から身を乗り出して見る
人間が占領してる場合は難しい
何しろ本人の戦闘力が皆無なのだ
兵を用意できないうちはまともに砦に侵入はし辛い
■クルエル > しばらく監視を続けた少女
「よし」
小さく言葉を呟き、決意したような顔をあげる
「──次の機会にしよう」
若干魔王というにも小心者のクルエルはそのままその場を去っていくのでした
ご案内:「タナール砦」からクルエルさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にセンカさんが現れました。
■センカ > 王都よりはるか離れたタナール丘陵、その一角にあるひときわ小高い岩場の上に、胡坐をかいた人影が一つ。
その岩場から丘を二つほど隔てた先では、現在魔族が押さえている砦を狙い、今まさに人間の一軍が夜襲を仕掛けようとしていた。とはいえこの岩場に腰を下ろした人影に、それを妨害しようという意図はさらさらない。夜の散歩としゃれ込んでいたところ、たまたまそれを見つけ、野次馬根性丸出しで見物しているだけなのだから。
「……お、そろそろ始まるかの……今、あそこの砦を預かっておったのは誰だったか、まあよい……。人間側は、ふーむ、なかなか慎重に動いておるな……これはひょっとしたら、ひょっとするかもしれんが、さて……」
ご案内:「タナール砦」に魔王レヴィアタンさんが現れました。
■魔王レヴィアタン > タナール丘陵。何の理由もなくうろうろしていたところ、小高い岩場の上に腰掛ける人影を一つ見つけた。
暇つぶしに近寄ってみれば、見たことがあるどころか肌を重ねた相手が其処に居る。
ぱち、と目を瞬かせながら音もなく歩み寄っていって。気付かれなければ、背後から抱きつくようにして覆いかぶさっていく。
「……久しぶり、かね?センカ。こんなところで何してるのさ」
■センカ > 人を見定めるには戦か、酒か、色事か……それらが適している、というごくごく大雑把な信条を竜は持っていた。なればこそこういう場があれば迷わず首を突っ込み、その中で良さそうだ、と思えば人でも魔族でも構わず連れ帰るつもりであり……。
そんな物騒かつはた迷惑な戦見物に興ずる竜に、もう一つ人影が重なったのは、じりじりと砦との距離を詰めていく人間の軍が、いざ突撃!というところだった。
「……お?おお、これは魔王殿、珍しい場所で会うものじゃな。いや……閑にあかせて、ちと戦見物、をな?」
■魔王レヴィアタン > ちらりと前方を見れば、いざ!と砦に突撃していく人間の軍。
今どの勢力が砦を守っているのかなど知らないから、他人事のようにそれを眺めていた。
前方に回した両腕、両手で竜の胸元を弄る。単なる悪戯というか、戯れのようなものだが。
「ふゥん……戦見物か。ま、見てる分には楽しいよねェ」
肩越しに首を伸ばし、竜の頰に軽く唇を触れさせたりもして。
■センカ > 守る側にせよ、攻める側にせよ、共に多くを賭けて戦いへと挑んでいることだろう……。しかし竜の興味はすでに砦での戦いから、背中に感じられる熱、そして自身の胸元をじゃれつくように撫でまわす掌へと移っていて。
「ま……儂とて暇つぶしのようなものじゃ、魔王殿も同じようなものとお見受けしたが、どうじゃな?」
本来ならこのような所で見物をしている場合ではない立場の2人だが、竜はもとより魔王もそれを咎めにきたのではないのは、竜の頬に触れる唇からもわかる。
竜も、それに答えるように己の胸元に回された掌に自身のそれを重ね、皮鎧を着込んでなお豊かさを隠し切れない膨らみを誇るようにまさぐらせ。
■魔王レヴィアタン > 多くの想いが交差する戦場を尻目に、魔王はもはや目の前の竜の身体にしか意識が向いていないようで。
胸元、固い革鎧の下に感じられる豊かな膨らみをまさぐり、揉むように撫で回して笑う。
「……そうだね。アタシも暇つぶしには変わりないよ。……暇な者同士、どうだい?ひとつ」
「どう」とは何なのか、言葉もお互いいらないだろうと言いたげに耳元で甘ったるく囁いた。
唇は頰から竜の首筋へと移り、痕を残すかのように微かな音を立てて吸い上げる。
■センカ > 「なら……このような場所でではなく……そうじゃな、魔王殿、以前閨で聞いた……主の船、そちらに招待してくれぬか?」
魔王の掌の動き、そして言葉と吐息……その意図を探ろうというのももはや野暮だろう。首筋を吸い上げる魔王の唇、その頬に己の掌を沿え、自らの唇に誘い……重ね、そして軽い接吻を終えたところで、にんまり、と好色な笑みを浮かべつつ、魔王を誘い。
■魔王レヴィアタン > 「アタシの船かァ。……いいよ、じゃあ早速行こうかね?」
首筋を吸い上げるや否や、頰に竜の掌が添えられる。
誘われた唇に己の唇を重ね、軽い接吻を交わす。にぃ、と魔王も好色な笑みを浮かべ、竜の手を取った。
そのまま、戦場の趨勢は気になるものの――高ぶり始めた欲望は止められず。共に船へと向かっていく。
■センカ > 「話が早いの、それでは有難く魔王殿の船に邪魔させてもらうか……」
ここから海までどれほどの距離があろうと、それが隔たりとなるような魔王でも、竜でもない。ふわり……と二つの影が重なるようにして夜空へと舞い上がり、いまだ血腥い戦いを繰り広げている砦のはるか上を、一つになった影が飛び去っていった。
ご案内:「タナール砦」からセンカさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」から魔王レヴィアタンさんが去りました。