2016/12/12 のログ
ご案内:「タナール砦」に魔王レヴィアタンさんが現れました。
■魔王レヴィアタン > いつものように、船を出てぶらりと砦の方へ足を向ける。
今はどちらの手に落ちているのやら、角の生えた筋骨隆々の某が立っているから魔族のものなのだろう。
よく確かめもせず物見塔に陣取り、何となく遠くを眺めている。
「………ん?あぁ、アタシのことは気にしないでいいよ」
様子を伺いに来たオークを一匹、適当なことを言って追い返す。
ふと髪を揺らす一陣の風に気づいた。すっ、と瞳を細めて遠くを、常人ではとても間に合わないほどに遠くを見やる。
「―――まァどっちも、懲りないこったねェ…」
■魔王レヴィアタン > 側に落ちていた剣を拾い上げ、その刃を指でなぞる。
誰のかもわからぬ血が付着しているが構うことなどない。この臭いは、正直嫌いではなかった。
上機嫌そうに唇を緩め、ぐっと指先に力を込める。鈍い音を立てて刀身がへし折れ、金属質の音を立てて転がっていく。
最近、遊び相手というものが見つからずに困っていた。
性の云々もそうだが、刺激が欲しい。というわけで船は部下に任せ、適当に陸の上をぶらついている次第ではある。
が、この調子では今日も空振りに終わるかもしれない。