2016/12/11 のログ
■カイオクス > 青年とてこれまで修羅場をくぐった数は両手の指ではきかない、その中ではいわゆる魔、というべき存在と戦ってきた経験も含まれている。が……眼前に姿を現し、歩みを止め妖艶な美女の放つ気配はこれまで感じたことのないもの。
「街中でお会いしたなら喜んで名を名乗らせてもらうのですが、あいにくと今は仕事中でして……ね!」
たとえば殺意や敵意のようにわかりやすいものなら、それがどれだけ強くても青年には応ずるだけの覚悟がある……しかし目の前の美女からは殺意も敵意もなく、ただあまりにも妖艶で、美しい……そしてそれだけに、恐ろしい。ともすればその色香に惑わされ、見とれそうになるのを振り払うように軽口を返す青年だが、それに対して眼前の美女が名乗った名前、それを耳にした瞬間、その全身に戦慄が走る。
「魔お……!」
魔物どころの騒ぎではない、瞬時に青年の中で思考が切り替わり、脳内で戦いのビートが鳴り響く。魔王が床を蹴ると同時に青年の両腕が振るわれ、剣閃が奔って。
■魔王アスモデウス > くす、と小さな笑いが零れる。
人間の男の中でも平凡ではないだろう巨躯でいて、乱雑ではない応対。
野生の獣のようでいて知性を感じるその様相に興味を引かれる。
指揮官を落とすよりもよほど、楽しめるかも知れないと。
男が名乗りに顔色変えるのが見えれば、笑みが深まる。
床を蹴った勢いのまま、通常ならば男の振るった双剣に突っ込んでしまうだろう。
しかし伊達や酔狂で魔王ではないのだ。
濃密な魔力を両腕に纏わせ、眼前で交差した状態で剣閃を受け止め、外側へと弾く。
弾いた勢いのまま上半身を乗り出すような形となれば、首を反らして男に口付け強請るように顔をあげる。
「だぁめ。名前、教えてぇ?」
甘く、蠱惑的に囁いた。
魔王の唇には、絶えず楽しげな笑みが浮かび、殺意でも敵意でもないが、危険を感じさせるであろう気配が漂う。
■カイオクス > 魔王が床を蹴り、文字通り疾風のごとき速度で間合いをつめるのと、青年が双剣を振るい剣風を巻き起こすのとほぼ同時。その艶かしく美しい肢体は無残にも両断されるはず……。
しかし青年の両腕に伝わったのは肉を切り裂くあの独特の感触ではなく、まるで鉄の塊に刃を叩きつけたかのような強烈な衝撃、そしてその剣は大きく跳ね返されて。
「ぐぅっ!?弾かれた……!?」
双剣を握った両腕は弾かれるまま大きく開かれ、魔王の眼前には青年の喉、心臓、腹、金的と、一突きしてやるだけでその命を奪える急所が笑えるほど無防備にさらけ出され……。
瞬時に死を意識した青年だったが、対する魔王は開かれた青年の腕の間にするりと滑り込み、その美貌を青年の間近に寄せるばかり。傍からみれば巨漢が両腕を広げて美女を抱きとめているかのように見えるかも知れず。
「カイオクス……それが私の名前ですよ、魔王」
青年の視線が魔王のそれに重ねられ、一瞬の後、青年は魔王に己の名を名乗った。が……それは屈したわけではない、あくまでもこの絶体絶命の死地から抜けるための時間稼ぎで。
■魔王アスモデウス > 青年が両腕を開き、女の身体を受け止めるかのような体勢になれば、そこには人間の急所がいくつも晒される。
そのどれか一つにでも手刀を突き出せば、容易く命を奪うこともできるだろう。
しかし色欲はそんなことには興味もなく、男の名乗りに目尻下げて嬉しそうに表情崩す。
「カイオクス、魔王なんて呼ばないでぇ」
魔王は、男の首に両腕絡めようと無防備に腕を伸ばす。
それは隙だらけの動作で、突き飛ばそうとでも思えば容易くそうできるだろうもの。
「アエーシュマって呼んで?」
甘く、いっそ可愛らしくすらある声音で強請る。
まるで睦言の最中のように。
■カイオクス > 両腕を弾いた隙間にするり、と滑り込み、その美貌を青年に向ける魔王。その位置を取られている以上青年は腕を閉じて急所をかばうことはできず、生殺与奪を魔王に握られている状態はなお続いていて。
「アエーシュマ、ですか……お望みでしたら。……でも私からしたら、魔王、と呼ばれたほうが箔がついていいと思うのですが……。」
そんなやり取りを交わしながらも、眼前の美女がほんの少しでもその気になれば、たやすく命をつぶされてしまう……。それだけに青年の動きは慎重を極めた。まるで眼前の美女に魅入られたかのように伸ばされた腕を受け入れようと、しかしその足は少しづつ力をため、後方へ飛びのく機会をうかがっていて。
そして腕が首に回されようとした瞬間、その両足に力がこもり……!
ご案内:「タナール砦」から魔王アスモデウスさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からカイオクスさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」に魔王アスモデウスさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にカイオクスさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」からカイオクスさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」にカイオクスさんが現れました。
■魔王アスモデウス > 男の返答に、はつりと瞬いた魔王の紅眼が弓月の如く弧を描いて細まる。
彼にとっては命懸けの状況も、彼女にとってはただの前戯のピロートークのようなもので、甘えるような声音で冗談ぽくも囁いた。
「だぁって、可愛くないじゃなぁい?」
男の身体が緊張感を持っているのに、気づかないほど鈍くはなくて。
両腕を差し伸ばした瞬間に後方へと跳んだ男を追って、女が突進するかのように駆ける。
腕はかわらず男の首に絡めようと伸ばしたまま。
男が反応できなければ、勢いついて体勢崩しかねない。
「あは、あっははぁ……っ、逃げちゃだぁめ」
ひどく愉しげに、艶めく女の声が零れる。
■カイオクス > 可能な限り緊張の気配を消し、何気ない……そう、街角で顔なじみの相手と世間話をしているかのような風で言葉を続ける青年。もっとも街角で立ち話をするにはあまりにも美しく、艶かしい相手であることは確かだが。
「……ぷっ、っはは!いや、すみません、どうやら私は[魔王]という方々について認識を改める必要があるよう……です!」
青年の言葉に対し返されたそれは「可愛くないから」というもの。それを耳にしてほんの一瞬あっけにとられた青年だったが、そのあっけらかんとした理由に思わず吹き出してしまい。
が……その笑いが消えるか消えないかという刹那、青年の巨躯が後方へと飛ぶ。それはまるで突然後ろから強い力で引かれでもしたかのような予兆のなさであったが、魔王の動きも迅速を極め……一瞬の攻防の後、青年の巨躯は馬乗りになった魔王により、地面に押し付けられていて。
「……っつぅ……参りました、私の負けです……。」
■魔王アスモデウス > 体勢崩した男の腰に馬乗りになって、相貌に喜色を浮かべる。
豊満な乳房を男の眼前で、溢れんばかりに揺らして腰をくねらせる。
「んふふぅ……魔王だって千差万別、十人十色ってことだよ。わかったらぁ、名前を呼んでぇ?」
くすくすと喉を鳴らして笑いながら、女が人差し指立ててつ、と巨躯の胸板をなぞる。
色欲の名に恥じぬ悩ましげな仕草で、男を誘う。
騎乗位でそうするように軽く腰を浮かせて、布越しに男の股間を柔らかな女の肉で刺激して。
くすぐるように服越しに胸をなぞっていた手が男の腹を撫で、腰布にかかる。
■カイオクス > 後方へ飛んだ勢いのまま体勢を崩され、倒れこんだ石畳で強かに背を打つ……普通なら苦悶の声も上がろうかというほどの衝撃だが、それ以上に青年の五感を刺激するのは押し付けられる肉の柔らかさ、眼前で揺れる乳肉の艶かしさ、そしてどこからともなく漂う甘く蠱惑的な香りで。
「アエーシュマ……!魔王の貴女が、何のために……?いや……今の私には、それを聞く権利はないですね……。」
生存よりも目的と勝利を優先する、戦いのために切り替えた思考、それを再び元に入れ替えるほどに魔王の姿は美しく、妖艶で。むしろ命の危機を自覚しただけに、人間の、しかも牡の体は別の方面に目的を切り替えてしまう……それは自分の血を残したい、という本能。
魔族よりもはるかに脆弱な人がここまで世界を広げてきた原動力の1つ、浅ましい繁殖本能……それに突き上げられた青年は、魔王の視線の先で確かにごくり、と喉を鳴らし。そしてそのしなやかな指先が青年の腰布にかかろうとするときには、いまだ魔王が指先を触れてもいないのに、そこには大きな盛り上がりが浮かんでいて。
■魔王アスモデウス > 甘くスパイシーな香のような香りに、雌の匂いが混じる。
それは触れてもいないのに蜜を湛える色欲の下肢から匂い立つ。
褐色の肌にほんのりと赤みが差す。
「いい子だねぇ、カイオクス……だぁいじょうぶ。命までは取らないし、優しくしてあげるからぁ」
本来この砦に降り立った目的ならば、珠には砦奪還に助力してやろうという程度のものだった。
しかし今や、そんな当初の目的など忘れ去られて、色欲本来の目的にすり替わっている。
それは、快楽の享受。ただ、それだけ。
見下ろす男の喉が鳴るのが聞こえたわけではないが、発情の気配には特別敏い魔王のこと。
腰をややずらして解こうとした腰布越しに、盛り上がりをくるくると指先で弄ぶ。
「あっはぁ……おっきくなってる。かぁわいい」
やわく手のひらで揉み、掴み、焦らすように腰布を解こうとして。
■カイオクス > 眼前で揺れる豊かな褐色の乳肉と、それを彩る全裸よりも扇情的な装束。そして絶えず青年の鼻腔を刺激し続ける官能的な芳香……一度自覚してしまえば目の前の牝はあまりにも美しく、妖艶にすぎる。肉欲が、性欲が、色欲が青年を内側から駆り立て……気づけばその卑猥に牡の目をひきつけるたわわな牝のふくらみに青年の手が伸びていて。
「く、あっ!……アエーシュマ、こんな、場所で……!」
ほんのわずかに触れる程度の動き、ただそれだけで牡の体をいいように操れる魔王の技巧、それが青年の下腹部に伸ばされたとき、思わずその腰が快楽にひくつく。ここに来てなお殊勝なことを口にする青年、その手は魔王の乳肉へ吸い付き、離れないというのに。
■魔王アスモデウス > 目の前の牡が、他ならぬ自身に欲情している。それを察するだけで、ぶるりと身が震える。
逞しい体躯に相応しい大きさの逸物を布越しに愛撫するだけで、男の腰がひくついた。
「場所が気になるぅ? しょうがないなぁ……サービスしてあげる」
そうしてぽつりと呟く。『ラブホテル』と。
それによって彼と彼女は砦の中にいながら、砦ではないどこか、時間と空間の狭間へと位相をずらす。
「これで邪魔は入らないよ……んっ、だから、もっと……シて?」
豊かな乳房は男の掌に柔らかくも弾力ある感触を返しながら、その先端が固く主張し始めていることも伝える。
どんどんと状況は男を追い詰めていく。逃げ場のない快楽へと。
好きにしていい、と色欲の魔王が蠱惑的に囁く。
「……ね、私を孕ませてぇ」
■カイオクス > 場所に対して言及させたのは青年の羞恥と、そして何より魔王の色香に抗う最後の理性。しかしそれも魔王の力により場所を移されたことでよりどころを失い。そうなればもう青年を躊躇させるものは何もない、それを見透かしたかのように魔王が囁いた言葉、それが青年の男に、浅ましい牡に火をつけた。
「……っ!!アエーシュマ、っ!アエーシュマ、っ!!」
次の瞬間、男の巨躯が不意に起き上がり、逆に魔王を組み敷く形へと入れ替わり、今度は青年が魔王の生殺与奪を自由に出来る位置取りに。しかし青年がとった行動は、魔王の乳肉を揉みしだき、我を忘れた態で魔王の艶かしい唇に己のそれを押し付けようとする盛りきった牡の振る舞いで。
■魔王アスモデウス > 彼の理性を崩す為に自身の能力である異空間へと誘った。
狙いは的中して、誘惑の言葉が男の本能に火をつけたのだろう。
勢いよく起き上がった男に、逆に押し倒されて嬉しそうな嬌声をあげる。
「っきゃ、あ、っはぁ……カイオクスぅ」
腕を広げて、如何に魔王と言えど人型である以上急所となるいくつもの部位を男に晒す。
しかし、予想通り。男は魔王を害そうとする理性を飛ばしてしまっている。
乳房を揉みしだかれ、鼻から抜けるような甘い声が自然と漏れ出す。
紅い唇に迫る男の唇を首を持ち上げて受け止めようとして。
両腕をついに男の首に絡める。重ねられた唇が弧を描いた。
男からの強引な口づけに応えれば、薄く唇を開いて舌を覗かせ、男を誘う。
■カイオクス > 先程まで自分が魔王に晒していた急所、顔、喉、心臓、みぞおち、下腹部……今度は逆に魔王のそれが自分の眼前に無防備に晒されている。しかし今青年の目に入るのは絶世の美貌であり、艶かしい首筋であり、あまりにもたわわな乳肉であり、褐色の肌であり、そして何より蜜の匂いを放つ牝の部位で。
そしてついに魔王の腕が青年の首に絡められ、引き寄せられる。そうしてまるで互いの唇が磁石のように引き寄せあい、重なり……青年の唇が扇情的に開かれた唇に吸い付き、誘うようにちろちろとうごめく舌に舌が絡む。途端に甘い唾液の味が伝わり、それをもっとすすりたい、とばかりに魔王の唇を割って青年の舌がその口腔へ。
「……んっ!っ、は、ぁ、アエーシュマ、っ!すごい、なんて、唇……甘くて、それに、この香り、頭が、融ける……っ!」
華美にして豪奢、それでいて艶かしい魔王の装束……その価値にさえもはや頭が回らないのか、半ば引きちぎるようにしてその窮屈そうに布で覆われた乳肉を露呈させ、その突端でしこる乳首を青年の指がつまみ、同時に手のひらで柔らかな乳肉を揉みしだき……。
その間も青年の唇は魔王のそれから離れられず、いつしかそのいきり立った股間を魔王のむっちりとした太ももにこすり付けてしまっている始末で。
■魔王アスモデウス > 先程まで理性的だった男が、一匹の牡へと成り下がる。それも、自身の色香に惑わされて。
それはこの魔王にとっては最上の悦楽の一つで。ぞくりと背筋を走る快感に身を震わせる。
青年の視線が熱く注がれる。首筋に、乳房に、褐色の肌に、そして下肢に。
首に腕を絡めて、引き合うように口吻する。柔らかな唇で受け止めて、生温かく濡れた舌を絡ませ合い、唾液を交換する。
男の体液を啜るだけで、一層濡れて牝の匂いが濃くなる。
口腔へと侵入してくる舌を受け入れ、甘く微かに歯を立て、解放すればちゅう、と吸い付いて。
舌で青年の舌裏を舐め、口内での愛撫を宥めるように施していく。
「んっ、ふ……ぅ、カイオクスぅ……いいよぉ、もっと融けてぇ」
許しは、装束の胸元を引きちぎられた事に対しても。
衣装などに興味はなく、乱暴に露出させられた乳房への直接の刺激に背中が跳ねる。
「んっ、ふぅ、んんっ」
口付けの最中にも、固く勃ちきった乳首を抓まれただけで甘い喘ぎを零し。
男の股座でいきり立つものを太ももに熱く感じれば、もどかしげに膝を擦り合わせる。
ちゅく、と微かな水音が立ったのが、男の耳に届いただろうか。
薄紅の長い髪をさらさらと乱して首を横に振る。それは拒絶ではなく、催促。
早く、はやく、と。脚を動かして、太ももに当たる感触へと刺激を加えて。
■カイオクス > 絶世の、と評しても足りぬほどの美しさ、それでいて崇めたくなるような造形物の美ではなく、この牝を組み敷きたい、味わいたい、そして孕ませたい、という浅ましい欲望を抑えきれないほどに、牡の本能を鷲づかみにするような美貌。それを目の当たりにして唇を重ね、唾液をすすり、舌を絡める牡。
そして青年は未練がましく、唾液の糸を幾重にも引きながら魔王の唇から離れ、もどかしげに己の腰布を落として、羞恥さえ忘れてそれを露呈させ……。
「したい……っ!アエーシュマ、挿入れたいっ、もう、我慢できない……!」
さらけ出されたそれはその体躯に相応しく、太く、長く、たくましい男根……。その根元では大振りな陰嚢が中身を溜め込んで重たく揺れ、先端からは盛った牡の浅ましいしずくがだらだらと滴り……それが糸を引きながら魔王の褐色の肌にねとり、とこぼれて。
■魔王アスモデウス > 男の、牡としての本能を誘う為の造形。そして実際触れて、味わえば更に理性を溶かす牝の身体。
それを今、色欲の魔王は目前の赤銅に似た褐色肌の青年に無抵抗にさらけ出していた。
青年が名残惜しみながら唇を離せば、銀糸がいくつも橋架ける。
そして彼が自ら腰布を落として、立派な、太く長く逞しい、男根を晒す。
淫らで、まっすぐな言葉を聞けば、嬉しそうに眦下げて微笑んだ。
肌にねとり、と零れた先走りの雫を指で拭えば、自らの口元に運んで舐め取り。
「カイオクスぅ……私も、もう我慢できない。好きに、シてぇ」
褐色の、艶かしい内ももを晒して両足を広げ、青年に小さなサイドリボンのショーツに包まれた秘所を見せつける。
そこは既にじっとりと湿って布地の色を変えている。
甘酸っぱい女の香りが、体臭と混じって、まるで媚薬のように理性を麻痺させていく。本能を煽る。
■カイオクス > 色欲の魔王、との名乗り……その意味を青年は今己の頭で、体でいやというほど理解させられていた。どんな美酒よりも芳醇に酔わされるその唾液、等量の黄金よりも価値のある香料でさえ足元にも及ばないその媚香、そして視線を吸いつけてやまない淫靡な肉体。……それらのすべてを兼ね備えた最高の牝がとろけるような声音で口にする甘い誘惑の言葉と、牡の体液をすする仕草、それらすべてに狂わされた牡は……。
「アエーシュマ、っ!いくよ!」
牝の色香に狂わされ、脳髄まで魔王の放つ色香に染め上げらた青年はもはやまともに言葉を放つことも出来ず、僅かな言葉のみで牝に答えを返し。
そして胸元の装束と同じく、盛りきった手つきで愛らしくも挑発的な、それこそ牡の視線をさえぎるのではなく、そこに隠されている部分を激しく妄想させるように意匠された布切れを引きちぎる青年……現れたのは、妖艶な褐色の肌の間で咲き誇る牝の華。
それを目にしたとたん、まるで童貞の小僧のように我を忘れ、その穴に己の男根をはめる事しか考えられない様子で、こぶしほどもある亀頭を宛がい、じらす余裕もなく一気に腰を押し付けて。
ご案内:「タナール砦」からカイオクスさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」から魔王アスモデウスさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」に魔王アスモデウスさんが現れました。
ご案内:「タナール砦」にカイオクスさんが現れました。
■魔王アスモデウス > 男は牡となり、自身に狂おしいほどの劣情をぶつけてくる。
それは色欲の魔王にとっての甘美なる幸福。
自身の名を呼び、切羽詰まった声音で言葉少なく宣言する。
秘所を覆う小さな布切れを引きちぎる荒々しさ。
さらけ出された花は蜜を溢れんばかりに湛え、すでに十分に綻んでいた。
「きて……。あっ、は、ぁん……んんっ、っくぅ」
ぐちょぐちょに濡れ切った秘裂に宛てがわれた拳ほどもある亀頭に、ぶるりと全身を悦びに震わせる。
焦らしも、慣らしもしなかった挿入に僅かな痛みを感じるが、それさえ快楽へと変えて。
ずちゅ、と吸い付くように膣肉は巨大な亀頭を飲み込み、その根元まで受け入れる。
その肉棒の長さ故に、ごつりと子宮を押し上げて、軽い絶頂を女に齎す。
「ひぅっ……!」
思わず甘やかな悲鳴が漏れる。牡の優越感を擽るように。
きゅう、と入口付近と半ばほどを締め付ける膣肉の圧迫は柔らかく包み込むようでもある。
竿には無数の襞が絡みつくように蠢いて、奥を突き上げる亀頭にはざらついた天井の感触が快楽を与えるだろう。
■カイオクス > 「っあぁ、あ……!!?」
同じ年代の同性に比べ、行為の経験がさほど多いわけではない……しかしそんな経験と比較して、文字通り比べ物にならない快楽が男根から背筋を通って脳髄に駆け上がり、青年はまるで牝のような上ずった、蕩けた嬌声を漏らしてしまう。
一度は力で負け、魅力に屈した牝を相手に、牡らしい膂力で跳ね除けて組み敷き、そして犯す。
にもかかわらず、牡としてその穴を貫いた途端、またしても青年は翻弄されてしまい。牡が食らいついたのは艶やかな華、甘い蜜と色香で牡を吸い寄せる肉の華。その魅力に惑わされ城門を潜った獲物を無数の罠で骨まで溶かすような、その魔性の名器を味わい、危うく精を、そして喘ぎをもらしかけ……牡はそれをこらえるため、魔王の首筋に腕を回して抱き寄せると唇に再び己のそれを重ね、狂ったようにその口腔をしゃぶりまわす。
「んっ!ふ、ぅ、ん、っは。ぁ、あえ、しゅま……ぁ!あ!」
■魔王アスモデウス > まるで牝がそうするような上ずった声を聞けば、魔王が愉悦に浸った笑みを浮かべた。
青年が上になっていながらも、まるで見下ろすような気分で快楽に翻弄される顔を見つめる。
可愛い、とその年代の男に対して適切とは言い難い感想が胸によぎる。
青年が吐精を堪えたのを肉棒の脈動で悟れば、ゆっくりと腰を回して焦らすように刺激を与えつつ。
抱き寄せられるまま唇を重ね、夢中で貪ってくる舌を宥めるように受け止め、絡め、唾液を啜り上げた。
「ん、っふ、あはぁ……素敵、だよぉ……」
睦言を囁く間も惜しむ恋人のように抱き合った距離で、魔王は優しく鉄錆色の髪を撫でる。
そうしながらも両足は彼の腰へと絡ませ、更なる快楽を欲する。
意図して不規則に膣壁を締め付け、緩めては腰を回して、と繰り返す。
■カイオクス > 牡が魔王の口付けと声音、男殺しの名器に酔いしれている隙に、その艶かしい両足は獲物を逃がさないとでもいうように青年の腰の後ろで組まれ……その強弱と膣肉の締め付け、襞の吸い付きを巧みに組み合わせた閨の技巧が魔王から青年へともたらされ。
「く、ふぅ、あ!……アエーシュマ、の、なか、凄い……!こんな、ぁ、腰、とまらな、ぁ、あぁあ!」
このまま魔王の中に飲み込まれていればあと数刻も持たずに精をもらしてしまう……とはいえ牡がその極上の肉体に溺れている間に逃げ場は塞がれ。そうなればこのまま名器に精を搾り出されるよりは、牡らしく注ぎ込みたい……この期に及んでそんな牡らしい矜持を守ろうとでもいうのか、不意に青年の腰がばちゅん!と一気に押し付けられ。
太く硬い幹が絡みつく膣襞を押し返し、膣肉をこすり、鈴口が最奥の子袋の口に押し付けられ……そして引き抜くときは括れが膣襞をこそげながら、反り返った部位が肉真珠の裏から刺激を加えて。
「っ、もう、っ、俺っ!アエーシュマ、射精るっ!……孕め、アエーシュマ、ぁ!」
■魔王アスモデウス > 極上の快楽を、余すことなく味あわせ。同時に自身も達してしまいそうな快感に腰を小刻みに震わせる。
青年の腰を捕らえて絡めた両脚が、絶頂の予感に小刻みに痙攣する。
「っあ、ぁ……はぁ、止めちゃ、だめぇ……」
浅い抽挿を繰り返しながらも、突き込む度に子宮口が亀頭に吸い付いて精を求める。
不意に青年が強く腰を押し付けてくれば、ひん、と甲高い悲鳴を上げて最奥まで貫かれる。
膣襞が逞しい肉杭に押し返され、亀頭の括れが、ざり、とこそぐように刺激を与えてきて。
肉芽の裏からの刺激にぶるぶると身体を震わせて、快感に身を委ねた。
「きて、きてっ……カイオクスぅ……っ、あぁぁっ!」
その瞬間を待ちわびて、腰を揺らめかせた。
■カイオクス > 極上の美貌と肉体に、とびきりの技巧と牡殺しの名器を兼ね備える最高の牝。これほどの相手を抱き、精を注いでしまっては、これから先どんな人間を抱いてもきっと満足など出来ない……そんな恐怖が恐れを知らぬ青年を一瞬総毛立たせる。
しかしそれでもこの魔王の肉はあまりにも蠱惑的で、青年は上下の口で色欲の魔王と繋がりながら、最奥の子宮口に己の鈴口を押し付け、この世でもっとも卑猥なキスを交わしながら、がくん!と腰をはねさせる。
「ぁ、あ、射精る、っ!アエーシュマ、っ、奥に、中に……っ!」
次の瞬間絡みつく膣肉の中、ざらついた天井の下、そして吸い付く子宮口の前で男根がひときわ大きく脈打ち、どくん!と熱く、重い、粘ついた塊が魔王の最奥に叩きつけられ……そしてそれはまるで溶岩の濁流のように膣内を焼きながら注ぎ込まれ。その間牡は魔王の褐色の肌にしがみつき、むさぼるように舌を絡め続けて絶頂の愉悦に酔いしれる。
あろうことかたかだか人間の分際で、身の程知らずにも種付けを叫びながら、強大な力を持つ色欲の魔王の最奥に精液を注ぎ込み続けて。
■魔王アスモデウス > 顔も、声も、身体も、全ては色欲を貪るためだけにある。
青年が牡と成り果てて、種付けを叫ぶ声すら、魔王にとっては快楽となり。
子宮口と鈴口とが淫らに深くキスをした瞬間。
「い、っく……ぅっ!」
一際大きく脈打ち熱い白濁を叩きつけると同時に、褐色の指先がぴんとしなり、膣内がぶるぶると痙攣した。
背筋がぞくぞくと震え、肌が粟立つ。
技巧という意味では拙いが、その激しさは色欲を絶頂へと追いやるに十分で。
「んっ、ん、ふ……ぅん」
達した後の余韻にじんじんと秘所のしびれにも似た快感と、自身を貪り尽くそうとするかの如き接吻に、蕩けてしまう。
甘い吐息が口づけの合間に零れる。
とくとくと注がれる精を子宮が啜りあげるように飲み込んでいく。
孕むこと自体は、彼女の意思で可能である。とはいえ一度で確実に孕むというものでもない。
魔王は、イったばかりで感じやすくなっている膣を締め付けて、緩めて、とまだ挿入したままの男根を刺激する。
■カイオクス > 男根が大きく脈打ち、熱い塊、牡の子種を魔王の子宮へと注ぎ込む、繰り返し二度、三度……それが両手の指で数え切れない回数になろうかという頃、ようやく青年の巨躯から力が抜け、先程までの貪るようだった勢いのキスが嘘のように緩やかなものへと変わる。
「アエーシュマ……すみません、途中から我を失って、乱暴に……。貴方とこうしていると、夢中になってしまって……。」
緩やかに絡めあう舌先が何度か唾液を混ぜ合わせた後、青年が唇を離す。その口調は行為の最中とは打って変わって、最初に出会ったときのものへと戻っていて。
……それでも魔王の膣内で余韻を甘く引き伸ばされている男根は、まだまだ微塵も衰える気配がないのだが。
■魔王アスモデウス > 幾度奔流を打ち付けられたか、ようやく青年の巨躯が寛ぐように脱力する。
貪るように激しかったキスが穏やかなそれに変わり。
唇を離して謝罪してきた青年の口調や態度は、先程までと打って変わった理知的なものとなる。
「んっふふ、いいんだよぉ。とぉっても気持ちよかったしぃ……夢中に、なってくれたら嬉しいなぁ」
首に絡めた腕、鉄錆色の髪を優しく撫でつつも、膣内に収めた青年の男根を解放する気はまだまだ無さそうで。
衰える気配のない肉棒を感じれば嬉しそうに舌舐めずりして、腰に絡めていた足を解く。
「ね、カイオクス……起こしてぇ? まだ足りない、でしょぉ」
そう強請って、対面座位か騎乗位あたりの体勢へ変えないかと誘いかける。
■カイオクス > 艶かしい褐色の肌が行為の余韻で火照り、汗ばんで魔王の色香をより色濃く彩る……そんな美女からあやす様に髪をなでられ、甘く優しい言葉をかけられて赤面しきりの青年だが、続く提案を耳にした途端、その牝穴の中の男根がびくっ、と物欲しげに跳ねて青年の言葉をいち早く魔王に伝える。
「……じゃあ、今度はアエーシュマが、上、ですね……さっき私が犯していたのに最後はいいようにされていたことを考えると、最初から主導権を渡すと、どうなるのか……楽しみなような、怖い、ような……。」
自分が思うように動ける、牡が牝を犯す体位でさえその名器の締め付けと腰使い、手管で翻弄されていたというのに……牝が牡を貪る体位になればいったい自分はどれほど鳴かされてしまうのか、そんな恐怖と期待が入り混じる中、牡は魔王を軽々と抱きかかえ、自らは床に体を預け。
下から見上げると、先程まで己の体で見えなかったたわわな乳肉が揺れるところがはっきりと見え、その卑猥さに思わず青年は喉を鳴らしてしまう。
■魔王アスモデウス > 互いに少し色味の異なる褐色が、火照りじんわりと汗を滲ませる。
赤面する様子にはくすくすと余裕めいた笑み零して甘やかすように撫でていたが。
自身の提案に声より先に雄弁な返答するように跳ねた肉棒に、嬉しそうな嬌声上げる。
「怖いことなんてないよぉ……快楽に、身を委ねちゃえば、ね……?」
青年が恐れ抱いていることに困ったような顔をして、優しく誘う。
軽々と抱き起こされ、逆に青年が床に背を預ける体勢になれば、両手を彼の胸へと置いて。
ゆさり、と先端のぴんと立った乳房が重たげに揺れる。
初めはゆっくりと腰をくねらせて、青年の上で踊りはじめる。
徐々に腰の動きが円だけでなく、上下の動きも加えて。
「ほら、ね? 怖くなぁい」
■カイオクス > 我を忘れ貪るばかりだったその媚肉、しかし今度は一度注いで多少なりとも余裕のある状態で、しかも魔王の技巧に体を預けて味わえばどうなるか。
例えるなら先程までの交わりは最高の肉をただ火で炙りかじっていたようなもので、今はそれを最高の料理人により供されているようなもの。
牡らしい荒々しい欲望は丸かじりでも満たされるが、味わい自体はやはり技巧を伴ってこそのもの。入口の締め付けが、絡みつく襞が、擦りつけられる天井が、吸い付く最奥が先程までとはまるで違う、色とりどりの快楽をもって牡をこれでもかと翻弄し。
「……ぅ、うぁ、あ……!違う、さっきまでと……ぜんぜんっ!アエーシュマのなかが、わかる……っ!いい、っ、すご、い……!」
青年が行為のあとの牡特有の覚めた時間でなんとかたぐりよせた理性、それを無駄な努力とばかりに魔王の肉は再び牡を快楽の坩堝へと引きずり込む。飛び散る汗とより強くなる媚臭、そしてあまりにも卑猥に揺れる乳肉と、踊り子のような腰使い……五感が、魔王の色に染められ、理性が再び溶かされていき……。
■魔王アスモデウス > 野性的に求められるのも悪くない。押し倒され、組み伏せられ、牡に身を捧げるのも悪くない。
しかし、自分のペースで牡を貪るのもまた、悪くないものだ。
色欲の媚肉が逞しく自身を貫く肉杭に絡みつく。たっぷりと蜜に濡れながら、それでも摩擦は絶えず男根を刺激する。
下腹をたぷりと水音しそうな状態で、尚も女は腰を動かす。
不意に、入口のギリギリまで肉棒を引き抜いて体重に任せて。ぢゅぷっ、と卑猥な水音だけが頼みの綱となって。
衝撃に乳房がぶるんと大きく揺れる。大きな、けれど形良い乳房が男の手指を誘う。
■カイオクス > 牡に犯されるのも、逆に牡を貪るのも色欲、という意味では同じなのか……己の上で腰を巧みにくねらせる魔王の姿はこの上なく淫らで、そして美しい。
そして同時にその膣肉は牡に媚びるように絡みつき、あるいは牡を弄ぶように締め付け、そんな名器がこなれた腰使いとともに牡を酔わせ……。
「アエーシュマ、胸、もう一度……っ!」
舞姫のように艶やかで、踊り子のように卑猥に腰をくねらせる魔王、その動きに合わせて褐色の豊かな乳肉がこれでもかと揺れて青年を誘い……気がつけば牡はその片側に吸い付き、しこりたった乳輪ごと口中に含んでしゃぶりまわしながら、もう片方の乳肉を鷲づかみにし、人差し指で円を描くようにして硬い乳首の感触を楽しんで。
が……そうして魔王の乳肉に夢中になり、射精をこらえる箍が緩んだか、あるいは貪欲な名器に屈したか、青年が気づいたときには子種が陰嚢から管を通って駆け上がり、止めるまもなく再び魔王の膣内へとぶちまけられてしまう。
それでも今なお微塵も萎えない男根に突き動かされるまま、今度は青年も腰を跳ね上げ、いつしかデュエットを踊るように魔王の腰使いに合わせて下から突き上げを始めて。
■魔王アスモデウス > 誘惑に乗って胸へとしゃぶりついてくる牡の姿に、満足感が得られる。
色欲に酔わせ、夢中にさせ、快楽に落としてしまうことに充足してしまう。
「あっ、んんっ、胸も気持ちいい……っ! して、もっとシてぇっ!」
一方は口に含まれ、もう一方は鷲掴みにされ、その両方から異なる快感を得て腰を震わせる。
きゅうきゅうと、切なげに締め付けていた膣肉が、ぎゅっと痙攣する。
青年の射精に合わせて達してしまい、艶かしい腰使いが一度止まる。
快楽に潤んだ紅眼がうっとりと青年を映す。
それでも衰えない男根を下から突き上げられれば、跳ねて腰がまた踊りだす。
男と女が奏でるデュエットは、互いに相手を高め合って。
■カイオクス > まるで赤子か初物の小僧のように牝の豊かな乳肉にしゃぶりつき、乳首に吸い付く牡。いつしか両手は魔王の背中に回され、牡は魔王の乳肉を交互に味わい、時には艶かしい褐色の肌に浮かんだ汗を舐め取り。
「っ、また!アエーシュマ、また、くる……!注ぎたい、っ、膣内に、注いで、孕ませたい、種付け、したいっ!アエーシュマ、ぁ、あ!」
片手でその背中を抱き、艶やかで扇情的な桃色の髪を撫でながら肌を合わせる牡。その間も魔王の巧みな腰使いに己のそれをぎこちないながらも合わせ……いつしか空いた手は押すと牝の繋がる部分へと忍び込み、しこった牝の真珠をやわらかく指の腹でこね回すようにして、駄目押しの快感を敏感な部位からもたらし……。
そして再び青年の腰が突き上げられ、最奥の子宮口に先端をこじ入れるようにしたところで、浅ましい牡の生殖欲求、種付けの本能丸出しの動きで、再び熱く粘ついた濃厚な精液を、魔王の子宮へと大量にぶちまけて。
■魔王アスモデウス > 達したばかりで感度上がっているところに、ひっきりなしの突き上げを受けて。
膣肉は自然と応じて蠢くけれど、生まれゆく快感は津波のように押し寄せる。
背中に両手を回して夢中になって乳を吸うかのように胸への愛撫を施しながら、牡が切なく叫んだ。
「孕んであげるぅ……っ、カイオクスに、赤ちゃんあげる……っ、ちょうだい、いっぱい……注いでっ!」
男の片手が結合部へと伸び、固く凝った淫核を指腹で捏ね回された瞬間、瞼の裏を白い光に染められた。
ちかちかとスパークのように意識が飛び散って、快感以外のものを追うことができなくなる。
彼の濃厚な精を、今度こそ子宮口を開いて注がれた。
内壁を叩く勢いで注がれる子種に、女の口元に笑みが浮かぶ。
くたりと上体を男に委ねて、ぎゅっと青年を抱きしめる。
■カイオクス > 男根が脈打つたび熱い塊が魔王の子宮へと注がれ、それを吸い上げるようにその膣肉がきゅ、きゅ、と亀頭から根元にいたるまでを波打つように締め付けていく。刹那的で暴力的、即物的な牡の絶頂の中で、唯一甘く蕩けるような射精直後の余韻を優しく引き伸ばすような魔王の牝穴。
牡に比べて緩やかに下っていく牝の快楽曲線に己の余韻を重ねるように、あるいはなおも未練がましく快楽をねだるように牡の腰が緩やかに上下を繰り返し。
先程まで肉珠を捏ねていた指先は形よい褐色の尻肉を優しく撫で、赤子のように乳首を甘く吸いながら、牡ははっきりと自覚していた……。魔王のこの肉体なしでは、自分はもう生きられないのではないか……と。
「……本当に、孕んでほしいです、アエーシュマ……。」
行為の余韻の中、牡はそれだけを口にすると、気恥ずかしげに魔王の体を抱き寄せた……。それは行為の終わりなのか、新たな始まりなのか……2人にしかわからない。
■魔王アスモデウス > 行為の直後、女はゆるゆると絶頂の余韻から下っていく。
牡がそれに重なろうとするように緩く腰を動かせば、仕方ないと宥めるように膣肉をきゅ、と締め付けて。
肉芽を捏ねていた男の指先が尻を優しく撫でれば、くすくすと喉を鳴らして小さく笑う。
「言ったでしょぉ? 孕んであげる……って」
まるで恋人同士がするかのように抱きしめ合って、甘く囁いた。
それは終わりか始まりか。知るのは二人のみのことで……。
ご案内:「タナール砦」から魔王アスモデウスさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からカイオクスさんが去りました。