2016/08/02 のログ
ご案内:「タナール砦」に魔王レヴィアタンさんが現れました。
■魔王レヴィアタン > 先般、魔族と人間の戦闘が行われ――砦は魔族の手に落ちた。
その屋内、会議室。魔王は手近な椅子を引っ張り寄せて腰を下ろし、勝手気ままに寛いでいる。
王都をぶらついてきたその帰り。
折角なので物見に来てみたのだが、しかし詰めている魔のものからは緊張感が軒並み失せている。
砦を奪取したことで気が抜けてしまったのかと。
これなら長くは持たないな…と考えながら、しかし一々口を出すことはしないのだ。
「……さてさて。小競り合いに巻き込まれる前に立ち去ろうかねェ」
落ち着けていた腰を持ち上げ、今まで見ていた地図を丸めて片手に持ち、会議室を出る。
■魔王レヴィアタン > ――と、遠くから怒号が聞こえてきた。
外を見ると人間達の襲撃。興奮に駆られた魔のものが次々と相対し、血飛沫が飛ぶ。
「面倒なことになっちまったね……」
まぁ何食わぬ顔でその場を後にすれば良いのだが…
戦闘が本格化する前に、ちょっとばかり見物のつもりで窓枠に頬杖をつく。
強い輩がいるのかどうか。それをほんの少しばかり期待しながら。
■魔王レヴィアタン > 暫く楽しそうに見物していたが、やがて飽きたのか視線を外す。
残念そうに頭を掻き、未だ戦いの続く眼下を一瞥した。
「――期待外れ、か」
それだけを言い残すと片手指をぱちん、と鳴らす。
すると魔王の姿は、一瞬のうちにその場から消え去った――
ご案内:「タナール砦」から魔王レヴィアタンさんが去りました。