2016/07/28 のログ
ご案内:「タナール砦」にアリュースさんが現れました。
■アリュース > 本日は魔族側に堕ちたタナール砦。
普段なら閑散としている地下牢であったが、本日は大量の人間によって埋め尽くされている。
男性、女性、負傷者、健常者…、先の戦闘で捕らえられたものを、片っ端から放り込んでいる。
囚人達には生気が感じられず、皆頭を垂れ、地面を見つめているだけだ。
その地下牢の隣では、醜悪な儀式が行われようとしていた。
部屋の内壁はおぞましい肉のような、有機的な物質で覆われている。
天井から垂れ下がっている繭のような物質の中身は、ぼんやりと人影が見える…。
魔族側のプロジェクトの一環で、捕虜を魔族として生まれ変わらせ、戦力に転用する実験をしていた。
一魔族であるアリュースも、その実験に参加しているのだ。
「うふふふ…」
恍惚の表情で、天井からぶら下がっている繭たちを眺めるアリュース。
変化や変身などといった言葉を好むアリュースにとって、これらの装置はとても魅力的だった。
ご案内:「タナール砦」からアリュースさんが去りました。