2016/07/22 のログ
エアーティ > 今は魔族の手に堕ちてしまったタナール砦だが、
人間による奪還戦が進行していた。


魔族側の激しい抵抗を受けつつも、砦が見える距離まで進攻した人間軍。魔族側の矢や魔法が降り注ぎ、度重なる戦闘により、徐々に消耗されていってしまう。
そんな中、狂戦士エアーティは最前線で大槌を振るい、魔族達をなぎ倒して行く。

「どけえぇえっ!!」

身体のあちこちに矢が刺さり、魔法による火傷ももらっているが、エアーティは怯まずに前進し続ける。
強靭な肉体から繰り出される大鎚の一撃は、敵の肉体を文字通り砕いてしまう。

「オラオラァッ!! 喰らえエサ共ォォォッ!!」

時折素手で魔族の鎧を砕いては、魔族からエネルギーを「補給」する。
狂気の笑みを浮かべながら、エアーティは魔族達を屠っていく…

エアーティ > 人間達が戦場を進んでいけば行くほど、戦火は更に激しくなっていく。
両軍共の大量の犠牲を出しつつも、砦を奪還すべく進軍していく。
常に最前線にいるエアーティだが、ここでアクシデントが起こった。

「!? ちぃぃ…!!」

エアーティが振るった大鎚が、魔族の鎧を砕くと同時に根元からへし折れたのだ。
元から戦場で拾った武器であり、手入れも禄にしていなかったのもあり、エアーティの化け物のような膂力に耐え切れず折れてしまったのだ。

「がぁああぁっ!! しゃらくせえっ!!」

エアーティは武器を捨てると、拳を振りぬき、素手で魔族の鎧を貫いていく。
彼女自身の拳にもダメージがあるが、そんなことはもはや気になる事ではない。
素手で敵を引き裂くその戦いぶりは凶暴な獣そのものであり、
より良質なエサを求め、戦場を駆け回っていく…

エアーティ > エアーティは両腕を血で染め、猛り、狂ったように嘲笑いながら魔族達を蹂躙していく。

…やがて人間達が砦を奪還すると、凶獣はいつのまにか姿を消してしまっていた…

ご案内:「タナール砦」からエアーティさんが去りました。