2016/05/09 のログ
ご案内:「タナール砦」にヘクター さんが現れました。
■ヘクター > 捉えていた女はどこへやったのか。身軽になった状態で男が戻ってくる。 途中で相対する兵に出くわすと、触手で捉え、首を折ってから無造作に投げ捨てる。 どうやら好みのタイプではないようで。
「ひひひひ、こんな所で可愛らしい兎さんがいるではないか。」
剣を手にした兎の姿は戦場にあっては異質であり、自然と目に付く。 敵か味方かを確かめようと数歩足を動かした所で味方であろうと察しが付く。
己よりも豊富であろう強力な魔力を感じたからだ。
「ひひひひ、君も人間狩りかね。 どうだね、今宵の人間たちは。」
兎の格好をした少女の数歩後ろより、狂気じみた声がかけられる。
■セラ > 前線を追いかけて、砦に近づくにつれ転がる骸は人間の比率が多くなり、無言で戦の趨勢を語る。
生きのいい捕虜でも捕まえることができれば、牧場送りなり奴隷として売って金に換えるなりするのだがと、砦そのものが戦闘領域になったのを眺めながら、確保できる得物がいなくなっても困ると頃合いを見計らいながら足を進めていたところで、背後からの声に足を止めて振り返り。
「おや、ご同輩か。召喚された時の格好がこれだったからな。英雄とか勇者とか、そんな感じの突出した輩はいなさそうだ。数は多かったが、今回はこちらの勝ちで終わりそうだな」
統率されて動いている兵士ではないなと、一瞥して結論し。自分と同様に、個人単位で動いているのだろうと見当をつけると、たいした獲物はいなかったと肩をすくめる。
■ヘクター > 「君のような強い魔族を召喚できるとは余程の実力者か幸運の持ち主だな。」
驚いた。 どうみても召喚で呼ばれるような魔族には思えなかったから。 この少女を呼び寄せた術者は何者だろうかと思うと僅かにだが畏怖の表情が浮かぶ。
「くくく、わしの方は可愛らしい女を二人捕まえてな。 力は大したことはないが、奴隷として飼うことに決めたよ。」
口角を伸ばし、醜悪な笑みを浮かべる。
先程までの蹂躙行為を思い出したことで興奮したのか。
男のモノがローブの中でムクムクと大きく成りだしていた。
「わしはヘクター。 名を聴いてもよろしいかな。」
戦闘自体は終局に向かいつつある。 後は他の味方に任せても問題はないだろうと判断した男は少女へと興味を示しだした。
■セラ > 「運とか実力というよりは、コネだな。知っている者からの召喚だから、急ぎ応えたが……」
おかげで、首狩り兎の真似をする破目になったと戦場には場違いな自分の格好に溜息をつく。
「ほほう? 姫騎士の類かな。その様子では、労働力としての奴隷ではなさそうだが」
何処を基準に力が無いと言っているのかはともかく、戦場に出てくる程度には実力があったはずの者をふたりも捕らえて奴隷にすると。やはり、単独行動をするだけあってなかなかの実力者と評価しつつ、相手の醸し出す雰囲気に主な用途は性処理用かとあたりをつける。
「うむ、わたしの名はセラだ」
砦の様子を気にするように一瞥してから、捕虜を取るのが目的で来たわけで無しと目の前の相手へと意識を向け。胸を張って、自分の名を答え。
■ヘクター > 「なるほど、魔族の世界でもコネクションは大切だからな。」
己の顎を摩りながらバニーさんの豊かな胸を眺めている。
「察しがいいな。 所詮人間など我々にとっては玩具にすぎんからな。 初めの方こそよくよく抵抗していたが、ちょっと魔力を吸い取ってやると直ぐに泣いて命乞いをしよったわ。」
そう言って男は得意げに触手を出した。 男の周囲を取り囲むように数本の触手が這いまわり、淫らな瘴気を放ち始める。
「セラだと? これは僥倖。 随分と大物に出会えたものだ。」
名を聴いた瞬間、目の前の相手が相当の大物であることを再認識。 魔王との遭遇は初めてだった為、男は喜色ばむ。
■セラ > 「普通に召喚するのであれば、相応に対価を求めたりするが。いわば、アレだ。お友達価格というやつだな」
完全に情を排して対応するほど、無味乾燥な潤いのない性格ではないのでなと相手の言葉にうむうむと頷き。相手の視線が、自分の胸に集中しているのに気づいて煩悩に正直なヤツめと少しは隠せと思いながら、気づいてないふりで眺めるに任せ。
「弄んで楽しむもよし。比喩的にも直接的にも食べるもよし。労働力としても使えるしと、人間は使い道が多くてよい。
戦場に出てくる程度には覚悟を決めていたのだろう? 本当に、ちょっと魔力を吸っただけなのか」
それだけで、心が折れて命乞いをするのだろうかと首を捻り。這いまわる触手とそれらが放つ瘴気に、普通に吸っていないだろう。エロい吸い方をしたのだろうと、じとっとしたまなざしを向け。
「ふふ……。そうか、わたしを知っているか」
誰それ? 的に対応されるよりも、名を知っているぞという対応をされて嬉しかったのか、腰に手を当て自慢げに胸を張りながら、うむうむと何度となく頷き。
■ヘクター > 「お友達価格! そんなもので呼べるのか。 心底羨ましくなってきたわ。」
うひひと笑いながら、胸をじっと見つめている。
「やはり、その恰好は胸の大きな女に限るのう。 カジノにでも務めているのかね。」
もしそうだとしたら明日にでも通い始めるだろう。 幸いにして金には不自由していない。
「わしは少々甘い所があってな。 可愛い人間はとてもとても殺せんのじゃよ。 ちょっとに決まっておろう。 とはいえ、しばらくはまともに身体を動かすこともできんがな。 ひひひ、ひひひひひひひ。」
全身を震わせ、騒音渦巻く戦場でも一際目立つ笑い声。
少女の眼差しを感じると、触手の先を向けて。
「君も味わってみるかね? 相当な快楽を味わえるそうだ。」
触手の先がウネウネと蠢き、ネバついた液体が床へと零れ落ちる。
「セラ君の名を知らぬ魔族などおるまい。 誰しもがお近づきになりたがっているぞ。 むろん、このわしもだが。 うひひひひひ。」
両手を広げ、指を動かしながらゲラゲラ笑っている。
恐らく、お近づきの意味が他の者とは違うだろう。
■セラ > 「顔見知り程度では、さすがにそんなサービスはしないぞ?」
お友達価格は、お友達だからこそ。相応に関係が深くもない相手に、そんなサービスをする気も予定もないから特別サービスだとつけ加え。
「いや、商品(奴隷)の取引で値引きする代わりに、スタッフしろと……」
普通の兎さんはこんな物しておらぬよと、首輪を指し示し。エロい視線が集中する職場だと、肩を落としてぼやきをこぼす。それでも、断らなかったあたりそれなりにこの格好が気に入っているらしい。他にも現場でのノウハウの取得狙いもあるが。
しかし、やはり男はこれがいいのかと、相手の台詞に胸元を寄せてあげて谷間を強調して、反応を窺ってみたりし。
「いや、それはちょっとではないだろう」
しばらく体をまともに動かせないとなると、ちょっとどころでなくたっぷりと吸っているだろうと呆れたように首を振り、ツッコミを入れる。
殺さないのだって、殺すよりもそっちの方が面白いからであって甘いとか優しいとかじゃないだろうと、向けるまなざしの温度は低く。
「ん……。興味があるかないかで言えば、興味があるな」
言われて、蠢く触手に目を向け。脳裏でそれらに絡まれる自分を思い描いてみれば、興奮をそそられるものがあり。自信家だなと思いながらも、拒絶の色は見せず。
「うむ、そこまで名が知れているか。ただ、お主の場合……微妙に、お近づきの意味合いが違わないか?」
ゲラゲラと笑う姿に、テンションが高いなと若干引いた様子を垣間見せ。それは、普通に仲良くしましょうという意味合いでのお近づきなのかと、疑惑を抱いて首を捻る。
■ヘクター > 「そうじゃろう、そうじゃろう。 わしもどうにか恩を売ってみせねばならんな。」
至極最もだとばかりに首を縦に振る。
「セラ君も商いをしているのかね。 あれは面白いな、わしもちょくちょく人間の街に入っては色々売り買いしておるわ。」
首にあるゴツイ装飾を示されると、興味深そうにまじまじと眺めている。
少女の胸が左右から寄せられ、谷間がより目立つと口元から涎がだらだらと零れ出る。
「ほう、ならば一度口づけてみてはどうかね? わしもセラ君クラスの相手に試したことは未だなくてな。 何せ君らは気まぐれでわしのような弱い魔族を殺してしまうからのう。 ぐふふふふふ。」
拒む様子がない少女の胸元へ、粘着質の液体を漂わせた触手が一本伸びてゆく。 ここに来るまで人間の女の口の中に入っていたそれは少女の胸に触れながら口元へ近づいてゆく。
「なに、お互いの距離を縮めるには裸での付き合いが一番だからな。 それに、セラ君の魔力を少しでも味わえるとなればわしの力もより強くなるしのう。 いひ、いひひひひ。」
少女が若干引いているのにも気づかないほど、気分が高揚している男。 大きな一物がローブ越しでもシルエットが出る程にピンと張り出している。
■セラ > 「売るのは構わぬが、押し売りすると逆効果だからな?」
この妙にテンションの高い相手は、はたして常識的に行動するのだろうか。そんな疑問が脳裏をよぎれば、念を押すように確認の言葉を投げかけ。
「地元で人間牧場をやってる兼ね合いで、主に奴隷を取引しているな。黒字経営を心掛けてはいるが、趣味に近いな」
生活がかかっているわけでなし。黒字を出すのに必死になる必要が無いので、本気で商売しているのとはまた違うが。あれこれと駆け引きしつつ取引するのは、確かにある種の面白さがあるなと同意するように頷き。
ちょっと胸の谷間を強調して見せただけで、だらだらと涎を垂らして見せる様子に「うわぁ……」と腰が引けて、今度は胸元を隠し。
「魔族も格が上がると、普通に殺しても死なない手合いが多いからな。だからじゃないのか?」
触手の出す粘液というと、媚薬効果がお約束なのだが。これはどうなのだろうかと、好奇心も手伝って言われるがままに口元に近づいてきた触手へと唇を寄せて口づけをし、味を見るように舌を這わしてちろりと舐めあげる。
「お主ほど、下心を隠そうとしないのも珍しいな」
本音がダダ漏れじゃないかと、頭痛でも覚えたかのように顔をしかめ。視線をついと、下げると自己主張が激しすぎるソコに、どれだけ興奮しているのだと溜息をつく。催淫系の能力を仕掛けた覚えもないのにコレだとは、素で理性が怪しいなとしか思えず。変態だなぁ、との感想が心に浮かぶ。
■ヘクター > 「そうであるな、否が応でも買わざるを得ない時に売り付けないと意味がない。 セラ君は本当に聡明だ。」
歯をむき出しにし、にひにひと笑いながら頷いている。
「人間をわざわざ育てているのかね。 それはまた手の込んだことをするものだ。」
牧場化は考えたことはあるが、面倒そうで実際に取り組んだことはなかった。 なので、実践者を前にし興味津々。 瞳に光が灯る。 胸を隠されると、流石に色々と察したのか視線を小柄な顔へと向ける。
「だからといって簡単に殺してはいかんな。 もっと命の大切さを知るべきだ。」
戦場の真っただ中で、先ほどまで殺して回っていたことはもう頭から抜けているのか。 眉間にシワを作り咎める。
少女の舌が触手へと触れると、歓喜のあまりドロリと体液の塊が滴り落ち、胸元を汚すだろう。 触手に触れた唇と舌には魅了作用の魔力が注ぎ込まれてゆく。 人間であれば親の仇でも理性を失い発情する程の魔力量であるが、魔王相手にどの程度の効果があるかはわからない。
「いひひひひひ。 セラ君の魅力でわしの身体は興奮しっぱなしじゃ。 隠そうにも隠しきれんのじゃ。」
欲望の塊に少女の視線が注ぎ込まれると、誇る様にビクビクと意思を持った生き物のように起立を繰り返す。
蔑んだ感情をもったであろうことを空気で察するも露とも恥じる様子はない。
■セラ > 「それは、脅迫と言わないか?」
確かにそういう状況で売りつければ、高値をつけられるだろうが。恨みも買いそうだと、間違ってはいないが、何かが違うと言葉にできぬもやっとした気分に眉をひそめ。
「繁殖に人間の牝を必要とする魔族もいるし、触手などの苗床用にも使える。乳や精を搾る事もできるしと、意外と需要はあるのでな」
家畜として人間を飼い、牧場を運営するというのは人間に対する悪意混じりの趣味という面もあるが、それなりに実用が伴っている。その実用の面を言葉として説明し。
「我々が命の大切さを説いても、意味が無かろう。同胞を大切にしろというのはわかるが」
殺しも犯しもしているのに、そういう道徳を説いても説得力がないだろうにとやれやれとばかりに首を振り。
「ん……。なかなかに、強力じゃないか」
どろりと胸元を汚す粘液を、ローションのように塗り拡げてみせながらそんな風にコメントを口にする。その顔は、うっすらと朱を差していて興奮しているのが見て取れるが、理性を失うほどではない模様。塗り拡げられながら、胸の谷間を滴り落ちた粘液はバニースーツを濡らし、ぴたりと肌にはりつかせ。
「……そこで、少しは隠せば可愛げがあるものを」
隠さず、見せつけるようにするから変態なのだと半眼で相手の股間を睨み据え。ついと、指さすように股間を指させば、魔力弾を発射。直撃しても、普通の人間が普通に殴った程度の打撃のツッコミ用。
■ヘクター > 「魔王クラスの相手に普通の商売では意味がなかろう? 無数に群がる競争相手を出し抜いて、わしを買ってもらわねばならんのだからな。」
通常の道徳や常識と言ったものを何一つ持たない狂人。 少女が眉の角度を変えたのを目にしても笑い続けている。
「なるほどなるほど、わしもそろそろ数が揃い始めたことだし、少し考えてみるか。」
己よりも大量の奴隷を所有しているであろう少女の言葉を一つ一つ噛み締めるように聴いている。
「それだ、同胞を大切にすることだな。 君らは力が強すぎることをもっと自覚するべきだ。」
「君からそのような言葉が聴けるとは光栄だ。 実に光栄だ。 興味深い姿も見れたことだしな。」
己の体液を塗りたくる少女の姿に、男は魅了の魔法でもかかったかのようにずっと見つめている。 胸から腹へと体液を塗り付けてから触手を手元へ引き寄せて。
「ぐおおおお、同胞を大切にしろと言ったばかりではないか。」
膨張しきっていた一物に打撃が加わると、一瞬だが悶絶する。
しかし、それでも萎えることなく大きいままの男根。
「さて、こちらはそろそろ終わりのようだな。 分け前の取り分を決めねばならんので残念だがこれで失礼するよ。」
気付けば、既に勝鬨を上げ始めていた。
報酬の交渉をするべく、男は総大将を探しに歩いていった。
■セラ > 「競争相手を出し抜けるほどに、競争力のある商品を用意するか。さもなくば、別の要素で売り込みをかけるかだろうな」
恨みを買えば、力尽くで取引を踏み倒されたり、別の所で報復されたりであまりよろしくない結果に至りそうなのだが。ま、恨みを買ってもどうにかされるのは自分ではないかと、心配するのも馬鹿らしくなって溜息をつき。
「数が揃っているのなら、ローテーションで回して壊さずに使える。規模の効果というのが活きてくるぞ」
数が増えると、面倒を見る手間が増えるが、その分だけメリットもあるとコメントをひとつ。
「人間じゃあるまいし、ぷちっと潰れておしまいなわけがないだろう。ゴブリンクラスならば、気を使う必要があるだろうが……
まあ、抵抗しているわけでもないからな。どちらかというと、期待して受け入れている」
この粘液の効果はどんなものかと、気にして味わおうとしているのと嫌がり抵抗しているのではまた違うだろうと、小さく笑い。粘液に濡れる姿を見つめる視線に、ちょっとばかり興奮しつつも平静を装い。
「いや、変態に制裁をしただけだ。同胞は大切にしているぞ」
さすがに、場所が場所だけにこの程度でも効いたかと思ったものの。衰えぬ姿に、諦めたように息を吐き。
「うん? ああ、確かに。わたしも、拾い物があるか探してみるか。それでは、縁があればまたな」
立ち去る姿に軽く手を振り、見送れば。自分も逃げ遅れて隠れている姫騎士とか拾えないかと、砦の方へと姿を消し。
ご案内:「タナール砦」からヘクター さんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からセラさんが去りました。