2016/03/23 のログ
ご案内:「タナール砦」にエアーティさんが現れました。
エアーティ > 所有者が目まぐるしく変わるタナール砦。

今日も今日とて、いつものように砦の所有権を巡る争いがあり、人間側が何度目かの勝利を得た。
戦利品を街で酒や食べ物に換え、戦士達は一時の勝利に酔いしれる…。

夜…地下牢にて。
エアーティは、一人地下牢を訪れていた…。

「さて、誰か捕まってるといいんだが…」

目的は捕虜の魔族のようで。
たいまつの灯りを頼りに、地下への階段を下りていく…

ご案内:「タナール砦」にヘンリエッタさんが現れました。
ヘンリエッタ > 彼女が降りていく地下の先、牢獄には掴まった魔族達が手錠をかけられ、鎖で壁と繋がれている。
殺し合いなのだから当然だが、大体は大怪我を負い、虫の息といった魔族もいた。
カンテラを片手に牢獄の中で、そんな魔族達の手当に辺り、血糊をタオルで拭い、傷口に軟膏状の薬を塗りこんでいく。
内蔵をやられた魔族が誰もいなかったのは幸いで、ほっと一安心しながら、嫌な方向に曲がった足へ添え木をあてて、動かぬように固定を施す。

「…これで、多分大丈夫…です。痛み止め、飲み薬なので…お口、開けてもらえますか?」

人間のくせに魔族に何でこんなに手厚く看護するのかと、訝しむ言葉に苦笑いを浮かべつつも、薬を飲ませていく。
空になった瓶に蓋をすると、困った様に焦げ茶の前髪に隠れた瞳が微笑む。

「痛いの、嫌じゃないですか…」

それだけと呟く合間も、傷の手当に気を取られていて来客に気づかずにいた。
彼女の後ろにある牢獄の扉は開かれており、他の牢からも痛みと苦しみに呻き声のようなものさえ聞こえるだろう。