2015/11/19 のログ
マーラ・パーピーヤス > 「…あ、あぅ…」

やっぱり気付いてた、図星をつかれ、言葉に詰まる。
本当はそこから更に残った1人の魂を喰らおうとしていたのだが、そこまでは出来なかったのだし気付いてないだろう。

「あ…え、あの…い、いいえ、どういたしまして、なのです」

思わぬ謝罪を受け、逆に戸惑うように両手をぱたぱたっと振ってしまう。
さっきの男性とは違い怖そうではないのかもしれない、そう思うかちょっと安心した様子だ。

「ご、ごみ掃除…なのです?
あ、あの、ご一緒してたんではないのですか?」

確かに一緒に来ていた気がしてたし、話もしていた。
なのにこの言い草である、不思議に思うのは当然かもしれない。
かくん?と小首を傾げ、笑顔には、にへらっと笑顔で返す…ちょっと不慣れな感じかもしれない。

ちなみに指定は物欲にしていた、それが今はないと思われる少女にとっては確かに満たされようのない欲望だっただろう。
欲望の指定を物欲にしたのは正解だったかもしれない。

カレリア > 「えぇ、ありがとうございます♪」

微笑み、どうするか考える
目の前の少女は一見ただの可愛らしい少女だが…ほぼ確かに藪蛇だ

「えぇ、あんなごみ共が消えるのは早いか遅いかの違いですわ。
こちらの指示一つ守れない道具に用はありません♪」

二コリと自然な笑みを浮かべる、目を見ればそれが本気の言葉だと分かるかもしれない

「所で、お名前と種族名を聞いてもよろしいですか?
私はカレリア、人間の冒険者ですわ♪」

自己紹介し首をかしげる
警戒の色は薄れ今は好奇心の方が大きいらしい

マーラ・パーピーヤス > 「あわ、わ…そ、そうなのですか…」

相手の笑顔でさらっと酷い発言、笑顔がちょっと引きつった。
誰をも下に置いた事のない少女にとっては、何とも言えない内容だったからだ。

「あ、え、えとその…マ、マーラです…まお…あ、いえ、魔族なのです…よ?」

自己紹介にこくこくと頷く。
口を開けば同じように自己紹介を…と思うも、名前を言って、種族を…そこでやっとはた、と気付いた。
相手は人間、魔王なんて言ってしまっていいのだろうか、と。
もう名前は言ってしまった、せめて種族だけをと思い言い直すも…明らかに怪しさ満点な言い誤魔化し方だった。

カレリア > 「マーラさん……何か言いかけたようですが、魔族と言う事にしておきますわ。よろしくお願いします♪」

まお…とまで言われれば気付く
そうは見えないが恐らく相手は魔王、正直自分の生存が危ぶまれてきた

「ではマーラさん、私はここの塔に何か残っていないかと探しに来ただけですので失礼いたします…
お騒がせして申し訳ありませんでしたわ」

ぺこりと頭を下げ背を向ける
収穫なしは痛手だが魔王相手に挑発行為とも取れる行動をとって生きているのだから運がいい。

マーラ・パーピーヤス > 「は、はいなのです。
カレリア様、その、よろしくなのですよ」

どうやら誤魔化せたようだ…誤魔化せてないけど、そう思えば胸を撫で下ろす。
少女の存在を知っている者ならばそう恐れるものでもないもの。
だが知らない者にとってみれば、やはり魔王は恐れるものである。
正直、相手を怖がらせるのは…この少女は好んではいなかった。

「あ、えと、分かりましたなのです。
その、私も戻らないとなのですので、戻るとするのですよ。
い、いえいえ、私こそ…その、色々と気を使わせてしまって…なのです」

もそもそとやっと立ち上がり、同じようにぺこんと頭を下げた。
立ち去っていく相手にぱたぱた手を振って見送って、見えなくなれば自分はやっと魔族の国へと向かうだろうか。

ご案内:「タナール砦」からカレリアさんが去りました。
ご案内:「タナール砦」からマーラ・パーピーヤスさんが去りました。