2015/10/29 のログ
ご案内:「タナール砦」にクロイツさんが現れました。
■クロイツ > 定期的に人間側、魔族側と主が変わるタナール砦
その攻防戦を少し離れた所で眺める少年の姿
現在は人間が主の砦を魔族が攻めている光景をおもしろげに眺めて
「しばらくこういう場に来なかったけど城攻めも変わったもんだね」
かつて魔王だったころには見なかった戦術や武器が扱われる様子を楽し気な笑みを浮かべ驚いた声をあげたりして眺めて
ご案内:「タナール砦」にオルヴァさんが現れました。
■オルヴァ > 攻める魔族部隊の右翼側の森で影が動く。
ヒューーゥと笛の音が鳴ると同時に騎馬隊が突っ込む。
――ジャーンジャーン、奇襲だ。
「突撃、敵の腹を食い千切れ!。
各隊、後退は認められない、頭まで直進する!。」
突然、横っ腹を突かれた魔族軍は混乱している。
城門を守る兵も援軍により攻勢に転じだす。
輝く金髪の騎士がまっすぐ魔族の指揮部隊に向かって
血の川を築く。
このまま傍観していれば戦は殲滅戦に移るだろう
■クロイツ > このまま今回は魔族が奪還して終わってしまうのかと興味を無くしたように背を向けかけ。
聞こえた笛の音と現れた騎馬隊の奇襲により混乱が始まった魔族軍を見ればケラケラと笑い出し
「あはは、勝ったつもりでやってるから大変な事になってるね。
これは少しテコ入れをしないと駄目かな」
奇襲により戦線を乱されさらには砦を守る兵まで攻勢に移るのを見れば流石に腰を上げ
「とりあえずは一個ぐらいかな…
アンデット召喚、スケルトンソルジャー
増援をすりつぶせ」
簡単な略式詠唱と共に少年を中心に巨大な魔方陣が広がったと思えば地面から剣と盾て武装したスケルトンが這い出し。
命令と共に魔族軍の横っ腹に突っ込んだ騎兵隊に向け襲い掛かっていくだろう
■オルヴァ > 「これは……――ふっ。魔物?。
各隊、食いつかれれば応戦し打撃部隊を守れ。
突撃の手をゆるめるな!」
金髪の騎士は障害に驚く事無く、斬って捨てる、貫き殺す。
突然あらわれたスケルトンの群れに対応、一部の部隊が別れ応戦。犠牲に一考の余地もなく突き進む
「我等を殺せるものがあるか!貫け―――っ!。
ふははっ、ははははは――っ」
笑っている、犠牲がでているにもかかわらず笑っている
自分の部隊が、敵兵が死ぬが楽しいのだ。
指揮部隊が見えてきた。
■クロイツ > 「うわー、そうくるんだ」
スケルトンを乱入させれば足が乱れるかと思えば少数撃破の危険も顧みずに部隊を分ける大胆さに拍手喝采と手を叩いて楽し気に笑う。
「俺もそうだけどさ。相手の指揮官も兵を駒としか見てないね。
なら次はどうするかな?
アンデット召喚……スケルトンゾンビ。
喰い荒らせ!」
こちらというか自分の兵は死者がいればいるほど用意できるアンデット。
別に魔族軍を巻き込んでもいいやと今度は大物、多数の人骨や魔族の骨で作られたドラゴンを複数召喚すれ人間、魔族、アンデットが入り乱せる戦場に向けただ無差別に暴れる命令を出して送り出す)
■オルヴァ > またしても突如現れる骸骨。しかも今度は竜種である。
眼光を見開き戦場を見る、……――見つけた。
「しかし、位置が遠い。こちらの剣が潰れるのか、届くのか
……時間との勝負になりそうですね。いやはや、なかなかどう
して戦場は面白い。
竜種が迫れば私が当たる、打撃部隊は私に構わず突っ込め!
――はあっ。」
乱戦の様を作り出すアンデットを好機と捉え打撃部隊に号令をだす。
金髪の騎士は一人、乱戦を突っ切りながら骨ドラゴンへ。
魔族指揮部隊は騎馬隊と激戦に突入する。
■クロイツ > 「無茶苦茶な割に感はいいんだ」
どう出るかと見ていればこちらを見つけたのか真っ直ぐに向かってくる金髪の騎士率いる一団。
直接的な戦闘力では強いとは言えないだけに身の安全を図ろうと立ち上がり。
「人間の力。今はどうか見ものだね」
騎兵隊と魔族軍がぶつかり、金髪の騎士へは呼び出したドラゴンの一匹が向かう
ドラゴンは命令通りに近づいてきた騎士を始末するべくその牙にて騎士に襲い掛かる
■オルヴァ > 「おおォ、おおァーーーー!」
馬から飛び降り、ドラゴンの牙とオルヴァの剣がぶつかる。
顎ごと打ち上げ、進み、斬る。休みなく斬る。
止まれば死ぬのだと言わんばかりに。
「明言する。
―私は自己存在の音で意志の処理を封印する。」
イィンと異音がする、オルヴァの剣が魔を喰らう。
周囲の魔力が解れていっている様だ。
「くははっはははは――っ。」
狂っている。笑いながら斬り続ける。
■クロイツ > 騎士を喰らおうとドラゴンの牙はその剣により防がれ
絶え間ない斬撃に砕けた骨を散らせその構成を崩していく
やるもんだとその光景を目に次のアンデットの召喚準備を行うが…
「へー…随分と面白い人間だね」
騎士が何かを口にしたのが見えればそこを中心にアンデットを存在させていた魔力が解かれ崩れ去る姿。
かつて見た事がない事をする騎士を
狂ったように今だに形を維持するそれを切り続ける姿を見て
■オルヴァ > ドラゴンを切り倒す。
オルヴァはちらりとソレを召喚していたと思わしき赤髪の
魔族をみる。竜を殺した彼は温和そうな優男にしかみえないだろう。
魔族指揮部隊がドラゴンと守備隊と打撃部隊によって壊走。
魔族の軍は撤退をはじめる。
いまだ戦場を混沌とさせるアンデットによって追撃は出来ない様だ。
「私はオルヴァ。
オルヴァンデール・フィルムレア・フォンローク。
貴方は?」
竜を殺し声をかける、まるで勇者と魔王の御伽噺の様に。
■クロイツ > 手を抜いたとはいえスケルトンドラゴンを単騎で倒した騎士の勇士を拍手喝采で出迎える顔には温和な笑みが浮かべ。
どうやら魔族側の攻勢失敗で撤退していく様子を一目だけ見ればすぐに興味を無くしてしまう。
「オルヴァ君っていうんだ。
あれを倒すなんてすごいね。人間って本当に捨てたものじゃないね。
俺?今はクロイツってな乗ってるよ」
いつ斬りかかられるかわからない状況でも全く警戒をした様子を見せずに手を揺らして名乗り返し。
その姿は先ほどアンデットを召喚していた人物とは思えない能天気さを見せる
■オルヴァ > 「クロイツ…、いえ無様なものですよ私の様な者は。
人間という生き物としては劣っている、壊すことしかできない落伍者もいいところです」
肩を竦め、険しい表情でクロイツを見やる。
ああ、なるほど。人間のもっとも優れた技は集団戦にある。
褒めるべきは、挫けず耐えた守備隊と一緒に連れ立った騎馬隊だろうと。
「敵意がないなら、アレを回収して欲しいのですがね。
私も向かわねばならないのですが」
そうアンデットを指差す。
■クロイツ > 「そうでもないよ。ああやって立派に指揮をやってたしね?
別に壊すでもいいと思うよ」
険しい顔でこちらを見る騎士を笑顔で見返し
あの見事だった騎兵隊での集団戦闘を褒めるように手を叩く
「敵意?
あー…うん、いいよ。そういうのも特にないしね」
あのままでは詰まらないと呼んだだけのもの
勝敗が見えてしまえば確かに邪魔でしかないと頷けば指を一度鳴らす。
そうすれば嘘のようにアンデットの軍勢は崩れ消え去り…
「これでいいかな?」
■オルヴァ > 「指揮官が離脱し単騎で駆けたところでなんになるのです?
まあ、指揮官不在でもどうにかなる様に鍛えましたが」
アンデットの軍勢を一瞬で消した技をみて
ああ、やはりと呟く。
「単体での強さ、隔絶した強さを個性でかたづける魔族にはわからないでしょう。
寿命の方も長いようですしね。」
手信号で隊をまとめ、距離をとって待機させる。
首をふり、笑う。
「もっとも、あまり気にしてはないんですけどね。
クロイツ、貴方が言う通り私にしか出来ないこともある。
さて、どうしますか。立場上、交戦しなければなりませんが……」