2022/11/27 のログ
ご案内:「無名遺跡」にタムリンさんが現れました。
タムリン > 幾つの階層を貫通していることになるのか、深い竪穴がある。
壁面には転々と穴が開いていて、それは窓のようなサイズもあれば、お屋敷の扉と肩を並べるサイズのものもあった──

タムリン > 竪穴の壁面を、少年は歩いている。
見た通り《壁歩き》と呼ばれる魔法を自分にかけていた。
体重が軽ければ軽いほど制御の難易度と必要な魔力エネルギーが減るこの魔法は、少年にとって使い勝手がよい魔法と言えるだろう。
この竪穴は何なのか、真相に近づくためには穴のひとつに飛び込んでみるしかあるまい。
と、そう考えた少年は周囲を見回し…

タムリン > 自分の感覚では真下にあいた穴、に向かって飛び降りる。
同時に、《壁歩き》を解除。そのまま体がくるんと回転し、穴の中の道に軽い音を立てて着地。
見た感じ、人工的な通路だ。先へ先へ進んで行くと、周囲の風景がまるで神殿の内部のような荘厳さを帯びてくる。
さすがに手入れはされておらず、神殿と言っても廃神殿だが。
さらに進むと、小さな広間に出る。何かの儀式にでも使っていたのだろうか?

タムリン > ざっと見てみるが、今も頻繁に使われている様子はない。
もちろん、財宝の類が見付かることもなかった。
壁や柱に彫られれている模様は、学者や魔法使いの同業と一緒だったら興味をひいたかもしれないが…
少年にとってはただの模様でしかない。
丁度いいタイミング、ということで少年は(さっぱり用途不明な)台座の上に腰掛け、水袋と保存食を取り出す。