2021/09/15 のログ
ご案内:「無名遺跡」にグライドさんが現れました。
■グライド > (戦場へと出ずっぱりであった、此処最近
久方ぶりに王都へ戻り、戦場から離れ、骨休めと言う名の酒場周りをしていた折
たまたま、同席して居た男から依頼された、物品の捜索
一寸した曰くつきのアイテムだが、男であれば問題無い、との事であり
己もまた、酒の席だった事も在り、偶々気が向いて、其れを受けて遣るに至った訳だが
――後々になって、今一度良く考えて見れば
いや、話を受けた其の時も、全く思わなかった訳では無いが
随分と、妙な話でも在るな、とは。)
「――――回収出来たら、其の状態は問わねぇ、か。
金払いが誠実だったから、受けてやったがよう。」
(――とある魔道具の素材として使うが、あくまで原材料として使用する為
最悪、壊れていても特に問題は無い、と言うのだ
遺跡の探索によって生じる諸々の危険を覗けば、依頼其の物の難易度は低い
故に――低いからこそ、思う所も在る。
何故、ギルドに持ち込まず、態々己に直接依頼したのか。
そして、何故指定された場所が、既に冒険者や傭兵も多く這入り込んで居る、この遺跡だったのか。
まるで――他の何者かと、遭遇する事を前提としている様な。
依頼して居るのは貴方にだけです、なぞと言ってはいたが
或いはそのあたりに、何らかの裏事情が存在するのかも知れぬ。)
「――――……まぁ、話を聞く限り碌なもんじゃねぇのは確かだから、受けたがよう
……これが、ねぇ?」
(やれやれ、と、小さく溜息を零しながら遺跡の奥地にて、翳した物
女物の、控えめに装飾のあしらわれた腕輪。 ――其れが曰く付きの物品、其の物だった)。