2021/08/08 のログ
ムメイ > ぼやく様子に思った事は、なんていうか慣れてるな、だった。
普通もっと落ち着かないはずだが、まぁパニックを起こされるよりかは遥かにマシだった。

「そいつは、運に恵まれなかったな……ま、冒険者なんてのはそんなもんだ
 俺も冒険者の護衛もやったりしてたが、もし後日逢えたら愚痴でも言ってやれ」

つっても自己責任の部分だけどなぁ、などとぼやく。
そうして見限る事はせず、相手の名前を聞けば頷き

「ティアフェルな、宜しく。 神――っつか、まぁそれとは真逆なんだが俺」

魔王である、一応魔王である。
それもよりにもよって不死系の魔王である。
まぁ、上機嫌なら良いかと思いつつ相手の言葉を聞けばそうかい、と頷いて

「おう、随分前にちっとばかし深層で腕試ししてて死んでたもんでな。
 なら――別に見せても構いやしねえか、どうせ珍しくも無ぇだろうし」

そう言いながら掴まれている方とは逆の手を軽く振るうと、青白い光が掴まれている。
俗に亡霊などと言うものが形を得る前に現れるそれを掴むとふんふん、と頷く

言うまでもなく、人間どころか普通の魔族でもこんな真似を出来るものはいない。
いるとすればリッチやらレイスやら、そういった代物である。
……尤も、平然とそれを見せている辺り起きたばかりで気付いていないようで

「今ちっと聞いたら、もうしばらくあっち側に歩くってよ
 ――って、あー……」

亡霊から情報を得て、大体どの辺りか把握……したのだが。
寝惚けていた部分が漸く頭を動かした。

思いっきり、普通の人間が出来ない事を見せてしまった。
それに気づくと頭を掻いて

「……なぁ、道案内する代わりに今見たの黙っててくんね?」

やっちまった、と言う表情で頼み込んだ。 諍いを起こす気も無ければ怖がらせる気もないが、ばつが悪いと言う感じである。

ティアフェル >  嘆きつつも立ち直りは早く、衣服の乱れを極力正したり、髪を結いなおしたりと抜かりなく整えて。
 裂け目はどうにもならなかったが、一応はマシになり一人でよし、と肯いていた。

「そーね、他の連中も生きてたらの話ねえ。生還したら前衛に奢らせるわ」

 生還祝いと称して酒場で見かけたらタカってやることを誓って、案外あっけらかんと笑い。

「……いや別に本気でカミだと認識してる訳じゃないけど……だったらなんなのよ? カミの反対は……ハゲ? なんてねー。っふふ……あれ? 滑った?」

 うら若き分際でオヤジなギャグを飛ばして小さく肩を揺らしたが、一拍置くともしや寒い?と真顔で首を捻っていた。
 彼の真意は読めなかったが、何気に頭部に目線をやるあたりちょっと失敬である。

「死んでた? えーと……すごい大変だった、的な? なんかえーと。比喩みたいな?
 ……ん? え、あ、きゃあ!?」

 暢気に疑問符を浮かべていたものの、不意にオーヴのような光が湧いて出てくると、一瞬瞠目して小さく悲鳴を上げた。夏になると虫と同じように湧いて出る亡霊が出現したのかとずさ、と一歩後ずさり。

「き、聞いた……? そ、その方お知り合いで……? うわー……やだぁ……涼しくなっちゃうじゃない……ん? 暑いしそれはそれでいいのかしら?」

 ふる、と反射的に身震いしていたが、お蔭でうっすらと蒸し暑さの沁みている遺跡内が適性気温になった気がする。
 うーむ…と悩まし気にアホ毛を揺らしていたが、今見たことは口外してほしくないらしい。
 なんだか、さっきから迂闊に自分の秘密をチラ見させているが、なんだろう、なにかのフリかな?と誤解すらしながら。

「それはー……俺様の特異なところを広めてくれって奴を暗喩的に表現しているの? そういうオレスゲーなの?」

 そういう14歳あたりで罹る病的なアレなのかと穿った思考回路で訊き返した。

ムメイ > 「まぁ、下手踏んでも奥まで来なければ平気だろう。 奥まで来ると今みたいになるだけで」

奢らせちゃれ、と頷いて見せて
そうしてオヤジギャグを聞いて、少し考える。
神の反対、ハゲ。 ああ、そりゃいいなと思いつつ

「あれなー、剃ってる場合もあるんだよなあれ。 寧ろ磨いて光る位らしい」

そういうの見た事ある、などと言う。
髪はふさふさだ、擬態ではあるのだが一応ふさふさである。
そうして知り合いかと問われれば、あー、と声を出す。
そうして変に誤解している様子を見れば利用しない手は無いと判断。
即興で嘘を吐くことにした、ただしある意味では本当の事を入れるとする。

「大変っちゃ大変だが、そんなとこだ。
 んで、俺はちょいと変わっててね。
 こうやってまぁ、夏場の墓やらこういうとこに出るようなこれを掴んで情報引っ張れるんだな。
 ただ、神官的にはやってる事を見れば死者への冒涜一歩手前にも見えるもんだからわざわざ訊いたって訳だ
 さっきみたいにうっかり使って……前に一回追いかけまわされたもんでなぁ」

遠い目をして呟く。
良かった、寧ろ彼女が下手に魔族とか知ってたら誤魔化せなかった可能性が高い。
寝惚けていたとはいえ失態だなー、と内心で反省しつつ

「さて、んじゃ送るよ。 大体どの辺りかわかったし、俺も帰りたいし」

でも多分寝床にあった荷物処分されてそうだ、と貧民街の安宿を思い出す。
まあ大したものは無かったりするが。

ティアフェル > 「んー……そうねえ。運次第かしらね。わたしみたいにトラップで飛ばされてたら、ご愁傷様かもしれない」

 自分がこうなっているものでまったく他人事とも云えないのだが、そうだとてどうしようもない。ギルドで見かけなければ、ひょっとして……と手を合わせるしかできない。無常だが冒険者稼業では付き物で。
 滑ってはいないが、さほどウケた気配もないハゲネタ。もう少し練ろう、とネタ師みたいなことを一考していた。

「スキンヘッドは好みじゃないなあ。潔いとは思うけど。磨かれたハゲとかもうただただ眩しい」

 毛量に関しては問題なさそうな相手なので気軽く発しては。
 話しが反れていくのに乗じている様子と。さっきからぽろぽろと自爆めいた情報を洩らす相手をじーと窺うように見つめ。
 何かを誤魔化そうとしていることくらいは察しがついた。

「ふぅぅん……? そうなんだ。
 変わり者のムメイさん……で、あなたは何者かなー?
 わたしはとりま、人間じゃない、にベッドしているところだけど?」

 アタリ?と腕組みをして遠目をする横顔を覗き見る。
 突然誰も居なかった部屋の隅から出現したところといい、少なくともただの人間ではないことは間違いない。
 こちらを害する気はないように思えるが、取り敢えず正体を抑えておくとするか、と考え。
 場合に依ってはこの人から逃げる、という選択肢も選ばざるを得ないかも知れないと予想し。

「――ねえ? 道すがら教えてよ。死んでたってなあに? どこから出てきたの? どうして霊魂と対話できるの?
 あなた本当は生きていないの? 赤の他人を助けてくれる理由は?」

 アンデットとかって、逆にヒールでダメージを負うんだよねと考えながら、さり気なく間合いを置いて帰路に進もうとするそちらを観察しながらすっと目を細めた。

ムメイ > 「幸運も不運も硬貨の裏表、よくある話だ。 ま、明日にゃ自分がそうなるかもしれないってのは……世知辛いもんよな」

そしてそれを止める権利は無い、立場上「いいぞもっとやれ」と言うのはある。
何せ人間に混ざって生活している身だ、そして混ざる以上は仕事をする必要がある。
それにその方が面白いのだ、主に自分に取ってはなのだが。

「磨かれたハゲはハゲで悪いもんじゃないぞ? ただあれだ、脂ぎってるのはNGとしておこう」

そういいつつも、次いだ言葉と問われた言葉に内心やらかした、と頭を抱える。
全力でごまかそうとした、ごまかそうとはしたのだ。
――で、そういうのは向いてない? うん、よく知ってる。

「そうかもなぁ……んで、人間じゃ無かったら人間を助けちゃ悪いのかい?」

困ったように笑ってみせた。 やべぇやっぱり口上手くないよ俺。
そういいつつ、矢継ぎ早の質問を聞きながら案内しつつ。

……少し考えてから、面倒になった。 口が巧いならここでぽんぽん浮かぶのだろうが、どうにも自分には合わない。
素直にぶちまける事にする辺り、短絡的ともいえる。

「あーもう、人が無い知恵絞って嘘ついたってのに……
 判った、判ったよ。 俺はいわゆる『不死者』って区分の魔族だ。
 死んでたのは文字通り死んでた、ただ死んでも暫くすれば復活するってだけ。
 出てきたのはあの部屋の隅、憶えてる限りだともっと深層で腕試ししてたんだが……恐らく死んで骨だけだったから多分運ばれたんだと思う。
 霊魂と対話出来るのは、まぁ死んでるからだな。 大体はレイスとかリッチとかああいうもんだと思ってくれていい。 魔法とか殆ど使えないけどな俺」

そこまで言ってから、赤の他人を助けた理由については相手の顔を見て

「――頑張って生きようとしてるのに、本能だけで襲い掛かって食い物にする阿呆をぶん殴るのに、理由なんぞ要るか?
 放っておいて死んでたら、それこそ寝覚めが悪ぃじゃねぇか」

それが『当たり前』であるかの様に、相手の顔を見て言った。
そうして足をゆっくりと進めたままで

「んで、そうやって折角助けた相手をむざむざ襲ったりしねぇよ
 足運び聞いてりゃ誰だって気付く、この道真直ぐ行けば出られるから安心しろ」

まぁ、警戒はするだろうな。 そう思えば口にする。
こればかりは起き抜けの自分のミスだ、致し方ないと割り切った。

ティアフェル > 「諸行無常ねえ……――あなたは自分には関係ないって顔してるけど」

 物でも命でもなんでも限りのある領分で生きている。さっきから死んでただの霊と話しだの、自然の流れとは無縁のような発言をする彼に、本当に言葉の意味が理解できるものなのだろうかと含んで見やり。

「いいか悪いかってより、好みの問題だってば。そんなに禿げが良けりゃあなたが一思いに剃ればいーじゃない。わたしはぜーったい御免」
 
 無脂でも脂増でもどっちでも禿頭は好きではない。脂ギッシュは例え無毛でも多毛でも嫌なのは大体みんな同じだろうと溜息をつき。
 やがて、誤魔化すのも大儀だとばかりに一考ののちにぶっちゃける判断をした相手の歩く後を慎重について進みながら、思わず一度足を止める。

 不死、とか魔族だとか、一連の事態が無ければ俄かに肯けないようなことを語りだす口元をぽかんと見つめ。

「……………。やあーっぱりね……そんなことかと思った……。
 人間くさいフリしている割には……なんだかあなたとわたし、立っている場所が違っているようなんだもの。
 思ったより随分あっさり白状してくれたけど……わたしがぜーんぶそれを云い触らしちゃったらどーするの?
 公言されて困ることがあるなら、もうちょっと誤魔化し上手にならないと拙いんじゃないの?
 女はお喋りな生き物だっていうのに」

 滔々と語り切るのを聞き終わってから口を開き、それからくすくすと小さく忍び笑いを零した。
 まさか死なないだの蘇るだの、そこまで予期してはいなかったが、思ったより面白い話が聞けたし、続いた言葉を聞いて、全部知ってしまたからとは云ってどうこうする気もないという、魔族なんて肩書に似合わぬお人好しだ。
 これでははぐれた自分を捜索もせずあっさり見棄てて行った人間である仲間の方がよっぽど情がない。

「あっはっはっは……なあに、それすっげえ優しいじゃない。
 そんなこと云われたら『ムメイの正体云い触らしちゃうぞ』なんて云えなくなっちゃうじゃないの。そんなことをしたらわたしの方が人でなしだわ」

 思わずお腹を抱えて笑い声を立てながら楽し気に口ずさみ。それから止まっていた歩みを進め、ととと、と軽い足取りで彼の隣に並ぶと、にこ、と笑いかけて。

「っふふ、それならわたしも送ってくれるお礼をしないとね。何がいいかしら、希望があればできるだけは聞くわよ。その代わり、街までちゃんと送ってくれると嬉しいわ」

 よろしくね、と警戒心の代わりに親しみを込めた言葉を送ることにして、屈託なく笑いながらもう一度その手を取って軽く振って置こう。道中を共にする簡易の仲間として。

ムメイ > 「……さて、どうだかなぁ」

関係がある、と言えばあるし無いと言えばない。
自然の流れに逆らっているのは自分がよく判っている。
生きているのか死んでいるのか、そもそも何時死んだのかさえ、もう自分でも憶えていないのだ。

「……いやなぁ、一応これ人間に擬態してんだけど
 本性自体は死体の方じゃなくてもう骸骨なんだわ、なんで実は剃る毛すら無いのが本当だったりする」

偶に磨くぞ、とぼやいてからそう付け加える。
こうやって人間に化けるのも随分上手くなった、正直ここ数十年は有事ですらこの姿でいる程に。
忍び笑いをする彼女に溜息を吐いてから

「この際だから正直に言うがな、長く寝過ぎて寝惚けてたんだよ。
 その気になれば数日だが……かなり長く寝ててな。 いやまぁ、寝てたっつーのもおかしいか。
 直接負けた時の死因を死んだまま考えてたらこんなんなってたっていうな?
 まぁ、お陰で起きた時の思考が半分くらい寝たままだったんだ。
 ……有体に言えば、一人の時と同じ行動を取っちまったんだな」

全く失態だ、とぼやいた。
そして、知った所で何をする気も本当に無い。
そうして、本心からの言葉に笑われればぽかん、とした表情を浮かべ
もう一度頭を掻いてからあー、と声を出して

「仕事だったらともかく、これは俺が勝手にやった事だ
 礼なんざ要らない……と言えれば格好いいんだろうがな
 俺の素性については他には黙っててくれると助かるし、時折話相手になってくれりゃ、位だな」

元より金銭にも執着しないタチだ、生活出来る分でいい。
ただ、鍛える為には魔族よりも人間の中で溶け込む方が便利だから。
そう言って歩きながら、ああ、と付け加えて

「寧ろ、困ってる事があるなら手は貸すぞ
 さっき位なら素手で十分だが、武器も色々使えるからな
 一応それで食える程度には習熟は出来てる……術はからきしだけどな」

一通り知識はあるんだが向いてない、とはっきり言う。
歩いていけば、遠目に光が見える。 それを手を握る方とは逆の手で指さして

「ほれ、出口だ。 ……困ったり用事があったら、貧民街の宿に来ればいい。
 一番ガラが悪い安宿に泊まってるだろうから」

そういえば、彼女と共に出口までついて
そこから別れる事になるだろう。

ティアフェル >  どこかはぐらかすような返答に肩を竦めて見せ。
 それよりも、擬態、とかなかなか親しみのない単語を当然のように口にする様子に、確かにつくづくおかしな人だな…と認識を深めてしまいつつ。

「うわ……魔族ってか……妖怪……」

 あっさり云ってる内容が大分やばい。もうコメントも見当たらないわと遠い目をして、ここまで非常識な生態をしていて、時折妙に常識的なのが少しおかしくて目を細め。

「寝てたんじゃなくて死んでたんでしょ……もうどっから突っ込んでいいやら……。
 こう、よく起き抜けにゴブリンを的確に蹴散らしてくれたよね、て感謝よりも先に感心が立つわ……。
 やー…ひょっとして目覚めさせちゃったのわたしの悲鳴?
 ゴブリンに襲われ、死者を蘇らせて助けてもらう……わあ、季節柄ぴったりのホラー……」

 まとめてみるとしっかりした怪談になってしまった。うーむ、これは帰ったら一語りしたいものだけど、云い触らしちゃだめなんだよなあ…と軽いジレンマに悩まし気な顔をして。

「あらあら……こういう時仕事獲らないと……営業力がないなあ……ま、ない方がわたしは助かるけど。
 ――了解、あなたならそういう感じのお礼で済むかなって思ってたわ。暇な時は喜んでお喋りするし、ムメイさんの正体は誰にも云わない。わたし、約束はちゃーんと守るからご安心」

 ぐ、と親指を立てて見せてに、と気安く笑ってきっちり請け合った。不義理はしません、とそこはちょっと真面目に。
 だからこちらもこちらで安心して、死者に訊いたという出口の方へ連れだって進んでゆき。

「お。ほんと? じゃあ頼りにしちゃうわね。
 ただ、死なない人相手だとわたしはからっきし役立たずだからちょっと気が引けちゃうけど。
 でも、ガチな武力が必要な時はお願いするわ。――あとおしゃべりしたい時」

 多少の戦闘力はあるヒーラーとは云え、やはり前衛には及ばない。手を貸す、と云う言葉に有り難そうに軽く手を合わせて。それから無事に遺跡の出口まで辿り着けばほ、と気が緩みそうになるのを諫めながら、肯いて。

「――おっけい、ありがとう! 本当に助かったわ。
 今度はこう、殺伐とした状況じゃなくって、お茶とはお酒とかのほほんとできたらいーわね。
 じゃあ、またねー」

 た、と外へ駆け足で向かいながら振り返って別れの際にはにこにこと手を振るのだった。

ご案内:「無名遺跡」からティアフェルさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からムメイさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にユウカさんが現れました。
ユウカ > 「ええっと、このへんかな……?ん、しょっと……」

無名遺跡のそこそこ深層。それ相応に危険度の高いダンジョンの奥なのだけど、一人で歩く女冒険者にはそんなところに自発的にやってくるほど野心はなかった。
なら何故かといえば、それは遺跡にあると言われているとあるマジックアイテムを回収してほしいという依頼を受けたからである。
依頼主は素性の知れない男で、報酬は全額後払いという怪しさ極まるものだったが、『困ってそうだから』という一点で迷いなく受けてしまい、現在に至る。
幸運にも、ここまでは凶悪な魔物や卑劣な罠に出くわすこともなくたどり着いたのだが……

「これ……だよね……」

遺跡の一室に安置されていたのは、シンプルなデザインのバングルのような宝飾品だった。相当に古いもののはずだが、キラキラと輝いていてその歴史を感じさせない。

ユウカ > 「後は、これを持ってもと来た道を戻れば……んんっ!?」

そう思って手に取った瞬間、その宝飾品はひとりでに飛び付くようにして、ユウカの首に装着された。
罠か、と思って慌てて外そうとするも、首が絞まるとか、爆発するとか物騒なことも起こらない。
どうしても外れる様子がないということを除けば、ただの首輪としてそのままくっついているばかりだった。

「うう、どうしようこれ……とりあえず、このまま帰るしかないのかなぁ……」

戦利品を勝手に身につける変なやつだと思われたらどうしよう、などとどうでもいいことに頭を悩ませている冒険者は全く気づいていなかった。
何の刺激も受けていないはずの秘所が、何故かじんわりと濡れ始め、太ももを伝う蜜からは濃密なメスの匂いが発せられていたことに……。

ユウカ > 「はっ、はっ……はぁ、はぁ……」

最初に気づいたのは、普通に歩いているだけのはずなのに妙に息が切れるということ。
気を張っているせいで、神経だけでなく身体まで疲れてきたのかと思ったけれど、明らかにそれでは説明がつかない。さらに頬まで熱くなってきて、

「んく、苦しい……な……」

首が絞まるような気もしてきて、たまらず胸元を開ける。ただでさえ開いた谷間が大きく剥き出しになり、その膨らみの表面を伝う汗までもが、オスの本能をくすぐるような甘いにおいを放ち始めていた。
そのうち、歩くだけでも太ももや下着の布地が秘部や陰核を刺激するようで、微かな快感に集中力が削がれていく。

ご案内:「無名遺跡」にジュンさんが現れました。
ジュン > 「この部屋も…よし次行くか」
一方でまた別の部屋に一人の青年がいた
また別の依頼かそれともまた別の用かはわからないが
遺跡の中の調査を行っているようだ

「ふぅ、とりあえず罠も少ないようで楽ではあるが…と」
そうして通路を歩いている中
ふと何やら匂いを感じ
その匂いに惹かれるようにその発生元
少女の元へと近づいていくのだった

ユウカ > 「ん、んん、どうしたんだろう……こんな時に……」

ここに至ってようやく、自分がどうしようもなく発情しているということに気がついたのだけど、だからといって打てる手はそうない。
迷っている間にもどんどん身体は熱くなってきていて……

「ん……ぅ、ん、んん、んんっ……」

何もなさそうな、比較的安全そうな小部屋を見つけると、その隅で座り込む。
そうして下着を放り出すと、既に濡れそぼってぐしょぐしょになった秘部に、指を這わせて自慰を始める。
最初は声を殺すようにしていたのだけど、すぐに甘い喘ぎが漏れ、乳房も剥き出しにしてしまう。

ジュン > 段々と少女へと近づけばやがて声も聞こえてきて

「誰か罠にでもかかったのかね」
ここにはそういう罠も多い
半ばそれを期待しながら匂いと声の元であろう小部屋へと入り

「やっぱり、君大丈夫かい?」
座り込んだ少女を見かけ
心配する風を装いながら駆け寄っていく

ユウカ > 「ぁ、ん、んぅううっ……きゃっ!」

人影が見えたのに気づいたときのはもう恥ずかしいところは概ね見られてしまっていたのだけど、それでも慌てて腕で隠す。
現れたのが魔物の類いでなくてよかったと思うべきか、人に見られてしまって不運だったと思うべきか悩みながら、

「あ、あの……えへへ、すみません、大したことじゃないので……」

力のない笑みを浮かべながら、赤くなった顔に汗が伝う。そしてもちろん、その汗からも例の甘い匂いが漂っている。

ジュン > 「こんにちは、大丈夫だよ誤魔化さなくっても」
そういうと少女の隣に座り

「ここじゃあそういうこともよくあるからね、俺が手伝ってあげるよ」
そう言って有無を言わせないうちに
剥き出しにされている乳房に手を伸ばし
むにゅりと揉めば
顔に伝う汗をぺろりと舐め上げる

ユウカ > 「ふぇ……?」

隣に座る彼に邪気は感じず(とはいえ、ユウカの邪気センサーは不良品もいいところなのだけど)、ごく自然な様子に呆気に取られていると、急に胸を掴まれて、

「ふにゃあぁっ、あ、あんっ……!」

それだけで情けない声が出てしまうほどに感じてしまって、抵抗することもできなくなってしまった。
感じやすいのはもともとなので、それがまさか呪いのアイテムのせいだということにはまだ気づいていないのだが……

ジュン > 「ん~♥見た目以上におっきくて柔らかいおっぱいだ♥」
むにゅっ♥むにゅりっ♥と彼女の巨大なおっぱいを揉みしだいて

「そのまま気持ちよくなれば大体治まるからね~♥」
と原因を知らないうえ適当な言葉をかけながら
顔の汗を舐め上げながら次第に口に近づき
ちゅっ♥ちゅぱっ♥とキスまでしていく

ユウカ > 「はぁ、はぁ、あんっ……ん、んん、ありがと、ございます……あんっ……!」

胸をもみしだかれるたびに甘い声が漏れてしまう。大きいとか柔らかいという言葉が果たして褒め言葉なのかは怪しいところだけど、反射的にお礼を言いつつ、

「はぁ、はぁ……そ、そう、なんですか……ふにゃ、ん、んん……♥️」

それじゃあ、このまま彼とエッチしちゃってもいいかな……と思ってしまうのは、もともと頭がゆるゆるなのもそうだけれど、何より今は発情しきっているからで。
それを証明するように、キスをされながらも、大きく開いた脚の間に手を添えて、ぐちゅぐちゅと音を立てて自慰を続けていた。

ジュン > 「うんうん、だから安心してね♥」
ちゅっ♥ちゅっ♥とキスを繰り返し
むにっ♥むにゅぅっ♥と次第に揉む強さを上げ

「自分でも弄り始めちゃって♥本当はおっぱいでもしたかったけど
それじゃあそっちもそろそろしてあげよっか♥」
そういうと一度離れてズボンを脱ぎ
すでに勃起したチンポを露出し見せつけ
その際いっしょにむわぁっ♥と雌を誘惑するような雄の臭いも一緒に嗅がせ発情を促進させる

ユウカ > 「ふぁ、ぁ、んんーっ………!」

元から敏感な胸はもとより、濃厚なキスに唇や舌すら性感帯にされてしまったような感覚に陥り、

「ふぁ……♥️あ、お、お願い、しましゅ……♥️」

目の前にほしくてたまらなかったものをつき出されると、それに媚びるように、大股を開いてぐっしょり濡れた秘部をさらけ出す。すでにひくひくと痙攣していて、あとは挿入を待つばかりという、この上ない据え膳状態。

ジュン > 「いいよ~任せておいて♥」
おねだりされればしょうがない
そんな様子で見せつけていたちんぽを
開かれたおまんこへもっていきながら

くちゅっ♥ぐちゅっ♥と焦らすように
ちんぽの先端を濡れたおまんこに擦り付けるにとどめ
彼女が我慢できなくなってきたようなところで

ずぶぶっ♥ずぶんっ♥と一気にちんぽを挿入しては
ずりゅりゅりゅっ♥と膣内を掻き分けて進んでいきやがて
ぶちゅんっ♥と奥の子宮口にまで到達させ子宮にちんぽキスをさせる

ユウカ > 「は、はぅ、ぁ、あ……」

くすぐるように、焦らすような先端をこすりつけられると、それだけでぴりぴりと痺れるような快感が脳まで走る。けれど、もちろんそれだけで満足できるわけもなく、

「はぁ、はぁ、はや……く、ん、んんんぅううぅっ♥️」

おねだりしようとした瞬間に膣内を貫かれ、その突き抜けるような快楽にだらしない喘ぎ声をあげてしまう。
柔らかく濡れた膣は、甘えるようにペニスに吸い付き、絡み付いて刺激していく。

ジュン > 「おぉぉっ♥おまんここんなに絡みついてきて、そんなに待ち遠しかったの?
ごめんね焦らしちゃって♥」
吸い付き絡みつくおまんこにチンポがびくっ♥びくっ♥と激しく震えで刺激を与えながら

それに応えるようにずりゅっ♥じゅぷっ♥じゅぷっ♥と膣内を掻き
こつんっ♥ぷちゅっ♥ぶちゅんっ♥と子宮口にチンポを突き付け
奥からしっかりと刺激を与えていく

ユウカ > 「あんっ、あ、あ、あっ、ふぁ、ぁぁっ……♥️」

ペニスが腟内で震えるだけでもビクビクと痙攣してしまうほどに敏感な身体は、ますます興奮と喘ぎ声を高めながら、搾り取ろうとするかのように締め付けを強めていく。
もちろん、それは意図してそうしたわけではなく、あまりの興奮に加減ができないというだけなのだけど。

ジュン > 「へへそんな締め付けたら、すぐ出ちゃうよ♥」
締め付けられるたびちんぽはそれに反撃するように
どくんっ♥どくんっ♥と脈打ち

「まあでも♥こんなにいいおまんこなら何度だって射精せそうだけどね♥」
じゅぷっ♥ずぷっ♥じゅぶぶっ♥とおまんこから愛液を掻き出すようにちんぽを抽挿させながら
ぱんっ♥ぱんっ♥ぱんっ♥とお尻に腰を打ち付けに音を響かせていけば
次第にちんぽが中で膨らみ出し射精間近を示して

「そんなこと言ってたら本当に射精そう♥このまま膣内に出してもいいよね♥というかもう…射精るっ♥」
と告げる内にちんぽで容赦なくぷちゅっ♥ぶちゅんっ♥と子宮を突き上げては
ぷくっ♥と一際大きくチンポが膨らみおまんこを押し広げ
そしてどちゅんっ♥♥♥と強く子宮を突いたところで

ぶびゅっ♥ぶびゅるるるーっ♥びゅるるっ♥
どびゅっ♥どびゅっ♥どぶるるるっ♥♥♥
と一切の容赦なく精液を膣内へ、子宮へと注ぎ込んでいく

ユウカ > 「あんっ!ぁ、あ、あっ、そんなにっ、したら……ふぁっ、ぁ、あ♥️」

激しく突かれれば突かれるほど、快感はますます高まっていき、そうすると締め付けもさらに強くなる。
それに対抗するように突き上げが激しくなれば、大きな乳房もたぷん、たぷんと大きく弾んで。

「はぁっ♥️あん、あ、あっあ♥️あんっ、ん、ぁ、中、は……んぅううぅ♥️」

中はダメ、と言うことすらできないほど、発情は高まりきっていて、

「ぁぁぁあああぁあ……っ♥️」

中に大量に注がれると同時に、甘い絶叫をあげながら快感にうち震える。
ぐったりと倒れている間にも、膣はびくっ、びくっと締め付け続けていた……。

ジュン > 「っそんな締め付けられると♥」
更に締め付けを続けるおまんこに
ぶびゅっ♥ぶびゅーっ♥と更に精液を吐き出しては子宮をそれで一杯にさせ

「あ~…こんなにいいとまだまだ出そう♥」
びゅるっ♥びゅるるっ♥とさらなる射精で膣内をいっぱいにさせていきながらその間

あむっ♥とおっぱいにしゃぶりつきそのままちゅうちゅうと口で愛撫しながらおっぱいを味わい始める

ユウカ > 「はぁ、はぁ、はぁぅ、気持ち、いい……ですぅ♥️」

うっとりとした表情のまま、ぎゅーっと彼の頭に腕を回して抱き締めてしまう。
おっぱいを吸われるのも気持ちよくて仕方なくて、もっとしてほしいと言わんばかりに押し付けていたのだけど、

「……あれ?なんでこんなところで知らない人とエッチしてるんだっけ……」

と、疑問に思ったのは一瞬。まぁいいや、とそのまま彼の頭にほおずりしてしまった。

ご案内:「無名遺跡」からユウカさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からジュンさんが去りました。