2020/12/16 のログ
ご案内:「無名遺跡」にミシェルさんが現れました。
ミシェル > 「おっと、困ったことになったぞ?」

遺跡の薄暗い通路のど真ん中、ロープで宙吊りにされたまま腕組みをして考え込む女男爵がいた。

新しい魔導機械の発掘の為に遺跡を訪れた彼女。
潜む魔物やら防衛機構やらを魔法で焼きながら順調に進んでいたものの、
うっかり原始的な罠に引っかかってしまったのだ。

「どうするかなぁ…?」

その際さらに悪いことにうっかりナイフを取り落としてしまい、ロープを切ることもできない。
根本ごと魔法で破壊してしまえば解放されそうだが、通路が丸ごと崩落して進めなくなる可能性もある。
つまり、それは最終手段。他の上手い方法を考えるか、もしくは…。

「……誰か、こう上手い具合に通りがかってくれないものかな?」

そんなことを願いつつ、ぶらぶらと揺れていた。

ご案内:「無名遺跡」にシルヴァさんが現れました。
シルヴァ > 「このような罠が仕掛けられているなんて」

遺跡調査の依頼で臨時に組んだパーティー、罠に引っかかってバラバラに転移をさせられた。
ただの転移では終わらずにさらなる仕掛けが施してあり、逆ビキニアーマーに装備替えをされていた。
武器は元のまま、壁の中などで無かったことは九死に一生を得たのだが、あまりの事に思わず叫んでしまう。
どちらにしろ進むしかないと溜息を吐いてしばらく進むと角に落ちているナイフ、曲がった先は見えないがそのナイフは長く放置されているもので無いのは分かる。
人がいるのかも知れないのだが、今の自分の姿を考えるとどうしたものかと悩んだ後先に進み、通路のど真ん中、ロープで宙吊りにされている者がいた事で意表を突かれる。

ミシェル > 足音が聞こえる。微かな金属の擦れる音も。
どうやら鎧を着ているらしい。つまり…多分人間だ。
盗賊の類かもしれないが、その時はその時だ。

「た、助かった!おおい!ここだよ!!」

逆さ吊りのままぶんぶんと手を振り叫ぶ。
そして現れた人影を見て…。

「……ええと、淫魔か何かなのかい?」

思わずそんなことを言ってしまっていた。
なんだろう、やたらと前衛的な鎧を着ている。

シルヴァ > 「着たくて着ているわけではありません。」

手で押さえて隠しているとはいえ、豊満な乳房が隠し切れるはずもなく、股間も同様に剥き出しになっているのが想像つくだろう。
そんな姿を見ての一言目で出てきた言葉は仕方がないとはいえ、感情は別で怒ったように告げる。
逆さ吊りでも手が触れているのを見ると受け身は取れるだろうと考え、少しは覚悟しなさいとナイフを拾い、ロープを裂く様に放って。

「自分のせいではなく、依頼で組んだ者の一人が罠にかかったためです。勘違いをしないように。」

腕で身体を隠しながら、聞かれもしないのに説明する。
着けている鎧が催淫効果を持っているのか、薄っすらと肌が染まり始めているが催淫にかかった自覚がない。
そんな姿をどう受け止めるのかは、見ている者の性質によって様々であろう。

ミシェル > ロープを切られ解放されれば、そのまま見事に前転して立ち上がり、埃を払う。
こんな遺跡に一人で入るに相応の身のこなしは出来るようで。

「や、それは済まない。気の毒だったね」

迂闊な冒険者だと思ったが、それを言っては自分もこんな罠にかかってるので人のことは言えず。
落としていた己のリュックを拾い上げ、中身を何やら探る。

「助けてくれてありがとう。…僕の名前はエタンダル家のミシェル。
宮廷勤めの魔術師をしている。ここには魔導機械の発掘に来たんだ」

そうして取り出したものを斬新な鎧姿の冒険者に差し出す。
それは野宿に使っていた毛布だった。

「せめて羽織るといいよ。お礼だ」

シルヴァ > 「分かって貰えたなら良いのですよ。私はシルヴァ・パルヴィア。
 宮廷魔術師で、確かにここは珍しい物が眠っていると言いますしね。」

無事受け身を取る姿にほっと息を吐くが、罠にかかていたとはいえ、一人で遺跡に入っているのだから当たり前かと頬を掻いて。
在る意味、今の自分の姿を引き起こした罠も珍しい物とは言えるのだろうと納得いかない思いも抱きながら挨拶に挨拶を返す。

「こちらこそありがとうございます。
 って、そっ、そんな……」

差し出された毛布を受け取り、言われたままに羽織って思わず叫ぶ。
これも鎧の効果なのだろうか、しっかりと毛布の感触はあるのに姿は変わらない。
慌てて羽織るのを止めると手の中には毛布が現れ、また羽織ると消えるを何度か繰り返す。
途中で鎧を脱ごうとして見るが脱げず、今この場ではどうあっても今の姿から逃れられない事を理解し溜息を吐いて。

ミシェル > 「パルヴィア…王族かい?これはまた失礼」

貴族である以上、王族の家名というのは大体頭に入れてある。
最も、それで態度が大きく変わるような女でも無いのだが。

しかし己が渡した毛布が不可視となり、身を隠す役に立たなくなるのを見て、
あー、と声を漏らす。

「やっぱ何か魔法的なものみたいだね、それ」

まぁ、当たり前ではあるのだが。
こうなるとちゃんと鎧として機能するのかすら怪しいところ。
ミシェルは遠慮なくシルヴァに近寄り、その鎧を隅々までじろじろと観察し始める。
餅は餅屋。魔術には魔術師だ。

「んー、遺跡を出れば脱げるのか?いや…そうでもないかなぁ?」

背中に回り、同じようにじろじろと観察した後、不意に鎧の表面に触れる。
しばらく触っていると、何か分かったようでおっ、と声を漏らす。

「理解した理解した、これね」

再度シルヴァの前に回ると、満面の笑みで言う。

「君がセックスしてイッたら脱げるよ!」

シルヴァ > 「私はそんな大層な者ではないのだから、気にしなくても良いですよ」

王族の家計ではあるが今では所詮地方領主、兄も姉もいる身で自分も気にしていないのとあっけらかんに告げて。
身に纏うと不可視になり、そうでなければ見えている、思わず漏らされた声に申し訳なさそうな表情を浮かべて。

「転移されて気がついたらこの姿でしたので。」

罠の一部だったようだと説明するとやっぱりと納得した様子に何とも言えない表情を浮かべる。
ぶつぶつ呟きん柄背後に回られじっくりと眺められる。何か手段を考えてくれているのだと観察されるがまま。
背もある程度出ていて、お尻は丸出し、まさに鎧として機能しているのか妖しい代物で、肌の上に下着もなく直接着けている状況。

「んっ、ひっ、んぅっ……」

前に回られ、手を少々どかしてくれないかと言われると仕方がないと覚悟してじっくりと観察させる。
豊満な乳房をその先端の桜色の乳首と程よい大きさの乳輪をじっくりと観察されていると固く尖り始める様子が見え、
視線が下がって淡い金色の茂みまでもじっくりと観察されていると湿り気と薄っすらと雌の匂いが漂い始める。
再度背中に回って鎧の表面に触れられ、何度も確かめるように触れ回られると押し殺した甘い声を漏らして。

「セっ………無理、無理、無理、無理、何と言われても無理」

前に回って面々の笑みと共に告げられた言葉、何か言いかけて目を丸くした後、ぶんぶんと必死に横に顔を振って告げる。
必死になって否定しながらも催淫効果が少しづつ効果を現しているのだろうか、肌が艶やかに染まって雌の香りも漂い、押しに弱くなり始めて。

ミシェル > 「んー、恋人がいるとか、どうしても男がいいんですとかなら無理にとは言わないけどねぇ…」

ミシェルはにやにやと笑みを浮かべながらシルヴァに近寄る。
その目は先ほどの知的好奇心に溢れていた感じとはうって変わって捕食者のようで…。

「でも、ここでしたくないってなら、その恰好のまま町まで帰らなきゃいけないし、
君の仲間もその恰好で探さなきゃいけない。気持ちはわかるけど、ねぇ…」

嘘は言っていない。
かなり悪趣味な誰かが仕掛けたのであろうこの鎧はセックスしなければ脱げない。自慰でも駄目だろう。

ミシェルはシルヴァを壁際に追い詰めるように、さらに近寄る。
それに、催淫効果があるのか段々と興奮するシルヴァの身体を見て、ミシェルも昂っていた。

不意に、彼女の頭の横にどん、と片手を突く。
シルヴァの瞳を、顔の良い女男爵が笑みを浮かべて覗き込んでいる。

「僕が相手したほうがいいんじゃないかい?女同士には自信があるよ?」

もう片方の手でシルヴァの顎を掴み、親指で唇をなぞっていく。

ミシェル > 【継続】
ご案内:「無名遺跡」からミシェルさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からシルヴァさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にセラフィさんが現れました。
セラフィ > 無名遺跡の位置口付近。
奥に通路が伸びているのが確認できる場所で中を覗き込む。
中に入れば何かがあるかも、取り合えずの寝床を作るのにも適しているかもしれないのだが。

「どうしてかしら。踏み入れると危ない気がするのよ」

普段はどこにでも気にせずに踏み込むのだがどういう訳かそうはならず。
興味はある。中を確かめたいと思いはするのに足が進まない。
自分がもしかして脅えている?そんなはずはないと首を振ってその考えを否定し。
入るかやめるとその場で右に左に動いては悩む。

ご案内:「無名遺跡」からセラフィさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」にミネルヴァさんが現れました。
ミネルヴァ > 専業冒険者という訳ではないが──
こうして、冒険者が足繁く通っていそうなダンジョンに足を運ぶ事もある。
生きていくのに金銭は必要不可欠で、また、冒険者のギルドは所属していなくとも、
仕事を請ける事は可能だ。ありがたい事に。
石の床、石の壁、石の天井……
殺風景な通路を、カンテラを片手に進んでいく。
ギルドに所属していないと同行者を見付けるのには少々不便で、今日も一人ではあるが。
とは言え、危険なエリアを目指す類の依頼ではないから、一人でも然程問題はない。