2020/11/24 のログ
ご案内:「無名遺跡」にミシェルさんが現れました。
ミシェル > 「ん~……」

薄暗い遺跡の中、男装の女性が一人、地図とコンパスを片手に唸っている。

「ん~…………?」

ミシェルは新しい魔導機械を発見したとの噂を聞き、一人ここを訪れたのだ。
この遺跡を一人で捜索するのは少し無謀に思えるが、彼女は魔導師の名家の令嬢、襲い掛かる魔物やトラップの数々を難なく破壊して突き進んでいた。
が、しかし、

「……もしかして迷ったか、これ?」

どうにも己の位置がつかめなくなっている。コンパスも狂いっぱなしだ。
そういう魔法なのかはたまた迷わせるような造りなのか。
とりあえず、勘で行先を決めながら、ミシェルは当てもなく歩く。

ミシェル > 「……外に出てしまった」

小一時間彷徨い歩いた後、目の前には唐突に夜空の光。
遺跡の外に出れば、コンパスもその機能を取り戻しているようで。

「これは…出直したほうがいいだろうかな」

元来た道を戻って、再度遺跡内を一人で探索してみる気にはなれず。
出られたのをこれ幸いと、女男爵は遺跡を後にした。

ご案内:「無名遺跡」からミシェルさんが去りました。