2020/11/21 のログ
ご案内:「無名遺跡」にビザールキャリアーさんが現れました。
■ビザールキャリアー > 遺跡内に幾つかある野営に最適な小部屋。
壁や柱が崩れた瓦礫の陰にそれはいた。
ぶよぶよとした卵型の体に隆々とした手足が生えた奇妙な異形。
床が割れて剥き出しとなった地面から地精を吸い上げながら跪き、物陰で獲物が来るのを待つ。
獲物にとっては不幸だろう。
巨体が潜むだけの瓦礫があること。
小部屋に獲物が入って来てもすぐには反応しないこと。
元より隠形の能力を持つこと。
小部屋に訪れた哀れな獲物が野営の準備を終えて緊張を解いた頃にでも、それは動き出すだろうか。
ご案内:「無名遺跡」にエキドナさんが現れました。
■エキドナ > その異形の潜む小部屋に一人の女が現れたのは、それから数刻過ぎてからのこと。
このような場所に訪れるにしてはひどく軽装なその女は、つまらなそうな様子で適当な岩場に腰を下ろす。
露出度の高い恰好から覗く肌は褐色で、その身体は男受けしそうなほど肉感的。
少しの所作だけでもチューブブラに包まれた乳房がたゆんと揺れ動く。
「なかなかいい子に出会えないなぁ」
己の所有するクラブの地下施設に、新たなモンスターでも迎え入れようと考えた結果、そういったものを取り扱う市場にでも赴けばよいものを、こうして自らの脚で探しにきた次第。
案の定、そう簡単に都合良く凌辱を狙ってくるモンスターが現れることもなく。
最もこの女、ただモンスターに襲われたい願望を叶えたいだけかもしれないが。
■ビザールキャリアー > 古代遺跡に在る異質。
探索と言うには軽装を通り越し、
警戒と言うには漏れるぼやきは俗世に向けられ、
休息するには警戒しやすい場所でおよそ無警戒。
人によっては先に姿を認めれば探索者の油断を誘う魔物の変化とでも思う、
それを差し引いても肉感的な、肢体。
極限状態の男であれば即座に理性が振り切れそうな魅惑的な獲物に
異形が反応する。
頭部などない卵状の胴体、その前方に亀裂が走り、催淫性のガスが、本来安全であるはずの小部屋に流れ出す。
……通常の人間であれば、獲物であれば、気づかず先手を打たれ、知らず発情していくだろう。
だが貴女であれば、膨大な魔力と、そもそも装備など必要ないからこその軽装である存在であれば、そのガスに魅了の魔術も付与されたものだと気づくだろう。
トロールのような隆々とした腕が瓦礫を掴み、ゆっくりと、立ち上がる。
―脅威度
―甚大
―戦闘行動
―移行
―不可
―負荷
―戦闘行動
―省略
―捕獲
―移行
本能が、学習能力が貴女を確実に脅威だとみなしながら、排除も逃亡もしない。
代わりに、まるで吟味されることを望むように亀裂が大きく開き、
中から触手が、そして本来なら獲物が肉薄するほどまで近づかなければ出さない肉の腕を複数覗かせ、
更には獲物に向けて打ち放つはずの媚毒粘液を滴らせながら近づいてくる。
……本能と学習能力が導き出した結論は、この遺跡に時折訪れる”獲物”ではなく
”利用者”もしくは”新たな主”
■エキドナ > 最初からその部屋に潜む存在に気づいていたのかどうか定かではない。
だが発情を促すガスが流された瞬間、つまらなそうだった女の表情は一変して、期待を孕んだ目を細める。
「ん…っ」
ガスが小部屋に漂い、鼻孔を刺激する。
するとどうだろう、異形ですら脅威とみなす魔族の女は褐色の頬を赤に染め始め、荒めの吐息を漏らし、下半身をもじもじと疼かせ始める。
この遺跡に潜り込む前に、己が能力に制限を掛けた結果、様々な状態異常に対するデバフが生じ、単純な魅了魔法にすら容易く掛かってしまっているのだ。
「やば♡…こう、急にくるの…結構好きぃ♡」
ゾクゾクとわかりやすいくらいに興奮している有様を見せる女。
褐色の肌はじっとりと汗ばみ始め、片手が自然に股間に伸びてしまう。
そして何より、背後からじわじわと迫る存在感に、女はたまらず舌なめずり。
■ビザールキャリアー > ゆっくりと近づいてくる背後からの威圧感。
滞留性の強いガスは濃度を高め、己に枷を備えた貴女を蝕むだろう。
小部屋という空間がさらに効果を高め、
戦闘態勢の冒険者でも精神力が擦り減り、集中力が揺らぐほどの効能に及び。
ゆっくりと伸びた触手が、まるで獲物を間合いに捕らえた蛇蝎の如く、身を縮め、
弾かれたように身を奔らせ貴女の股間へ伸びた腕へ、足首へ、腰へ、首へ絡みつく。
媚毒粘液を帯びたそれは貴女の肌に塗りこめながら這い回り戒めて、
二本の肉の腕がチューブトップに伸びて、器用に掴み、腕にぐいと引き上げる。
それだけでなく別の肉の腕が複数ホットパンツに伸びて、あろうことか器用にボタンさえ外して脱がせにかかる。
人の着衣を学習した、明らかに人の手が関わった悪意ある行動。
もはや巨体の影が貴女の姿に覆うほど近づけば、背中に、剥き出しになった肉付きの良い尻に高濃度の媚毒粘液が降り注ぐ。
それ等を塗り込むように肉の腕達が蠢く。
みじろぎするだけで揺れるほど質量に満ちた巨乳を鷲掴みにして乳首を捻り上げ、
尻たぶを粘ついた音と共に撫でまわして指を沈み込ませる。
女の魅惑的な部位だけでなく、脇腹にも肉の腕の指が這い回り、頬を撫でる。
明らかに意図的な愛撫、媚毒粘液を塗り込む過程とはいえ女を堕とす手管が垣間見え、
しかし一切の知性が感じられない。
首に絡みついた触手が、眼前で鎌首をもたげると口が開くように裂ける。
貴女の唇を強引に奪い、舌のような器官を伸ばして咥内を舐め這いながら濃縮媚毒を無理やり飲ませるだろう。