2020/11/07 のログ
ご案内:「無名遺跡」にエレミヤさんが現れました。
■エレミヤ > 本日はよくパーティーを組むメンバーと共に訪れた遺跡。
いつもの様に隊列を組み、順調に進んでいた。が、先頭を進んでいた子が何やら仕掛けを踏んだらしく、がこんっ と響いた鈍い音。
次の瞬間、壁の左右から伸び出た機械の触手にそれぞれが絡め取られて壁の中――の、どこかの部屋へと分断されてしまった。
それがつい先程の事である。
ぽーいっと放り入れられた部屋なのかも怪しい空間に光はなく、周囲が全く見えない。
「う、うう…暗い、暗すぎるよう…… ―――だ、誰か、居ますかー…?」
放り入れられた衝撃と余りの暗さに怯んで明かりの魔法を使う事すら失念してしまっている。
メンバーの誰かが一緒に投げられてないだろうか。そんな希望を抱きつつ、少しばかり控え目な声を上げ。
ご案内:「無名遺跡」にロヴィーナさんが現れました。
■ロヴィーナ > ――途方にくれるエレミヤの目の前3mほどの位置に、音もなく光がともる。
魔法で作られた白い光に照らされて浮かぶのは、褐色肌・白ワンピの女性の人影。
ニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべ、悠然と見下ろしてくる。その側頭部には一対の巻き角。あからさまに魔族である。
「あら、あら♪ 冒険者の方ですねぇ、こんにちわぁ♪
でもぉ……フフッ、あんな低レベルな罠に引っかかってしまうなんて、よほどに未熟だったんでしょうねぇ。
……まぁ、マヌケだったのはこの男ひとりだけだったのかもしれませんが」
朱に艶めく唇が動き、エレミヤに向けて言葉が発せられる。おっとりした印象をも抱かせる、妙齢女性の声色。
そしてその言葉にあわせて、中空に浮かぶ光源がゆらりと蠢き、わずかに光量が増す。
すると、褐色魔族の背後にもうひとつの人影が浮かび上がった。
――エレミヤのパーティーの一員、先頭を歩いていた男性冒険者である。
だが、その両腕と下半身は壁に埋め込まれている……否、壁のように埋め尽くされた機械触手群に絡め取られている。
ぐったりとうなだれ、意識があるようには見えない。
「あ、先に言っておきますけどぉ。貴女が少しでも抵抗のそぶりを見せたら、まずこの男から殺しますのでぇ。
生きたまま体を……そうですねぇ、10個くらいにバラしてしまいましょうか? 貴女の目の前で。
フフッ……別にぃ、この人を可哀想とか思わなければ貴女の勝手にすればいいと思いますが?」
褐色魔族はクスクスと笑う。両手には武器の類は帯びていない。
しかしながらその態度は、語りかける相手を舐めきっていると見れるほどに余裕、泰然。
■エレミヤ > 声の抜け具合から、そう広い部屋ではなさそうだと思う。然し、返事は無い。
肩を落とし、如何したものかと考えていれば、唐突に現れる光。
暗闇の中に現れた光に瞳を細めながら、反射的に杖を握り締め――照らし出される姿に目を見張る。
魔族だ。
ほんの一瞬、他の人が居た、と言う事に安堵しかけるも、次いだ言に身を強張らせた。
明らかに悪い人である。この男、と続けられた台詞に不思議そうに双眸を瞬かせ、輝きを増した光源の方へと視線を移し。
「イーシュさん!」
壁――を埋め尽くす、先程の触手に絡め取られ、項垂れる見知った冒険者の姿に思わず声をかけた。意識がないのだろうか、反応は無い。
握り締めた杖へと力を籠めようとして、彼女の言葉に反射的に堰き止めた。
残虐そのものな台詞を事も無げに謳う声に、血の気が引く感覚。
「や、止めてください…! しません…っ、抵抗なんてしませんから!」
慌てて杖から手を離し、反抗する意思がない事を見せる。
とは言え、杖がなくとも威力の調整が少々難しいだけで魔術を使う事自体は可能だ。
こんな状態で使えば大変な事になりかねない程度には、未熟ではあるが。
■ロヴィーナ > 「ふぅん、このマヌケな冒険者はイーシュって言うのですねぇ」
褐色魔族はエレミヤに視線を向けたまま、背後で気絶している男冒険者の髪へと無造作に手を伸ばし、掴み上げる。
ぐいぐいと乱暴に頭を揺さぶってみても、イーシュと呼ばれた男は弄ばれるままであり、閉じた瞳が開かれる様子もない。
だが口の端からは涎が伝い、呼吸している気配もある。かろうじて生きてはいるようだ。
しばらく弄んだのちにパッと手を離せば、またガックリと頭をたれてしまう。そして魔族は静かにエレミヤへと歩み寄って。
「……で、同じくマヌケな魔術師さんはなんて名前?
私はロヴィーナって言うんですけどぉ。……フフッ、見れば分かるとおりの魔族ですよ、貴女がた人間の天敵の……♪」
抵抗の意思はないことを表明するように、エレミヤの手から杖が落とされる。
それをみて魔術師と看破するが、服の下に仕舞われたネックレスは見えず、聖女としての研鑽を積んでいることは見抜けない。
……もっとも、そんな清廉の証を目にしたところで、ロヴィーナはなおさら燃え上がるだけなのだが。
ロヴィーナと名乗った魔族は、エレミヤが落とした杖をそっと拾い上げ、差し出してくる。
……そのくらいまで近づいてくれば、魔族の豊満な肉体から得も言われぬ芳香が漂っていることに気付くだろう。
性的興奮を喚起し、理性のタガを緩ませにかかってくる魔のフェロモン。
貞淑を是とする神職などであれば、それだけで身の危険を感じるほどの濃厚さ。淫魔の類であることを伺わせる。
「フフッ。大丈夫ですよ。抵抗さえしなければ、杖を手放すことはありません。大事な杖なのでしょう?
……ええ、そして。従順にしてさえいれば、貴女やあの男の命は奪わないと約束しましょう。
私を満足させてくれれば、すぐにでもここから出して差し上げますよぉ?」
エレミヤが取ろうとすれば、差し出された杖はすぐにでも奪い取れるだろう。
――だが、それ以上の狼藉、とくに呪文を行使するような真似は許さない。ロヴィーナの態度にはわずかの隙も伺えない。
「………そうですねぇ。貴女、ここでオナニーしてみせてくださる? もちろん、その杖を使って。
上手にオナニーできたら、2人とも解放してあげますよ?」
ニコリ。白い歯に鋭い犬歯をきらめかせ、不敵に微笑む。
■エレミヤ > 掴み上げられ、晒される仲間の顔に、ぎゅう、と眉間に皺が寄る。
生きてはいるが、無事とは言い難い。それ位は己でも理解出来る。
「……エレミヤと言います。」
距離を詰めてくる相手に身構えながら、問われる儘に名乗りを返す。
自分がマヌケと言う点には、今回の事がなくとも否定しようが無いので何も言いはしないけれど。
目の前、立ち止まり――あろう事か拾い上げ、差し出されるのは先程放った己の杖。
意図が掴めず、瞳を瞬かせていたその刹那。
嗅覚、と言うよりももっと根本へと揺さぶりをかける様な芳香に、ぴりぴりと総毛立つ感覚。
頭の中で、警鐘が鳴り響く。
自分一人であれば本能に従い逃げを打っていただろうが、今はそれを選ぶ、と言う選択肢自体が無い。
彼女の言葉を聞きながら、差し出される杖へ恐る恐ると言った態で手を伸ばし―――
「――――」
耳を打った台詞にピタリと動きが止まる。
場にそぐわぬ、きょとん、と呆けた様な表情。
今、何を言われたのだろう。鈍った思考で相手の言葉を反芻し――ぶわ、と少女の顔が暗闇の中、朱色に染まった。
「―――な 、 ぅ、え… っ!? オ――…じ、じいこうい、…です、か…?」
直接的な言葉を口に出来ず、オロオロとした様子で念の為、とばかりに問い返し。
■ロヴィーナ > 「そう、自慰行為。………ですが、エレミヤ? 『オナニー』って言ったほうが可愛いですよぉ?
今後オナニーのことを他の呼び方したり言い淀んだりしても、このイーシュって子、殺しちゃいますからね?」
エレミヤと名乗った冒険者少女。うら若き出で立ちであるが、性を知らぬほどに未熟な年頃でもなさそうだ。
少なくともオナニー=自慰行為という単語は知っているようだし、それが何を意味するのかも朧げには理解しているようだ。
……それ以上の理解度はわからないけど。いや、わからないからこそ探ってみたくなる。
「フフッ。エレミヤ、貴女くらいの歳ならオナニーの仕方くらい知ってると思いますけど。
でもせっかくですし、私がエレミヤにオナニーの手ほどきをして差し上げますねぇ?」
ロヴィーナは何も持っていない手を掲げ、掌をひらりと中空で翻す。
するとその掌中に音もなくメイスが現れた。武器の素人では持ち上げるだけでも苦労するような、重厚な鋼鉄製の棍棒。
――エレミヤはもしかしたら見覚えがあるかもしれない。冒険者パーティーの一人、ファイター職の者が持っていた武器である。
当然、辺りを見回してもファイターの気配はない。この部屋にいるのはエレミヤとロヴィーナ、そして気絶したイーシュのみ。
行方知れずの仲間の愛用武器が魔族の手の中にある、その意味は。
十数kgはあろうかという鋼鉄の棒を、ロヴィーナは細指で軽々と握り、あげく棒きれのようにクルクルと回してさえみせる。
そして逆手に把持し直すと、エレミヤの目の前で立ったまま足を肩幅より少し広めに開く。
太腿が開くにつれて丈の短いワンピが持ち上がるが、メイスの打擲部の突起に引っ掛けてさらに卑猥に持ち上げてしまう。
褐色の下腹部が露わになり、エレミヤに見せつけられる。陰唇が薔薇の花弁の如く開き、桜色の粘膜がヌラヌラときらめく。
「いいですか? エレミヤ、私の真似をしてオナニーしましょうね。少しでも躊躇したら……もう言わなくても分かってますね?
ええ、もちろん私以上に激しくオナニーする分には構いませんけれど♪ ……んっ、ふ♡ う♡」
ロヴィーナは甘さと威圧感を織り交ぜた口調でエレミヤに宣告すると、有無を言わさず目の前で自慰を始めた。
メイスの側面を陰部に押し当て、ずりゅ、ずりゅ、と激しく上下させる。
すでに濡れそぼっていた女性器からは幾重にも重なった水音が響き、愛液が飛沫となって遺跡の床に散る。
手の動きと同調して、ロヴィーナの唇からは甘く蕩けた嬌声が惜しげなく放たれる。
……が、緋色の瞳はなおも注意深くエレミヤを見据えている。
■エレミヤ > 何故そんな事を。混乱と動揺と羞恥とで思考が纏まらない。
然し、自分が彼女の言う通りにしなければ、矢張り仲間の命は無いのだろう。
じわり、と視界が滲むが、泣き言を言ってはいられない。
――が、問題が一つ。
自慰行為の仕方等、まともに知らないのだ。少女の顔に浮かぶのは困り顔。
如何したものか、と悩んでいる内、動き出す相手。
空気を撫でるよに掌を閃かせ、何処からか取り出された――見覚えのある武器。
背筋を冷たいものが流れ落ちて行く。持ち主は、一体。
「――――…っ、」
喉の奥から込み上がりそうになる声を押し殺す。
恐怖と焦燥。
冷たい物が感情を埋め尽くし始めるのに、目の前で繰り広げられ始める淫猥な情景に顔は火照って熱い。
真似をして、と告げる言葉は柔らかいのに、抗う事を許さぬそれ。
震える手指でワンピース型をした太腿丈の上衣の下、キュロットを膝下まで、下着と共に降ろした。
羞恥に震える手を何とか堪え、表面を整えられた少しだけ凹凸のある木の杖を陰部へと押し当て――
「……っ、」
躊躇、と言うよりは方法がいまいち分からずに居る、と言うのが見て取れるだろう拙い動き。
ぴたりと合わさった、幼さの残る陰唇の間をすり、すり、と杖を動かして。
■ロヴィーナ > 「………? なんですかぁ、その生っちょろいオナニーは?
躊躇することは許さないって言ったのが聞こえませんでしたか? ほら、ただ私の真似をすればいいだけでしょう?
……んっ、う、ふううっ♡ うんっ♡ はあっ♡ あんっ♡ ほら、ほらぁ♡ 声も出して、ねっ♪」
生粋の淫売である淫魔ロヴィーナにとって、拙いにも程があるエレミヤの自慰の所作は只々じれったい。
躊躇と不慣れの区別もつかないために、ついついドスの効いた声でエレミヤを急かしてしまう。
「あんっ、んっ、あうっ♡ ふ、ふふっ♡ やっぱり見せつけオナニー気持ちいいっ♡
エレミヤも露出オナニー好きになりましょ? ならないと仲間殺しちゃうけど♪ こんな風に……♪」
ロヴィーナはお手本のメイス自慰を淫らに見せつけ続けながら、空いた片手をくるりと翻す。
すると、魔術光源の向こうで囚われの身となっていたイーシュが音もなく触手壁に飲み込まれた。
彼を拘束する触手群はロヴィーナの制御下にある、ということを示すデモンストレーション。
だが、壁に飲み込まれた男が惨劇に見舞われる気配はない。生きながら腑分けされる音も悲鳴も聞こえない。
そのまま、術を行使する掌――その向けられる方向が彼女の背後から足元、そしてエレミヤの方へと移ろい行き……。
……くい、と引き上げる仕草をすると、イーシュの姿がエレミヤとロヴィーナの間に再出現する。
硬く平らだった床はいつの間にか機械触手の絡み合った凸凹面へと変容し、間隙から上半身だけが生える形。
依然として気絶したままの男冒険者だったが、側頭部に機械触手の先端があてがわれ、バチッ!…と電光が走ると。
イーシュは悲鳴をあげ仰け反りながら、強制的に覚醒させられる。
「ほらぁ、イーシュ君を近くに持ってきてあげましたよ。
エレミヤとどんな関係かは知りませんけど、せっかくだから特等席でオナニー見てもらいましょ♪
ちなみに音響操作の魔術も使ってますので、イーシュ君には私の声は聞こえてませんよ。
エレミヤのオナニーに集中してもらうための計らいです、感謝してくださいねぇ♪」
依然として下半身を床に埋め込まれ、体にも触手が絡みつき、拘束されたままの冒険仲間。
顔はエレミヤに向けられたまま固定され、否応なく彼女の痴態を見せつけられる体勢に。
いつの間に術を使ったのか、背後にいる強大な淫魔のオナニーボイスは彼には届いていない様子。
つまり、目が覚めたらいきなり拘束されていて、目の前ではエレミヤの杖オナニーショーが始まっているという次第。
「さあ、もっと情熱的にオナニーしましょ? 杖をこうして、激しく上下に……っあ♡ はあんっ♡」
なおも油断ない視線でエレミヤを見据えながら、ロヴィーナは容赦なく自慰行為を見せつける。
ぞぷっ、じゅぷっ、水音を激しく掻き立てながら、下品にメイスを上下させる。エレミヤをせっつくように。
■エレミヤ > 生っちょろい、と言われても少女にとっては精一杯だ。
びくりと肩を跳ねさせながらも、手を止める事はない。
杖が行き来する度、間に隠された秘粒が擦り上げられ、じわじわと快楽を生み出していく。
知って居るけれど、知ってはいけない感覚に無意識の内に腰が引け。
「ひ、――――ぁ、ッ や、ごめ、ごめんなさい…っ、頑張ります、から…っ!」
不意、視界の端で捉えていた仲間が、彼女の手の動きに合わせて壁の中へと取り込まれる。
今度は抑えきれず、小さな悲鳴が上がった。
彼を殺さないでください、と哀願する声は既に涙混じり。
視界は朧で彼女の動きも碌に見えていない。
然し、足元が撓んだ、と感じた次の瞬間、目の前へと現れる仲間の姿。
唐突に出現した姿に双眸を見開き――目の前で走った小さな稲妻と迸る悲鳴に「イーシュさん!」と、少女が叫ぶ。
ややあって胡乱になりながらも目を覚まし、ぼんやりと事態の把握を始めた青年。
それとほぼ同時だろうか、彼女から告げられた言葉に頭を殴られたような衝撃が意識を襲う。
「や―――ぅ、 …ごめん、 ごめんなさ…っ ひ、 ぅ」
やだ、と口にしかけ、寸での所で呑み込んだ。
ぼろぼろと涙を溢れさせながら、「ちがうの」と「ごめんなさい」を繰り返し呟きながら、何が起こっているのか理解しきれていない青年の前で行われる自慰行為。
少女の精神が限界を迎えて意識を手放すのが先か、拙い自慰行為に満足してくれるのが先か――はたまた許されずに最悪の事態を迎える事になるのか。
事の顛末は神のみぞ知る事と―――。
ご案内:「無名遺跡」からエレミヤさんが去りました。
ご案内:「無名遺跡」からロヴィーナさんが去りました。